スパルタ式、体罰反対派



ここ数日、心に引っかかり離れない事件がある。
戸塚ヨットスクールでまた自殺者が出てしまった件だ。
校長の戸塚宏さんが唱える教育方針にはいつも賛否両論がある。
いつもマスコミで取り上げられる戸塚ヨットスクールのイメージは過激なもので、それを見て彼らのやっていることを判断するわけにはいかない。
実際、石原慎太郎や伊東四朗など戸塚ヨットスクールを支援する人たちはたくさんいる。

これは僕の個人的意見だが、僕はスパルタ式とか体罰みたいなことが昔から嫌いだ。
僕がここでいうスパルタ式というのは人格を否定するような言動や肉体的痛みを与えることによってある種の成果を期待するやり方だ。
子供の頃、悪いことをすれば母は僕をぶったし、学校の先生からも大いに叩かれた。
そういう事が許されるぎりぎりの時代で成長した。
もちろん、僕は母をこれっぽっちも恨んでいない。
先生たちのことはまだ少し根に持っているが。笑
中学や高校の部活動ではコーチ(担当の先生)から人格を否定される言葉を浴びせられ、先輩たちからは体罰と言えるような筋トレ、そして実際に時々けつバット(お尻をパットで叩かれる)や蹴りを受けた。
同級生たちや下級生はそれでも先輩たちを慕い、尊敬し、命令されたことは何でもやったが、僕はたった一つか二つしか歳の違わない学校の生徒がどうしてこんな態度で僕に接するのか、理解も納得もできず、ただ嫌な気持ちだけが残った。
社会人になっても上司が部下をバカ呼ばわりしたり、人として失礼な態度を取るのを見ると、どうしょうもなく不快な気持ちが湧き上がる。
どんなに仕事ができようが、まわりの人から尊敬されていようが、僕だダメだ、そういう上司について行こうとは思わない。
のし上がっていく人の中には、あの暴力団との関係で芸能界を追われた人のような言動をとる人が実に多い。
不条理な暴力を振るわれるとそこに残るのは肉体的ダメージより、精神的なものの方が遥かに大きい。
僕はダメだ、暴力を振るう人は絶対にダメ。

アメリカ映画で軍隊もので、新兵に対して上官がこれ以上ないというほどの言葉の暴力を浴びせ、何を言われても新兵は上官の目を見ず「イェス、サー」と答えるシーンを度々目にする。
たぶんこれは過酷な戦地で何が起こっても動揺しない精神を鍛えるためなのだろう。
あれを見るたび、僕に兵隊は絶対無理だと思ってしまう。

強い心、何かを達成できる能力、今よりもワンランク上の体力や技量などを育てるため、そしてネガティブな心、反社会的な言動などを抑止するため、そういう事に対してスパルタ式とか体罰は本当に有効なのだろうか?


僕が今まで出会った真の強さを感じる人達に共通することは、人生の中で愛がいつでも物事の中心にあり、自分より年齢や立場、身分が下の人に対しても常に同等に接する態度を持っていることだ。
彼らは親、パートナー、子供たち、友人たちを愛し、彼らもたっぷり愛されている。
彼らはどんな人間に対しても尊厳を持って接することを忘れない。


一見、当たり前に思えることがどうしても出来ない人はたくさんいる。
そこには本人も気がつかないアスペルガー症候群や自閉症があったり、すぐにキレる子供や大人たちの脳の一部に機能障害がある例もたくさん発見されている。
郵便局や宅急便に届く様々なカタチのダンボール箱はたぶん手荒く扱われているだろう。
頑丈そうに見える木箱の中には繊細なガラス細工の花瓶が入っているかもしれないし、柔なダンボール箱の中に修理に出したニコンのレンズが入っているかもしれない。
どんな箱であっても、そこに取扱注意の赤いシールが貼ってあれば、作業員たちの気の配り方は少しは違うはず。
僕たち一人ひとりの身体には見えない取扱注意の赤いシールが貼ってあるのに、残念ながらそれを見逃す人が多い。
僕たち一人ひとりが背負っているものを全く知らずに、自分が持っている言動のスタンダードで接したために簡単に壊れてしまう人たちはたくさんいる。
非行を繰り返したり、学校に行かない若者たちの為のカウンセリングをやっている友人曰く、そういう若者たちに対して一番難しく、一番効果のあるアプローチは、常に信じてあげること、いつも愛されていると彼らに感じさせてあげること、なのだそうだ。
褒めてあげることと、おだてることは違う。
愛してあげることは厳しい意見を言わないということでもない。



なんだか、話がまとまらないが、ようするに、もし僕の子供たちが何かを達成するために努力しているとき、罵声を浴びせられ、人格を否定され、意地悪をされ、暴力まで振るわれ、そんなことをされているときの彼らの目に浮かぶ恐怖や怒り、そして震える唇を想像するだけで僕はもう胸が詰まってしまうということを言いたいのだ。
そういう事をする人がソーマやシオナのためを思ってやったのだ、と主張したとしても、僕は絶対に許せない。
そういうことを言っておきたかっただけなのだ。









今日の写真は昨日紹介した画家のアトリエを訪れる前に撮影したもの。
朝、霧雨の降る中、珍しく三脚を使って撮った写真。
とても静かな時間で、写真を撮ることよりも、木々と向き合うことによって心の中が少しずつ澄んでいく、そんな感覚を楽しむ時間だった。










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by somashiona | 2012-01-15 10:25 | デジタル

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