カテゴリ:ソーマとシオナ( 114 )

2013年 総まとめ


あと10分ほどで2013年が終わろうとしている。
今年の2月末に日本からタスマニアへ戻って以来、僕はプロジェクトに向けてひたすら走り続けた。
今年の一番は、やはり「タスマニア10,000人プロジェクト」だろう。
まだ終わっていないが、今のところ8,568人のポートレイトが僕のハードドライブの中にある。
来年もまたたくさんの出会いがあるだろう。










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日本中をパートナーのふみさんと歩いて旅をしている妹から突然連絡が入った。
結婚することにしたから四国の徳島へ来て欲しいという。
式の3日前にチケットを取り、ギリギリセーフでウェディングの写真を撮れた。
8年間の日本一周のゴールと自分たちの人生のゴールインを一緒にしてしまった冗談のような結婚式だったが、多くの人たちの温かい心で形になった素晴らしい式だった。
正味2日しか日本に滞在できなかったが、妹とふみさんの晴れ姿を撮ることができてよかった。










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プロジェクトをはじめてからめっきり子どもたちに会う時間が減った。
ソーマの誕生日プレゼントとして、父と息子の二人でキャンベラに出かけた。
二人で旅行するのは初めてのことだ。
キャンベラに行ったのは、そこでオーストラリア・ルービックキューブ大会が開かれたからだ。
大会の会場となったホテルに2泊し、そこで彼は朝から晩まで達人たちとともにルービックキューブ漬けだ。
このキャンベラ滞在中、これまでかつてないような大げんかを僕たち親子はしたのだが、普段胸の内をあまり外に出さない彼の僕に対する本音を少しだけ聞けて、ある意味、価値ある口論だった。
彼はもう子供でなく、一人の大人の男になりつつあるのだと、今更ながら気がついた。
もう僕が何を言おうが、彼の気持や考えを変えることは難しいのだということに、今更ながら気がついた。





















シオナは来年からハイスクールに通う。タスマニアで言うハイスクールは日本の中学と高校のようなものだ。ソーマが今通っている私立の学校へ行くことに決めていたが、特待生のテストを受けてみた。
この学校は毎年新入生の中からアート部門、スポーツ部門、音楽部門など、ある分野で才能のある生徒を各部門から一人だけ特待生として選ぶシステムがある。
実はソーマが入学するとき、彼もアート部門で試験を受け特待生に選ばれたのだが、これには僕も彼の母親も驚いたものだった。驚いていないのは本人だけで、割と自信があったそうだ。
特待生として選ばれると授業料が半額となる。貧乏な親にとってこれ以上の親孝行はない。笑
シオナはいつもソーマに劣等感を感じている。
「ソーマはいつも優秀で、自分はそうじゃない」という気持ちが彼女の成長と比例して強くなっているのがわかった。
シオナだって優秀で、おまけにソーマよりも努力家だってことを彼女は知らない。
兄がすでに特待生として選ばれているので、正直言ってシオナが選ばれるのは難しいだろうと思っていた。アート部門だけで60人以上の応募があったと聞いたので、割と難門だ。
最終面接で二人だけに絞られる。シオナがそれに残った。
面接の前の日、最終面接に残っただけで十分素晴らしいのだから、もう結果は気にせず、伸び伸びと自分を出しなさい、と彼女に言った。
作品のポートフォリオは今までに描き溜めた膨大な量のスケッチだ。
彼女のスケッチにはすべて日付がふってある。
技量やスタイルがどのように発展していったのか、面白いほどよく分かる。
このポートフォリオ、かなり好評だったらしい。
面接でも気持ちよく、なおかつ楽しく話すことができ、彼女は手応えを感じていた。
そして、兄に続き、彼女も来年の特待生に選ばれた。
授業料のことも嬉しいのだが、それより、自分に自信を持つきっかけが出来たことが何よりも嬉しい。これから先、自分は価値のある人間なのだと自分に誇りを持って生きていけるきっかけが出来たことが何よりも嬉しい。
「I’m proud of you」(君のことを誇りに思っている)、今年、この言葉を僕は彼女の耳にタコが出来るくらい言い続けた。
彼女が生きているうちはこの言葉が常に頭のなかに響き渡るよう、僕は何度でもシオナやソーマに言ってやるつもりだ。










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今年は全くブログの更新をしなかったけれど、僕は元気でやってます。
2014年が皆さんにとって素晴らしい年であるよう、心から祈っています。





















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by somashiona | 2013-12-31 23:16 | ソーマとシオナ

