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ハムにハマる



クリスマス前、近所に住むこてこてのオーストラリア人のおばさんと道で立ち話をしていたときハム話題になった。
クリスマス・シーズンはTV、雑誌、チラシなどでこれでもかというくらいハムが登場する。
僕はハムを滅多に買わない。
別に嫌いというわけではないが、なんだかカマボコみたな味でパッとしないし、そもそも値段と内容が吊り合わない気がするのだ。
ベーコンは好きだが、絶対にカマボコ派ではない。
子供の頃、「ハムは高級」というイメージがあった。
お歳暮やお中元の時期に父親の仕事関係の人たちから送られてくる、あの網あみに包まれたボンレスハムは特別な食べ物だった。
大学生の時、僕の親友が超お金持ちのお嬢様と付き合っていたのだが、そのときの彼の話に共感した覚えがある。

「あのさ、おふくろが田舎からボンレスハムを送ってくれてさ、俺、嬉しくて毎日できるだけ薄く切って少しずつ食べていたんだ。ある日、彼女が俺の下宿に遊びに来て、食事を作ってくれたんだけどさ、俺の大切なハムを2センチくらいの厚さに切ってフライパンで焼いたんだ。なんの躊躇もなく2センチだぜ!お前、ボンレスハムを2センチに切る気になれるか?」

僕はボンレスハムを2センチに切って食べたことがなかったから、彼の気持ちがよくわかった。

立ち話をした近所のおばさんは日常的にハムを食べるが、大きなハムの塊を買うことはあまりなく、お肉屋さんなどで好みのハムを必要な分だけ薄く切ってもらうそうだ。(このことをシェイブドshavedという)
こっちの人たちはサンドイッチをよく食べるので、ハムは身近な食材なのだろう。
おばさん曰く、クリスマスはやはり気合を入れて何種類かのハムの塊(かたまり)を買い、様々な方法で食べるらしい。
ハムにマスタード、甘いアップルソース、チーズ、野菜とのコンビネーション、ハムステーキの際の皮の扱い、などなど、おばさんハムについて話し始めるともう止まらない。
美味しいものの話は大好きなので、僕もついつい話にのめり込み、おばさんと別れた後、スーパーへ直行し、ボンレスハムの塊を買ってしまった。
ポーク・レッグのピッコリー・タブルスモーク、大きな塊だったが10ドルしなかった。
日本円なら800円くらい、思ったより安くて驚いた。
色んな方法で食べてみたが、いやいやこれが予想以上に美味しい。
夢の「2センチ切り」にも挑戦し、ハムステーキにしたが、これもグッド!
日持ちするし、小腹が空いたらナイフで切り落とすだけですぐに食べれるし、こんな便利な食材を今まで見逃していたなんて、なんて勿体無いことをしていたんだろう、と食に関する自分の守備範囲の狭さを嘆いた。
ハムといえば「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」の丸大ロースハムが頭に浮かぶ。
思うに、僕のからだが弱いのは、子供の頃、ハムを厚く切って食べさせてもらえなかったからかもしれない。










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by somashiona | 2011-12-30 14:51 | デジタル

今年、心に重く響いた出来事



今年、僕の心に重く響いた出来事はやはりあの震災と原発事故なのだが、アップルのスティーヴ・ジョブズの死も僕にはかなりショックだった。
思えばもうかなり長くMacを使っている。
その割には不具合が起きるたび、知り合いに電話しまくるようなコンピュータ音痴なのだが、それでもMac以外のパソコンは考えられない。
以前、Macはかなり高価なコンピュータで、同じ値段ならウィンドウズの方が余程性能の良い物が手に入ったのだが、Mac持つあの創造意欲をかきたてるキャラクターに抗うことは出来なかった。
Macはもはやモノではなく、恋人のような存在、人にどう思われようがそれは常に「僕の可愛いMacちゃん」であり、新しいものが出ると食費を削ってでもなんとか手に入れようとする麻薬のような危険な道具なのだ。
そんなMacを創り上げたジョブズは神様であり、僕は結局Mac教の信者だ。
彼のあの痩せ方を見ていて心の準備は出来ていたつもりだが、それでも彼がこの世にもういないという喪失感は、予想以上に大きかった。
彼の死の発表があった翌日、僕はMacBook Airを買った。
それが彼に対しての「今まで色々とありがとう」という気持ちだったから。
ああ、まんまとAppleにのせられて、と言われても構わない、だって信者だもの。

