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シェアラー#1




羊の毛刈りのイメージは、やはり毛を刈る職人であるシェアラーだ。
彼らの集中力には恐れいった。
どんなに仲間たちが楽しいジョークで笑っていても、この二人のシェアラーだけは決して会話に加わることなく、懇々とひたすら毛を刈る。
ハンドピースと呼ばれるバリカンのような機械が常に唸りを上げているため、彼らは耳栓をしている。
なので周りの会話など、まったく耳に入らないのであろう。
一頭の毛を刈るのに、ものの数分しかかからない。
じっと見ていると面白いほどスムースに毛が刈り取られていく。
この日は二人で約300頭の羊の毛を刈った。
実は最後の一頭の毛を僕に刈らせてくれた。
彼らがとても簡単そうに安々と毛を刈るのを見ていたので、僕もそのつもりでバリカンを手にしたのだが、羊は思ったよりも重く、しかも、嫌だ、嫌だと動きまわる。
モコモコした毛の中にバリカンを入れるが、どこまでが毛で、どこからが皮膚なのかまったく分からず、特にお腹の周りなどは毛の中に何が隠れているのかまったく検討もつかない。
羊の皮膚を切り裂いてしまいそうで、かなりの恐怖だ。
男子の羊の大切なところを切り落とそうものなら、一生恨まれるに違いない。
そんな僕にバリカンを当てられている羊くん、僕の何倍も怖かっただろう。
僕のへっぴり腰を見て、皆は大笑いし、ウール・ローラーの女性が僕のカメラでその様子を激写してくれた。(その写真をここに載せるわけにはいかないが、、、)
結局、一頭の毛の1/3を刈るのに何十分もかかってしまった。










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一日で200頭以上の羊の毛を刈ることの出来るシェアラーを「ガン・シェアラー」(gun shearer)というらしい。
僕は写真を撮るとき、たくさんシャッターをきるので、ガン・フォトグラファー。(あ、関係ない)
羊を足の間にはさみ、中腰で毛を刈る体勢は半端じゃなくキツイ。
腰の悪い僕なら30分で激痛に襲われ、1時間で翌日から歩けないだろう。
羊の毛を刈るフロアーには天井から鉄の輪のようなものがぶら下がっている。
決して休憩中にブランコにして遊ぶためのものではない。
鉄の輪にはエキスパンダーのバネ(エキスパンダー、知らないか?)のようなものが取り付けられ、輪の中に体重をかけた身体が上下に動くようになっている。
しかし、この輪に体を預けても、腰がキツイことには変りない。
一日中この輪にぶら下がり、羊と格闘する彼らの額からは絶え間なく汗が滴り落ちる。
久しぶりに本物の男を見たような気がした。










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つづく(To be continued)



















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by somashiona | 2012-05-31 22:42 | デジタル

羊の毛刈り#2







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「羊って何色?」と聞かれたら殆どの人は「そりゃ、白さ!」と答えるだろう。
でも、羊を間近で見ると、、、全然白じゃない。
おもいっきり灰色(ほとんど黒)、しかも表面の手触りはフアフアどころか少し固くゴペゴペしている。
そりゃそうだ、暑い日も、寒い日も、雨の日も風の日も、風呂にも入らずシャワーも浴びず、ずっと外で過しているんだから。
しかし、彼らのゴアゴアな毛を軽くかき分けると、中はもう、夢見るような白さだ。
思わず頬ずりしたくなる。(目には見えない小さな生き物が沢山付着している可能性があるので、やめておいたほうがいい)












