写真発作


写真を沢山撮る人の中で自分の家に写真スポットのようなものを持っている人は多いと思う。
写真のことを考え続けると居ても立ってもいられなくなり、カメラを手に家の中をウロチョロしはじめる。
ソファ、天井、花瓶、コーヒーカップ、窓のから見える景色、手当たりしだい写しまくった後、少し虚しい気持ちと共に一段落する。
そんなことを続けるうちに、家の中で意外とイケるスポットを見つけ、密かに心のなかでお気に入り登録をするのだ。
僕にとってのそれは窓から見える風景。
写真家の相原さんは自宅の庭に咲く花。
写真家のアラーキー(荒木経惟)さんも自宅のベランダで数々の名作を生み出している。
この写真発作ともいえる衝動、日々難しいことを考えて生きる大の大人でもかかってしまうくらいだから、かなり強い欲求だ。
まるで性欲みたいなもの。
「僕は淡白ですから」などと言っていたら、甘美な世界を知りえない。
「そんな経験、私にはない」(性欲じゃなくて写真発作の話)と言ってる人、ちょっと待った!
あなただってカメラを買ったその日から最低3日間くらいは家の中で手当たりしだい撮った記憶があるはず。
そう、写真発作を起こす人は、あの欲情を持ち続ける人なのだ。
そして、そういうタイプの人間の多くがここ数日こう思っているはずだ、
「ああ〜、ちくちょ〜、富士フィルムのX-Pro 1が欲しい〜」と。




本日の一枚
お気に入りの窓から見える景色。
しかし、さすがに夜はちょっときびしい。
撮りたい衝動に駆られたとき、そのへんに転がっているカメラを手にし、サッと撮れるところがミソなので、わざわざ三脚を立てる気にはなれない。
綺麗な月夜、しばらくぼんやりと夜空を眺めた。
たぶん上空は風が強いのだろう、満月から何日か経ったほぼ丸に近い月の前を様々な形の雲が流れる。
黄色い雲、青白い雲、真っ黒な雲。
普段は余りやらないのだが70-200mmf4のレンズをカメラにつけた。
軽くて素晴らしい写りのお気に入りレンズだ。
ISOを800にセットしてから640、500、400と徐々に落としていく。
月の光は予想以上に明るいが月が適正露出だとあの綺麗な雲たちが真っ黒に潰れ、雲の表情を捉えると月の露出がオーバーになってしまう。
月に程よく雲がかかり、光が全体に回った時がチャンスだ。
思った以上に長い時間をかけてファインダーを覗き続けた。
手ぶれ補正が付いているとはいえ、カメラをホールドするときはやはり肩に力が入るし、息を止める時間も長くなる。
同じような写真を何枚も何枚も撮り続けるその時間は、まるで瞑想だ。
頭も心の中にも雑念はなく、日々の煩わしい事柄をしばし忘れることが出来る。
夜空を見ながら写真を撮る、これは写真セラピーと言えなくもない。
ゆくゆくは星の写真にハマるかも?










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そうそう、沖縄で夜空に月の光によってできる虹、月虹(げっこう)の撮影に成功したらしい。
とても珍しい現象だそうだ。
一度オーロラを見て感動したことがあるが、この月虹、これも本物を見たらきっと凄く感動するに違いない。
昔「緑の光線」という映画を見たことがある。
太陽が沈む直前に一瞬だけ出る光で、なかなか見ることは出来ないらしい。
緑の光線を見た人は、その後幸せな人生を送ることが出来るという。
ああ、緑の光線を体いっぱいに浴びたい。








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by somashiona | 2012-01-13 08:44 | デジタル

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