愛する人が眠る場所



朝日の当たる川沿いで、小さなお墓を見つけた。
海岸から拾い集めた石ころや貝殻、または焚き火の跡の木材を使って作られた小さなお墓。
正直言って、最初は子どもが死んでしまった飼い犬や小鳥のために作ったお墓なんだろう、と思った。
でも、十字架には女性の名前、1946 - 2010と記されてある。
実在した人物、64歳の生涯。
その海岸のすぐ脇には散策路がある。
その朝、犬の散歩をする人、ランニングをする人たち何人かとすでに出くわしたところから考えると、たぶん多くの人がこの手作りお墓の存在を知っているだろう。
そのお墓のすぐ近くにベンチがある。
64歳で人生を終えたその女性は、幾度となくこの散策路を歩き、このベンチに腰をかけて太陽の光が照り返す川面の様子や空をとぶ鳥たちの様子を目を細めて眺めたのかもしれない。
この手作りのお墓から、彼女のことを心から愛した子供たちや孫たちの気持ちが、この日の朝の真っ白な霜で覆われた地面の草や石ころたちを溶かす太陽の温かな光のように、じんわりと伝わる。
公共の場所にあるこの小さなお墓に、誰も手を触れないことが無性に嬉しい。













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by somashiona | 2012-07-09 18:08 | デジタル

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