もう一つ、頭から離れないのはリビアのカダフィ大佐が革命軍に拘束された時の凄惨なリンチ、拷問の映像と、殺害後にカダフィ大佐の死体の髪の毛をつかみ上げ、喜び興奮し、ピースサインを出しながら写真を撮る革命軍の兵士たちの様子だ。
(たぶん日本では見ることが出来ない映像ではないか)
今も世界中の多くの国で戦争やジェノサイド、拷問が日々行われている。
カダフィ大佐も信じがたい残忍行為を指示した人間の一人であり、彼を心から憎む人たちは大勢いた。
「そういう事は昔から世界中で普通に行われてきたことだよ」と簡単に言ってのける人が時々いる。
自分や自分の身内、子供たちが同じ目にあってもそういう人たちは同じことを言うのだろうか?
東北の震災で大勢の人たちが尊い命を失った。
胸が張り裂ける思いだ。
しかし、世界中では人々が故意に人々の力によって、しかも無慈悲で残忍な方法でもっと多くの尊い命が奪われている。
世界中のドキュメンタリーフォトグラファー、ジャーナリスト、またはアムネスティのような団体が命がけで一人でも多くの命を救おうと努力している。
リビアの革命軍の兵士たちはより良い社会を目指して戦ったのかもしれないが、結局は彼らの行動もカダフィの行動も変わらない。
人間の持つおぞましさのようなものを携帯電話の動画機能で撮影されたと思われる生々しい映像で見てしまい、頭の中から掻き消すことが出来ない。
人間はどうしてあんなにも愚かなのだろう?
原発の問題はどうか?
僕たちはこれから日本で、地球で生きていく新しい命に対して、後ろめたさを感じることなく、本当に正しい選択の結果を残そうとしているのだろうか?

2012年は人間がもっと他者に対して、未来に対して思いやりを持てる年になってほしい。
地球という小さな球体の中で僕たちは色々なものを分けあって生きているということを忘れない年であって欲しい。



あれ、こんな話になるはずじゃなかったんだけど、、、。











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by somashiona | 2011-12-28 20:16 | デジタル

ミモちゃんとズーズーちゃん




ミモちゃんには今お気に入りのオモチャがある。
ハムスターのズーズーちゃんだ。
いや、この子をハムスターをズーズーちゃんと呼んではミモちゃんに怒られる。
ミモちゃんに「これってどんな動物なの?」と聞くと「たぶんギニーピッグか、もしかするとウサギ」と答えていたし、名前だってそのときはズーズーちゃんじゃなくてスノーカップと呼んでいた。
ウェブサイトで調べてみるとミモちゃんが持っている子はズーズーペットという商品名で売りに出されているシリーズの中の一つで、走ったりおしゃべりしたりするハムスターのジリーちゃん¥1,050ということになっていた。
でも、そんな情報はミモちゃんには関係ない。
この子がミモちゃんのもとへやって来たとき、彼女はズーズーちゃんと呼んでいたが、それでは飼っている犬に「いぬちゃん」と呼んでいるようなものだと思ったのか、すぐにミリーという名前に変えた。
しかし、少し時間が経つと、ミモちゃんの中でミリーという名前は少し月並み過ぎるように思えたのでイメージをさらに膨らませ、スノーカップと改名することにした。
スノーカップちゃんに自家製の家やテーブルをコツコツと作り、可愛いお友達も紹介した。
ミルクの容器でできた新車にもToyotaじゃなくて、スノーカップと名前を書いた。
もはやスノーカップという名前は揺るぎない、と思っていたのだが、この子の最新の名前はスノーベル。
クリスマスがすぐそこまで来ていて、スノーとかベルといった単語をよく耳にしたこともたぶん関係があるのだろう。
まあ、カップよりベルの方がファンタジーが広がるというものだ。


ミモちゃんが学校から帰るとカバンを背中に背負ったまま、すぐにスノーベルの家の中を覗き込む。
そして、これ以上は無理というくらい優しい声で「ハロー、私の可愛いズーズー、寂しくなかった?」と話しかける。
それを聞いたミモちゃんの母親が「あれっ、ミモ、ズーズーって呼んでるの?」と指摘するとミモちゃんはかなり焦って「えっ、そんなこと言ってないもん。この子はスノーベルよ」答え、少し怒ってしまうらしい。

