秘密の花園 #1


ブログを更新しようとパソコンを開いてみるが、何を書くべきかまったく頭に浮かばない。
こういう日は時々ある。
で、何をするかというと、過去に撮った写真が放り込まれている数々のフォルダーへ旅をするのだ。
今日は2005年のフォルダーを旅してみた。
予想通りコンパクトフラッシュからパソコンに取り込んだまま開いた形跡のない写真が出てくる、出てくる。


親友のギャビーはほぼ毎週、不動産を紹介する記事と写真をタスマニアの新聞に寄稿している。
タスマニアには魅力的な家がたくさんある。
彼女は面白そうな家を発見するたび、写真を撮って記事を書くのだ。
家やガーデンマニアが多いタスマニアの人たちにとても人気のあるページだ。
この仕事、彼女は書くことよりも写真を撮る部分がたいそう気に入っているらしい。
構図の中のライン(線)を敏感に感じ取り、それをまとめる優れた能力が彼女にはあるし、普段から植物の写真をよく撮っているので、ガーデン写真などを撮らせると、ものスゴくいいショットをモノにする。
新聞の中で別冊のように綴じ込まれているこの不動産のページ、「自分の写真が表紙で使われると、とっても気分がいいのよ」と彼女は笑う。






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彼女のこの不動産の取材に僕も何度か連れて行ってもらったことがある。
今日の写真はヒューオンヴィルという町にある個人の庭を彼女が取材した時のものだ。
庭はもの凄く大きいだけでなく、ゴージャスだった。
個人でこんな大きな庭を管理するのは大変だろうなぁ、、、などと思いながら、僕もカシャ、カシャと写真を撮り始める。






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しかし、15分もこれを続けると、もうすぐに手持ちぶさたになってしまう。
美しいガーデンの花や木たち、僕はどうしても感情移入が出来ない。
ダメなのだ。
これらの植物たちがお尻をプリプリ振ってくれない限り意欲が出ないのだ。
要するに、僕にはそういう写真を撮る才能がまったくないということなのだが、、、。
ギャビーは少なくても後1時間、間違いなくここで取材を続ける、、、さて、どうしよう、、、。






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そんな困り果てた僕の顔を見ていたのか、頭上からクスクスと笑い声が聞こえてきた。
見上げるとモンキーガールたちが高い木の上で僕を見て笑っている。
どうやって登ったのだろう?本当に高い木だ。

「君のお家?」と僕が尋ねると「ちがう、おばあちゃんの」と赤いスウェットパーカーを着た少女がはにかみながら答える。
「でも、この庭のことなら何でも知っているのよ。秘密の遊び場を教えてあげる。誰にも言っちゃダメよ」と僕を庭の隅々に案内してくれた。








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彼女をカシャ、カシャと撮っていると時間はあっという間に過ぎた。
草花の名前をたくさん教えてくれたけど、僕はひとつも覚えていない。


彼女、いつの日か好きな人が出来たとき、やはりこうやって草花の名前をボーイフレンドに教えることだろう。
でもそのとき、彼が真剣に見ているのは草花に熱い視線を投げ掛ける彼女の大きな瞳と、聞き慣れない綴りが甘く漏れる彼女の唇にちがいない。






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by somashiona | 2008-05-29 13:35 | デジタル

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