クリスマスの風景



クリスマスが近づくと家々の窓に綺麗な明かりが灯る。
僕たち日本人にとってのクリスマスとここタスマニアに住む人たちのそれとはかなり感覚が違う。
ここのクリスマスの心は、日本の正月の感じと似ていると思う。
それぞれの暮らしにふさわしいクリスマスの心が、それぞれの家の窓を飾る。



毎年、クリスマスが近づくと同じ飾り付けをする小さな窓を僕は知っている。
そこは介護者が定期的に訪問してくれる老人専用のアパートにある。
毎年同じサンタがその窓に立ち、同じ花がその窓の下に咲いている。
今年もあの窓にあるだろうか?と昨夜不意に思いたち、カメラを持って家を出た。
ひょっとしたら、今年はもうないかも、、、という気持ちが一瞬心によぎった。
老人が住んでいるであろうその窓は僕の家からほんの7,8分だ。
あった、暗闇の中にいつものサンタが浮き上がっていた。
僕は小声で「メリー・クリスマス」という。










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せっかくなので家の近所を少しふらついてみた。
いつも玄関の前や庭に雑草が生い茂っている家の前を通る。
あまりにも手入れされていない家なので、ここには人が住んでいないのかもしれないと時々思っていた家だ。
玄関のドアの横にあるポーチにお情け程度だが小さなイルミネーションが灯っているではないか。
これがこの家に住む人のクリスマスの気持ちなのだ。
家の雑草に気を回す余裕はないが、それでもクリスマスを祝っている。










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あっ、そうだ、いつも庭に物が汚く散らばっている家を他にも知っている。
その家にはクリスマスの明かりが灯っているだろうか?
行ってみると、そこにもクリスマスツリーのカタチをした小さな明かりが灯っていた。










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もう少し歩いてみよう。



遠目からも色とりどりの明かりが点滅している家を見つけた。
そこへ行くと家の前がクリスマスのイルミネーションで華やかに彩られていた。










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そういえば、いつも通りかかる豪邸の窓はどうなっているんだろうか?
行ってみると窓の一つから赤い光が漏れていた。
僕の肩辺りの高さの塀があるのであまり中の様子は分からないが、おそらくそこはキッチンだろう。
キッチンテーブルの奥でクリスマス・ツリーが赤く光っていた。
傍から見るとちょっとした不審者のようだが、僕は塀の上に腕を伸ばしてX100の背面にあるモニターを見ながらシャッターを切った。










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あるお店の窓に生まれたてのイエス・キリストを抱きかかえるマリアを囲む人たちの飾り付けがしてあった。
暗闇の中に浮き上がる人形たちはまるで本格的な舞台に立つ役者さんたちのようだった。
この写真を一枚写したあと、いい加減家に戻るべきだと思い、この夜のスナップを終えた。










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クリスマスをテーマにきちんと写真を撮ってみると面白いかも、と一瞬思ったが、そんなことをしている余裕はないとすぐに悟った。



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by somashiona | 2014-12-24 21:11 | スナップショット

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