オーストラリアン・ラブラドゥードル、「ワラタ通信」第二弾




M.Sさん、そしてT.Iさんへ

「ワラタ通信第2弾」
ワラタ、誕生63日目。

2010年、8月12日、前日からのひどい土砂降りのためこの日の撮影は無理ではないかとポールとメールのやり取りをしていました。
実際、午前2時を過ぎても雨脚が強かったので、半分は延期のつもりで僕はベッドの上の枕に顔をうずめていました。
午前4時半、カーテンの外の雨音は止んでいました。
外に出てみるとまだ真っ暗なので空模様はわからなかったけれど、とりあえず雨は降っていないのは確かです。
午前5時に出発することにしました。
この日はワラタだけでなく、TLBC(タスマニアン・ラブラドゥードルズ・ブリーディング・センター)の外観も朝の綺麗な光で撮影したかったので、朝の8時には現地に到着したのですが、あいにく今にも雨が降り出しそうなどんよりと重い雲に空は覆われ、思惑は外れてしまいました。

昨日の大雨の中、ポールと家族の人たちは夜中の12時までかかって濡れた子犬たちの体を拭きクレートに収めたということで、ワラタを含めた全ての子犬たちは廃車になったワゴン車の中にあるワンコホテルの中にいました。








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すべての子犬たちををクレートから再び犬小屋へ移し、その後約70匹分の餌を作り、次にその餌を与えるために広い敷地内をを4輪バギー車や徒歩でまわり、全ての犬小屋の掃除をし、生まれたばかりの子犬たちの体を入念にチェックし、テザートレーニング期間中の犬たちを一匹、一匹リードにつなげ、、、朝からポールにくっついてその仕事ぶりを見ていたのですが、予想以上のハードワークに僕は驚いてしまいました。
ブリーダー、決して楽な仕事じゃありません。
もちろん、ポールだけでそれらの仕事をこなすのは到底無理なので、奥さんのリズ、娘さんのリサ、そしてスタッフ2人も忙しく働いています。








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通常生まれてから12~18週の子犬たちはテザートレーニング(リードにつなげられることに慣れるトレーニング)を受けます。
海外に行く子犬たちは少し早めの8週目からこのトレーニングをはじめます。
ワラタは今約9週目でちょうどこのトレーニングの最中。
約2週間ぶりに逢う彼の姿が前より一回り大きくなり、子犬の成長の速さにあらためて驚かされました。
前回のワラタはベイビー、今回のワラタは坊やになりつつあるという印象を早くも受けてしまいました。
そして、彼は前回よりさらに元気です。








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今回は生まれたばかりの子犬たちもポールたちから見せてもらいました。
小さくて、可愛くて、どの子たちも壊れそうなくらい繊細でした。
ワラタや兄弟たちが生まれた時の写真をポールから送ってもらったので、今回添付します。
生まれたばかりの子犬たちはお母さんのミルクが必要なので他の犬達とは別の大きな犬舎の中でそれぞれにお母さんと一緒で過ごしています。
ポールいわく、犬は僕たちが思う以上に生命力が強いらしいのですが、生まれたての子供たちはやはり細心の注意が必要、ポールやスタッフがこの子たちにかける時間は特別に長かったです。








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この日はワラタにとって特別なことが起こった日です。
それは兄妹の一人(一匹)ペニー(メス)が飼い主のもとへ行ってしまう日だったからで
す。
兄妹のなかではこのTLBCを去る第一号です。
もちろん、ペニーとワラタの思い出のツーショットを撮りました。
飼い主のペトラさんにもこのショットは送ります。
ペニーを迎えに来たペトラさんの嬉しくてたまらない表情を見ているとこちらまで嬉しくなっちゃいます。
ポールやスタッフからラブラドゥードルと生活を共にするにあたっての心得、基本知識、しつけ、注意点など指導を受けます。
ペトラさんは真剣に話を聞いていました。
我が家のアプリコットもそうですが、はじめてワンコを家に迎え入れる日のことは絶対に忘れることができない色鮮やかな思い出として記憶に残ることでしょう。
この日からワンコと一緒のすばらしい日々がはじまるのですから。








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今回はお母さんのサマー、お父さんのサムと会う時間が殆どありませんでした。
サムとサマーを見たのはスタッフの一人が掃除に来た時だけです。
お父さんのサムは勇ましいライオンのような印象を前回受けたので、今回スタッフと接触するサムを見て僕は少し驚きました。
すごく人懐っこいのです。
スタッフにおもいっきり甘えていました。
でも、彼はベッタリと甘えるのではなく、何かイタズラを考えながら人に接近する節があるようです。
スタッフの男性がサムにかまうのをやめ、掃除をし始めると、サムは密かにスタッフの男性におしっこをかけたのです。
僕は思わず笑ってしまいました。
人も犬も見かけで判断してはいけないようです。