やっぱりズーズーちゃんが一番しっくりくるんだろうなぁ~。










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冷蔵庫のドアにミモちゃんの描いた宇宙人の絵が貼ってあった。
ハート型の目に頭とお揃いのアンテナ付きの靴を履いている。
僕の写真もミモちゃんが絵を描くように撮れたらいいのに。










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もうやめるか?
勢いづいて更に上を目指すのは強欲だろうか?
上にはじいちゃんや、ニャンコや鹿くんが待ち構えている。
これ以上は無理な挑戦だろうか、、、。
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by somashiona | 2011-12-26 15:25 | 人・ストーリー

タスマニアからメリー・クリスマス



今日はクリスマス・イヴ。
ほとんどの人たちはクリスマス・ホリデーの真っ最中。
日本の正月のように、ここオーストラリアでも今日、明日はどんちゃん騒ぎをするのではなく家族が集まり、クリスマス・ランチやディナーを共にしプレゼントを交換する。
僕のように計画性なく道楽にじゃんじゃんお金を使ってしまう男は、人々が幸せを噛みしめるときに、歯を食いしばって働かなくてはならない。
今年は友人たちからのクリスマス・パーティのお誘いも全て断った。
一に仕事、二に仕事。
せめて子供たちと何かしようと思い、彼らの予定を聞くと、「ダディ、クリスマスは稼ぎ時だから頑張って働いたほうがいいよ」と言われガァ〜んときた。
よし、わかった、ダディは働くぞ!


明日のクリスマスに子供たちと2時間くらい会う時間がとれた。
クリスマス・プレゼントを届けに行く。
キャンプなどで使うヘッドランプ、そして海で使うボディボードをソーマとシオナに一つずつ買った。
そしてさらに、シオナにGIANT(ジャイヤント)のマウンテンバイク(値段の高さにダディ、泣いてしまいました)。
ソーマには彼が前から欲しがっていた僕のEOS 30Dとシグマの17-70mm f2.8-4.5DC Macroをあげることにした。
親の僕が言うのもちょっと手前味噌だが、ソーマの描いた絵を見るたびに彼の構図力、見たものを切り取る力に驚く。
彼はたぶんナチュラルな構図のセンスがある。
それに加えて彼は数字に強い。
アンセル・アダムスをはじめ多くの写真家が言っているが、写真は数学的要素が強く、数字に強い人は写真が上手くなるのが早いらしいのだ。
彼に写真家になってほしいとは思わないが、写真がくれる素晴らしい体験をぜひ彼にも味わって欲しい。
ちなみに僕は世の中で数学が一番嫌いです。涙


EOS 30Dの話は前にしたが、このシグマのレンズも予想に反して随分使った。
このレンズ、奈良の硬派な写真家ナチュレアさんに勧められて購入した。
日本からこのレンズをタスマニアに運んでくれたのはシグマは絶対に使わない運び屋写真家のAさんだ。
キャノンの純正レンズに比べるとかなり安いこのレンズ、仕事ではなく、プライベートのスナップショットで使い倒そうとお気楽に考えて使い始めたのだが、そのサイズや描写力、f2.8が使え、おまけにマクロもいけるというマルチな才能に惚れてしまい、雑誌や新聞の仕事でもかなり使った。
弱点といえばオートフォーカスの遅さくらいだったが、ピントはマニュアルで使っていたのでさほど問題ではなかった。
ブログをやっているといろんな人から撮影のテクニックや機材についての質問のメールが来るが、「オススメのレンズは?」と聞かれると必ずこのレンズの名前をあげた。
僕の妹からはじまって、少なくても6人以上はこのレンズを購入した。
シグマさん、クリスマス・プレゼント、待ってます。


今日、仕事が終わった後、沢山の思い出といい写真を僕にくれたEOS 30Dにシグマをつけて夜のホバートの住宅街を車で流した。
家族が集うタスマニアのクリスマスの家々、その雰囲気を撮りたかったからだ。
ほんの一時間ほどだったが、30Dとシグマくんにいいお別れの挨拶ができた。
明日はソーマの手の中だ。
いいかソーマ、傑作を撮るんだぞ!

メリー・クリスマス!












