愛する人の寝顔







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愛する人の寝顔を見るのが好きだ。
人はお互いの顔を見るとき、たとえ言葉を交わさなくても自分の気持ちを伝えようとしたり、もしくは相手の気分を知ろうとあらゆる神経が働く。
寝ている者の顔にはそれがない。
愛する人の無防備なその顔を、いつまでも、いつまでも、心ゆくまで眺めることが出来るときは、まさに至福の時間だと思う。
いつも身近にいて、見慣れているはずの子供たちの顔をしげしげと眺めると、色々な思いがわき上がる。






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人生の中で、まだ何一つ誇れることを成し遂げていないし、写真、写真と騒いでいるのにまだ一枚たりとも満足のいく絵を撮ったことのない僕が唯一100%疑いなく、心から自分の人生に満足できることは、子供たちを手に入れたことだろう。
彼らの父親になれたことに僕は心から感謝している。
誰に?
無神論者だが神様かもしれないし、別れてしまったが前の奥さんかもしれないし、僕がこの世に存在している理由を作ったご先祖様かもしれない。
しかし、彼らを手に入れたことと引替えに僕は人生で最も恐れることを背中に背負ってしまった。
僕はいつだって考える、そんなこと考えたってしかたがないのだがついつい考える、もし彼らを失ったらどうしようと。
テレビや新聞で子供たちを失うニュースを見るたび僕は思う、この子の親はこれからどうやって生きていくのだろう、この苦しみからどうやって這い上がるのだろうと。
僕には想像を絶する。
もし自分の命と引替えに僕の子供たちの命を救えるのなら、僕はためらいなく、喜んで自分を差し出す。
車を運転しながら、海岸を歩きながら、信じていない神様や、もうこの世にはいない父親やおじいちゃん、おばあちゃんに心の中でお願いする、どんな辛いことだって僕は引き受けるから、どうかこの子たちを全ての悪から、全ての災難から、全ての病気から守ってくださいと。







もう何時間も前からシオナはすやすやと眠っている。
彼女の笑顔を飽きることなくかなり長い時間僕は眺めていた。
どうしてなのか分からないけど、突然彼女は目を開いた、そして「ダディ、、、アイラブユー」と言って寝返りをうち、またすやすやと眠った。






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by somashiona | 2008-09-28 08:18 | ソーマとシオナ

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