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タスマニア、秋の朝 #2





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朝の寒さで吐く息が真っ白だ。
ジャケットを持ってこなかったのでかなり寒いはずなのだが、写真を撮る時はアドレナリンが体中を駆け巡るせいか、手の冷たさを除けばさほど寒さは感じない。
霧の中から太陽が時折輪郭を表してはまた姿を消す。
ああ、自然はどうしてこうも美しいんだろう、、、と一人で浸っていると子供たちが横で僕の袖を引っ張る。
ああ、一人じゃなかったんだ、、、。

「15分だけね」と言っておきながら「朝の空気は美味しいから、少し散歩してからホバートに行こうか?」と言い訳がましく子供たちを誘うダディー。
違うロケーションでもう少し霧を撮りたいのだ。
「もぉぉぉおお〜〜〜、まだ撮るのぉ〜、ダディ〜」とソーマとシオナの声が美しくハモる。
「フォトグラファーの子供に生まれてきたんだから、それくらい耐えなさいっ!」と言ってはみるが、説得力に欠ける、、、。






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子供たちの機嫌を取ろうと彼にレンズを向けると二人とも揃って帽子で顔を隠した。
おおっ、小生意気な奴ら。
こんな時だけ兄妹のチームワークは抜群。
こんな時はよりいっそう仲良しな二人。


ああでもない、こうでもないと彼らとワイワイ騒いでいるうち、この日の最大のテーマである「霧」はスゥ〜っとどこかへ行ってしまった。






今まで写真をやってきて一つだけ言える確かなこと、それは「写真はスピード」だということ。
どんな分野のフォトグラファーも唸ってしまう写真を撮る人は撮るスピードがもの凄く速い。
身近な例で言えば、普段三脚を使わない僕が自由雲台のクイックシューにカメラを取り付ける間に、相原さんは三脚をまるで刀を抜くようにシュと出し、クイックシューよりも早く自由雲台の取り付けねじにカメラをセットし、カメラがセットされると同時になぜか構図も既に決まっているようで、レリーズのワイヤーを握りしめ撮影を始めている。
この相原さんの三脚さばきはいつ見ても惚れ惚れする。
同じ行為を最大の集中力をもって何万回も繰り返してきた人の一連の動きはもうそれだけでアートだ。







そう、もたもたしていてはいけないのだ。
写真を撮る時だけは、生来のぐずぐずだらだらを出してはいけない。
とは言っても、撮りたかった霧はもうないので、仕方なくその辺にあった木や鴨を撮って沸き上がった写欲を少し強引に鎮めた。
タスマニアの秋の朝を短時間で撮る野望は、いとも簡単に消えてしまった。






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by somashiona | 2008-04-29 19:24 | デジタル

タスマニア、秋の朝 #1



今朝、子供たちを迎えに彼らの住むニューノーフォークに行くと、全てが霧に包まれていた。
普段ならそのまま子供たちと一緒に僕の住むホバートへ行き、週末の買い物を済ませてから、昼ご飯を食べ、そのあと様々な活動がはじまる。
しかし、この日はどうしても霧のニューノーフォークをカメラに収めたかった。


最近、自分の写真を撮るチャンスがない。
もう何でもいいから撮りたい心境で車の中にシグマ17mm-70mmf2.8-4.5つきキャノン30Dを持ち込んでいた。
ラッキー!

子供と一緒の時は基本的に本気モードを自分に禁じている。
撮り始めると彼らの存在を忘れるからだ。
写欲をそそられる現場は危険なシチュエーションが多いので、なおさら彼らを放っておいて写真を撮るのは良くない。
でも、今日は子供たちに15分だけ時間をちょうだい、とお願いした。
アイスクリームを買ってくれるならいい、という彼らとのネゴシエーションが無事成立し、ニコニコしながら僕はタスマニアの秋の朝を撮った。


撮った日と、ブログに写真をアップする日が同じ。
これって、僕にはとても珍しいこと。
子供たちがシャワーを浴びている隙にブログをアップすることにしよう。
大人になってからの楽しみはなんだかいつでもこそこそ。
どうしてだろう?
まっ、いいか。

皆さんにもタスマニアの秋が伝わるといいのだけど。






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by somashiona | 2008-04-26 19:00 | デジタル

