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海にいく理由




漁師、サーファー、釣り人、ライフガード、恋人たち、親子、老夫婦、
犬と飼い主、スイマー、科学者、グリーンピース、密猟者、海女、
石原裕次郎、ビーチボーイズ、ジャック・マイヨール、ガメラ、フリッパー、、、、。




海にいく理由は

人それぞれだろう




僕の場合

幸せになれる気がするから

海にいくのかもしれない。








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Bruny Island, Tasmania









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by somashiona | 2007-09-29 06:28 | ソーマとシオナ

丘を所有する男






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デッドツリーの孤独。








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よじれたフェンスの悲しみ。








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揺れる牧草のささやき。








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移動する雲たちの記憶。








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与えられた色温度を受け入れる大地。








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そのものたちを見守る男。








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男は毎日この丘を訪れ、そのものたちと無言の会話を交わす。










ranking banner言わんとしていることはわかる気がするけど、、、でもやっぱり解んない!と思った人はポチッとね!







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by somashiona | 2007-09-27 19:11 | デジタル

初めての手術は、、、痛かった





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ソーマは生まれたときから頭にハゲがあった。
お産の時、彼を取り出した病院の先生の親指の指紋の跡だと、僕はなぜかずうっとそう思っていた。
病院ではそのうち消えるよ、と言われていたが、その後そのハゲは時と共により鮮明になった。
ちょうど10円玉くらいの大きさで、毛穴がまったく無く、これ以上無いほど柔らかで、つるつるとした手触りのいい見事な十円ハゲだった。

風に煽られた髪の毛の間からそのハゲが見えた時、プールで濡れた髪の間からそのハゲが突如姿を現した時、多くの人は素直に驚きの反応を示したが、僕もソーマの母もさほど気にしてはいなかった。
ハリーポッターだって生まれたときから額に傷跡があったことだし、むしろそれがソーマのトレードマークとして、僕は誇らしいくらいの気持ちでいた。
だいたい10円ハゲくらいでソーマの人生が悪い方向に向かう訳が無いのだ。








しかし、そう考えないドクターが昨年ソーマの前にこつ然と姿を現わした。
ドクター曰く、それはハゲではなくデキモノの一種で、将来悪性の腫瘍などに変る可能性もある、と僕たちを震え上がらせる意見を述べた。
オーストラリアは皮膚の病気に対して敏感だ。オーストラリア上空のオゾン層は非常に薄く、皮膚がんの発症率が高いからだ。

ドクターは早めの摘出手術を僕たちに勧めた。
まあ、遅かれ早かれソーマがこのハゲで悩む日が来るのは確実なので、今のうちにそれを取り除いてしまおう、という方向で話しがトントン拍子に進んだ。

あのつるつるした手触りをもう楽しめないのかと思うと、僕は少し残念な気持ちだったが、ソーマはこの手術をなぜかわくわくと心待ちにしていた。

この日ソーマが手術を受けるのは「ワンデーサージュリー」という日帰りの手術を専門に行なう施設だ。




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オーストラリアでは病気の症状を見てもらう為に主治医のクリニックへ行き、レントゲンを撮りますと言われれば、再度アポイントメントをとってまったく違う場所のレントゲン専門の施設に行き、そして手術だと言われれば、手術を専門に行なう施設に行かなくてはならない。とても面倒なのだ。

子供とはいえどもどんな手順でどんな手術をするのか、ドクターは事細かにソーマに説明する。




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ドクターの話を聞いたソーマの心をしっかりと捉え、彼を興奮させたのは、まず第一に麻酔だ。自分以外の力で瞬時に深い眠りにつく。これが彼には信じられないマジックのように思えたらしい。
そして第二に手術の前の夜から何も食べてはいけないこと。食事の時に残さないでしっかり食べなさい、と何度も言われたことはあるが、食事の時間にも関わらず何も食べちゃダメと言われたことは、今まで一度も無いのだ。どれだけお腹がすくのか、ちょっと想像しただけでドキドキしてしまう。




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手首に手術患者の為の認識表を付けられ、点滴のための麻酔クリームを手の甲に張られたときは間近に迫った興奮のエクスタシーに顔を赤らめている。どうやら彼には手術に対する恐れというものがまったく無い。




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手術室に入る彼の母親が着替えを終えた時、ソーマの手術を担当する女医さんが自己紹介をしてから、頭の様子を再度チェックしていた。
僕は僕で、こんな美人の女医さんなら手術もまんざら悪くないなぁ、、、などと不埒なことをぼんやりと考えながら彼女の説明を聞いた。