シオナのギターレッスン




シオナとの散歩の後も、僕たちは色々な話に花を咲かせた。
「あのねダディ、学校でギターのレッスンを受けはじめたの」とシオナ。
音楽には縁がないと思っていたシオナがギターとはちょっと驚き。
僕もギターは好きなので、なんだか共通の趣味が持てたようで嬉しい。
「へぇ〜、いいじゃない。もう弾けるようになった?どれくらいコードを覚えた?」
「あ、まだ始まったばかりでギターのいろんな場所の呼び方とか持ち方とか、あとEmは覚えた」とシオナ。
「ねえ、ダディはギターが弾けるでしょ。今夜は私にギターを教えてっ。ね、いい考えでしょ。ギターのレッスンをしようよ!」と盛り上がるシオナ。
「でもなぁ、、、ダディはそんなに上手くないしなぁ、、、ちゃんとした先生に教えてもらったほうが変なクセがつかなくていいんじゃないかなぁ、、、」と腕に自身がないダディは弱気。

初心者向けの曲をネットで探すのだが、ジェネレーションギャップがありすぎて、お互いによく知っている曲が見つからない。
「ハッピーバースデー」じゃちょっと盛り上がらないし、、、ボブ・ディラン「風に吹かれて」、、、知らないよなぁ、、、。
そういえば、知り合いの日本人女性が最近ギターを弾きはじめたのだが、日本で買ったという初心者向けのレッスン本にあった殆どの曲を僕は知らなかった。
ちょっと昔のギターの本には「神田川」「チャンピオン」「なごり雪」なんかが必ずのっていたのに、、、。

ということで僕たちが選んだ記念すべき初ギターレッスンの曲は「アメージング・グレイス」とビートルズの「エレノア・リグビー」。
僕がビートルズを聴くようになったのは、たぶん、オーストラリアに来てからだと思う。
以前はちょっと小馬鹿にしていたのだが、アコースティックギターで弾くにはもってこいの曲が多いし、聞けば聞くほど味が出る。
さすが、世界中で長く聞かれ続けているものには普遍性がある。
「エレノア・リグビー」はビートルズの曲のなかでとても好きなものの一つだ。
人気絶頂期の彼らがどうしてあんなに重く、暗い曲を作ったのだろう?
スマップや嵐がお寺の檀家さんとお坊さんのことを歌うようなものだ。
教会を訪れるたび僕の頭の中はこの曲が流れるし、エレノアという名前の人に会うと、失礼だが必ずこの歌を口づさんでしまう。
それでも、これは名曲だ。

「アメージング・グレイス」で使うコードはD,G,A7の3つ、「エレノア・リグビー」はEmとCの二つだけ。
シオナはEmからCへのコードチェンジに苦難していた。




翌朝起きると、シオナはパジャマ姿で黙々とギターを練習していた。
ソーマも何かに熱中すると止まらなくなるタイプだが、どうやらシオナも同じらしい。
歌うことをとても恥ずかしがるシオナは、声を押し殺すように、もしくは誰かに秘密の話をするかのように蚊の鳴くような声で「アメージング・グレイス」を歌い、それが5、6回続くと今度は「エレノア・リグビー」を口ずさむ。
僕の時代、音譜を読めない音楽好きは「耳コピー」といって耳で聞こえたとおりにギターを真似て弾いた。
曲の同じ箇所を聞き取るために、カセットテープをキュルキュルと巻き戻しては再生するという作業を何度も何度も繰り返したものだ。
でも、シオナの世代にはYoutubeという偉大な武器がある。
世界中のギター好きが、タダでご丁寧にどのフラットのどの弦を押さえるのか、ストロークはどうすればいいのか詳しく教えてくれる。

シャワーを浴びた後もシオナはギターを離さない。

「ダディ、私ね、ソーマのギターを頂くことにするわ」とシオナ。
確かソーマが7歳か8歳くらいの誕生日かクリスマスに僕がプレゼントした少し小さめのクラッシックギターだ。
「ギターを弾いてみたい」と呟いた息子の言葉を聞き、僕が果たせなかったギタリストの夢を彼に託したのだ。
しかし、ソーマは2、3回Emを弾いた後、ギターにはまったく興味を示さなくなった。
折り紙や料理のほうが楽しいらしい。

「そうだね、シオナ。ソーマのギターを貰っちゃうといいよ。どうせ彼は使わないもの」と僕。
「ダディ、見て。私、指の先が痛くてたまらないの」とシオナ。
「シオナ、それはね、ギターを弾く世界中の誰もが必ず通る道なんだ。痛みなくして楽しいことは手に入らないんだよ」

果たして、シオナのギター熱は続くのだろうか?
続けばいいな。













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エレノア・リグビー















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どんな人でも、あることに1万時間注ぎ込めばその道の達人になれるという「1万時間の法則」というものがある。僕の場合、ギターと英語にはとっくに1万時間使っていると思うが、達人どころか、まだ並以下だ。やっぱり何かに秀でようと思うのなら、才能は必要だと思うのだけど、皆さんはどう思いますか?