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by somashiona | 2011-12-24 21:51 | デジタル

何でも顔になっちゃう




これはたぶんシオナだけの話ではないと思うけど、手近なものを使って、別に深い意味もなく、何でも顔にしちゃう人って割と多いと思う。
僕もその一人だが、シオナには敵わない。
食事の支度をさせればシオナの周りには顔ができ、食事中も皿の中には顔が現れる。
シオナが使ったあとのバスルームの曇った鏡にはほぼ100%の確立で顔が描かれ、僕の家に泊まった翌日には家の至る所で顔らしきものが発見される。
たぶん、ほとんど無意識のうちにやってしまうのだと思う。










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「フォレストガンプ」という映画の中で僕の大好きなシーンがある。
全米をマラソンで横断するトム・ハンクスの前をトラックが横切り、顔に泥水がかかってしまう。彼の横を一緒に走っていた男が泥だらけの顔を拭いてもらおうとトム・ハンクスに黄色いTシャツを渡す。
トム・ハンクスが顔の泥を拭った黄色いTシャツにはくっきりとスマイル・マークが浮かび上がっていた。
世界中を風靡(ふうび)したあの黄色いバッチ、スマイル・マークはこうして作られた、とでも言いたげなこのシーン、僕は大爆笑した。










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もう一つ、これもトム・ハンクスの映画で「キャスト・アウェイ」にも顔にまつわるお気に入りのシーンがある。
FedEx(フェデックス)でバリバリ働くトム・ハンクスはクリスマスプレゼントで満載の貨物用の飛行機で移動中だったが、嵐に巻き込まれ墜落してしまった。
奇跡的に彼だけが助かったのだが流れ着いた場所は無人島。
たった一人、サバイバルをして生き抜く彼の唯一の友は飛行機の積荷の一つだったバレーボールだった。
彼はそのバレーボールに顔を描きこみ「ウィルソン」という名前をつける(もちろん、あのスポーツブランドのWilsonだ)。
まるで友達のように毎日ウィルソンに話しかけ、自分を鼓舞し続ける。
無人島からの脱出を決意し、筏(いかだ)で海にでるが、うとうとと眠っている間にうっかりウィルソンを海に落としてしまった。
波に流されるウィルソンを救出しようと必死で泳ぐが、遠くに流され、もやはウィルソンを取り戻すことは不可能になってしまった。
波に流されるバレーボールに向かってトム・ハンクスは泣き叫ぶ「ウィルソン、ウィルソン、ごめんよ、ごめんよ〜」、もちろんこの場面で僕も号泣。










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あれ、話がそれた。
雨降りの中、ロアーサンディベイのビーチを子供たちと歩き、「顔アート選手権」を開いた。










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エントリーNo.1、「バーベキューをするネックレスの女」作者:ソーマ






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おい、おい、ネックレスは分かるけど顔はどこよ!
で、バーベキューは?
えっ、左横で焼いてるでしょって?肉がのってるでしょって?












エントリーNo.2、「貝の目をした唇の厚い男」作者:ダディ






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えっ、わからない?
顔になってない?
白いのは歯ですかって?
え、怖い?












エントリーNo.3、「丸めがねをかけて、舌を出す女」作者:シオナ






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えっ、指は2本なの?
服装にもう少し気を配って欲しかったなぁ、、、。
あ、わたしの作品にいちゃもんつけるなって?
失礼しました。













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by somashiona | 2011-12-23 16:20 | ソーマとシオナ

カラースコーパーが病を治してくれた




札幌へ帰ったとき、僕の大好きな人生の大先輩の女性からカメラのレンズを一本頂いた。
フォクトレンダーのカラースコーパー20mm F3.5。
小さな、小さなパンケーキレンズだ。
このレンズが前回話した僕の「写真撮りたくない病」を直してくれるきっかけとなった。

僕は仕事でキャノンのEos 7Dと40Dを使っている。
え、プロなのに?と言われそうだが、依頼があればこれでプロのスポーツ写真も撮る。
最新の機能を搭載したカメラをたくさんの写真ファンがいつも追いかけているが、この7Dや40Dの画素数やクオリティについて雑誌からも新聞からも、広告の媒体ですらクレームを言われたことはない。(本当は最新のカメラが欲しいのだけど、、、)
Eos10Dを使っていたとき、雑誌の表紙に使うので画素数の多いRAWデータが欲しいと一度だけ言われたことがあるが、(その時、世の中はすでに30Dだった)それでも結局はクオリティの問題もなく無事表紙を飾った。
仕事のときは必ずカメラを2台使う。
プライベートな写真を撮っているときにカメラが故障してしまっては本末転倒なので、普段は仕事では使っていないキャノンのEos 30Dを街や海や山に持っていく。
これだと雨降りの山も砂だらけのビーチも気兼ねがない。
そんな訳で、僕には3台のEosが必要ということになる。
画素数的には今世の中に出回っているコンパクトカメラのほうがEos30Dよりも遥かに上回っているのだが、それでもやはり一眼レフを持ち歩きたい。
いつも使っている機材が一番早く確実にイメージをものにできるし、普段のスナップショットが仕事のための練習にもなるからだ。
カメラが変われば気分だけでなく、被写体へのアプローチも自ずと変わり、自分の幅を拡げる可能性があることもよく分かっている。
もしEosでないカメラを普段のスナップショットで使うのであれば、Eosを上回るなにか特別な魅力があるカメラであって欲しい。
そうでなければ、違うカメラをわざわざ持ちたいとは思わない。
ニコンやペンタックスの一眼でプライベートのスナップを撮りたいとは思わない。
FujiのX100とかライカのM8であれば喜んで毎日持ち歩きそうだが。