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手術室にはいってからは僕にはまったく様子が分からない。
ソーマが手術に対して不安な気持を抱かなかったことにホッとしつつ、今度は僕のほうが猛烈に不安になる。
心配しても仕方ないさ、と自分にいい聞かせつつも、やはり内心穏やかでない。
子供に対する全身麻酔はリスクがないとは言えないからだ。
とにかくシオナと共に時間が過ぎていくのをじっと待つばかりだ。
待合室の白い壁を穴があくほど見つめていた。
壁に穴は無かったが、趣味の悪い絵が数枚かかっていた。

約5時間後に麻酔の切れたソーマが母親に寄り添って待合室に姿を現した。
手術前のウキウキした余韻は微塵も無い。




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頭にぐるぐる巻かれた包帯はタージマハールに住む子供のようだったが、ここは冗談をいうシーンではないので、そのことは口にしなかった。
まだ少しソーマの目がトロンとしている。
麻酔が完全に切れていないのだろう。
「痛い?」と聞いても「具合悪い、、、」と消え入りそうな声でこたえるだけだ。





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車に乗り込んだとたん、嘔吐した。
傷口の痛さよりも、麻酔の為の頭痛がひどいらしく、とうとう我慢できずに泣き出した。
普段は生意気ちゃんのシオナも言葉少なにソーマの顔を覗き込んでいる。




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「痛いだろうけど、しばらく辛抱するのよ」と母親にいわれたソーマは「家に帰ったらアイスキャンディー食べていい?」とお願いする。
普段そういうものを食べさせてもらえないだけに、こういうチャンスを彼は逃さない。
もちろんアイスキャンディーのお許しは出た。
特別な日には特別なお楽しみがあるのだ。
痛い思い一つもせずにアイスキャンディーにありつけることになったシオナは大喜び。







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家に帰ると約束のアイスキャンディーを食べ、しばしハッピーだったが麻酔と鎮痛剤が切れ、本格的な痛みが彼を襲った。








彼の母親と交代で介抱した。
離婚後もそういう時には僕と彼女は素晴らしいタッグチームを組める。



痛みに苦しむ我が子を目の前に何もしてあげられないことの苦しみを、この夜僕は初めて知った。
苦しむ我が子を見るのは本当に辛い。



彼の母親はとても強い女性だ。
その彼女がこの日、手術室で止めども無く泣いてしまったと、ソーマがやっと眠りについてから僕に打ち明けた。
ドクターがソーマの顔に麻酔のマスクを被せ、彼が崩れ落ちるように意識を失った姿を見たとき、突然涙が溢れてきたと彼女は静かに僕に言った。
想像しただけで、僕の目が潤んでしまった。
ダディは涙腺が弱いのだ。



ソーマの苦しみは数日間続くだろう、と僕と彼の母親は予想していたが、翌日にはもうケロリとしていた。

「で、麻酔で寝るのはどういう気分だった?」

「マスクを顔に被せられたところまでしか覚えてないよ、、、」

「今度また麻酔で寝ようか?」

「僕、、、もう、、、ぜったいイヤ、、、」








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by somashiona | 2007-09-25 20:34 | ソーマとシオナ

タスマニアのゴルゴ13




午前9:30

K君(ホバート在住30代日本人男性)
「マナブさん、おはよぉ〜ス。あれ、あれ、なんだかあまり調子良さそうじゃないっすね。朝から背後霊が肩に乗っかってますよ!」


「なんだよそれ、朝からイヤな奴だなぁ。いやね、昨日は3時間しか睡眠時間がとれなかったんだよね。この歳になると睡眠不足はこたえるのよ」

K君
「じゃあ今日はさっさと家に帰って寝たほうがいいっスよ。どうせ午後から暇なんでしょ?」


「君ね、その、どうせ暇っていうのは何なの!?こう見えても僕はいつも忙しいんですよ!」

K君
「あれっ、なんかあるんスか?」


「今週末の撮影のロケハンをしておかないといけないんだよ」

K君
「え、何撮るんスか?」


「パーティの写真なんだよ。25人の集合写真、個別のグループ写真、あっそれとパーティの模様を伝えるスナップとかもね、、、」

K君
「それって雑誌や新聞の仕事と比べたら、簡単な仕事なんじゃないんすか?」


「君ね、簡単な写真なんてないのよ。特にね、今回のように人数が多いと楽しい雰囲気をキープしつつ、素早く皆を配置に付かせ、たくさんのパターンを撮るのがね、結構大変なんだ。それと、ただの集合写真にならないよう、何かアクセントを考えなきゃいけないし。厳しいのは午後1時半の野外での撮影だっていうこと。晴天だったらすごく汚い写真になっちゃうんだよ。眼鏡かけている人、帽子かぶっている人、影がね、嫌なんだよね。露出も絞っている状態だから、晴天の中で日中シンクロしても25人をカバーするのはちょっと無理だし、、、。25人が入る日陰があるといいのだけどなぁ。」