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by somashiona | 2013-06-04 13:16 | ソーマとシオナ

娘は可愛い




最近、子供たちと会う機会がどんどん減ってきた。
彼らが学校の課題、交友関係、そして趣味などで忙しく、ダディの家まで行って、泊まって帰る時間を作るのが難しいというのだ。
何て言う話だ。寂しすぎるじゃないか。
4週間前はソーマだけが泊まりに来た。
写真やデジタルビデオの話題で盛り上がった。
今週はシオナだけが来ることになった。
やったー、シオナとふたりきりでデートだ!
自分の子どもなのに、シオナに会う前からかなりウキウキ状態。

この日は改装したタスマニアン・ミュージアム&アート・ギャラリーに行く予定だったが、途中、最近新しく出来たダーウィントリバー沿いのカラフルな桟橋をちょっと歩いてみようということになり、結局その日はそのあたりをかなり長い時間散歩している間に日が暮れてしまった。






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前に会ったとき、シオナは手を繋ぐのを嫌がったから、今回はダディも紳士的態度で臨む。
彼女をレディとして丁重に接するのだ。
シオナの頭の中を占めるのは、やはり今もアートのこと。
学校対抗の陸上競技の選手にまた選ばれたという。

カラフルな桟橋を二人で歩きながら、「でもさ、シオナ、走るのって苦しいでしょ。走っていて楽しいの?」と僕。
「最初はちょっと苦しいけど、走っていると絵を描いている時みたいに知らないうちに自分の世界に入ってしまうの」と足元を見つめながら答えるシオナ。
「じゃあさ、ネットボールやクリケットみたいな団体競技と走ったり、泳いだりするような個人競技のどっちが好き?」と僕。
桟橋の色鮮やかな柵に手を触れながら「絶対個人競技。皆は団体競技の方が楽しいって言うけど、私は好きじゃないの」
おおっ、僕や彼女の母親の遺伝子を完全に受け継いでいる。
ソーマはスポーツそのものがあまり好きじゃないようだけど、泳ぐことはかなり気に入っているらしい。
「私ね、ハイスクールに通うようになったら陸上のクラブにも入るかもしれない。アートのクラブはもちろんだけど」とシオナ。
「うん、それはいい考えだね。若い時に走ってできた筋肉は、年寄りになっても落ちないらしいよ。走るのが何よりも好きなギャビーから聞いた話だけどね」と言いながら桟橋の終わりにたどり着くと、新しく出来た無料バーベキューの設備の近くに、オレンジ色のパネルが輝いているのが見えた。
特撮の背景のようだと二人で騒ぎながらお互いに写真を撮り合う。












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「ねえ、シオナ、かけっこしたらどっちが速いかな?」と不意に思ったことを口に出してみる。
「ダディ、やろう、やろう、絶対私のほうが早いと思う。あそこに見える大きな木のところまで、いいでしょ?」突然目をキラキラさせ、やる気満々なシオナ。
「シオナ、あの木のところまでは100メートルはあるよ。そんな距離、まともに走ったら、ダディは倒れちょうよ。あの橋のふもとまででいいでしょ?」といいながら25メートルくらいの短距離なら、絶対負けるわけがないと高をくくる僕。
「いいわよダディ、用意はいい?」
「じゃ、シオナが合図して」
「レディ、ゴー!!!」

気持ちは前に行くのだが、足がもつれそうになる。
心臓が口から飛び出そうになり、マズイと思っていると、シオナが僕を抜き去っていった。
久しぶりに本気で走った。
止まってからも息が上がってまったく話ができない。

「ほらね、ダディ。私、早いでしょ」と満面の笑み。
「ねえ、ダディ。ダディが私と同じ年の時、何が一番好きだったの?」
まだ息が苦しくて答えられない。
喘息持ちの僕が少し息をひぃ~ひぃ~、させながら、「ちょうどシオナと同じくらいの時、大好きな女の子がいて、その子に夢中だった。たぶん、生まれて初めて本当の恋をした時だと思う。シオナにも経験ある?」ググっとシオナの核心に迫ろうとするダディ。
「えぇ~っ、そんなのまだ無いに決まってる。友達だって、誰も好きな人なんかいないよ」と恥ずかしそうなシオナ。
「そっかなぁ、そういう気持ちが芽生えてもいい年頃だとおもうけどねぇ。ソーマには誰か好きな人いるの?」この機会に探りを入れるダディ。
「絶対いないと思うし、いたとしてもソーマはそういうことを誰にも人には話さないタイプだと思う」とシオナ。
「それって、シャイなタイプってこと?」と僕。
「ソーマはシャイじゃないけど、そういう話題は苦手なの」とシオナも何故か居心地が悪そう。
「そっかぁ、ダディはそういう話が大好きなんだけどなぁ~、子供の頃からね。で、シオナもシャイなタイプなの?」と僕。
「私は割とシャイなタイプだと思う」と言ってから、クスっとシオナは笑った。