ボートな人たち #2



僕はボートやヨットのことをまるで知らない。
でも人生のなかで、そういったものと共に時間を過ごす人たちに、一種の憧れを抱く。






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オールを漕ぐ人、甲板でワインを飲む人、ボートな人たちの表情はとても豊かだ。
自然と接する人の笑顔は都会で見るあの作り笑いとはまったく違う。






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偏った味方をすれば陸からボートを眺める人が不幸せに思えるほどだ。






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僕の周りにも古いヨットを格安で購入して、何年もかけて少しずつ手入れしている人たちがたくさんいる。
もちろん、いつかそれで世界を旅するのが夢だ。
少年の頃からそういう夢を持つ人は、毎晩地図とコンパスを睨みながらいつか実現するはずの冒険に思いを馳せる。






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もしも自分のヨットがあって、そこに自分の好きな食べ物、音楽、そして本をたっぷり持ち込み、2、3週間海の上を漂えたらどんなにいいだろう。






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夢を持って生きる。
簡単なことだが、慌ただしい毎日の中で見失いがちだ。













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by somashiona | 2008-04-25 08:50 | デジタル

ボートな人たち #1


北欧出身の彼女に結婚のなれそめを聞いた。


30代半ばの彼女、あこがれのタスマニアにたどり着く。
3ヶ月、彼女が使える一人旅の時間だ。
タスマニア中をくまなく廻りたいと思った彼女は中古車を購入することに決めた。新聞に手頃な値段の車が個人売買で出ていたので、さっそく指定先の住所へと出かけた。
そこは街のガソリンスタンド。
レジのお姉さんに新聞の広告を見てここへ来たことを伝えると、ガレージにいる整備士に会うようにと言われた。
オイルの匂いが漂うガレージの中から白のつなぎを着た40代後半の男が手にスパナを持って表れた。
この頃、彼女の英語力はまだ今のように堪能ではなかったので、しどろもどろで車を探していると彼に伝えたのだが、車のことなど彼女にはもうどうでもよく、ただただ彼の甘い瞳を見続けていたらしい。


彼女たちの仲は急速に発展し、彼女の親や兄弟に彼を引き合わせるため、二人は彼女の国へ行った。
彼女の親兄弟は成人に近い息子を持つこの男と自分の娘が果たして幸せになれるのか半信半疑だった。
しかしご両親が二人の結婚を承諾する決め手になったのは、彼が自分の趣味の話を幸せそうにした時だったらしい。
彼女の父親は彼の仕事について尋ねた。
彼はガソリンスタンドで整備士をやっていると答えた。
父親は少し眉間にしわを寄せ、生活には余裕があるのかね、と聞いた。
彼は自分が家を持っていること、お金持ちではないが生活に十分なお金はあること、週末は必ず休みで、たいていは自分のヨットで過ごすと答えた。
父親は驚いてこう聞いた「なにっ、ヨットを持っておるのか?オーストラリアでは整備士というのはそんなに儲かる商売なのか?」
彼は笑いながら言った「いえいえお父さん、整備士はそんなに儲かる商売じゃないですが、ヨットなら車を買うくらいの値段で手に入りますから」。






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ホバートの街に入ると最初に目にするのがヨットハーバーだ。






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日本でヨットといえば、加山雄三か石原裕次郎くらいしか手にすることは出来ないと信じていた僕にとって、普通の人たちがボートやヨットを楽しんでいるホバートに僕はカルチャーショックを受けた。






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実際ヨットの値段はそれほど高くない。
タスマニアには大小さまざまなヨットクラブがたくさんあって、大人やお年寄りは勿論、多くの子供たちがこのクラブに所属し、船や海と幼い頃から親しんでいる。






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少年たちにとってヨットを持つ者は憧れ。
魅力的なボートやヨットの持ち主を見つけるともう質問攻めだ。






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サイズこそ大きくないが、世界でも有数の深さを誇るホバートの港ではシーカヤックから世界最大級の豪華客船までさまざまな船を見ることが出来る。






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大昔の船のレプリカは船舶ファンにとってたまらない。






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これは僕の勝手な想像だが、イギリスからの移民で成り立ったこのオーストラリアにおいて、船というものは未来を切り開くシンボル、夢を具現化するものなのではないか。
大航海時代(15世紀中〜17世紀中)、人々は新しい大陸発見のニュースに心躍らせただろう。
そこへ行けば今の苦しい生活からおさらば出来ると思ったかもしれない。
彼らにとって船がもたらすイマジネーションは強烈だったに違いない。


そして、僕のような日本人にとって船のもたらすイメージは警戒心、恐怖なのかもしれない。
黒船が日本にやってきた時、日本人はさぞかし驚いただろう。
いや、多くの侍たちは「そんなもの、わしらの刀で蹴散らしてやるわい」と言っていたらしい。
日本人の危機に対する認識は今もその頃とあまり変わっていないのでは。


おっと、話がそれた。






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*コメントの返事、もう少し待ってねぇ〜!






