夕日の時間は理性を奪う




写真を撮る人間はどうして夕日に反応してしまうのだろう。
仕事中でも、運転中でも、食事の最中でも、デートをしていても、西の空がオレンジ色に染まりはじめ、半径3メートル以内にカメラがあると、もう落ち着かない。


仕事中であればトイレに行くふりをしてパチリ、運転中であれば駐車禁止の場所でさえ車を強引に止めてパチリ、食事中はわざとフォークを落とし、新しいフォークをとりに行くふりをしてパチリ、デートのときは「君はなんて美しいんだ。このオレンジの光の中に君を閉じ込めたい、、、」とかなんとか言いながらパチリ。
ほとんど病気だ。


しかし冷静にまわりを見渡せばオレンジの光りが斜めからさしているというだけで、被写体自体は面白くも何ともない場合が多い。
写真はそこに何が写っているのかが大切なのだということをすっかりと忘れてしまう。
色に惑わされるのか?
いやモノクロフィルムがカメラに入っているときも、夕日の時間はやはり落ち着かなかった。色はなくても光りはドラマチックだ。
昔は薄曇りの光りがお気に入りだっし、最近は真っ昼間の晴天で撮る写真が気に入っている。それでも夕日の時間は写欲の強度が他の時間とは明らかに違う。
この時間帯、全ての写真家を酔わす不思議な電磁波が地球上に流れているに違いない。


このことを知らないで写真を撮る人間と付き合うのは危険だ。
美しい夕日を前にした写真好きの人に、ああでもない、こうでもないと話しかけようものなら、みるみるうちに不機嫌な顔になるだろう。
逆にこのことを逆手に取ってみるのも手かもしれない。
男、無言で夕日の写真をカシャ、カシャと撮る。
女、「ねえ、素敵なワンピースを見つけたの。買ってくれる?」
男、「、、、いいよ」
女、「あのね、今度の冬休みは一緒にオーストラリアに行きたいの?」
男、「、、、いいよ」
女、「あっそうだ、私たちってもう結婚してもいい頃だと思うの、あなたはどう思う?」
男、「、、、いいよ」


今回の長距離ドライブ、後で自分の撮った写真を見てみると、夕日の時間は必ずシャッターを切っていたようだ。


いい写真になるかどうかも考えず、、、。








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by somashiona | 2008-01-22 12:16 | デジタル

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