ああ、娘って、本当に可愛い。(親ばかです)












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by somashiona | 2013-06-03 19:35 | ソーマとシオナ

もう、ダディのガールじゃないの?








日本からタスマニアに帰って最初に子供たちに会ったとき、シオナはなんだか恥ずかしがっていた。
近所のイタリアンレストランでランチを食べようということになり、歩いているときにいつものようにシオナと手をつなぐと、彼女はすぐにその手をふりほどいてしまう。
「どうしたんだよ、シオナ?」と僕が言うと、「べつに」と笑いソーマの後を走って追いかける。
さすがに180cm近いソーマと手をつなぐ気にはならないが、シオナは別だ。
以前なら、必ず手をつないだり、腕を組んきたあのシオナが、、、何かおかしい、、、。
レストランの中でも僕が彼女を見つめると、笑って目をそらす、、、。












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帰り道はソーマが何十メートルも先をスタスタと一人で歩き、食べきれなかったピッツアを箱に入れて僕の横を歩くシオナと短い会話をする。
「学校はどう?」「楽しいよ」
「最近、一番のニュースは何?」「特にない」
「じゃ、特にない中から一つだけ何か選ぶとしたら?」「学校対抗の陸上競技の代表選手に選ばれた」
「凄いじゃない、シオナ」「そうでもない」
「じゃ、毎日練習してるの?」「学校のお昼休みに時々」
「一人で練習するの?」「違うわ、レイチェルと一緒よ」
「レイチェルも代表選手なの?」「違うけど、私の後にくっついて走るのが楽しいんだって言ってる」












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数週間後の週末、ソーマが学校の課題で忙しかったので、シオナだけ僕の家に来た。
僕の家の中は今、これからやろうとしているプロジェクトの準備でメチャクチャだ。
このプロジェクトについては、いずれブログで詳細を説明するが、今は頭に被せるポートレイト・ボックスのようなものを試行錯誤で自作していて、様々な工具やあらゆる種類のテープ、板、箱、画材、ケント紙、などで家の中は足の踏み場もない。
シオナは何かを作ることが好きなので、僕の作ったボックスを見て、興味津々だ。
僕がやろうとしているプロジェクトについて彼女に話すと、自分もできるだけ協力すると約束してくれた。
さっそく、ポートレイト・ボックスの中に入ってもらい、テスト撮影のモデルをしてもらう。
レンズを変え、絞りを変え、ライトの出力を変えながら、何が一番安定していて、なおかつ最終的に見せようとしているイメージに近いのか、検討する。
4月中は、僕が誰かの家を訪れたり、誰かが僕の家に来るたびに、このテストのモデルになってもらいライティングだけでなく、箱を被る気分やスムースさなど、あらゆる角度からこの撮影について考えている。












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シオナが帰ったあと、テストで撮ったシオナの顔を27インチのモニターでじっくり見てみる。
顔のあちこちにニキビがある。
首が長くなった。顔も長くなった。肩幅が広くなった。
そっか、もう今までみたいに「シオナ、こっちへおいで!」というと、僕の膝の上に飛び乗ってくる年齢じゃなくなったということか、、、。
もう、ダディのガールじゃなくなったのか、、、。
ああ、子どもたちの成長がこんなに早いと知っていたなら、もっと彼らとベタベタしておくべきだった、、、。
これからは自分の子どもと会うというより、親しい友人と会い、お互いを刺激し高めあうような、そんな関係を彼らと築いていかなければ。
そのためにも、何かいつも面白いことをやっている大人でいないと。












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by somashiona | 2013-04-18 21:16 | ソーマとシオナ

ソーマの新たなパッション




5ヶ月もの間、子供たちはより一層成長した。
13歳のソーマの身長は180cmに届きそう。
足のサイズはもはや、ヒマラヤの雪男だ。
唇の上にはもやは産毛とは言いがたいものが目立ちはじめ、話す内容もますます僕の英語力では理解しがたいものになっている。