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by somashiona | 2008-04-24 14:23 | デジタル

子供たちはたくましい



今日は子供たちと一緒の週末。
先週は彼らに会うことが出来なかっただけに、ダディのサービスは濃厚だ。
太陽が出ている限り自転車、テニスコート、山の中と身体を動かし、夜はソーマのリクエストで味噌汁、鳥の唐揚げレタス巻き、ご飯にふりかけ、そしてシオナのリクエストでローソクの灯火と日本昔話。
かなり盛りだくさんだ。
恋しさあまりにサービス旺盛になるのはいつも大人の方で、子供たちはそんなことさほど気にしていないように見える。
いや、気にしているが、そういう素振りを見せないだけかもしれない。
子供は繊細だが、ある意味タフだ。
子供は自分の置かれている環境を自分の意志で変えられない。
辛い状況でも文句一つ言わず毎日ニコニコしていられる彼らを見ると、その健気さに心を打たれる。

以前、老人が幸せに暮らす街はいい街に違いない、というようなことを書いたが、知らない街を訪ねたときそこに住む子供たちを観察すると、その街の状況がある程度読める。
どんな業種の親たちが多いか、街の経済状況はどうかなど。
リッチな街でも、プアーな村でも、子供たちは明るくたくましい。






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ロスアンゼルスに住んでいたとき、友人と二人でアメリカを旅した時に撮った写真だ。
もうかなり昔の話。
ニューメキシコに近い田舎の村でちょっとしたお祭りをしていた。
村の住人はプエルトリカン、メキシカンが占めていた。
村というよりも違法移民が人目につかない土地で作った共同体のような雰囲気がむんむんとしていた。
日本人などほとんど見たことがない彼らは僕たちに何か日本らしいもの見せてくれと頼んだ。
一緒にいた友人は昔空手をやっていたので、僕たちは空手の演武のようなものを彼らに見せた。
男たちや子供たちには大受けだったが、母親たちから子供に暴力的なものを見せないでくれと怒られた。






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ハリケーン、カトリーナで大変なことになってしまったニューオーリンズだが、この写真はそれよりかなり前のもの。
ニューオーリンズは本当に良質の音楽であふれている。
驚くのは子供たちがそこら中の通りで、信じられないほどレベルの高い演奏をしていることだ。
楽器の演奏はヤマハ音楽教室で覚えることも出来るが、彼らにとって音楽とは習うものでもなく、苦労して覚えるものでもなく、彼らの血であり、心臓の鼓動なのだとそのとき僕は思った。
こういう所から生まれた音楽は技術が上手いとかセンスがあるという人でも決して真似できない何かがある。
ブラジルの貧困層から生まれたサッカーのヒーローが見せるプレイと似ているかもしれない。






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僕は北海道出身だが、それでも札幌から遥か離れた土地に行くとカルチャーショックを受けることがある。
この写真は道東、根室近辺で撮ったもの。
写真をはじめてまだ間もない頃に撮ったと思う。
冬が近づく薄曇りの海岸に一軒の家が見えた。
そこで風になびく洗濯物がいい感じだったので近づくと、子供たちが洗濯物の陰で遊んでいた。
彼らが僕に見せた笑顔は札幌では見られないタイプのもので、なぜか今でも強烈に覚えている。
冷たい風が吹き付け僕はがたがた震えながらシャッターを切ったが、彼らの故郷の記憶に寒さという文字はないだろう。
彼らはもう成人で、家庭を持っているかもしれない。










*ひょっとして過去にアップしたことがある写真だろうか、、、と今ふと思った。
もしそうだとしても、飽きずに見てよ!






