クライアントはソーマとシオナ



土曜日のブッシュウォーキングがとても楽しかったので、日曜日はプールに行かず、もう一度山に行き、そこでランチを食べよう、子供たちとのサンデー朝食会議はこんなふうにまとまった。
家を出るとき、「ダディ、カメラを忘れないでね」とソーマが何度も僕に念を押す。
この日、歩く予定のトラック(散策路)にたどり着くと、子供たちはいたずらっぽく笑い、僕にこう言った。
「ダディ、今日はね、ダディに仕事をお願いしたいんだ」とソーマ。
「え、仕事って何よ」と僕は彼らの顔を覗き込む。
「じゃ、じゃ〜ん!」ポケットから二人は何かを取り出した。
「僕のタイガー!」「私のポッサム!」
「ダディ、僕のタイガーをね、山の中で本物の野生動物みたいに撮ってほしいんだ。できるでしょ、ダディ、できるよね?」
「私のベイビーポッサムもよ!」
「だから、ダディはそういうの苦手なんだってば、、、」ぶつぶつと呟く僕。
「え、ダディ、フォトグラファーなのにできないの、、、」ぶつぶつと呟くソーマ。






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クライアントのソーマが気に入った場所を見つけ、タイガーを置く。






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僕は彼の指示通りにシャッターを切る。






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一応、彼の頭の中には大好きなイギリスBBC、デイビッド・アッテンボローの番組やBBCの「プラネット・アース」、亡くなったクロコダイルハンター、スティーヴ・アーウィンの番組のイメージが溢れているらしく、厳しい要求が続く。
僕は僕で「だからさぁ、ここは暗いし、三脚持ってこなかったし、、、」とぶちぶち言い訳しながらも彼の指示に応える。






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彼のタイガーを撮った後は必ずシオナのポッサムも撮らなければならない。






「ダディ、ソーマのタイガーみたいに本物っぽく撮ってくれないとダメよ!」






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「本物っぽくって、、、このポッサム、、、本物っぽくないじゃん、、、っていうよりネズミ?」
「そんなことないっ!」
「はい、わかりました」






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「ねえシオナ、ポッサムの顔がよく見えないよ」
「だって今お食事中なんだもん、葉っぱ食べてるところ」
「あ、そっか」






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「ポッサム君、こんな穴の中でなにしてるの?」
「穴じゃないもん、これはポッサム君の家」






山の中でのランチはいつも美味しい。






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彼らはサンドウィッチよりおにぎり派だ。
彼らが僕と過ごす時は出来るだけ和食を食べさせるようにしている。
もはや日本語がまったく分からない彼らにとって、そうすることが彼らの身体に日本人の血が流れていると感じさせる僕の唯一のあがきだ。
もちろん、僕の家ではフォーク、スプーンよりも箸を持たせるようにしている。
僕はスプーンで味噌汁を食べるのだけど。

彼らの写真撮影を終えた後、自分の写真も少しだけ撮る。






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家に帰るとすぐに写真を選び、ソーマのメールに送信した。
まるで新聞の仕事。
今回のタイガー、ポッサム写真、彼らはとても気に入ったようだ。
この遊び、じゃなくて仕事、しばらく僕たちの間でブームになりそうな気配。
あとで請求書を送ろうっと!(労働には対価つきものなのだ!)






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by somashiona | 2008-07-02 11:11 | ソーマとシオナ

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