週末、子供たちは学校の宿題やプロジェクト、自分の趣味や友人達との約束で忙しく、もう以前のように僕と一緒の行動が難しくなってきた。
この日の週末はシオナが忙しく、ソーマと二人で過ごすことになった。
僕が日本にいる間、彼のデジタル動画へのパッション(情熱)はどんどん高まっているようで、この日はビーチで撮影をしたいという。
本当は僕の5D Marklllを使いたいのだが、7Dで納得させる。
7Dにソーマ自作のグライドカム(手持ちでの撮影でも手ぶれしない一脚のようなもの)を取り付け、「じゃ、ダディ、僕は自分の絵を撮るから、ダディも自分の写真を楽しんでね」と浜辺を歩いて行く。
普通、写真好きの人間が一緒に撮影に出かけたとしても、ベッタリとくっついては行動しない。
息子とはいえ、その辺のことはやはり一緒だ。
彼は動画を撮り、僕はX100でスナップを撮る。
うん、男同士の時間だ。

前回、近所の林の中の散歩道について書いたが、今回は僕の家から車で10分ほどのところにあるキングストン・ビーチという場所の散歩だ。
タスマニア、山もいいが海もいい。
ここは犬好きの人たちが集まるビーチで、犬が入っても良いエリアでは、何頭もの犬がじゃれ合い、海に投げ込まれた樹の枝やテニスボールを追いかけ、どの顔も笑顔いっぱいに見える。
雨が降った直後のビーチは上空を流れる雲の動きがまだ活発で、地上に注がれる光はめまぐるしく変化し、楽しい。
何の変哲もない海辺のスナップをX100のような、小さく、写りもよく、そして固定されたレンズで撮るのは実に気持ちがいい。

もうそろそろ、家に帰らなければならない時間だ。
ソーマが引き返してくる兆しが全く無いので、自分の撮影はやめて、彼を探しに行く。
やってる、やってる、顔をしかめてファインダーを睨んでいる。
「ダディ、もう少しでコンパクトフラッシュが一杯になるからもう少し待ってて」とソーマ。

家に帰ってから彼が撮った画像をLightroom4に取り込む。
それから反省会だ。
僕は動画のことは何も知らないが、彼が撮った絵をざっと見渡して、そこに明確なテーマやメッセージがないことはやはり分かってしまう。
ロスアンジェルスで写真を学んでいるとき、先生たちは生徒のベストショットではなく、必ずコンタクトシート(写したフィルムの全てのコマが印画紙に焼かれたもの)を見せなさいと言った。
コンタクトシートを見れば、ベストショットが偶然だったのか、撮れるべきして撮れたのかがすぐに分かるし、なにより、撮り手の被写体へのアプローチの仕方が如実に現われるので、指導しやすい。
写真を撮る時、事前にイメージを作りすぎていると写真特有の偶然を逃してしまいがちだが、それでもやはり、撮影者が何を見て感じたかという強い思いがそこにないと、写真を見てもつまらない。
いい写真じゃなくていい、その人の感動や気持ちやメッセージがそこに現れていれば、写真は見るに耐えるものになる。
そんな話を夕食を食べながら、僕たちは話し合った。
この夜、僕がどんな理由で写真を始め、どうやって学び、プロになってからはどんな写真を撮ってきたのか、ソーマが立て続けに質問してきた。
僕は感慨深い思いで、自分のヒストリーを息子に話して聞かせた。


いい夜だった。












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久しぶりに人気ブログランキングの上位に入れてもらったが、5ヶ月前と登場しているブログはまったく変りない気がするのは気のせいでしょうか?ハルちゃんの「siesta style」は前なかったか。すっごくいい写真撮る人だから、みんなハルちゃんも応援してねー!タスマニアにポチッとしたあとに。



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by somashiona | 2013-04-14 13:02 | ソーマとシオナ

シオナと遊ぼ



ソーマがハイスクールに通うようになってから、子供達と過ごす週末の内容が少々変わってきた。
毎日、宿題一つでないソーマやシオナの学校の教育方針に呆れるよりも、不安が募っていた僕だが、ソーマが私立のハイスクールに通うようになって、状況は一変した。
宿題、課題の雨あられ、特に週末はタップリと。
僕としては週末が唯一の子供たちとの時間なので、皆で一緒に思いっきり楽しいことをしたいのだが、ソーマは僕の家に入るとすぐにノートブックの電源を入れ、ホームワークをはじめてしまう。
土曜日ですべて終わるときもあれば、日曜までまたぐ時もある。
「ソーマ、学校の宿題なんてさ、人生の中ではほんの些細なコトなんだから、たまにやらなくたってたいした問題じゃないよ。ねっ、コンピュータの電源を切って、ダディと遊びに行こ」と僕が言うと、「ダディ、こういう些細なコトの積み重ねが大切なんだよ」とソーマが答える。
親子関係逆転の瞬間、、、。
僕がソーマの年齢の時は宿題をこなすことより、やらなかった言い訳を考えることに、より労力を使っていたものだが、、、。
しかし、僕たちとの時間を作るために、日曜の朝5時頃一人で起きて、まだカーテンを閉めきった部屋で一人黙々と宿題をやる彼を見ると、これ以上悪の道へ引きずり込んではいけないと思い直すダディであった。