さて、話を戻して、カラースコーパーがどうして「写真撮りたくない病」の治療に効果的だったのかといえば、それはこのレンズが完全マニュアルフォーカスの単レンズだからだと思っている。
ファインダーを覗いて、指でピントリングを回し、理想の構図になるよう体を動かして被写体と向きあう、この動作が僕に何かを取り戻させてくれたのだと思う。
僕はニコンのFM2というカメラで写真をはじめた。
完全マニュアルのカメラで、使っているレンズもすべて単レンズだった。
身体にはいつも2~3台のカメラと28mm,35mm,50mm,85mmのマニュアルのAiニッコール単レンズを身につけているのが標準装備。
今思えば28mm~85mmという画角が長い間僕の写真表現の世界で、結局は今もその感覚はあまり変わっていない。
Aiニッコールのピントリングのスムースな動きは写真を撮るという行為に安心感を与えてくれる。
プロになってスポーツの専門誌で写真を撮る時ですら、しばらくFM2にモータードライブを付けて頑張っていた。
Eos30Dにカラースコーパーを付けてファインダーを覗いていると、スナイパーの本能がめらめらと燃え始め、何か撮れそうな予感で満たされる。
実際は15mm-85mmのズームレンズのほうが遥かに何かが撮れるチャンスがありそうなものだが、あの「何かが撮れそうな気がする」という予感はなぜか少ない。
いろんな物事がオート化されるとその分、体の中の感性や本能がお休みし始めるのかもしれない。
そんなにマニュアルフォーカスの単レンズがいいのなら、いつもそれで写真を撮ればいい、と言いたいところだが、仕事でズームを使ってしまうのは絶対撮り逃しはできないという恐怖からなのか、、、。

Eos30Dにカラースコーパーを付けると、コンパクトカメラのようにとは言わないが、それでもかなりカメラが小さくなったように感じる。
最近、忙しくてプライベートな写真を撮りたくても撮れない状態が続いているので、この日はいつものウォーキングコースにカメラをぶら下げて出かけた。
もちろん30Dにカラースコーパーを付けて。
ノックロフティという場所が僕のお気に入りのウォーキングコース。
アップダウンが多く、景色にも変化があって気持ちがいい。
気合を入れて歩いても1時間はかかるし、いい汗をかくこともできる。
ウォーキングは僕的には散歩ではなくエクササイズなので、普段は滅多にカメラを持っていかないのだが、この日は写真が撮りたくてたまらない気分だったのだ。
普段は花の写真を撮らないのだが、この日はカラースコパーをくれたSさんを想って植物と向き合った。
彼女が撮る花の写真はいつだって優しさで溢れている。
僕には彼女のように撮れないが、気持ちだけはタップリと一枚一枚に詰め込んだ。
写真を撮りながらのウォーキングは1時間半ほどかかった。
草むらで立ち止まり構図を決めていると、ショートパンツをはいた僕の足の上をたくさんのアリが這い上がってきた。
この日のウォーキングの写真を時系列でたくさんアップするが、皆さんも一緒にタスマニアの夏を歩いた気分になってくれればと思う。











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by somashiona | 2011-12-21 20:05 | デジタル

