カテゴリ:海( 20 )

海辺のコテージ




タスマニア東海岸のコテージで心に残る2日間を過ごしたことがある。
部屋のベランダから裏庭へ降り、細い小路を歩くと海岸へ出ることができる静かなコテージだ。
朝は海から顔を出す太陽を眺め、昼は本とコーヒー、そしてブランケットを持って砂浜に腰を下ろし、夕方になると辺り一面がオレンジ色に染まった風景に自分を同化し、夜はひんやりとした空気に包まれ満天の星空を飽きることなく眺める。
彫刻家のご主人と小説家の奥様がこのホテルのオーナーだ。
広い敷地内には何棟かの独立したコテージが立ち並ぶが、生い茂った草やユーカリの木々でそれぞれのコテージはプライバシーが守られている。
僕の宿泊した棟はまるで大きなヨットの船内のような造りになっていた。
ヘミングウェイが来たら喜びそうな海の雰囲気たっぷりのコテージだった。
そこでは目に焼きつく美しい光景をたくさん見せてもらったが、どういう訳か僕が使っていたベッドからちらりと見える一枚の絵が記憶に強く残っている。
壁にかかっていたその絵は麦わら帽子を被った3人の女性の後ろ姿。
有名な画家の絵なのか、それともローカルな画家が描いたものなのか僕には全くわからないが、コテージで過ごした僕の気分を一言で代弁してくれるような絵だった。
朝から晩までたくさんの写真を撮ったが、この絵以上に僕の気持ちを表していた写真はたった一枚も無かった。 











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by somashiona | 2014-11-26 20:01 |

気の合う人と石狩浜へ




札幌に来ると必ず会いたくなる人がいる。
ブログを通して繋がった縁、僕の母ほど歳の離れた女性だ。
会うたびに影響を受ける。
彼女と一緒に石狩浜へ行った。
石狩浜は札幌から一番近い海水浴場で、夏の週末は人でごった返す。
若かりし頃、僕も夏になるとサザンオールスターズの音楽とサンオイルを持って女の子を探しに友達と毎週この石狩浜へ繰り出したものだが、もう少しで雪が降り出しそうなこの時期、ここへ来るのはカメラを持った狩人くらいだ。
今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空。
ほとんどの人が目もくれず、通り過ぎてしまうような光景を目にするたび、僕たち二人は「うわぁ〜いいねぇ、すごいねぇ、きれいだねぇ」はしゃぎまくる。
そして写真を撮り始めるとお互いの存在すら忘れ、自分の世界に入ってしまう。
こういう関係、とても心地よい。
カラーで撮ってもモノクロのような雰囲気が漂うこの季節の石狩。
モノクロにするつもりでシャッターを切っていたが、絵全体を包む淡い色は雪に覆われる直前の北の大地から届く最後の叫びのようで、排除するに忍びなかった。
頻繁に降る雨のせいで、誰もいない海水浴場の大きな駐車場には大きな水たまりが出来、一日の最後の光がそこに反射している。
この空間で色はすなわち生命。
オレンジ色の太陽が水平線の向こうへ消えてしまっても、目に見えない石狩浜の力は砂浜に打ちつける波のように微かな色をたたえ、したたかな主張をやめない。
それが心に響き続ける限り、僕たちはそれを無視できないし、カメラを顔の前から下ろすことも出来ない。
ああ、写真を撮るとき、ここにいま存在することの喜びを感じる。
写真は本当にいい。





話は全く変わるが、日本へ来てからなんだかんだいってかなりの写真を撮っている。
昨夜誤って外付けハードドライブのUSBコードを抜いてしまった後、僕のMacbook Airはこの外付けハードドライブを認識しなくなった。
嫌な予感はしたのだが、それでも望みを持って何件かのショップへ行き助けを求めたが、帰って来る答えは「データが壊れてしまってますねぇ」。
ああ、どうしよう、こんなのってあり?
そんな訳で、今日からは撮った写真は出来るだけすぐにブログにアップしようと思う。
(そういう問題じゃないけど)
ひょっとすると写真だけ、っていうこともあるかも。
(僕のブログらしくないけど)













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by somashiona | 2012-11-14 22:11 |