K君
「そういうのって現場についてから考えるんスか?」


「いや、いや、とんでもない。それが怖いからロケハンするのよ。写真はね、撮る前が大切なのよ」

K君
「なんだか仕事の準備をするゴルゴ13みたいでカッコいいじゃないっスか!ひょっとして体中に傷跡とかありません?」


「もちろんあるよ。なんてったって僕、ゴルゴだからねぇ。えぇ〜と、、、盲腸の手術のあとでしょ、それから椎間板ヘルニアの手術のあとでしょう、、、」

K君
「ちょっと、ちょっと、おっちゃん、おっちゃん(彼は関西人)、身体の弱いゴルゴだなんて聞いたことないっスよ!」


「まあさ、身体のことは許してよ。だけど僕は現場に髪の毛一本、指紋の一つも残さないほどの注意力でのぞむし、、、」

K君
「さあ、さあ、仕事しなくちゃ。じゃあね、マナブさん、また明日」


「あ、あれ?ねえ、まだ僕のゴルゴの話し終わってないんだけど、、、」





翌日

K君
「マナブさん、おはよっす!今日はなんだか顔がスッキリしてるじゃないですか!で、どうでした、昨日は?」


「え、どうって、、、何が?」

K君
「下見ですよ!ロケハン!行くって張り切ってたじゃないですか!」


「あっ、あれね。それがさ、昨日あの後ね、1時間だけ仮眠しようと思ったら、夜まで爆睡しちゃってさ、、、」

K君
「え、えぇ〜〜?下見、寝過ごしちゃったんですかぁ〜?げぇ〜っ、カッコ悪ぃ〜っ、寝坊して仕事すっぽかすゴルゴなんてあり得ないっスよぉ〜っ!」


「本番じゃなくって、下見なんだってば!」

K君
「同じですよ!カッコ悪いなぁ、まったく!だいたいアイスクリームが好きで、女の子を見るとすぐニコニコするゴルゴだなんて、怪しいと思ってたんだ、、、」




ぷるる〜、ぷるる〜。(僕の携帯電話の音)




「ヘロー。イェス、スピーキング。ああ、マイケル、元気?調子はどう?えっ、ロケハン? う、うぅ〜ん、、、いい場所だったよ、、、。えっ、ミーティング?今日の1時半?い、いや、一時半はちょっと都合悪いなぁ、、、うん、うん、ノーウォリーメイト、ロケハンはもう終わってるからさ、大丈夫、、、」

K君
「うわぁ〜、ゴルゴさん、うろたえてるよぉ。目が泳いでるゴルゴなんて見たことないよ、まったく、、、カッコ悪ぅ〜〜〜」








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Salamanca, Tasmania

(テキストと写真は無関係です。この人がタスマニアのゴルゴだと思わないでください)






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by somashiona | 2007-09-21 20:42 | B&W Print

生理的に色と過ごす

生理的に色と過ごす






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朝焼けの中、土手に乗り捨てられた車の黄色が悲しかった。
約束の無い日の心は虚ろ。
車体についた傷をなぞると、場違いな血液が指先から滴り落ち、黄色いボディはマスカラを付けた女が泣いた顔になった。






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開園時間が終わった公園を一人歩いた。
嘘をつくのが上手い男が振りまいた光りの残り香を嗅ぎ、乾燥した年寄りの肌と同じ音を立てる枯れ草を踏みしめる。
ふと歩みを止め、足下に視線を落とすと、赤い花が一輪横たわっていた。
忘れかけていた女の顔が脳裏をよぎり、花に伸ばした手をポケットに突っ込んだ。






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街全体が寝息を立てている時間も、まだ歩き続けていた。
石畳の上に黒く長い影が伸びている。
目的の無い歩みはどこか足早。
電球の周りで円を描く蛾のように、ここより明るい場所へ吸い込まれる。
路地の奥で息を潜める青い光りと対峙した後、もうベッドにもぐり込もうと、静かに決めた。








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by somashiona | 2007-09-17 15:58 | デジタル