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by somashiona | 2008-04-20 09:05 | B&W Print

スネークマンショー



タスマニアの自然と接している時、安心なのは怖い動物がいないということだ。
トラやグリスリーベアーがいつ出るかわからない、と思いながら子供を連れて山を歩くのは心が落ち着かないだろう。
深い海に入る時はいつだってサメのことが頭の片隅にある。
滅多に襲われるとはないのだろうが、それでもオーストラリアではサメの被害報道が時々ニュースで流れる。
タスマニアでトラといえば幻の猛獣タスマニアタイガーだが、もしこれを見つけたら一生遊んで暮らすことが出来るので(高価な懸賞金がかかっている)、危険でもいいからぜひ僕に会いにきてほしい。
ハグしてあげる。


おっと、言い忘れた。
タスマニアに恐い動物はいないといったが、ヘビを除いてだ。
タスマニアには3種類のヘビがいるが、どれも毒蛇。
なのでヘビを見たら危険と思わないといけない。
危険だからといってそのヘビを殺したら法律で処罰される。
野生動物は危険であっても守らなくてはいけないものの対象なのだ。
危険にどう備えるか?
子供の頃からしっかりとその危険に対する知識を持ち、危険なものに安全な形で触れるのが望ましい。






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年に一度、ニューノーフォーク秋祭りが開催される。
そしてその祭りの片隅で強面のスネークマンがショーをする。
昔、小林克也さんや伊武雅之さんの『スネークマンショー』というのがあったが、それとは話が違う。
トカゲやヘビなど爬虫類の魅力と危険を語り、咬まれた時の対処までしっかりと教える教育的ショーだ。
僕も「へぇ〜なるほど、、、」と思いながらスネークマンの話を聞いた。
しかし、ヘビやトカゲよりも面白かったのが、それを見る人々の表情だ。
人は基本的に怖いものを見たがる。






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見たくないけど、見たがる。






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怖いと思っているかどうかは見ている人の目、顔の角度、身体の向き、手などによく表れる。






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ポートレイトのポーズを付けるとき、こういった普段の人々がとる身体の表現から学ぶべきことが多い。






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そして、怖いと思っていたものが実は怖くないと分かった時に見せる人々の反応も素敵だ。






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こういう人間の心理的動きをいち早くキャッチし、自分の写真に取り込んでいきたい、と思いながらシャッターを切る僕は、無害なトカゲが近寄っただけで逃げ腰になっていた。






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by somashiona | 2008-04-17 14:33 | デジタル

忙しい時に限って病



もうずいぶん昔から僕は厄介な病気を患っている。
それは『 忙しい時に限って病』だ。

ことあるごとに発病するが、特に締め切りがある仕事の時に発病しやすい。
やらなくてはいけない事が山積みなのに、なぜか突然部屋の掃除が始まる。
それが終わると次は洗濯機の中にたまっていた洋服がターゲットだ。
洗濯が終わるまでちょっと気分転換しよう、という軽い気持ちでソファーの下から、ホコリをかぶったギターのハードケースを引っ張りだす。


へたくそなので普段はほとんど弾かないのだが、こんな時に限って新しい曲のコピーに挑戦してしまう。
忙しい時に限って抜群の集中力を発揮してしまい、今まで弾けなかった曲が弾けるようになる。
新しい曲が弾けるようになると嬉しくなって、何度も、何度もその曲を口ずさむ。
このサイクルに一度入るとなかなか抜け出せない。
こういうことをやっていると時が経つのが異常に早い。
部屋の掃除がはじまってからすでに6〜7時間経っていたりする。


そのうち電話が数本かかり、やっとギターをやめるきっかけを掴む。
何人かの人と話をし、たいていはメールを数本出すはめになる。
このあたりで無性にコーヒーが飲みたくなるが、忙しい時に限ってコーヒー豆が切れていたりする。


いったん家を出てコーヒー豆を買うためにスーパーに行く。
新鮮な野菜や肉などを見ていると、そんな時に限って手の込んだ料理が食べたくなる。
腹が減っては戦が出来ない、と自分に言い聞かせ、家に帰るとさっそく料理に取りかかる。


美味しい料理を食べ、ちょっと苦めのエスプレッソを飲み、やっとデスクの上のパソコンに向かう。
たいがいはそこで強烈な睡魔に襲われる。
文章を書くにしても、画像の処理にしても強烈な睡魔と戦っているうちはいい仕事ができない。
時計の針は既に11時過ぎ。
こんなコンディションで頑張っても質の高い仕事はできない、次の朝早く起きて仕事をするべきだ、という悪魔の囁きに素直に従い、ベッドに潜り込む。