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そんな訳で、最近の週末はまだまったく宿題のないシオナと過ごす時間が多くなる。
ソーマが一人で集中できるよう、僕たち二人はよく散歩に出かける。












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僕がスナップショットを撮るのを後ろで見ていて「ダディ、今日は影を撮っているんだね」と指摘するシオナ。
はい、大正解!
「じゃダディ、今日は私たちの影を撮ろうよ!」と地面に長く伸びた僕たち二人の黒い影を指さすシオナ。
うん、いい考えだ。
そうやって、僕たちは影を観察しながらクリエイティブな散歩をする。












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家の中でもソーマが宿題をやっているとき、僕とシオナは料理やクッキー、ケーキ作りを一緒にし、そしてシオナの得意分野である絵を描くことに時間を費やす。
この日(昨日)は雑誌の中の一枚の写真をどちらが忠実に素描(デッサン)できるか選手権を二人で開催した。
短い時間で鉛筆だけを使ってコピー用紙の上に雑誌の写真を書き写すのだ。
結果を見て僕は認めざるを得なかった、シオナのほうが遥かに正確な絵だ(右がシオナ、左が僕)。












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子どもが二人いると、最初の子供のほうが一緒の時間を多く過ごしがちになると思う。
最初の子どもの写真はたくさんあるけど、二人目の子の写真は少ない、というお父さん、お母さん、きっとたくさんいるだろう。
もちろん二人とも比べようがないほど等しく愛しているが、どちらかと言えば、ソーマに対する方がシオナに対してよりも僕は厳しい態度をとることが多いようだ。
僕と同性の男同士だからということもあるが、最初の子供だから期待値もきっと大きいのだろう。
ソーマが忙しくなった今、シオナとより強い絆を作るチャンスだ。
いつかシオナにボーイフレンドが出来て、ダディLoveじゃなくなる前に、たくさん彼女といい思い出をつくろう。





ソーマの写真以外はX100




あ、そうそう、前回シオナがはじめて作ったYouTubeのビデオ、沢山の方々が観てくれて、彼女、凄く喜んでいました。
みなさん、ありがとう!

今日もシオナが作ったミニミニアニメーションを。
パソコンの前になにかもじもじやっていると思ったら、こういうものをあっさりと作ってしまう今の子供たち。
この子たちが大人になったとき、僕たちが目にするもの、体験することは、きっと凄いことになっていると思う。


























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by somashiona | 2012-10-01 16:12 | ソーマとシオナ

大切な一枚

これだけたくさん写真を撮っていても「あっ、大切な一枚が撮れた」と思える瞬間は年に3度もない。
大切な写真、意味のある写真。
写真はどんなものだって大切な写真だし、自分にとって意味がなければそもそもシャッターを押さないだろう。
あまり考えずに撮った一枚が誰かにとってとても意味のある大切な一枚になり得ることもあれば、それが大切な一枚だと後々になって分かることや、自分だけにしか分からない写真だってある。
しかし、撮ったときに「間違いなく大切な一枚が撮れた」と確かな手応えというのを感じることは少ないのだ。


我が娘、シオナの関心はもうかなり長いことアートに集中している。
生まれてから11年の人生で、彼女が何ものにも代え難く、好きだ、夢中だ、と言えるものがアートなのだ。
機関車トーマス、恐竜、折り紙、カードトリック、写真、料理、世界中で発生する地震のチェック、いつも何かに夢中だが、その内容がコロコロと変わる兄のソーマとは大違い。笑
シオナの心をアートが独占しているのは、もちろん画家である母親の影響が大だろう。
家の中はいつでも絵の具やキャンバスだらけ。
一緒にでかけスケッチをし、真っ白なキャンバスに徐々に色が乗せられる過程を眺め、完成した絵がアートギャラリーに飾られ、何千ドルという金額で売れていく様子を日々見ているのだ、影響を受けて当然かもしれない。
(僕が写真を撮ることに関しては影響を受けるどころが、ウンザリしている子供たちだが、、、涙)
シオナの母親もやはり小さい頃からアート、アートの毎日だったらしい。
自分のたどった道を幼い娘が同じように歩む様を見るのは、母親にとってもたぶん嬉しいことだろう。