ビッグ・フォーティー、夢のフライト



この国では40歳の誕生日を盛大に祝う。
「ビッグ・フォーティー」と言うらしい。
ちょっと前の話しになるが、(だいぶ前かなぁ?いやそんなに前の話しじゃないと思う。うるさい?)僕の40歳の誕生日は盛大だった。
その頃、僕はホバートに寿司ブームを起こした革命的お店sush for sushi (お店の名前です)でマネージャー兼スーパーバイザーをしていた。
サンドライトマトロール、アボカドロールなど日本人の発想からおよそ離れたメニューの数々はグルメ写真家相原正明さんが唸ってしまうほど美味しいのだ。
僕の40歳の誕生日を知ったスタッフたちは水面下でビックパーティの準備を進めていてくれていた。
小さなお店だったがそれでも30人以上のスタッフを抱えている。
皆ナイスな奴らで超働き者だ。
お店のオーナーはバリバリのオージー、デイヴィッドとスコットの二人だ。
まだ30代前半のまったくタイプの違う二人が経営するこのお店には常に日本の音楽、ファッションが絶妙に食とマッチしたかたちで演出され、今までタスマニアに無かったまったく新しい雰囲気を醸し出していた。
そういうものに敏感なのはやはり女性だ。お客さんの80%を女性が占めていた。
お店のカウンターにはスタッフにしかわからない形で業務上の注意事項が記してある。
その中に可愛い女性が来店したらInari(イナリ)、美人であればWasabi(ワサビ)と叫びなさいという注意書きがあった。(僕が書いたのだけど)
可愛い娘はスウィート(甘い)だからイナリ、美人はホット(辛い)だからワサビだ。もちろん従業員たちはこの業務命令に従順で、誰かが「ワサビ!」と叫ぶたびにフタッフ全員が一瞬仕事の手を止め、キョロキョロと辺りを見回したものだ。


スタッフの住む小さなフラットが僕の誕生パーティの会場だった。
僕は10人くらいのアットホームなパーティを予想してパーティに出席したが、フラットの中はスタッフほぼ全員とその関係者たちで溢れんばかりの人たちだった。心のこもった言葉の数々、たくさんのプレゼント、手作りの料理、ケーキが並べられ、この日の為に僕に捧げる歌までつくって披露してくれたスタッフもいた。
こんな盛大な誕生日は生まれて初めてだった。
目頭が熱くなった。
この誕生会の数ヶ月後にお店を辞めることが決まっていたにもかかわらず、オーナーのデイヴィッドとスコットは僕に素敵なプレゼントを用意してくれていた。


ホバートからサウスウェストナショナルパークへの遊覧飛行のチケットだった。



有効期限が1年間だったので僕は1年後の41歳の誕生日に自分への贈り物として、この遊覧飛行を楽しんだ。(だんだん歳がばれていく、、、)


初めてのセスナ機。




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機内があまりにも古めかしく、驚いてしまった。まるで古いフォルクスワーゲン•ビートルに乗っているよだ。この超アナログなセスナがふわりふわりと飛びはじめ、楽しい時間が始まった。




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空の上からみたリシャーチ•ベイ、これは最近激しい住民運動の末、政府の開発地になるのを逃れた場所。飛行機、船もしくは数週間以上のブッシュウォークをしないとたどり着けない場所なので、名前は何度も耳にしたけれど見たのは初めてだった。なるほど、こんなにキレイな場所は開発から守らなければならない。
タスマニアは政府がもの凄い予算をかけて計画していた巨大ダム建設を激しい住民運動によって中止させたという輝かしい過去がある。このことはタスマニアの人たちだけではなく、オーストラリア人全体に自分たちの意志と力で物事を変えられる、という大きな自信を与えたようだ。なのでタスマニア人は政府のやること、政治家のいうことにとても敏感に反応し、おかしいと思えばすぐに運動を起こす。住民がしっかりとものを見極める知識や判断基準を持っているという前提で、これはとても健全なことだと思う。どこかの国の人たちもぜひ見習ってほしい。政府の言いなりになっていて、しっぺ返しを食うのは僕たちや、子供たちなのだから。






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セスナはサウスウェストナショナルパーク、マラルーカの舗装されていない飛行場に降り、そこからはボートで川下りをする。知らないうちに息を殺している自分に気がつく。人が普段足を踏み入れられない自然の中に入ったとき、その環境を満喫する、というよりむしろ圧倒されて縮こまってしまいたくなるような感じにいつでもなってしまう。




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知り合いの日本人が一人でここへ来たときは道なき道を歩き、川に流され、たどり着くのに2週間半かかったと言っていた。その間じゅう、靴やテントや寝袋はビショビショだったらしい。実際にここへ来ると、彼のやったことのスゴさに驚いてしまう。ちなみに彼は自衛隊のパラシュート部隊(自衛隊の中では泣く子も黙る最強部隊)に所属していた。








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手つかずの美しい自然に圧倒されっぱなしだったが、このフライトでもっとも衝撃だったのは空の上から見た伐採された森の跡だった。