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今回、ワラタをどんなふうに撮ろうか、どんな写真が撮れるのか、正直言って僕は少し心配でした。
子犬は止まってくれないし、僕が常に地面にへばりついていないとまともなアングルの写真は撮れないし、はたして前回を超える写真、前回と違った写真が撮れるかどうか、僕はとても心配でした。
でも、ワラタは前回と全く違った表情を僕にたくさん見せてくれました。
忙しいポールも撮影のためにたくさん時間をさいてくれました。
僕たちはワラタを連れてだだっ広いポールの土地の中を散歩しました。
TLBCを離れる前にこれほどまでに人と接触する子犬はいないよ、とポールは笑います。
実際、できるだけ早いうちにたくさんの人間、他の犬、生き物に触れることや、散歩も人気のない自然の中より、できるだけ街の中でするように心がけたほうが、犬にとってとても大切なトレーニングであるソーシャライジング・トレーニング(社会に適応するトレーニング)になるそうで、そうすることにより犬たちがこの世界のことをより早く理解し、自分も社会の一員として生きる心構えが持てるようになるのだそうです。
僕たちとの散歩、ワラタはかなり喜んでいたようです。
ただ問題は、ワラタは僕のことがとても好きらしく、写真を撮るためポールの足元に置くと、遠くでカメラを構える僕に向かって、まるで黒い弾丸のように、一目散に駆けて来るのです。
なので、なかなか写真を撮ることができません。(泣笑)








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ワラタの身体検査。
前回44日目のワラタは体重は2.44kg、体長は尻尾を入れず約32cm、高さは(ちゃんと立ってくれず測定不能)たぶん24cmくらいでした。
そして63日目の今回は、、、
体重3.97kg、体長は尻尾を入れず約40cm、高さは約37cmくらいでした。
すごいでしょ!








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ということで、ワラタ通信第二回目、ワラタに会えば会うほど別れが辛くなる予感がし、ちょっと複雑な思いです。苦笑

最後の撮影は2日間をかけ行う予定です。
まだ税関のほうから受け入れの連絡が来ていないようで、次の撮影日がいつになるのか未定です。
僕のスケジュールがワラタの旅立ちの日と重ならないよう、僕も心から祈っています。
やっぱりワラタがタスマニアを離れる瞬間は見届けたいですものね。

今回も写真の一部を送ります。
楽しんでください。


マナブ


















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ワラタ、2回目の撮影はある意味、1回目より緊張した。
撮影の時はいつも100%全力をつくすので、2回目にできることなどもう何も残っていない気がするのだ。
一回目の「ワラタ通信」のあと、M.Sさん、T.Iさんが自分たちの写真を送ってくれた。
そこに写しだされた犬写真は素晴らしいものだった。
もう皆さんもよく知っているとは思うが、犬を飼っている人には写真好きな人が多く、犬に対する愛の大きさと比例して、彼らはとてもいい写真を撮る。
自分の犬の撮るべきシーンを知り尽くしているいるのだから、他の誰にも撮れないような愛ある写真をしっかりと撮ることが出来る。
撮影を依頼された僕は、そんな人達が「やっぱりプロは違うなぁ~」と思わず言ってしまう写真を撮らなければいけない。
これは一口で言うと、プレッシャーだ。泣笑
愛犬家たちが「うん、うん、それなんだよねぇ」と頷くシーンを理解し、捉えるには時間がなさすぎる。
そうなると、僕が出来ることはテクニック的な部分で勝負すること、そして、本当はタスマニアに来てワラタの成長の様子を見たいに違いない彼らに変わって、ワラタを取り巻く環境を十分に見せてあげること、この辺に焦点を当てるしかない。
第一回目の撮影で一番苦労したことは、ワラタと同じカメラ目線で写真を撮るためにはカメラのレンズが常に地面から30cm以内の高さでなければいけなく、おまけに子犬たちは常に動き回っている。
止まっていてもレンズを向けると一目散に僕に向かって走ってくる。
一番簡単なのは望遠レンズを使うこと、しかしストリートでのスナップショットを撮る人ならわかると思うが、望遠レンズで人を撮ると自然なシーンを簡単に切り取れるが、撮影者と被写体の距離が離れていると写真にとって大切な息遣いや手触りがなくなるのだ。
まるで地面に寝転がって、まるで目の前のワラタを見ているような気持ちになってもらうには、実際に地面に寝転がって目の前でワラタを撮るしかないのだ。
僕のレンズはワラタのヨダレでベチョベチョになってしまった。
ワラタの撮影で学んだこと、それは人を撮るときも、犬を撮るときも、同じ気持で臨むべきだということ。
根拠のない精神論的な話に聞こえるかもしれないが、人の撮影と同じように、相手を尊重し、つねにリスペクトする態度で臨めば、相手もそれに応えてくれる、たとえそれがワンコであっても、というような確信をシャッターをきる度に僕はつかんでいった。








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つづく(次は最終回よ!)
















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by somashiona | 2010-10-31 21:40 | 仕事

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