撮り続ける者に写真の女神はほほえむ



実を言うと、体調を崩してから仕事以外の写真はほとんど撮っていなかった。
普段なら何処へ行くのにも必ず肩にカメラのストラップが掛かっている僕なのだが、突然カメラから離れた。
撮れないのではなく、撮りたくないのだ。
27歳の時に写真と出会って以来、悩み、スランプに陥り、もがき続けてきた写真道だが、撮りたくないという気持ちは初めてだ。
過去の写真を失ってしまった後遺症か、あの地震と原発のせいか、ジョブズがアップルからいなくなってしまったからか、それともすぐれない体調が創造意欲まで奪いとってしまったのか、僕にはまだ分からない。
撮っても、撮っても、「で、その写真が一体何になるんだ?」という思いがつきまとった。
子供たちにすらレンズを向けられなかった。
日本に行った時も何も写真機材を買わなかった。
全く撮っていなかったわけではないが、それは写真に対する愛が消えてしまったのではないかという恐怖心から、ほとんど強制的にシャッターを切っていたようなものだ。
こんなこと、本当に初めてだ。
でも、仕事の写真は以前と全く同じ情熱で撮ることができた。
以前より撮影を楽しめたくらいだ。
撮った写真が何になるのか、どんな意味を持つのか、たぶん分かっているからだろう。


写真と出会ってから、写真はまるで空気のようで、それ無しで生きて行くことなど考えられなかった。
いや、それは今でもそうだ。
僕の人生から写真が消えるなど、考えられない。
なにか考え、感じたら、それをどうやって写真で表せるのか、いつもほとんど無意識のうちに考えている。


僕の知る限り、プロカメラマンで仕事以外で日常的に写真を撮っている人は案外少ない。
先日、タスマニアに来ていた写真家の相原さんと昼食と共にしていたとき、写真の話を本当に楽しそうにする彼を見て、本当の写真好きだなぁとつくづく思った。
相原さんは仕事プライベートに関わらず、フィルム、デジタル、一眼、コンパクトそんなものにも関わらず、呆れるほど常に写真を撮っている。
しかも、本当に嬉しそうに撮っている。


昔、ベテランのカメラマンとプライベートで一緒に旅行したとき、「マナブさん、ずっと見ていたけど、本当に楽しそうに写真を撮るねぇ。写真撮っている時が一番活き活きしているよ」と言われたことがある。
週刊誌の仕事をしていた時代で、どうすればライバルたちよりもいい写真が撮れるのか、悩み苦しんでいた時期だったので「楽しそうに写真を撮っている」と言われ、本当に驚いた記憶がある。
僕は今でも楽しそうに写真を撮っているのだろうか?



ロスアンゼルスでフォトジャーナリズムのコースを取っていたとき、ドイチャック先生はいつもこう言っていた。

「君たち、いつどんな時でもカメラを持ち歩きなさい。レンズにキャップを付けてはいけません。フィルムは必ず36枚撮りを詰めなさい。鞄の中、ジャケットのポケットには必ずトライXを2,3本入れておきなさい。36枚まで撮りきってはいけません、必ず6カット分は残しておきなさい。一日の撮影が終え、電車を待っているときに人生を変えるシャッターチャンスが訪れるかもしれません。家に帰ってベッドに入る瞬間に隣の窓で事件が起こる瞬間を目撃するかもしれません。その時、すぐに撮れる準備を必ずしておくのです。朝起きてから寝る瞬間まで、必ずカメラを持ち、撮影に備えていれば人生の中で一度は傑作を撮ることが出来るでしょう」

ドイチャック先生、ごめんなさい。
僕は教えを守れませんでした。



傑作を撮るつもりなど全然ないのに、それでも撮り続けていればマグナムのメンバーのような写真が撮れるという実例を今日は挙げることにする。









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写真はすべて「The best and worst of Google Street View」より

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by somashiona | 2011-12-19 13:00 | 写真家