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以前、自転車で山の中をツーリングしていたとき、森の伐採あとを見てショックを受けたと言ったが、空から見るとそういう場所が怖いほど至る所にあることに気がつく。タスマニアのイメージは豊かな森がある自然と直結している。木の伐採が問題になっているが、僕たちはその現場を普段は目の当たりにしない。しかし、空の上から見ると一目瞭然だ。美しいこの島の至る所に10円ハゲのような穴ぼこがある。これは普段の生活では絶対に見られない光景だ。こんなふうに分かりにくいところで、分からないように森を破壊しているのだ。もしタスマニアの住民全員がタスマニアを空から見たら、また違った運動が起こるだろうと思った。


タスマニアを訪れる日本人観光客は年々着実に増えている。
とても嬉しいことだ。
タスマニアの美しい自然を堪能し、新鮮な食材を使ったおいしい料理とワインに酔いしれ、ワラビー、ウォンバット、タスマニアンデビルの写真を撮って、お土産のチーズやレザーウッドハニーを買って日本に帰る。
ただ、せっかくここへ来たのならもう一歩知識を深めて欲しい。
広告やメディアは美味しいことしかあなたに教えない。
本当のことを知りたければどんなことでも個人の努力が必要なのだ。
旅行パンフレットや地球の歩き方を読んだら、その後でもいいからタスアニアについて書かれている本をもう少しだけ読んで欲しい。
僕は決して難しい問題を考えて欲しいと言っているのではない。
タスマニアが直面している問題を知ることによって、より一層タスマニアの自然を愛おしく思い、タスマニアに住む人たちを身近に感じ、テーブルの上に乗る美味しい料理に感謝できるようになると思うのだ。
そうすることによってもっとここが好きになり、何度もここに来たいと思うに違いない。
タスマニアで切られている木のほとんどがチップとして日本に運ばれ、ダンボール箱になってしまう。例えばタスマニアに来たことのある5万人の日本人がこれを意識することによって何かが変わる可能性があると思うのだ。こういう小さな意識改革が世界をもっと良い場所にしていく努力なのだと僕は思っている。

そもそも旅行の目的の一つは自分の見識を広げることだし、見識が広がれば広がるほど人生は楽しくはず。
「百聞は一見に如かず」。
でもこの時代、よほど自分の目を見開かないとその「一見」が見えてこないのだ。



おっと話しが脱線した。

忘れ難い誕生日のプレゼント。
歳を重ねることは悪いことではない。
若い頃には見えなかったことが見えるようになり、生きていることの難しさと素晴らしさを知り、自分が周りの人々、地域、自然から実は多くを与えてもらっているのだということに気づきはじめる。
タスマニアに住んで以来、僕は自然の恩恵というものを少しずつではあるが感じはじめている。ブッシュウォーキング、カヤック、マウンテンバイク、ダイビング、サーフィン、キャンプ、自然に触れる回数が多くなればなるほど自然の素晴らしさを実感する。
残念ながら日本に住んでいたときはこのことにまったくと言っていいほど関心が無かった。
お金を稼ぐことに忙しすぎたのだろう。
日本の素晴らしい自然にもっと触れておくべきだった。
自然を守ろうとすることは、自分たちを大切に扱おうとすることだと思う。




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写真は全てMelaleuca, Southwest National Park, Tasmania






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by somashiona | 2007-09-15 07:53 | デジタル

日本のメディアよ、立ち上がれ!




先週オースラリア中を大いに沸かせたニュースがあった。
すでに日本でもニュースになっていたと思うが、ちょっと聞いて欲しい。


APECが開かれているシドニーの中心街はどこもここもバリケードとポリスで埋め尽くされていた。
交通は麻痺し、多くの商店では商売が成り立たず、近辺のレストランではナイフやフォークの使用が禁止された。
そんなただならぬ状態をカメラに収めようと記念写真を撮った観光客は直ちに捕まえられデジカメの映像削除を命令されるし、APEC反対派のデモとポリスの衝突を追いかけていたニュースペーパーの女性フォトグラファーも警察に突き飛ばされカメラをかばって怪我をした。
この警備にとてつもない額の税金が使われていることで市民の大ひんしゅくを買い、おまけに守っているのがブッシュを筆頭とする世界を乱す人間たちなのでテレビや新聞でAPECのニュースを見るたびに皆がいらだっていた。

そんな厳重な警備の中、APEC立ち入り規制区域の中をAPECとは無関係の黒塗りの車2台が悠々と突破し、ブッシュの宿泊するホテルの10メートルまで接近した。
この黒塗りの車はAPECのVIPを装っていたが皆が首からぶらさげていたIDカードにはこれは単なるジョークだとハッキリ書かれていたし、車の中にはオサマ・ビンラディンに扮した人物まで乗っていた。