ベッドの中で天井を見つめながら、錆びた弦でギターを弾いたため、ひりひりと痛む指先にふぅ〜っ、ふぅ〜っと息を吹きかける。
どうして忙しい時に限ってこういうことをやってしまうのだろう、、、と思っているうちに僕は眠りに落ちる。











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コンデジショット
Moonah, Tasmania







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by somashiona | 2008-04-15 14:10 | デジタル

相原さん、捨て身で写真を撮ってます!



タスマニアで約2週間繰り広げられていたフォトグラファーの虎の穴、Adobe Lightroom Adventure(アドビ・ライトルーム・アドベンチャー)がたった今終わった。
もう察している方もいると思うが、タスマニア観光局の協力を得て僕もこのイベントを追いかけていた。
皆さんに教えてあげたい、目から鱗が1000枚くらい落ちる興味深い話がたくさんあるのだが、残念ながら今は言えない。
(ムフフ、フッ)

しかし、日本代表として頑張る相原さんの姿をどうしても皆さんに見てもらいたいという僕の思いを押さえることが出来ない。

どうしよう、、、。

1、2枚なら見せてもいいのでは、、、。

どうしよう、、、。

見せちゃおう!







宮崎駿さんの『魔女の宅急便』という映画を見たことがあるだろうか?
親元を離れた主人公の少女キキは知らない街にたどり着き、パン屋さんで働くことになる。
そのモデルになったといわれているパン屋さんがタスマニアのロスという街にある。
そのパン屋さんで今回ライトルーム・アドベンチャーに招かれたニューヨーク在住のファッションフォトグラファー、マキ・カワキタさんが撮影を行った。







僕はもちろん相原さんも彼女のアシスタントとして頑張った(相原さんのそういう飾らない性格が好きだ)。






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しかし、やっぱりフォトグラファー、相原さんは隙を見つけて自分の撮影もしていた。






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そして相原さん、隙を見つけてキキに変身していた。






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注)この写真は本人の了承を得てブログにアップしています。(笑)
注2)コメントの返事もう少しお待ちを!






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by somashiona | 2008-04-13 20:45 | 仕事

成功しなきゃ幸せになれない?



仕事柄、いわゆる「成功した人」に会えるチャンスが多い。
政治家、作家、アーティスト、スポーツ選手、実業家などなど。
こういう人たちとあって話をすると、ほとんどの場合もの凄い刺激を受け、感動する。
でも、彼らと別れた後、運転しながら、もしくは家に帰って眠る前、僕は何とも言えない痛みを胸の中に感じる。
こんなことを書き始めると、ちょっとカッコ悪いなぁと思うのだけど、今日はなんだか書きたい気分。
言いたいことが上手く言えるかどうかは、分からないが。


成功した人に会うと2種類のタイプの人がいることに気がつく。
一つは好きなことを純粋に追い求めていった結果、本人はさほど望みもしなかったのに成功してしまった人。
もう一つはもがき、苦しみ、「成功するぞ!」という強い意志を心に秘め、それを勝ち取った人。
別に偏見はないのだが、日本人には圧倒的に後者が多いような気がするし、また日本人はそういうサクセスストーリーが好きなのではないか?


男たる者、この世に生を受けたいじょう、何かを成し遂げよ!
今は苦しくても、いつか多くの人たちを見返してやれ!
故郷に錦を飾るまで帰ってくるな、息子よ!


こんなふうにストレートに言われなかったとしても、こんなニュアンスでプレッシャーをかけられ育った人も多いのではないか?
僕は親からそんなことを言われた覚えはないが、そういう思想を抱いて育ったような気がする。
ひょっとして『巨人の星』『タイガーマスク』『あしたのジョー』をはじめとする梶原一騎の漫画のせいかもしれない。
こういう思想を持って成功した人と話をすると偉大なる負のパワーを感じる。
素晴らしい仕事をし、世の中に大きな貢献をしていたとしても、怒り、憎しみ、憎悪、妬みなどがパワーの源だったりするのだ。
ある有名作家と食事を共にした時、彼は最近スランプなのだと自分で言っていた。原因はあるのですか?と聞くと幸せだからだと答えた。彼の創作のパワーの根源は「怒り」なのだ。

