子供は外で遊ぶべし





新しいフラットに引っ越して、数日間は子供たちと地図を見ながら周辺を散歩した。
車で遠出する時、ソーマはいつもナビゲーター役をしているので地図は得意だが、シオナはこれからだ。
ベストセラーの本で「話を聞かない男、地図が読めない女」というのがあったがシオナには地図が読める女になって欲しい。


子供たちが僕のフラットに泊まりにくる週末、雨続きだった。
外が雨だとどうしても家の中での活動が多くなる。
僕の眼で見るソーマとシオナはどちらかと言えば家の中で遊ぶのを好むタイプだ。
いや、彼らに限らず、僕の知る子供たちのほとんどは家の中派じゃないだろうか。
僕が子供の頃はとにかく空が暗くなるまで外で遊んでいた。
夕食の時間に遅れて、またお母さんに怒られるなぁ、、、と思いながら家路を急いだ。
僕の時代は子供が一人で家から離れ遊んでいても(たぶん)問題はなかったが、残念ながら僕が今住む環境で子供たちがそうすることは許されない。
だからどうしても家の中での遊びが多くなるのだ。

僕の子供たちはプレイステーションやWiiといった類いのゲームを持っていない。
彼らの母親も僕も自分の子供たちにそういったゲームを与えることに反対している。
このことについては友人たちともよく議論になる。
いまじゃ僕の立場は完全にマイノリティーだ。
別にそれで遊ぶ人たちを非難するつもりはないが、自分の子供たちにはそうさせたくないだけだ。

週末の子供たちとの時間、もし僕の家にプレイステーションみたいなものがあったら、僕はどんなに楽だろう、と実は心の底で時々思うことがある。
特にしんどい仕事が続いていたり、体調が悪くてゆっくりと休みたい週末などは。
でも、遊ぶということはコミュニケーションをとることで、未知なる発見するすことで、作り出すことで、同じ経験を共有するということだと僕は思っているので、できるだけのことを子供たちと一緒にするよう心がける。
毎日一緒にいる親子じゃないのでなおさらだ。
子供を遊園地に連れて行ったのなら子供が乗り物に乗っている間ベンチに座ってビデオを撮っているのではなく、一緒にジェットコースターに乗って、子供と一緒に悲鳴を上げ、晩ご飯を食べている時にその話で盛り上がるべきだと思う。
子供だって心配事があり、悩みがあり、心が揺れたりするが、子供は大人以上にそういう気持ちを他人に打ち明けないものだ。
というより、人に話すことによって問題を解決するという術を知らないのだ。
だからきっと大人以上に苦しむだろう、あの小さな胸の中で。
子供たちと一緒に時間を過ごすことは、そういう小さな変化に気づいてあげる絶好のチャンスでもある。
そして何よりも、子供たちと一緒に何かをやり、経験を分ちあうことは、親である自分が何か大切なことを学ぶ時間であり、親であることの喜びを心から味わうことだ。

地図を眺めていたソーマが僕の住むフラットのすぐ近くにいい感じの林と散策道があるのを発見。
外は小雨模様だったがみんなで散歩にいこうということになったが、ソーマはあまり乗り気じゃない。
雨に濡れるのが嫌いだし、長引いた風邪のせいで体調もあまり良くなかったからだ。
彼の風邪は回復に向かっているし、子供の意見を100%受け入れるのは常に正しいという訳ではない。

ということで、強行軍!








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ソーマは機嫌が悪いけど








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シオナはまんざらでもない。








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人口約19万8千人のホバート。
知っているようで、まだ知らないところがたくさんある。
ウェストホバートから見下ろす町並みは僕の眼にとても新鮮に映った。








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そして家から10分も歩けばもう林の中。
そこには美しい自然がある。








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シオナがさくさくと前を歩きソーマは無言でついて行く。








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雨は上がり、雲の切れ間から光は射してきたが、ソーマの顔はまだ曇ったまま。








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シオナの顔は既に晴天。








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言葉少ないソーマの肩に腕を回し「ソーマ、この木、なんだかすごくセクシーだと思わない?」と話をふってみる。

「ダディ、どうしてこの木がセクシーなの?」

「いや、いいんだ、なんでもない、、、」

この話題で盛り上がるにはまだ少し若すぎるようだ、、、。








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次第にソーマがシオナの前を歩くようになり








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好奇心旺盛モードが点滅しはじめる。








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シオナもそんなソーマの雰囲気に気づいたのか木に登り、ジャンプし、活発モードのスイッチが入ったようだ。








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そうなると、もういつもの二人。








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フロッグポンド(カエルの池)という矢印を見つけ、その方向に歩いていくと、カエルの騒がしい鳴き声が聞こえてくる。
カエル発見合戦がはじまる。








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林の中を動物のように走り回り








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そしてまた、僕の住むフラットへ向かう。








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短い時間でたくさんのことを与えてくれる街ホバート、僕はこの街が本当に好きだ。
山と海に囲まれたこのコンパクトな街に住めて本当にラッキーだと思う。
この街は僕たちを幸せにしてくれる。








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ご覧の通り、ソーマの顔にもすっかり笑顔が戻った。








大人も子供も、家の中にいるより外に出て身体を動かすと、やっぱり何かいいことがあるようだ。
















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by somashiona | 2009-09-17 13:20 | ソーマとシオナ

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