写真とは摩訶不思議



夕暮れ時の海岸沿いに立ち、いつもとあまり変わらない海を眺める。
すると、右の方から若いカップルが、左からは熟年の二人が歩いてきた。
二組の男女の歩調はほぼ同じ。
まるでビーチの真ん中に流れこむ潮水の辺りに大きな鏡があって、その中に、男女の過去と未来が映りこんでいるようだった。
この二組の男女が交差したとき、彼らはお互いの存在など気がつかなかったかもしれない。
たまたまそこを通りかかった、何の接点もない他人同士。
そして、この二組の男女と何の接点もない東洋人の男がその様子を眺め、写真に収める。
2012年秋の週末、タスマニアのビーチ沿いを歩いたことなど、彼ら自身でさえ2、3週間もすれば忘れてしまうかもしれないが、その瞬間は彼らの意思とは関係なく、永遠に残され、ひょっとするとこの写真を見たまったく知らない誰かの心にも残るかもしれない。
写真とは摩訶不思議なものだ。












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by somashiona | 2012-10-03 23:14 |

平均睡眠時間




朝、目が覚め、寝ぼけ眼で目覚まし時計を見て驚いた。
あれ、10時間も寝ちゃった!
僕の平均睡眠時間は6時間、10時間睡眠というのは病気などで寝込んだことを除いては、ここ数年なかったと思う。
今週はずっと休みなしで働いているので、疲れがピークに達しているのだろう。

オーストラリアの人は、いや、この言い方はちょっと違う。
タスマニアの人は、このほうが正しい。
タスマニアの人はタップリと睡眠をとる、と断言しても間違いじゃないと思う。
僕は誰かと話をするとき一日の平均睡眠時間をたずねる癖がある。
タスマニアで生まれ育った人にそれを訊ねるとき、8時間を切るという答えをあまり聞いたことがない。
毎日10時間近く寝る人もざらにいる。
しかし、メインランド(シドニーやメルボルンなどのオーストラリア本土)からタスマニアに移り住んだ人は8時間を切る答えが多い。

ふと気になって、さきほどちょっとネットで調べてみた。
2006年のオーストラリアの国勢調査によると国民の平均睡眠時間は8時間31分で1997年と比較すると5分も減ってしまったと嘆いていた。
8時間31分、これってちょっと多すぎないか、、、?
2012年の新聞The Ageにおいて睡眠時間を取り上げた記事では14歳から70歳までの1500人を対象にした調査によると、平均睡眠時間は7時間だと言っている。
あれ、国勢調査とぜんぜん違うじゃない!
こんなのタスマニアじゃありえない!
もう少し調べると、オーストラリアのナショナル・スリープ・リサーチ・プロジェクトというサイトに辿り着いた。
このプロジェクトの調査によると男が平均7時間59分で女が平均8時間3分、そしてオーストラリア人の平均睡眠時間は8時間1分ということになる。
うん、やっと納得。
ちなみに、ブリスベンなどの都市があるクイーンズランド州は7時間56分、シドニーがあるニューサウスウェールズは7時間58分でメルボルンがあるヴィクトリア州は8時間5分だ。
では、オーストラリアで一番ぐぅ〜ぐぅ〜と寝ている州はどこだろう?
アボリジニの人たちが多く住むノーザンテリトリーが8時間16分、我がタスマニアは8時間14分、続いてアデレードがあるサウスオーストラリアが8時間10分だ。

さて、日本はどうなのだろう?
2010年のNHK国民生活時間調査によると日本人の平均睡眠時間は7時間14分。
10代 男 7時間36分 女 7時間38分
20代 男 7時間18分 女 7時間24分
30代 男 7時間11分 女 7時間00分
40代 男 6時間43分 女 6時間28分
50代 男 6時間58分 女 6時間45分

女性のほうが睡眠時間が少ない。
これはオーストラリアと逆だ。

僕もそうだけど、もっと毎日ゆっくり寝ていてもいいのではないか?
そうそう、ゆっくり寝るというと朝寝坊をイメージするかもしれないが、オーストラリア人の朝はや早い。
つまり、彼らは早くにベッドに潜り込むのだ。
夜の8時、9時にはもうベッドに入っている友人が沢山いる。
え、日本じゃまだ仕事している時間?
早く帰って、奥さんとベッドの中で手をつなぎましょう。













ちなみに、ナショナル・スリープ・リサーチ・プロジェクトによると、不眠の記録は18日間で21時間40分ということ。ほとんどの時間をロッキングチェアで過ごしたらしい。


















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ああ、いい加減、綺麗なビーチに行ってブランケットにくるまって、波の音を聞きながら昼寝がしたいなぁ。

























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by somashiona | 2012-09-23 12:05 |

タスマニアのビーチ



気分を変えたい時、心のなかをスッキリさせたい時、ゆったりとした時間を過ごしたい時、そんな時、僕の足が自然と向かう場所はなぜだかビーチ。
僕の住むホバートからは15分も車を走らせれば、海、山、丘、公園、繁華街、CBD(中心業務地区)など、ほとんど何処にでも行ける。
ぼんやりしたい時、ある友人はぶらりと街のカフェに行くし、またある友人は山の中のトラックを歩く。
僕は圧倒的にビーチなのだ。
海を見ながらポットに入れたコーヒーをマグカップに注ぎ、読みかけの本のページを開くときは、たぶん、僕にとってもっとも至福の時かもしれない。
あ、もちろんカメラはいつだってそばにある。