成功を意識せず成功してしまった人に会うと、いつでもそのオーラに包まれ、気持ちよくなる。
その人の前で背伸びをする必要などなく、自分のままでいていいという安心感に包まれる。
そういう人はいつでも人を喜ばせようとする。
人が喜ぶのを見ると嬉しくなってしまうらしい。
努力をし、成功しなかったとしても、それはそれでしょうがないさと笑う。
子供の頃から常に褒められて育った人にそういうタイプの人が多い。
そういう人の自分を信じる力はもの凄い。
学校でいじめにあったとしても、いじめている人より自分を信じているからどん底まで追い込まれないし、いつでも相談できる大人や友人が周りにいる。
こういう人はプレッシャーにも強い。



僕は負のパワーを持って成功した人を決して否定はしない、いや、かえって憧れるくらいだ。
タイガーマスクの伊達直人だって孤児院から這い上がってきたのだ。
友人が僕によく聞く、「マナブ、もし写真でやりたいことを成し遂げられなかったら、君は不幸かい?」
Yesとも言えるし、Noとも言える。
そしてそういうふにゃふにゃな答えを出すこと自体、すでに悲しい。

こういう話をすると「何を成し遂げたかどうやって測るんだい?」と言う話に持っていく人がいるが、そういうことを言っているのではないのだ。


子供たちを見ていていつも思う。
成功などしなくていい。
オーストラリアの国旗の横で写真を撮られる人にならなくていい。
人より優れているものがなくったっていい。
自分の好きなことを一所懸命やって、自分の立てた目標を無理せずひとつひとつクリアーし、困っている人がいれば自分のことはさておき助けてあげて、愛する人がいつも回りにいて、いつだって立ち止まることができて、足下を歩くアリんこの列を観察する人であってほしい。
何が幸せか、それを理解するのは難しいけど、くだらない思想で素晴らしい人生を灰色に見る人になってほしくはない。












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ranking bannerマナブさん、そういう話は自分が成功してから言ってください、と思っている人もポチッとゆけ、ゆけタイガー!







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by somashiona | 2008-04-07 19:03 | デジタル

日本の味はみそ汁の味




この時期、日本のブログは桜でピンク色。
海外に住んでいて桜の美しさだけでなく、それに絡む人間模様を見ることが出来るのは嬉しい話だ。
日本に住んでいた時、桜の写真を撮ったことはほとんどなかったと思う。
でも、今ならきっと撮るだろう、もちろん人間を絡めて。
桜の開花を喜び、宴を楽しむ。
日本人ってなんてロマンチックな国民なのだろう。
オージーからその発想は生まれないと思う、たぶん。


日本に住んでいた時は無関心だったのに、ここに住み始めてからやるようになったことがいくつかある。
僕の場合、その筆頭にあがるのが、みそ汁を食べることだ。


僕は日本にいた時、ほとんどみそ汁を食べなかった。
みそ汁のことを焼きそば弁当に付いてくるスープくらいにしか思っていなかったのだ。
タスマニアに住み始めてからどう言う訳か、無性にみそ汁が恋しい。
ここでもスーパーでビニールパックに入ったインスタントみそ汁が売っている。
しばらくそれを食べていたが、だんだんともっとちゃんとしたみそ汁が欲しくなった。
それで自分で作ってみた。
料理は割と好きなのだが、みそ汁に関してはここに来てからが初挑戦だ。
色々とやってみるのだが、どうもしっくりこない。
「美味い!」と思わず声が出るみそ汁が出来ない。
インターネットで検索し、試行錯誤するのだがどうもダメだ。
上手くいかない理由を考え思いついたことは、自分がうまいみそ汁を知らないということだ。
こういうみそ汁が食べたい、という目指す物がないのだ。
今度日本に行く機会があったら、たくさんみそ汁を食べようと思う。
舌と脳が「この味、忘れられないよぉ〜」というものに出会いたい。


欲しい物が何なのか知らなければ何も得られない、というのはきっとどんな分野でも一緒なのだろう。










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コンデジで日本の桜写真に対抗、、、弱い。
Bushy Park, Tasmania


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by somashiona | 2008-04-03 11:40 | デジタル

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