オーストラリアで朝食を



日本に住んでいる外国人で朝食に納豆を食べる奴を見ると、こいつ、しっかり日本に馴染んでいるなぁ、と思ってしまう。
パーティなどで話題が世界の食文化のことになると、日本を訪れたことがある人は忘れ難い納豆の体験談をよく持ち出す。
その匂い、ネバネバ、味がどんなにグロテスクだったか、この説明がはじまるとかなり盛り上がるし、日本人の僕も聞いていて思わず笑ってしまう。
それの逆ヴァージョンのように、オーストラリアに移民した人たちはベジマイの初体験を話しだし、これがまた盛り上がる。
ベジマイとはVegemite(ベジマイト)のことで、オーストラリアを代表する食品と言っても過言じゃない。
フィラデルフィアクリームチーズで有名なCRAFT社(クラフトフーズ社)から出ている。
ベジマイが日々の生活の中で登場するのはおそらく90%以上の確率で朝食時だろう。
こんがりと焼かれたトーストの横にベジマイの容器が置いてあると、ベジマイを知らない人はチョコレートのような甘いモノがその中に入っていて、それをパンに塗って食べるのだろう、という勝手な思い込みに陥り、ベジマイをタップリとトーストに塗りまくる。
そして、口の中に入れた瞬間に凍りつくのだ。
あまりの強烈な味にそれ以上噛むことも、ましてや飲み込むこともできず、招かれたお宅のテーブルで、もしくはB&Bのテーブルでお行儀の悪いのを承知の上で口の中からベジマイを吐き出すことになる。
大袈裟ではなく、何人もの人からこの話を聞いているし、何度かこの瞬間を目撃している。
その味はまるで赤味噌の中にパルメザンチーズ、ガルムマサラ、イカの塩辛をしっかり混ぜあわせ、湿気の多い日本の夏のテーブルの上に2週間置きっぱなしにしたような味だ。(すみません、想像力、表現力無さを感じます)
そんな味なのに、オーストラリアではかなり昔から(1923年以降)多くの人に愛され、オーストラリアの朝の食卓には欠かせない一品なのだ。

最初はベジマイの強烈な味に驚き、強い拒否反応を示した僕だったが、オーストラリアに移住してからかれこれ10年、今ではキッチンのピーナッツバターとブルーベリージャムの容器の横に堂々と並び、月のうち1、2度は朝食に登場する一品となった。
パン屋さんが作る焼き立ての美味しいパンの表面を少しだけトーストし、そこにバターをたっぷり塗り、サラッと(ここが大切、ほんの少しだけ)ベジマイを塗ると、これがなかなか美味しいのだ。










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と、こんなにベジマイの話をした後にこんな事を言うのも何だが、オーストラリア人に「朝食は何を食べるの?」と聞いて返ってくる最も多い答えはウィートビィックス(Weet-Bix)だ。
これはサニタリウム社から出ている全粒小麦のビスケット型シリアルで、食物繊維、鉄分、ビタミンB1を多く含むとてもヘルシーな食品なのだ。
僕の両親がはじめてタスマニアを訪れたとき、朝起きてキッチンへ行くと彼らは苦虫でも潰したような顔をしている。
どうしたのか?と聞くと、朝早くに目覚めてしまい、お腹が空いていたので何かないかとキッチンを探したそうだ。
するとウィートビィックスが目に入ったので、さっそくそのままバリバリと食べてみた。
ビスケットのような甘さが口に広がるのを期待していたのだが、まるで小麦粉でも食べているような味にショックを受けたらしい。
僕も最初は同じことをしたので、笑ってしまった。
ウィートビックスは基本的に多くのシリアルと同じでミルクをかけて食べる。
僕はそれにバナナやイチゴ、それと必ずハチミツをタップリと入れて食べる。
手軽で健康的なので、忙しい朝にはかなり重宝するのだ。










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ベジマイもウィートビックスも日本では馴染みのない食べ物だと思うが、機会があったら話のタネにぜひ挑戦して欲しい。










ベジマイが世界的に有名になったのはオーストラリアのバンド、メンアットワーク(バンドの名前が「作業中」かよ!)のダウンアンダーというヒット曲のためらしい。
ダウンアンダー(down under)とはイギリスから見て地球の反対側、そう、オーストラリアのことを指す。
この曲、ダウンアンダーの中の歌詞にこうある。

ブリュッセルである男からパンを買った
6フィート4インチもあるマッチョな奴だ
「ねえ、あんた、僕のお国の言葉、話せる?」って聞くと
奴はニヤリと笑ってベジマイのサンドイッチを僕にわたした
で、奴はこう言った
「俺はダウンアンダーからやって来た。そうビールを浴びるように飲んで、ゲロ吐くところさ」





ベジマイのTVコマーシャルもおまけで
























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by somashiona | 2011-12-17 10:14 | デジタル

ナイティ



オーストラリアではネグリジェのことをナイティ(nightie)と呼ぶ。
日本人の僕にとってネグリジェというのは27歳から40歳くらいの妖艶なブロンドの女性が着るあの肌が透けて見えるようなシルクの生地にバラの刺繍が入っている類(たぐい)の寝間着というイメージだったのだが、オーストラリアに来てその幻想は崩れた。


