愛は永遠な老夫婦






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天気はいいが少し肌寒いある日の浜辺、老夫婦がベンチに腰をおろし、波打ち際で戯れる海鳥たちを見つめていた。
二人の間に会話はなく、つかず離れずの微妙な距離を保っている。
70代、80代の老夫婦は18歳から20歳前後に結婚した人が多い。
男も女も、というか、人間10代から20代、30代から40代、50代から60、70、80代と歳を重ねるごとに心も身体も考え方も感じ方も経済力も価値観も、ものすごい変化を遂げることだろう。
そういう一人の人間の歴史を最も近いところから見守り続けてきた老夫婦の絆を前に、会話や距離など、たいした意味などないのかもしれない。
10代の頃から付き合い続け、死ぬまで一緒という夫婦に対する一種の憧れみたいなものを僕は持っている。
僕の両親もそのタイプなのだが、それって僕に言わせると奇跡のようなものだ。
生まれも育った環境も考え方も違う男女が60年とか70年一緒にいるなんて、それはもう魂の片割れ、ツインソウルとしかいいようがないだろう。
しかも、そういう夫婦はお墓の中でも一緒がいいと言い、生まれ変わったらまた同じ相手と巡り会いたいなどと言う。
こんなうらやましい話、あるだろうか?
しかし、それは僕の人生の中ではもうとっくの昔に終わってしまった夢だ。
仮に今、魂の片割れと言えるような女性に出会い、死ぬまで一緒にいたとしても、僕は病弱だから60歳で人生を終えるとして、たった13年くらいしか人生を共に出来ないのだ。
どう逆立ちしても老夫婦たちの絆には近づけない、、、ああ、くやしい!
10代や20代の頃に付きあっていた女性(この愛は永遠だ、と信じていた女性たち)とそのまま結婚し、この年齢まで一緒にいたら僕の人生はどうなっていただろう、と時々考えてみる。
残念ながら、どうしてもエキサイティングな人生を思い描くことが出来ない。


たぶん、僕がこの老人たちの年齢になったとき、やっぱりいつものように一人でベンチに腰をかけ、波打ち際で戯れるビキニ姿のセクシーガールたちを眺めているような気がする。
もちろん、膝の上にはカメラが置いてあるだろう。




















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by somashiona | 2012-09-03 16:57 |

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