これはABCテレビの番組「チェイサー」が仕掛けた悪戯だった。
この番組はコメディアンたちが政治や社会の矛盾を風刺する番組だ。
莫大な税金を投資して行なわれているオースラリア警察が威信をかけた警備がどれだけのものか試されたのだ。
そして結果は惨憺たるものだった。
チェックポイント2カ所めでこれ以上近寄ると本当に大変なことになると判断した番組制作者が引き返したところを引き止められ、プロデューサー、カメラマン、コメディアンなど11人がその場で逮捕された。
この模様をブッシュのホテルであちらこちらに張り付いているスナイパーたちはたぶんライフルのスコープ越しに見ていただろう。
オサマ・ビンラディンに扮したコメディアンが車から出てきたときは引き金に指がかかったかもしれない。

ABCテレビといえばオーストラリアの国営テレビだ。
日本で言えばNHKの番組での不祥事だ。
これは番組の制作会社が勝手にやったことでABC側はまったく知らなかったと主張した。
だが、確信犯に違いない。
警察当局はもちろん激怒した。
悪ふざけにもほどがあるし、まったく面白いジョークではない、と警察のトップはコメントしたが、このニュースが流れた日、僕の出会った全ての人たちがこのニュースの話しをし、大笑いしていた。
こんなに嬉しそうにニュースの話しをする人たちを見たのは久しぶりだ。
たぶんビーコンズフィールドでの鉱夫救出劇以来だろう。

ABCは昨夜この模様を「全て見せます編」でしっかりと放映していた。

僕はこのニュースに笑ったというよりも、むしろ感心した。
国の言いなりにならないメディア、国民の声をしっかりと受け止めるメディア、信じることの為に危険をも承知でメッセージを送ろうとするメディア。
最近日本ではテレビ局が何かと問題を提起している?じゃなくて、問題を起こしているらしいがNHKにこういうことをするガッツがあるだろうか?
ABCは受信料など取らない。
紅白のくだらない人気取りを気にするくらいなら、もっと国や国民の精神に活を入れるくらいの番組を作って欲しい。
テレビでも、雑誌でも、ブログでも今の日本を見るとぬるいとか、ゆるいとか、そんな言葉ばかりが海外に住む僕の耳に届く。
世界中の国々が、世界中の人たちが、あらゆる物事に対して日々戦っているということをちゃんと知っているのだろうか?
残念ながら今の日本の国民性を作っているのはテレビだと僕は思っている。
日本におけるテレビの影響力は海外に住むものの目から見ると尋常ではない。
そのテレビにガッツが無く、ぬるい、ゆるい系の番組や情報を繰り返し流していると、日本人は世界から間違いなく取り残されると思う。
そして本当の喜びも、本当の怒りも、恥ずかしさも、誇りも、愛も、感じられず、結果生きてはいるが手応えの無い人生を多くの日本人が送ってしまいそうな気がする。
たぶん、余計なお世話だろう。
でも、家族同様、愛する自分の国に余計なお世話をせずにはいられない。

日本のメディアに携わる方々、ぜひ日本人に良いお手本を見せてください。




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Hobart, Tasmania




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by somashiona | 2007-09-13 18:57 | B&W Print

馬の耳に少女のささやき





こんにちは。
タスマニアで生きる馬のシルバーです。




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ここタスマニアには僕の仲間たちがたくさん住んでいます。
機会があったら、この島を車で一日走ってみてください。
野良犬、野良猫よりも、僕たち馬の姿のほうがはるかに多いことにあなたは驚くでしょう。
競技用の馬から農作業用、ペットとして飼われている馬まで、僕たちがこの島で生きる理由は様々です。
タスマニアに住む人間たちが個人で簡単に馬を飼えるは、彼らの多くが何ヘクタールもの広大な土地を所有しているからでしょう。
人間たちが僕たち馬と一緒に生きるには、ある程度の広さの土地が必要なんですよ。

これだけたくさんの馬がここで生活していると、さすがに人間との関係も自然と近いものになります。

僕も今までいろんなタイプの人間を乗せましたよ。

マールボロのコマーシャルに出てくるような男たちと僕たち馬の組み合わせはきっと端から見るとカッコいいのだと思うけれど、彼らときたら手綱の引き方がやんちゃだし、情け容赦なく僕のお尻をペンペンするので、僕は正直いってあまり好きじゃありません。
タバコの煙もイヤだし、、、。

馬の扱いをよく分かっていない人が僕の背に乗っかったときは、どんなに「進め、進め」とお腹をかかとで蹴られても、シカトすることにしているんです。
そういう人に限って僕らの機嫌をとろうとやたらとニンジンを目の前でチラチラさせるけど、そんなことで僕らが気を許すと思ったら、それは大きな間違いです。
僕ら馬って、これでもけっこう自尊心が強いんですよ。

