トラベルジャーナリスト




トラベルジャーナリストの
寺田直子さんはブログで僕を見つけ、コンタクトをとってくれた。
東京で初めて会い、1時間ほどお茶を飲み、次にオーストラリアのパースで彼女と会った。
直子さんとのはじめての仕事。
ほとんどお互いのことを知らず、いきなり2週間の取材旅行だ。

数々の有名写真家と仕事をしている直子さん。
仕事にとても厳しい人だという前評判も聞いていた。
初日で嫌われたら残りの13日間をどうやってしのぐか、、、車での移動距離は半端じゃない。
気の効いたジョーク、歌、手品、最悪の事態に備えておく必要があるかもしれない、、、といろいろ考えていたがまったくの取り越し苦労だった。

取材で出会う人たちから、いつももの凄い影響を受ける。
何か特別優れたこと、他にないもの、偉業、悪事、そんなこと成し遂げた人たちだから取材の対象になる。
ある意味影響を受けて当たり前だ。
これがこの仕事が好きな理由の一つでもある。
しかし、今回の2週間の取材で一番インパクトが強かったのは他でもない毎日一緒にいた直子さんだった。
世界各地60カ国以上を取材し、年間150日をホテルで過ごす人。
実は僕、今まで7カ国ほどしか行ったことがない。
その7カ国の経験だけでも素晴らしい経験をたくさんした。
直子さんが今まで味わった経験は想像を絶する。
聞きたいことは山ほどある。(友人はいつも僕のことを質問魔と呼ぶ)
ウェスターンオーストラリアだけで2000kmの距離を直子さんと車の中で過ごした。
その間、ありとあらゆるテーマについて僕たちは話をした。
文学、漫画、映画、絵画、ホスピタリティ、写真、ビジネス、ファッション、食、ワイン、マナー、社交術、政治、各国の話、ホテル業、珍体験、珍事件、タスマニアそしてテレフォンセックスの話にいたるまで2週間で本を50冊くらい読んだ気分だった。
驚いたことに、写真の細かい話以外僕が彼女より知っている分野が何一つなかった。
たしかに僕がものを知らなすぎるという問題もあるのだが、本当にどんな分野の話も太刀打ちできなかった。
完全にノックアウト。
まるでちょっとエッチなことも経験し、人生を知りはじめたと思っている中学生と会社の女社長さんが会話を交わしているようなものだ。
だが彼女と僕の実際の年齢差はさほどない。
彼女と話していると自分が送ってきた人生のぬるさ加減を認めざるを得ないのだが、それでいて彼女は僕を落ち込ませる訳でなく、自分はもっと成長できる、もっといい仕事、意義のあることができるんだ、という気持ちにさせてくれる。

一緒にいて驚くことはそれだけでない。
40度を超える暑さの中、早朝から夜中まで仕事、仕事なのだが彼女は超タフ。
これでもか!というくらい仕事をする。
いつでも、どこでも仕事をする。
飛行機の中でも一瞬で熟睡し、たくさん食べて、飲んで、また仕事する。
高級ホテルのオーナーと会話を楽しみ、こてこての農夫とも冗談をいい合える。
フリーランスで生きてきた人の強さをしみじみと感じた。

もし彼女が宗教団体(ハッピートラベラーズ教)をはじめたら、僕は間違いなく信者になるだろう。
彼女の口癖は「大丈夫、なんとかなる」。

よっしゃ、明日も頑張ろ!






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アヘンケシ収穫作業を僕が撮影している間、直子さんはインタヴューをする。
どんなに事前に知識を詰め込んでも実際現場で見て実感しなければ記事に説得力がでない、と直子さんは言っていた。










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ウェスターン・オーストラリアからタスマニアのホバート空港にたどり着く。
へろへろに疲れていたのだが(僕は)空港で荷物を待つ間、直子さんはすでに戦闘態勢に入っていた。
彼女はジャーナリストではなく、戦士です。(あ、あとが恐い)








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by somashiona | 2009-04-29 11:44 | 仕事

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