僕の知る限り、その年令の女性はネグリジェなどほとんど着ない。
(僕の知る限りって、あなたはいったいどれくらいたくさん知ってるの?という突っ込みは無しでお願いします)
ナイティを着てベッドに潜り込むのはお年を召した女性たちだ。
早朝、家の敷地内に投げ込まれた朝刊を頭にネットを被せたままで(髪の毛が崩れないように?)取りに出てくるお年を召した女性たちはだいたいナイティを着ている。
老人ホームで生活する女性の寝間着の90%は間違いなくナイティだ。
高齢の女性が着るナイティは独特の臭がする。
決して嫌な匂いではない。
なにか懐かしさを感じさせる匂いで、優しい気持ちにさせられると言っても言い過ぎじゃないと思う。
一瞬、自分が昔帰属していたところ、たくさん吸った覚えのある空気、を頭じゃなく、身体が思い出す感じがする。
さすがにナイティを着て寝る高齢の男性はまだ見たことがないが、イギリスなんかで書かれた古い小説を読むと登場人物が「わしはどうもあのパジャマなるものを履いて寝ることに馴染むことができんのじゃ」というのを時々目にするので、たぶん彼らもナイティだったのだろう。


「おやすみ」を言うため、すでにベッドに入っている高齢の女性の部屋のドアを開けると、あのナイティの匂いが漂う。
読書灯にかすかに照らされた皺だらけの顔に微笑が広がり「ナイナイ」と言って手を振る。
高齢の女性の多くが「おやすみ」と言う時に口にするこの「ナイナイ」は時に「ナイトナイト」(night night)に聞こえたり、「ナイティナイン」(99)に聞こえたりする。
でも、実は「ナイティ ナイト」(nightie night)と言っているようだ。
やはり寝るときはナイティなのだ。

誰かの庭のヒルズホイストにナイティがぶら下がっていると、見てもいないのに高齢の女性がそれを着てベッドで目をつぶる絵が思い浮かぶし、あの独特の匂いさえ嗅ぐことが出来る。
写真のナイティは高齢の女性が着る典型的なタイプだ。
80歳の3姉妹がこれを着てソファに座り、夜の天気予報を見ている絵を想像して、思わず笑ってしまった。











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by somashiona | 2011-12-15 10:50 | デジタル

今年心に残った写真




アメリカ同時多発テロ事件9/11からもう10年も経ってしまった。
あの事件は僕が東京での仕事を辞めることになった理由の一つになっている。
たぶん、あのまま東京でフリーランスの仕事を続けていたとしても、今年日本で起きた東日本大震災の後は同じように辞めていたに違いない。

病院の待合室に置かれていた雑誌の束から何気なくTime(タイムマガジン)Time(タイムマガジン)を手に取りページをくくってすぐに僕は大きな衝撃を受けた。
9/11の10周年の特集でモノクロのポートレイトが雑誌の80%くらいを占めていた。
「Portraits of Resilience」(たぶん「再起の肖像」みたいな感じ)という特集記事で、9/11と深く関わった40人以上の男女の口述歴史とポートレイトといういたってシンプルな構成なのだが、その力強さに圧倒される。
しかも80%を占めるポートレイトはマルコ・グロッブというタイムマガジンの契約フォトグラファーたった一人で撮られているのだ。
これはフォトグラファーにとって偉業だ。
モノクロのポートレイト一点、一点がまた素晴らしい。
ああ、写真ってこうだったんだ、人間の肖像はやはり力強く、見るものに何かを与えてくれるんだ、ということを思い出させてくれた。










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この特集の冒頭で戦争写真家ジェームス・ナクトウェイ
の写真も大きく扱われている。
この一枚にも僕は衝撃を受けた。
青空、立ち上がる黒煙、崩れ落ちるワールドトレードセンター、アメリカの国旗、それらを背負い立っている十字架。
彼がこの時、この場に居合わせた(彼のオフィスはNY)事自体がすでに写真家としての資質のようなものだが、それにしてもこの瞬間をこんな絶妙な構図で撮れる(撮ってしまう)なんて映画のようにセットを組んだとしてもなかなか出来るものじゃない。
やはり、一流の写真家というものは技術や才能を超えた何か、天や宇宙が与えてくれた何かがあるんだと思わざるをえない一枚だった。










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写真ブログなので今年心に残った写真を紹介してみました。

















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by somashiona | 2011-12-13 09:36 | 写真家

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