夏はキャンプで想い出つくり 後編







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翌朝もいい天気だった。
朝食はクロワッサンにバター、チェダーチーズ、アボカド、ハムのパワフルなブレックファースト。
シオナが見つけた特等席を横取りしようとするソーマ。
子供たちの戦いは朝からはじまる。






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林の中に置かれた古いカヤックでソーマはイマジネーションのアドベンチャー。
「シオナ、僕に任せておけ!」とかなんとか言っている。
でもソーマ、そのカヤック、ひっくり返ってるよ。






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この林のすぐ近くに綺麗なビーチがあると友人から聞いていた。
朝、さっそくそのビーチを探しにいった。
海の方向は分かっている、でも海岸にたどり着くためには林の中に入って道のない草むらを歩かなくてはいけない。
夏のタスマニア、草むらを歩くのは結構勇気がいる。
毒ベビがうじゃうじゃいるからだ。
間違って踏んでしまったら噛まれる可能性が大。
素足にサンダルだし。






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僕が先頭になって草むらを歩くと誰もいない綺麗な、綺麗な海岸に出た。
まるで人工的に敷き詰めたかのような、まるまるとした石が一面に広がるが、水辺にはちょうどいい深さと広さの砂浜がある。
岩場の周りでは海藻の黒い影がゆらゆらと揺れている。
この日はここでスノーケリングをすることに決めた。
僕は岩場を歩き回り少しだけ写真を撮る。






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徳島で流木の仕事をした後、足下に転がっている流木たちがお宝に見える。
いったん写真モードに入るとなんでもないものも特別なものに見える。






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気がつくとシオナは暖かい岩の上でうたた寝、ソーマは遊び相手を失っていじけていた。






テントに一度戻り、地図上では車で30分ほどの場所にあるビーチを探してみることにした。
すぐに舗装道路がなくなり、山の中の砂利道をしばらく走った。
この道でいいのだろうかとナビゲーターのソーマに何度も確認しながら進んだ。
そういえば、このビーチにたどり着くには砂丘の中をしばらく歩かなきゃいけないと友人が言ってたっけ。
砂丘が見えた時、靴の山のオブジェ?も見えた。






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ここに積まれている靴の山を見て、ここがタスマニアだと分かる人はかなりのタスマニア通(つう)だ。






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砂丘の中の道のような、道でないようなところをてくてく歩く。






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途中、川(?)で道が途絶えるが、それでも靴を脱いでてくてく歩く。






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するとだだっ広いビーチに出た。
いい波がたくさん立っているせいか、サーファーたちがたくさんいた。
この波で遊ぼうということになり、来た道をまたすぐに引き返した。
川をてくてく歩き、車に戻り、水着や水、日焼け止め、バスタオルを持ってまたまた海までてくてく歩いた。






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水は超冷たく波に飛び込むのをためらったが、一度入ってしまえばこっちのもの。
歯がガチガチ鳴るまで波にもまれて遊ぶ。
その後、僕はビーチで読書。
子供たちはビーチに行くとなぜか必ず穴堀をはじめる。






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テントに戻り、簡単なランチをとり、朝に視察したビーチでスノーケリング。
前日のスノーケリングの何十倍もスリリングだったが、海藻や昆布のジャングルの中の深い海を子供たちとスノーケリングするのは正直いってかなり緊張した。
サメやクラゲなど危険のものが潜んでいないか?
海藻が絡まったらどうする?
子供たちに何かあったらどうやって助ける?
シオナは相変わらず寒さのため約40分で海から退場。
僕も一緒に退場したかったがソーマが水の中にいるかぎり僕が横についていないわけにはいかない。
ソーマの眼がゴーグルの中でも輝いているのが分かる。
かなり大きな魚たちが目の前を通り過ぎるたび水中の中で指をさし、顔を見合わせる。
一言も言葉を交わしていないのに、彼とたくさん話をした気分だった。
結局、僕とソーマは2時間ほど水の中にいた。
ソーマ、大満足。

初日は海水と日焼け止めにまみれた身体のまま過ごしたが、2日目は少しスッキリしたかった。
親子三人、テントの脇でスッポンポンになって髪や身体を外で洗った。
一人が水をかける役、もう一人はシャンプーや石けんを渡す役。
ソーマは今年11歳、シオナは9歳になる。
野外で親子三人裸になって、こんなことができるのも、ひっとすると今年が最後の夏かもしれない。
そう考えると、こういうひとときを僕はじっくり噛み締めておくべきだ。

この日、子供たちの大切な仕事は火を自分たちでおこすこと。
冗談みたいな話だが、彼らは太い木にライターを使って直接火をつけようとしていた。
どうやって火をおこすのかを彼らに説明する。
ユーカリの木の皮や葉はオイルをたくさん含んでいるから火がつきやすい。
オールドマンビアードのような乾いた苔も使える。
小枝を集め、そして次に少し太めの木を探す。
火をつける。






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上手く火がつき喜んでいたのもつかの間






勢いのある火力がすぐに煙に変わってしまう。
悩む二人、、、。






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何度も何度もやってみるがなかなか上手くいかない。
せっかく身体を洗ったのに、二人の身体は煙の匂いでむんむんだ。
たぶんこの日は蚊に刺されないだろう。
二人が格闘している間、僕はソファでコーヒーを飲み、羊雲を見上げ、暮れゆく太陽を楽しむ。






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家へ帰る車の中、シオナは疲れ果て後ろの席で寝ていたが、助手席のソーマは相変わらず地図と睨めっこ。
少し回り道だけど帰りはこっちの道で行こうなどと提案をしてくる。
そして彼はこういった「ダディ、今までしたキャンプの中で今回のが一番だったよ」。
僕は「そうだね」といってハンドルから左手を離して、彼の頭をなでた。
















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by somashiona | 2010-01-22 10:48 | ソーマとシオナ

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