週末、いつものように子供たちを迎えに行くと、子供たちの母親は仕事の真っ最中だった。
個人のお客さんからギャラリーを通して注文を受けた絵を期日までに仕上げるため、手を休められないのだと、少し疲れた笑いを浮かべた。
彼女は自分のアトリエではなく、自宅のキッチンで絵を描くことが多い。
たぶん、そこが一番クリエイティブな気持ちになれる場所なのだろう。
キッチンなので仕事をしている彼女のまわりを当たり前に子供たちがウロチョロしている。
子供たちにとって母親の記憶は、台所でまな板の上の野菜を切り刻む包丁の音と共に、ではなく、キャンバスに筆を走らす音と匂いと共にあるはず。
母親が絵を描く様子を母親と同じ視線でシオナが後ろから静かに眺めている。
僕は慌ててカメラのスイッチを入れ、シャッターを切った。
この一枚を撮ったとき、これがシオナにも母親にも忘れ難い大切な一枚になるだろう、と確信した。
シオナが将来有名な画家になり、画集が出版されたときに必ず使われる一枚だ。(親ばか)
この手応えは、年に3回あるかないかのうちの貴重な1回。
毎回こんな手応えで写真が撮れればいいのだが、こればっかりは突然降ってくるものであって、狙って撮れるものでない。
大切なのは、たぶん、いつもカメラを持ち歩いているということだろう。
DSLRでもミラーレスでもなんだっていい。
カメラを常に持っていることだ。
















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昨日シオナからメールが来た。

hi dad this is my first you tube video

(ハイ ダディ、私の初めてのYouTube ビデオよ)

タイトルは「コティ・ザ・ドッグ」
彼らはラブラドゥードルのアプリコットをコティと呼んでいる。





















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by somashiona | 2012-09-26 18:46 | ソーマとシオナ

ニューノーフォーク、朝の散歩




週末の朝、いつものように子供たちを迎えに彼らの住むニューノーフォークへ行く。
ニューノーフォークで子供たちに会うのはもちろん嬉しいが、彼らの愛犬であるラブラドゥードルのアプリコットに会えるのも楽しみの一つだ。
今日の朝は子供たちを連れて僕の住むホバートへ行く前に、ニューノーフォークでアプリコットの散歩した。
ほんの40分くらいの散歩だが、春のニューノーフォークはなんだかとてもみずみずしかった。
X100のファインダーを覗いても、どういう訳か今日は完全にお気楽モードで、シャッタースピードや絞りの設定を珍しくオートにし、まるで使い捨てカメラの「写ルンです」で撮るようにパチパチとシャッターを切った。
たまにはこういう肩の力を抜いた写真もいいものだと思う。













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by somashiona | 2012-09-15 20:51 | ソーマとシオナ

シオナは11歳



8月は誕生日ラッシュ。
僕の母親の誕生日が8日、そしてその翌日がシオナの誕生日。
こうたたみ込むように誕生日が続くと、誰かの大切な日をすぐに忘れてしまう僕でも、さずがに「うっかりしてました」ということもない。
さらに今年はその前後に友人の誕生日もあり、誕生日ラッシュの月だった。

誕生日で一番悩むのがプレゼント。
ソーマはいつでも夢中になっているものがあるので、プレゼント選びに困ったことがない。
問題はシオナだ。
「何が欲しい?」と聞いても帰ってくる答えは「なんでもいい」なのだ。
「なんでもいい」という答えの裏側にある気持ちは、たぶん「私を驚かせて欲しい」だと思うので、なおさらプレッシャーがかかる。
シオナにももちろん好きなことがある。
それは小さな頃から一貫して絵を描くことだ。
しかし、毎年毎年、画材関係をプレゼントとして選ぶことに何か罪悪感のようなものを感じる。
なんとなく彼女を喜ばすための努力をしていないような気がするからだ。

