ラウルは1歳
やあ、みんな元気してる?
僕のことは、もちろん覚えてくれてるよね?
ラウルだよ、ギャビーとフィルの息子、ラウルだよ。
僕が生まれたのはほんの数カ月前くらいと思っている人、冗談じゃないよ!
9月の29日に僕は1歳になったのさ。
悪いけど、僕のことを赤ん坊だなんて、もう呼んじゃイヤだよ。
まだ二足歩行はできないけど、はいはいのスピードはすごいんだよ。
誰かが僕のおもちゃで遊んでいたら、すぐに取り返しに行っちゃうもんね。
エマージェンシー(緊急)の時ははいはいじゃなくて、今お気に入りの機関車トーマスで、どんな所へもあっという間さ。
最近覚えた言葉を使いたいからって、僕のことを「フーン」とか呼ばないでね。
飛ばしていい時と、悪い時の分別はわきまえてるつもりだから、こんな言い方するの、1歳児らしくないけどね。
誕生日の日はね、平日のお昼だというのにいつも仲良くしてくれているお友達がお祝いに駆けつけてくれたんだ。
誕生日のケーキはね、マミーが美味しい、美味しいオレンジケーキを作ってくれたんだよ。
ケーキの上に並んでいるm&msを見てその意味がわかった人はCIAやMI6で働けると思うよ。
「R IS ONE」って書いてあるんだけど、、、まあ、マミーはアーティストじゃなくてジャーナリストだからね。突っ込みはなしね。
大人も子供もケーキやアイスクリームには目がないんだよね。
ケーキやアイスクリームを見つめる人たちを見ていると、とりあえず自分の取り分は先に確保しなければ、っていう気持ちになるのは僕だけなかなァ、、、。
ハッピーバスデイの唄をみんなで合唱して、おいしいケーキが跡形もなく消えてしまうと、ボーイズたちは家の中でじっとしてられないんだ。
とくに天気のいい日はね。
オーストラリアで男子として生まれたからには、オージールールのフットボールをたしなまないと、この社会で生きていけないんだよね。
日本でキャッチボールをやったことのない男子、ブラジルでサッカーができない男子、カナダでアイスホッケーをやったことのない男子、タイでムエタイで戦ったことのない男子、中国でカンフーの技を知らない男子、そしてオーストラリアでオージールールのフットボールで遊べない男子は一生ね、男として自分へのコンプレックスを持って生きるはめになるんだ。
あ、これはちょっと言い過ぎかな?
中国のカンフーは勢いで言ってしまっただけだよ。
そして、こういう遊びをすると最初は楽しいんだけど、男の本能にすぐ火が付いちゃうもんだから、最終的には悔し泣きすることになるんだよね。
特に年下の男子は不利なんだよ。
あ、僕はまだ二足歩行ができないものだから、今回は黙って見てたよ。
勝てない戦いはしないんだ。
ゴッドファーザーのマナブちゃんからもらったカードには
Grow strong like your daddy ダディのように強くなれ
Grow wise like your mummy マミーのように賢くなれ
Grow big like a dinosaur 恐竜のように大きくなれ
って書いてあった。
まったく大げさなんだから。
もちろんプレゼントは恐竜のぬいぐるみ。
色とりどりのステゴサウルスだったよ。
そんなわけで、1歳になった僕、またちょくちょく登場するからね。
さいちぇん(再見)、あちゃ~、ばぁ~い!
あ、そうそう、僕の凄まじい成長ぶりを確認したい人は過去の記事を見てね!
「ギャビーは妊婦 前編」
「ギャビーは妊婦 後編」
「こんにちは、赤ちゃん」
「4ヶ月の誕生日さ」
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by somashiona | 2010-09-30 19:41 | 人・ストーリー