ジュリアンとチャシーとブロックリーエステイト 贅沢三昧な晩餐編



撮影をきりあげた後、僕はいい匂いがして暖かいキッチンに居座った。
この日のメインはパスタを使ったパエリア(ちゃんとした名前があるのだが、忘れてしまった)らしい。
チャシーと料理の話をしていると、友人のスコットと彼のパートナーが両手一杯に花束、巨大なカボチャ、クレイフィッシュ、アワビ、マグロの切り身を抱え登場した。
スコットとジュリアンは学校時代の同級生で、僕にジュリアンたちを紹介してくれたのもスコットだ。
ホバートに寿司ブームを巻き起こしたスコットは市内に数件のお店を持つ今注目の若手経営者。
なぜか水の中が好きなようで、アンダーウォーターホッケーのチームで選手として活躍し、暇さえあれば自分のボートで海に繰り出し、マグロを釣ったり、ダイビングでアワビやクレイフィッシュを採っている。






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ちなみにクレイフィッシュとはアメリカ人がいうところのロブスター、日本人がいうところのイセエビといったところだろう。
それぞれの違いを僕は正確に知らないが、タスマニアに住んでいても僕のような社会の底辺で浮き沈みしながら生きる人間にはあまり縁のない高級な食材で、年に一度か二度口に出来ればラッキーだ。


マグロはブルーフィンツナといってタスマニア周辺で釣れるマグロでは一番美味しいらしい。
スコットが友人と一緒にこのブルーフィンツナを釣り上げたときの写真を見せてくれた。












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これを今晩僕たちは食べるのだ。
タスマニアはとても美味しいアワビがたくさん採れるが、スーパーやレストランでそれを目にすることは殆どない。
日本を中心としたアジア諸国に輸出されるらしい。












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魚介類の調理にかかる前にオイスター(カキ)のクリームコロッケ風な一品やアップルケーキはほぼ出来上がっていた。












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まだ飾り付けされていない食卓の上に、何気に置かれているテーブルマットの絵柄が実にいい。
まるで誰かがブロックリーエステイトに来て、ここの動物たちを描いたようだが、実はこのホテルにあるもののほとんどがバリバリのアンティーク。
ホテルの共同経営者であるイギリスに住む叔父さんがアンティークの収集家でもあり、例えばこのホテルのラウンジにある絨毯は1780年のものだったり、ぽつんと何気に置かれている人の足風の置物はなんとBC1600年ものだったりするのだ。
カメラの三脚を移動したとき、間違って落としてしまったら、、、。












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ジュリアンが今晩のワインを選ぶため、家の半地下にあるワインセラーに行くというので僕もついて行った。
タスマニア産ワインがずらりと並んである。
たぶんワイン好きにはたまらない光景なのだろうが、残念ながらお酒が全く飲めない僕にはその感動が伝わらない。
オーストラリア人といえばビールという印象があるが、彼らのワインの消費量は物凄いものがある。
食事の時はとにかくワインだ。
オーストラリアのワインといえばアデレード周辺が頭に浮かぶが、いまタスマニアのワインの評価は世界的にもかなり高い。
生産量が少ないので、値段も高い、、、。
テーブルの上に美味しいワインボトルが並べられたとき、僕がソフトドリンクなどを頼むと、たいがい周りの人達は美味しいステーキレストランに連れてこられたベジタリアンを見るような目で僕を憐れむ。












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「マナブ、見てくれ。20人用のパエリアのフライパンとバーナーを最近手に入れたんだ」とジュリアンはまだ一度も使っていないピカピカのフライパンを嬉しそうにかかげる。
チャシーのスペイン料理を食べに来るのは旅行客だけではない。
最近では地元タスマニアのグルメたちも彼女のスペイン料理の噂を聞きつけ、ここへやってくる。
それと共に、パエリアのフライパンの大きさもどんどん拡大するのだ。












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僕以外のすべてのメンバーがキッチンでは忙しそうに、なおかつ笑いながらナイフを片手に料理を進める。
仲の良い友達が集まるとき、皆で料理をする時間はとても楽しい。
フライパンの上のアワビに火が通りいい匂いがすると、皆顔を寄せ「ふ〜む」と唸り、マグロがいい具合に焼けるのを見ると皆で「おぉぉー」と感嘆の声を漏らす。
食べることは、喜びだ。












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クレイシュでとったストックをフライパンに流しこめば、パスタのパエリアの完成はもうすぐ。
皆がテーブルにつき、このゴージャスで幸せなひとときに乾杯する。
新鮮なアワビ、マグロ、クレイフィッシュはパエリアの食材になるが、もちろん刺身として食べることも忘れない。
プレートの上のアワビ、マグロ、クレイフィッシュの刺身、スコットのパートナーの日本女性と「もしお店でこれを注文したらいくらくらいになるだろう?」とひそひそ話をする。
パエリアが皿に盛られ、僕たちの夜はさらに盛り上がった。












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つづく (To be continued)
















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by somashiona | 2012-05-04 12:28 | 仕事

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