小沢一郎氏に物申す



このブログでは政治、宗教、人権、環境等の問題を語るのを出来るだけ避けてきた。
この手の問題は思想や価値観といった個人の根っこの部分が強く絡むのでそれを語る人間も受ける人間も熱くなりやすい。
ましてや、反対派の意見の人がそれを聞くと黙っていられず、書く方の僕は猛攻撃を受ける恐れがある。
猛攻撃もイヤだが、もっとイヤなのは匿名で、まるで自分の汚物でも吐き捨てるように、勝手なコメントを残していく卑怯者たちだ。
ネットでのコミュニケーションなんてそんなものだよ、と多くの人が言うが、言論の自由は許せても、卑怯な行為は許せない。
お前だって勝手なことをブログで言ってるだろ、などという人ははじめからこういうお話の規定外だ。
例えばクジラの問題などについてスレッドがたてられ、人びとが意見を交わす場を覗くと、それはもうほとんど人間の醜さの縮図だ。
クジラの問題が民族の差別になり、個人の攻撃となり、日頃人に面と向かって言えない自分の不満を吐き捨てる公衆便所になる。
真面目な意見などバカバカしくて書込む気も起きない。

ブログを続けていると自分がブログではタブーとしている話題に無性に触れたくなる。
「So what? photo」(で、どうしの的写真)が嫌いなように、「So what? text」も好きじゃない。
人に理解されようがされまいが、もし何かを残すとしたら、自分の芯が微かに残るものをブログで表したい。
親しい友人たちと会話を楽しむ時はブログではタブーとしている問題が積極的に登場する。
それが自分の関心事であり、そういうことをお互いに腹を割って話せないようなら、本当の人間関係など所詮築くことが出来ないと思っている。
こういう時に発する意見は「通りすがり」でコメントを残すようなものであるはずがない。
と同時に、腹を割っているからといって何でも正直に言っていいという訳でもない。
「accept」(受け入れること)「respect」(尊敬すること)そして「dignity」(相手の尊厳)これらのどれが抜けても(腹を割って話をしている分だけ)取り返しのつかないことになる。(僕は修行が足りないので時々地雷を踏んでしまう)
日本で、日本人と話す時は常識や暗黙の了解というものを前提に話をするので、よほど悪意がない限り相手の尊厳を根こそぎ引っこ抜くようなマネはしないだろう。
しかし、ここオーストラリアはメルティング・ポット(人種のるつぼ)だ。
左手で握手をしようとしただけで僕を嫌いになってしまう人、愛情を込めて抱きつき、キスしようとする男性に対して逃げ腰になる僕、ヒンドゥの友人を招いてオージービーフを出してしまったとき、またはイスラムの友人にポークチョップを出してしまった時の気まずさ、カソリックの教会の催し物に参加して、ついつい癖で「Oh, my god!」「Jesus Christ!」を連発してしまった時の周囲の冷たい眼、などなど目の前にいる相手のバックグランドは様々、自分の常識を相手に求めてはいけない。

小沢一郎氏の「キリスト教は排他的で独善的な宗教」発言をニュースで知ったとき、僕はかぶりを振ってしまった。
公の職に就く人の公の場での発言は日本国内で様々な宗教を信じる人だけでなく、世界の人びとに向けての発言でもある。
多くの国の多くの人びとにとって宗教は生活の中心だ。
親であり、恋人であり、愛であり、正義であり、その人たちの人格を支える最も太く大きな柱でもある。
小沢氏の個人的な意見はそういう多くの人たちに対するストレートな侮辱だ。
そういう考えを持っていることは自由だが、そういうことを悪びれもせず言ってしまう国際感覚や人権に関する意識の低さに驚いてしまう。
オバマ大統領が同じことを言ったらいったいどうなることだろう?
この無感覚さは日本が国際問題に対処する時の態度、そしてもっと小さなことを言えば、日本に住む外国人の政治への参加問題にも通じていると思う。
もしあなたが一度でも海外に住み、そこで働き、子供を育て、税金を納めたことがあるなら、自分の住む地域の問題に国籍が違うというだけで参加できないことに不自然さを感じることだろう。
こういうことは自分の職場の半数は外国人、というような環境にならないと感覚的に分からないのだろうか?
健康的な考え方は風通しが良くないとなかなか生まれない。
日本が日本らしい主張を世界に向けて発信できるようになるためにも、外の空気にもっと触れるか、窓を大きく開け、外の空気をたっぷりと入れることが出来る仕組みを早く作って欲しいものだ。

























f0137354_937473.jpg









f0137354_9381465.jpg









f0137354_9383743.jpg









f0137354_939520.jpg







カリンバ奏者、ファビオ











にほんブログ村写真ブログに参戦中。
かたい話は勘弁してくれ、と思った人もポチッとよろしく!

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村









このブログへのご意見、ご感想がありましたらEメールにてtastas65*yahoo.co.jp
(*マークを@に変えてください)のアドレスにぜひお寄せください。
また、お仕事のご相談、依頼も大歓迎です!

by somashiona | 2009-11-23 09:55 | デジタル

<< previous page << 愛に至る基準 | rikijiさんとセルフポートレイト >> next page >>