去年、彼女の10歳の誕生日は初めて彼女から具体的リクエストがあった。
「ダディ、誕生日にピアスが欲しい」
「え、だってピアスって耳に穴をあけるんでしょ?そんなことしていいの?マミーはいいって言ったの?」と僕は思いっきり引いてしまった。
こっちの子供たちは小さな頃からピアスをしている子が多い。
女の子だけなく、男の子もよくしている。
シオナの母親はピアスをすることに(耳に穴を開けることに)まったく反対しなかったらしい。
僕はとても複雑な心境だった。
娘の身体を傷つけるようなものを父親が買っていいのか?(なかり頭が硬いです)
もうピアスが欲しいと思う年頃になってしまったのか?(ボーイフレンドが欲しいと思いはじめるのか?)
考えてみると、47年間生きてきて、一度もピアスなるものを買ったことがない。
どんなものがいいのか、まったく見当もつかない。
ホバートにあるお店を12件ほど回った。
店員さんたちは11歳の女の子なら値段が安いファッションピアスをたくさん買ってあげたほうが喜ぶ、と口を揃えて言った。
でも僕はシオナが20歳になった時もまだ時々つけてくれるような(もちろんダディを思い出して)物が欲しいと言いはった。
それならゴールドですねぇ、と店員さんたちは言った。
イエローゴールドがいいですか?それともホワイトゴールド?
もちろん僕の頭のなかは「??????」で溢れていた。
ということで、10歳の誕生日は水槽に入った金魚とイエローゴールドとホワイトゴールドのピアス。












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今年11歳の誕生日、シオナに何が欲しいと聞くとまた「なんでもいい」だった。
「サプライズがあったほうが楽しいから」と困ったことを言ってくれる。
最近彼女はマンガチックな絵を描く事に夢中になっている。
誕生日の数日前、彼女の母親に用意しているプレゼントについて探りを入れると、漫画やアニメーション専用のかなり高価なペンのセットを買ったらしい。
「絵を描く以外に最近夢中なことは何?」とシオナに聞くと「ストーリーを書くこと」という答えが返ってきた。
絵を描く&ストーリーを書く、、、あっ、それって漫画だ!
以前シオナが僕に「ダディ、ワンピースっていうコミック読んだことある?」と聞いてきたことがあった。
「ないけど、どうして?」と聞くと、「日本で一番売れているコミックブックなんだって」と答えたことを思い出した。
オーストラリア最大の本のオンライン通販「Booktopia」を調べてみると、あった、あった英語版が!すぐに1〜3巻を注文。












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どうせなら、僕が子供の頃に好きだった漫画も読んで欲しい、と思ったときに真っ先に頭に浮かんだのは「ブラックジャック」。
でも、女の子に「ブラックジャック」かぁ、、、やっぱり「ベルサイユのばら」とか「キャンディ・キャンディ」とか「ガラスの仮面」とか「有閑倶楽部」とかのほうが、、、。
いや、やっぱり同じ感動をダディと共有してほしい!
ということで「ブラックジャック」1〜3巻。
あとは刺繍セット、Tシャツなど色々細かなものをつけて、無事11歳の誕生日のプレゼントを用意することが出来た。
あ、彼女が気に入ったかどうかは、わからない、、、。汗












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by somashiona | 2012-08-29 18:58 | ソーマとシオナ

日曜日はビーチで冒険




日曜日、スコットたちと行ったビーチはブラックマンズベイ。
僕は知らなかったのだけど、ここにはブロウホール(海岸の岩の割れ目などから潮が吹き上げる場所)があって、海岸沿いをつたってブローホールまでたどり着く、というのが今回のミッションだ。
ちなみに、昔は勢い良く潮を吹き上げたこのブロウホールも今では滅多に吹き上げることがなくなったらしい。
最初は順調に岩を伝いながら子供たちとワイワイ歩いていたが、次第に足場が悪くなり子供たちの口数も少なくなる。
スコットが連れて行きたかったルートは彼が手をふっている岩壁の下に飛び降りなくてはならないのだが、着地点は大波が押し寄せている。
この波が一瞬引いたときに飛び降りるのだが、岩の上はかなり滑る。
さらに、着地してからすぐに波が届かない場所まで動かないと波にさらわれる。
「ちょっと子供たちには無理かなぁ、、、?」とスコット。
「スコット、子供たちじゃなくて、僕が無理」と言って笑い、僕たちは安全なルートに引き返す。
彼はブラックマンズベイで少年時代を過ごしたので、このあたりでどんなスリルのある遊びができるのかよく心得ているが、現代っ子とその喜びを分かち合うのはちょっと難しいのかもしれない。












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楽しい散歩の最中、僕はポートレイトを撮ったり、風景を撮ったり、子供そっちのけ。
35mmや50mmの単焦点レンズは画角に縛られるどころか、逆にカメラの取り回しや被写体に集中する自由度が増し、安心してシャッターを切れる。
海岸沿いはびっしりと黄色い花で埋まっていた。
こういう被写体をどう撮っていいのか僕には分からないのだけど、日曜日の午後は難しいことなど考えず、とにかく軽快にシャッターを切ったいい。












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by somashiona | 2012-08-25 11:48 | ソーマとシオナ

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