馬の僕が自分で言うのもなんですが、馬と人間のもっとも美しい組み合わせはやはり、「少女と馬」に尽きると思うんです。
彼女たちはいつだって僕らを優しく扱ってくれます。
少女たちが僕と初めて対面する時、皆少し内気になるようです。




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同じ年頃の男の子相手のときはやんちゃな娘でも、僕を目の前にするとなぜか女の子らしくなるんです。
彼女たちは僕のことを神聖なもののように扱ってくれます。
まるで天から舞い降りてきたプレゼントのように僕たちを見つめてくれます。
そんなふうに特別扱いされると、馬じゃなくたって嬉しくなるでしょう?
ブラッシングしてくれたり、首を撫でてくれるときの彼女たちの手はとても柔らかくて気持ちがいいんです。
彼女たちの為なら一所懸命に走らなくっちゃという気持ちになります。
彼女たちと一緒にいて楽しい理由は山ほどあるけれど、その中で一番好きなのは少女たちの言葉です。
特に競技などのとき、出番の前に、彼女たちは僕と差し向かいで自分の思いのありったけを熱く僕に語りかけてくれるんです。
僕の走る姿がどんなに美しいか、僕をどれだけ信頼しているか、なんてことを僕の耳元で囁くんです。
馬の僕に対してこんなに真剣に話しをしてくれるのは少女たちだけなんです。




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男たちが僕に何を言おうが、文字通り「馬の耳に念仏」ですよ、馬の僕が言うのもなんですけどね。




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でも、少女たちのささやきを聞くと、僕は馬である自分がとても幸せに思えるんです。
分かります?この気持ち。

なんだか今日は久々に語っちゃったなぁ〜。
ひ、ひぃ〜ん、ぶるるる。




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by somashiona | 2007-09-10 17:37 | デジタル

クレイドルマウンテンさん、どこを撮ったらいいの?




今日もクレイドルマウンテン付近の写真だ。


161,000ヘクタールの公園面積を持つクレイドルマウンテン – レイクセントクレア ナショナルパークは公園内のどこへ行っても美しい。
しかし、この圧倒的な自然美というものを写真で表現しようと思うと、僕の場合、どうしても陳腐なものになってしまう。
原因は分かっている。
目の前に広がるパノラミックな景色を目にしたとき、湿った空気としぃ〜んと言う音さえ聞こえてきそうな一面苔むした木々に囲まれた時、見たものをそのまま全て写そうとするからダメなのだ。
自分のおかれた状況の、感動した風景の、自然の荘厳さの、具体的にどの部分に自分が感動しているのか、何に心が震えたのか、的を絞れないから失敗するのだ。

よく「見たままを、感じたままを写真にしました」という言葉を聞くが、それをすんなり写真で表現できる人はかなりの技能と経験がある人だと思う。
マニュアル車を運転していていちいちギアの番号を見てギアチェンジしていたら埒が明かないだろうし、120km/hでコーナーに突っ込む時、どのギアに落としてどんなラインで抜けるのか腕組みして考えている時間などないはず。写真も目の前にある状況(コーナー)の、自分にとって一番のポイントを適切な絞り(ブレーキング)とシャッタスピード(ギア)、そして構図(ライン)を決め、表現できるのが理想だ。(ちょっと無理のある理論展開か、、、?)

フルコンタクトの組み手(戦い)をしている場合、無駄な蹴りや突きを出しても相手は沈まない。
急所を狙わないとダメなのだ。(まだ展開に無理がある、、、)

今書いている僕の文章もいい例だ。
言いたいことを言い当てられるワンフレーズが出てこないのだ。
ツボを突く。
これは写真だけではなく、文章も、会話も、仕事の段取りも、もしかすると人生そのものに影響する僕の弱点なのかもしれない。
(話しがどんどん外れてきた)


タスマニアの伝説的写真家ピーター・ドンブロンスキーの写真はクローズアップにその才能をうかがえる。
砂浜を歩くとそこには無数の貝殻、海藻、流木、等々が複雑にからみ合ってそこらじゅうに散らばっている。彼はその中から抽象画さながらの自然の造形美を発見し4×5の大判カメラで切り取る。それがまた何とも美しい。
もし僕が同じ場所を歩いていたのなら、誓って言うが何も気がつかずその造形美を踏んづけ、それでもカメラを持って周りをきょろきょろ眺めながら歩いていただろう。
彼は的を絞れるのだ。