ビーチと一口に言っても、タスマニアのそれは僕がよく通ったカリフォルニアのサンタモニカビーチとも、北海道の石狩浜のビーチとも、沖縄の石垣島のビーチともまったく似ていない。
例えば、ビーチで聞くにはもってこいの音楽を考えてみる。
ビーチボーイズ、サザン、チューブ、ジャックジョンソン、渡辺貞夫、高中正義、北島三郎、、、いや、どれも違う。
結果的に、タスマニアのビーチでひとり時を過ごすとき、音楽など必要ないという答えにたどり着く。
タスマニアのビーチとはそういう場所なのだ。












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by somashiona | 2012-09-20 13:10 |

漆黒の犬







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晴天のある日、海の見える坂道をふうふうと息を切らせながら歩いていると、バッタリと馬のように大きな真っ黒の犬と出会した。
地面を見ながら歩いていたので、犬の存在にはまったく気がつかず、僕が顔を上げたとき、ほんの2メートルほど先に彼は(彼女は)キリッと立っていた。
僕は凍りついたが、犬の目には僕の存在などまったく入っていない様子。
太陽が真上から照りつける誰もいない通りに僕と犬しかいないのに、彼は(彼女は)僕とまったく目をあわせようとしない。
もしこの犬が唸り声をあげたら、覚悟をキメようと思ったが、その前に一枚撮っておくことにした。
フォトグラファーだからファインダーから現実の世界を覗いているときに限っては比較的強気な人でいられる。
犬も動かず、僕も一歩も動けずにいると、飼い主らしき真っ白なラルフローレンのポロシャツをきた太ったおじさんが真っ赤な犬のリードを手のひらにくるくると巻いて豪華な家の門から出てきた。
太ったおじさんの目にも僕の姿は見えないらしく、凍り付いている僕を完全に無視して、ピィーと犬に向かって口笛を鳴らし、通りを歩いて行った。
ビールっ腹のおじさんと美しき肉体を持った漆黒の犬。

この日、僕は透明人間だったのかもしれない。





















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by somashiona | 2012-09-04 21:25 |

愛は永遠な老夫婦






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天気はいいが少し肌寒いある日の浜辺、老夫婦がベンチに腰をおろし、波打ち際で戯れる海鳥たちを見つめていた。
二人の間に会話はなく、つかず離れずの微妙な距離を保っている。
70代、80代の老夫婦は18歳から20歳前後に結婚した人が多い。
男も女も、というか、人間10代から20代、30代から40代、50代から60、70、80代と歳を重ねるごとに心も身体も考え方も感じ方も経済力も価値観も、ものすごい変化を遂げることだろう。
そういう一人の人間の歴史を最も近いところから見守り続けてきた老夫婦の絆を前に、会話や距離など、たいした意味などないのかもしれない。
10代の頃から付き合い続け、死ぬまで一緒という夫婦に対する一種の憧れみたいなものを僕は持っている。
僕の両親もそのタイプなのだが、それって僕に言わせると奇跡のようなものだ。
生まれも育った環境も考え方も違う男女が60年とか70年一緒にいるなんて、それはもう魂の片割れ、ツインソウルとしかいいようがないだろう。
しかも、そういう夫婦はお墓の中でも一緒がいいと言い、生まれ変わったらまた同じ相手と巡り会いたいなどと言う。
こんなうらやましい話、あるだろうか?
しかし、それは僕の人生の中ではもうとっくの昔に終わってしまった夢だ。
仮に今、魂の片割れと言えるような女性に出会い、死ぬまで一緒にいたとしても、僕は病弱だから60歳で人生を終えるとして、たった13年くらいしか人生を共に出来ないのだ。
どう逆立ちしても老夫婦たちの絆には近づけない、、、ああ、くやしい!
10代や20代の頃に付きあっていた女性(この愛は永遠だ、と信じていた女性たち)とそのまま結婚し、この年齢まで一緒にいたら僕の人生はどうなっていただろう、と時々考えてみる。
残念ながら、どうしてもエキサイティングな人生を思い描くことが出来ない。


たぶん、僕がこの老人たちの年齢になったとき、やっぱりいつものように一人でベンチに腰をかけ、波打ち際で戯れるビキニ姿のセクシーガールたちを眺めているような気がする。
もちろん、膝の上にはカメラが置いてあるだろう。




















