ジュリアンのアシスト




ブロックリーエステイトの建物を撮るにあたって、ジュリアンとああでもない、こうでもないと言いながらポジションを探した結果、一本の大きな樹の、高い位置から撮るのが一番いいだろう、ということになった。長いハシゴと張り出た樹の枝を使って。
グラグラ揺れる長いはしごを下でジュリアンに押さえてもらい、数枚テストショットを撮ってみると、どうしても細い木の枝がフレームの邪魔をする。










f0137354_1042013.jpg











f0137354_1043655.jpg











黒澤明監督は「おい、あの山どかせ」と助監督に平然と言ったそうだが、僕がジュリアンにそんな事を言おうものなら2度と仕事は回ってこない。
そこで、丁重にこう訊ねてみる、「ねえジュリアン、カメラのモニターを見て。ね、この枝が邪魔でしょ?これ、ちょっとだけ、切ってもいいかな?」と。
ジュリアンは驚いた顔をして「なんてことを言うんだ、マナブ。写真一枚のために僕たちの大切な樹の枝を切り落とすって言うのか?」といって僕を萎縮させたあと、「冗談だよ、全然平気さ、でも、どうやって切るかなぁ、、、ノコギリと長い棒を持ってくるからちょっと待ってくれ」と納屋に向かって走っていった。










f0137354_1031673.jpg











f0137354_1033780.jpg











f0137354_1035963.jpg











簡単にいくと僕たち二人は思っていたが、枝を切り落とすのは思いのほか難航した。
40~50分ほどかかってやっと切り落としたときには、もう辺りは暗くなり始めている。
三脚はめいいっぱい伸ばしても全然高さが足りない。
不安定なハシゴの一番上で、樹の枝にとまるフクロウをイメージしながら息を止め、手持ちでシャッターを切る。
(ホォ〜、ホォ〜)(フクロウの鳴き声)
ブレる僕のカメラと揺れるハシゴとの共演。










f0137354_1045528.jpg





ISO800、F5.6 、1/13秒










f0137354_1051431.jpg





ISO800、F4.5 、1/10秒  少し屋根の上をトリミングし、絵を整理してみる。










一見、どうということのない一枚だが、それなりに苦労している、ということを言ってみたかっただけだ。笑
でも、この一枚のためにジュリアンもかなり努力をした。
これは僕たちの共作ということで、ジュリアンにとっても思い入れのある一枚になったことだろう。














Brockley Estate(ブロックリー・エステイト)のウェブサイトは「ここで」

























人気ブログランキング」参戦中。
まだまだ本気でポチッとしてねー!
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ


ランキング、やはり上位の方が気持ちいい。この気持を継続させるべくガンバレ記事のアップ。皆さんもガンバレ、ポチッ!



いつも普通に普通の写真を撮っているようで、実はフクロウにまでなる努力をしていたのですね、と思った人はポチッとよろしく!









このブログへのご意見、ご感想がありましたらEメールにてtastas65*yahoo.co.jp
(*マークを@に変えてください)のアドレスにぜひお寄せください。
また、お仕事のご相談、依頼も大歓迎です!












by somashiona | 2012-05-22 10:29 | 仕事

<< previous page << ヒツジザンマイ  はじまりの朝 | ウィドウ・メーカー >> next page >>