相原さんの撮影に同行したしたときも同じ驚きがあった。
ウェスターン・オーストラリアのブルームという町の海岸でのことだ。
真っ青な海に真っ赤な岩がゴツゴツとそこらじゅうに転がる海岸。
フルメタルジャケットというキューブリック映画に出てきそうな、とんでもない数のカメラ、レンズ、三脚でフル装備した僕たち。
さて、この風景を相原さんはどう切り取るのだろうかと、僕はもっぱら相原さんを観察していた。
相原さんはそこに着いたとたん迷うことなく、ある地点を目指し真っ直ぐ歩いてゆく。まるでそこらじゅうに転がっている真っ赤な岩の中に一つだけ真っ白な岩を見つけたかのように、真っ直ぐ何かを目指して歩く。そしてクローズアップの写真撮影が始まる。
もしかするとその岩だけが、真っ昼間だというのに、スポットライトで照らされていたのを相原さんには見えていたのかもしれない。
撮影が一段落してから、写したいものを予め見つけておいたのかと相原さんに聞くと、違うと答える。
じゃあ、どうしてこんな全部が同じ形と色の岩の中から一つだけフォトジェニックなものを見つけられるのか?と負けずに聞くと、「被写体が僕を呼ぶんだよね」と言ってニッコリ笑う。
石と話しができる人にこれ以上何を聞いても敵う訳がない。
さすが自然を切り取る達人!
これを「写心」というのか!
僕は残念ながら今まで一度も被写体に呼ばれて写真を撮ったことがない。
クレイドルマウンテンさん、いったい僕は、どこを撮ったらいいの?
いや、甘えてはいけない。
修行だ、修行。

今、相原さんもクレイドルマウンテンの様子を撮れたてのほやほやでタスマニアからブログにアップしている。
南半球のこの小さな島の、国立公園内の様子を日本人の男二人がほぼ同時にブログにアップしているだなんて、世界は急速に小さくなった、まったくスゴい時代だよなぁ、と変なところでツボにはまっているアナログな僕だ。






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by somashiona | 2007-09-05 18:36 | デジタル

苔の森、キングビリー・トラック




クレイドルマウンテン行き男三人組の旅。
今回の最大の目的はもちろん相原さんの写真展のオープニングパーティに出席することだ。


しかし僕ら三人は大の写真好き。


しかも、写真展が開催される場所がタスマニアの顔、世界遺産の地、クレイドルマウンテンだ。

ガソリン代を節約するため、小さめの車に三人同乗したが、車の中は三人分の三脚とカメラ機材がぎっしりと搭載されていた。
フォーマルなパーティなのできちんとした洋服と靴を用意していたが、ブッシュウォーキングの為の重装備も忘れていない。
ラフな服装でクレイドルマウンテンまでドライブし、その日宿泊するキャビンに到着したとたんフォーマルな服装に着替えオープニングに出席した。
オープニングが終わってディナーパーティがはじまるまでの2、3時間、今度はブッシュウォーキングの服装に着替え、雨降りの中ビショビショになって撮影をし、再びフォーマルな服装に着替えディナーパーティに出席する。
ディナーパーティが終わり、キャビンにたどり着いたのは午前零時。
楽しいパーティだったのでアルコールがまったくダメな僕以外の二人はへべれけに酔っぱらっていたが、それでも翌朝は6時には僕たちはコーヒーを飲みながらカメラのレンズを拭いていた。

翌朝も雨だった。
この時期のクレイドルは晴れているほうが珍しい。
この日、僕たちはクレイドルマウンテンロッジの敷地内にあるキングビリー・トラックへ行った。
クレイドルマウンテン近辺にはたくさんの魅力的なトラックがあるが、僕はこの約2キロ、40分で廻りきれるこのキングビリー・トラックが大好きだ。
この夏でもひんやりと冷たいレインフォレストに一歩足を踏み入れたとたん肺に吸い込む空気の質がまったく違うことに気がつく。
マイナスイオンのてんこもりだ。(ナチュレアさんのフレーズ、使わせてもらいました)
辺り一面、苔むしたこの森全体が人格を持った生き物だということを、肺に空気を吸い込むたび、柔らかな苔の表面に指を這わせるたび、そして枝から落ちた水滴が頬に当たるたびに実感する。

数カット撮るたびにレンズを拭き、カメラも身体もびしょびしょだったが、気分は爽快だった。

3人ともお互い一言も口をきかず、それぞれの世界に没頭していた。

残念ながらこの日はここで過ごせる時間が1時間半ほどしかなかったので、このトラックの1/10ほどしか中に入らなかったが、ぜひ次回は時間をかけてここを撮りたい。

キングビリーの魅力の1/250ほどしか表現できていないが、ぜひご覧頂きたい。






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by somashiona | 2007-09-03 17:44 | デジタル

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