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by somashiona | 2012-09-03 16:57 |

波打ち際で



仕事帰り、海岸がすぐ近くにあったので寄り道することにした。
海辺にある住宅街をほんの少しだけ写真に収めようと思っていたが、結局2時間もうろつきまわった。
この辺りに住む人達が夕食前後に行う散歩コースなのだろう、2時間前は犬の散歩をする夫婦や子供を連れたお父さん、お母さんがひっきりなしに行き交う海岸だったが、写真を撮り終えた僕が戻った頃はほとんど人気がなかった。
海岸で写真を撮らず周辺の住宅街を歩いたのは、この海岸にあまり惹かれなかったからだ。
X100の35mmレンズでは決め手に欠く海岸だった。


波打ち際に立って、静かに寄せては返すさざ波をぼんやり見つめた。
同じ動きを飽きることなく繰り返す波だが、じっと見つめていると、毎回その表情は違う。
今日は穏やかな日だが、暴風雨の時などはきっと、それなりの波が立つのだろう。
しかし、海面がどんな表情を見せようが、深い海の底はきっと冷たくひっそりと静かなのだ。
自分の人生を考えた。
大波、小波が打ち寄せる毎日に右往左往しているが、海底の僕自身にはたぶんあまり変化がない。
変化のない毎日はある意味安定しているということでもあるが、それに満足できないのならくすぶっている訳にはいかない。
感動や挑戦のない毎日は生きていながら死んでいるようなものだ。
いい加減、自分の海底に砂を巻き上げなくてはいけないな、と強く感じた。
目標を見つけ、挑戦して、築きあげて、自ら崩す、僕はこんなことばかり繰り返している。













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by somashiona | 2012-08-31 21:22 |

人それぞれ







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夕暮れの時間が近づくと太陽の光はマウントウェリントンに遮られ、サンディベイの海辺は大きな影の中に入る。
土曜日のこの時間、ここに集まった人たちは今日最後の潮の匂いを深く吸い込み、家に帰ってから夕食をとるのだろう。
ベンチで一人海を眺める人、愛犬と共に沖に浮かぶヨットを見つめる人、愛する人と共に波の音を聞く人、そして海の冷たさを楽しむ犬カップル。
生きている人全てに与えられたこの時間、幸せの感じ方は人それぞれだ。





















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by somashiona | 2012-03-20 20:33 |

泳ぐ人







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昨日、子供たちとロアー・サンディベイ・ビーチを歩いた。
久しぶりのポカポカ天気だったのだが、タスマニアはもうすっかり秋の気配で、今は海で泳ぐという感じではない。
しかし、シオナは水着を持ってこなかったことをとても悔しがっていた。
丘を越え、勢いよく砂浜に走っていったと思ったら、そのあとは靴を手に持ち、水の中を静かにずっと歩いていた。
まるで何か大切な事でも考え続けているように。
ソーマは水着よりも自分のカメラを持ってこなかったことを後悔し、僕のカメラを奪って、しばらく撮影に夢中になっている。

流れるようなフォームでゆっくりと、しかし、一定のペースを保って泳いでいる人が遠くに見えた。
遠目でも、その人が年季の入ったスイマーだということは分かる。
海で泳ぐ人の姿は、なんて美しいのだろう。
小さな人間が自然の中を、自分の肉体だけを使って動き、前に進む。
自分の体の声を聞き、自然の機嫌を損ねないよう注意して、常に自分を奮い立たせ、自分にチャレンジし続ける人を見るのは、とても気分がいい。

泳ぐ人と同じ方向へ僕も歩き続ける。
砂浜の僕と沖を泳ぐスイマーがほぼ平行線になったとき、スイマーが老人と呼べる年代の男性だということに気がついた。
たった一人で長い時間、冷たい海の中を泳ぎ続ける老人、この人のことは何も知らないが、その一点だけでも僕はこの老人を好きになれる。

秋になったとはいえ、もし僕が真っ黒なスティングレイ(エイ)に遭遇していなかったら、この日、水着を持ってきていたかもしれない。
ああ、こんなことじゃ、この先、僕は僕がなりたいような人間になれない。

今日、さっそくお気に入りのビーチへ泳ぎに行った。
今日も暖かかったので、何人かが海で泳いでいた。
45分間の水泳。
いつものように身体は芯から冷え切ったが、やはり気持ちがいい。
そして、今日もスティングレイを見た。
黒い色で、背中に少し砂がかかっていたスティングレイが僕の前方3メートルくらいのところを泳いでいた。
一瞬恐怖を感じたが、それでも今日は、前のように泳ぎをやめたりはしなかった。





















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by somashiona | 2012-03-19 20:24 |

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