行かなかったけど、チューリップフェスティバル




タスマニアで生きる人たちに春の訪れを告げるフェスティバル、それがロイヤル・タスマニアン・ブタニカル・ガーデン(王立タスマニア植物園)で開催される「スプリング・チューリップ・フェスティバル」だ。
1985年にはじまったこの催しは、ホバート市とコミュニティーが一体となって作りあげている。
今年は先週の土曜、日曜に開催された。
このフェスティバルのお楽しみは広い園内に咲き乱れる様々な種類のチューリップ鑑賞だけにはとどまらない。
期間中、各国の料理が屋台に並び、開園から閉園まで休む事なく繰り広げられる歌、踊り、パフォーマンス等、大人から子供まで訪れた人々皆が春の訪れを陽気で明るいムードで迎える。


と、あたかも僕も行ってきたような口ぶりだが、実は、、、今年はこのフェスティバル、、、逃してしまった。
先週末は子供たちと約束していた自転車大冒険にたっぷりと時間を使ってしまったのだ。
まあ、いいではないか。
子供との約束は撮影よりも大切だ。(根性なしです)

2005年のチューリップフェスティバル、雑誌で使おうと思い取材したが、結局売り込まなかった。
理由は極めて明快、やはり花の写真には自信がないのだ。
チューリップフェスティバルに居ながらにして、目が追いかけている対象は、結局花ではないのだ。
これでは売り込もうにも内容に骨がない。
そんな訳で本日初公開、ちょっと古めのチューリップフェスティバル2005。


最初は心の中でチューリップ、チューリップと呟きながら花の写真に専念する。




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しかし、気がつくと「咲いたぁ〜、咲いたぁ〜、チュ〜リップぅ〜の花がぁ〜」と口ずさみはじめ、写真にも人が登場する。




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もう一度、気を引き締め、自分らしい花の写真を撮ろうと気持ちを集中する。




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しかし、春の花の歌をうたう美しい聖歌隊の歌声にふらふら、、、




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名も無きアーティストの手で描かれた路面の落書きをじぃ〜と鑑賞、、、




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お約束の美女探しがはじまり、美人ママさん発見に喜び、、、




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そのママさんを見つめる僕よりも遥かに強力なライバルの視線も捉え、、、




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民族衣装をまとう子供たちと話しをし、、、




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園内で繰り広げられる様々な人間模様にくすくすと笑い、、、




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フェイスペイントした少女の姿に目を奪われ、、、




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どこからか聞こえるダディ〜!という声に振り向き、撮影の間、子供たちを見てくれていたギャビーと子供たちに手を振ってパチリと記念撮影。




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日も傾き、閉園時間が近づいている。




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最後に暗くなりはじめた園内にしっとりと佇むチューリップにお別れを言って撮影を終えた。




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花はやはり、花を愛する人が撮ったほうがいい。
「蒼いみかん」、ねねさんの花の写真を見たことがあるだろうか?
僕は彼女の花の写真を見るたび鳥肌が立つ。
花に威厳があり、花が語りかけ、花から物語がはじまるのだ。
それは室内で飾り立てられたバラでも、田んぼで西日を受ける稲の穂であっても変らない。
ねねさんは写真をはじめてまだ半年らしいが、彼女はカメラを持って生まれてきたか、どちらか一方の目がレンズになっているに違いないと密かに疑っている。
ねねさんの写真はすべて完成度が高い。
持って生まれたセンスの良さもあるのだろうが、ファインダーで捉えるモノに対する見識の深さが何よりも彼女の写真を味わい深いものにしているのだと思う。
その中でも、彼女が撮る「花」、特にバラは一級品だ。
(ねねさんのブログのカテゴリ「薔薇幻想」だけで1冊の写真集ができる)
彼女の花はポートレイトなのだ。
僕がポートレイトを撮る時、心がけ、懸命に努力するが、思うように捉えられないことを、彼女は花という被写体を通して見事にやってのける。
まったく嫉妬してしまう。
写真を撮る人は、人それぞれ、その人ならではの写真、またはその人にしか撮れない被写体というものがあると思う。
写真を撮る作業というのは、そういう自分探しの作業でもある。
写真というものにハマっている人は、カメラを通して自分の内面と向き合う、自分探しの作業にハマっている人なのではないか。
(まあ、単にレンズマニア、幻の名機マニアもいるだろうが)
その対象が何なのか早く気づき、それを掘り下げていく事が、写真というものを自分のものにしていく一つの良い方法だと思う。
きっとねねさんにとってはその対象が花なのだと思う。

おっと、今日はチューリップフェスティバルの話しから飯沢耕太郎氏もしくは高橋周平氏に傾いている。


ねねさんのブログ「Girls Bravo !」のなかで僕のブログ「ガールズの世界」にリンクしてもらっている。
まだ見ていない方、是非飛んで行って欲しい。









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人のふんどしで相撲をとる夫です。








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by somashiona | 2007-10-12 18:03 | デジタル

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