日曜日の過ごし方の一例




5.30 a.m.
ソーマが寝ている僕の肩を揺する。渋々目を開けると彼は満面の笑みを顔に浮かべている。彼は超朝型人間。早朝が一番機嫌のいい時間だ。家の中はもちろんまだ真っ暗だが、彼のスマイルにつられて僕もニヤリと彼に微笑んでから、彼を抱きしめて「おはよう」と日本語で言う。
彼はさっそくいつものようにプラスティックのブロックを引っぱり出してきてカーペットの上でTokyo CityやSapporo Cityを作る。その街で繰り広げられるドラマのストーリーは彼の頭の中にだけある。

6.30 a.m.
シオナが目をこすりながら起床。
シオナの朝はいつでもゆっくりだ。
シオナがソーマよりも早く起きるのを、僕は今まで一度も見たことがない。
兄弟のこういう違いはどこから生まれるのだろうか?
さっそくシオナもSapporo City危機一髪のストーリーに参加。




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僕は昨夜の夕食の洗いものをし、エスプレッソを飲み、日曜の朝恒例のホットケーキ作りにかかる。
ソーマが生クリームのホイップを手伝う。




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6.40 a.m.
朝食はホットケーキとグリークヨーグルトの上にシリアルとラズベリーシロップをかけたもの。
子供たちと朝食を食べながら、この日何をするかの作戦会議。
本日の議長はシオナさん。

朝食後はソーマとシオナのお絵描きタイム。
その間に僕は再び洗いものと部屋の掃除。
そして夕食の為の準備をできるだけこの時にしておく。


9.00 a.m.
スイミングプール。
子供たちが風邪をひいていない限り、日曜はプールに行くことにしている。
オーストラリアのプールに行って最初に驚くことは、なんてったって水が深いこと。
50mのコースは足がまったくつかない。
泳ぎに自信のない人が50mのコースに挑んで途中でギブアップすると、溺れる可能性がある。
子供たちもやはり足のつかないプールで泳ぐ。
こっちの人たちはまともに泳げない人でも、ほとんどの人が立ち泳ぎというものを上手くこなす。深いプールで立ち泳ぎをしながら会話を楽しむことができるのだ。僕は1000mをノンストップで泳げるが、なぜか立ち泳ぎで会話をすることができない。立ち泳ぎ5分とクロール300mなら立ち泳ぎのほうが僕には辛いのだ。日本のプールで立ち泳ぎなんてしたことがないので、しかたない。
僕の子供はまだちゃんとしたフォームで泳げないが、足がまったくつかないプールのなかで2、3時間潜ったり沈んだりしている。6歳になったばかりのシオナも溺れそうなワンちゃん状態で25mを泳ぎきる。もちろん万が一に備えて僕も同じプールに入っているのだが、足のつかないプールで2、3時間彼等に付き合うとかなりの運動になる。
ちなみに僕たちがいつもいくホバート・アクアティック・センターというプールにはダイビング用の深さ5mのプールもあるのだが、このプールに入るとプールというものの概念が根底から覆される。人がほとんどいない時にこのダイビングプールに浮かぶとグランブルーのジャック・メイヨールになれる。青い宇宙の中を彷徨えるのだ。自分がプールにいることだけではなく、水の中にいることすら忘れてしまう。深い水の中は静かだ。


12.00 p.m.
ランチタイム。
子供たちにインスタント食品を食べさせることに僕は反対だ。
だが日本の文化に触れようという意図で(言い訳です)母が送ってくれたマルちゃんの屋台十八番を子供たちに与えたところ、大人気だった。
この日のランチは子供たちのラーメンコールに負けて、マルちゃん屋台十八番タスマニア風。


2.00 p.m.
ショッピング。
子供たちと約束をしていたバトミントンセットとサッカーボールを買いにいく。
ヨネックスのラケット2本とバード(羽)2個入りがセットで40ドル。
アディダスのサッカーボールが20ドル。
遊び道具に60ドルは痛い出費だが、自分も一緒に遊べるオモチャには、いつでも積極的な投資をするダディ。


3.00 p.m. ~ 4.30 p.m.
親子対抗大バトミントン選手権。

4.30 p.m. ~ 5.30 p.m.
親子対抗ブラジル人にも負けないぜサッカー選手権。

この時点でダディーの膝が笑いはじめギブアップ。


6.30 p.m.
ディナー。
サーモンとジャガイモと野菜たっぷりのクリームシチューホバート風。
昼間に仕込んでおいたので、こってり濃厚な味。
海苔の佃煮、ごはんですよは桃屋ですよ風をオーストラリア産アキタコマチの上に。これも昼間に作っておいた。
クリームシチューと海苔の佃煮の組み合わせについては突っ込みを入れないで欲しい。
どうしても両方食べたかったのでしかたがない。
デザートはタスマニア産アイスクリーム。
子供たちの一番好きなフレーバーはバニラだ。
マカデミアナッツ入や、ラムレーズンを買ってくると彼らは不機嫌になる。
ふん、つまんない奴ら!


7.30 p.m.
全員歯を磨いてからマミーの家へと出発。
車の中では今子供たちが気に入っているビートルズのオクトパス・ガーデンを全員で何度も熱唱。
イエローサブマリンも同じく彼らのお気に入りナンバーだ。
どうやら彼らはリンゴの歌に弱いらしい。


8.10 p.m.
マミーのお出迎えを受けたあと、週末に起こったことを我よ先にとマシンガンのようにマミーにまくしたてる二人。
マミーへのお土産の海苔の佃煮はビニール袋に入ってシオナの手からぶら下がったままだ。



帰り道、一人で車を運転しながら週末を振り返る。
この時間、少しだけ寂しい思いに捕われる。
でも子供たちとたくさん遊び、エネルギーを使い果たして疲労困憊しているせいか、そのことについてはあまり深く考えられない。
そのかわり、一週間の終わりのささやかな充実感に身も心も浸す。
子供たちと交わした会話や彼らの笑い声を何度も思い出してみる。

若かりし頃はいかに子供を作らないようにするかに細心の注意と情熱を注いでいたが、一度子供を持ってしまうと、こんなことならもっと若い時に作っておくべきだった、と少し悔やまれる。(本当は全然悔やんでいないけど)


子供ねぇ、いずれは欲しいけど、今はまだいらないよなぁ、と思っている若いカップルの皆さん。
子供は体力のあるうちに作っておいた方がいいですよぉ〜!





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あっ、そう、そう。
余談だが、日本では時間の表記を12:00 a.m.とコロン(:)で時間と分を分けるがオーストラリアでは12.00 a.m.とピリオド(.)を使う。小さなことだが慣れるのに意外と時間がかかった。






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by somashiona | 2007-08-27 18:16 | ソーマとシオナ

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