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そうか、この白いところだけが最終的には僕たちのセーターやマフラーになるのか、、、と一人で納得していたが、シェアリング・シェッドの中の仕事を観察していて、それが大間違いだと悟った。
羊のお腹、足回り、お尻まわりは糞や雑草など色々なものが絡みつき、はっきり言って汚いが、シェアリング・シェッドで働く彼らはそんな部分もしっかりかき集めている。
ウール・ローラーはフリースの汚れた部分をむしり取り、他の袋へとポイポイ放り投げている。
ウール・テーブルの格子と格子の間は約12cm、ここからウールの切れ端が絶え間なく床に落ちる。
これも専用の箒みたいなものでシェッド・ハンドが常にかき集める。
集められた切れ端のウールたちも専用の袋へと収まり、様々な用途で使われるウールとして世に出る。












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このデイビッド率いるこのチームは今の農場主であるジュリアンやチャシーがここへやって来る何十年も前からこのブロックリーエステイトに年3回訪れ、羊たちの毛を刈っている。
羊を飼っている農場が自分たちで羊の毛刈りをするのだと思っていたのだが、ほとんどの農場がジュリアンたちのように、いわば外注の羊の毛刈りプロフェッショナル集団に仕事を依頼するらしい。
何十年も前からこの小屋で脈々と続けられている羊の毛刈りという仕事、小屋の内部をじっくり見ると時代を超越した雰囲気が漂っているのがわかる。
床が黒光りしているのは恐らく羊の毛の油分のせいだろう。












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袋つめされたウールに関する様々なインフォメーションが指定のフォーマットに記入されると、「ブロックリー」の文字が袋にスプレーされ、小屋の中で出荷されるのを待つ。












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これがプロフェッショナルな羊の毛刈り集団の大雑把な仕事の流れだ。











つづく (To be continued)























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by somashiona | 2012-05-30 17:44 | デジタル

ヒツジザンマイ 羊の毛刈り#1







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早朝から道草を食い過ぎた結果、羊の毛刈りがはじまる7時半には間に合わず、罪悪感を感じながらジュリアンに教えられたシェアリング・シェッド(Shearing Shed)(羊の毛刈りをするための専用の小屋)の大きく白いドアの前に立った。
微かに羊の鳴き声らしきものが中から聞こえてくるが、人の気配は感じられなかった。
たぶんこの小屋の奥のほうで作業をしているのだろう。
重いドアが地面の石か何かに突っ掛っているようで、思うように開かず、ドタバタと大きな音を立てて足で蹴飛ばしながらこじ開けると、僕のすぐ目の前、2メートルくらいのところで数人の男女が仕事の手を止め、何事かという顔で僕を見つめていた。
マズイ、嫌な空気だ、、、。
筋金入りのファーマーたちの中に、背の小さいアジア人がカメラを首に一台、肩に一台ぶら下げて立っている姿はなんとも心もとない絵だ。

「グッドモーニン、皆さん。ジュリアンから聞いていると思いますが、今日は写真を撮らせてもらいたくてここにやって来たんです。前から羊の毛刈りを見るのが夢で、今日はとても興奮しているんですよ。羊の毛刈りはもっともオーストラリアらしい仕事の一つですよね。あなた達が一所懸命働く姿をぜひ写真に撮らせてください。かまいませんか?あっ、僕の名前はマナブ、先日ジュリアンのホテルの撮影をさせてもらったフォトグラファーです」と一気に口を開く。

彼らはお互いの顔をちょっとの間見つめあい、それから僕の顔を見て微かに頷いた。
今まで、仕事でも、プライベートのプロジェクトでも、ファーマーたちを随分撮った。
彼らは街の中で暮らす、僕がよく知っているタイプのオージーとはまったく違う。
そうやってステレオタイプに決めつけてはいけないと思うかもしれないが、今までの経験で僕はそれを学んだ。
彼らはある意味とてもシャイで、心を開くまでかなり時間がかかる。
あまりにも丁寧に接し、色々と話しかけると煙たがられ、だからと言ってジョークのひとつも言わず黙り込んでいると能なしのタコだと思われ相手にされない。
この小屋の中には5人の人たちが働いている。
最初は邪魔にならないよう彼らの仕事を静かに観察し、誰がキーマンで、誰がムードメーカーで、彼らがお互いどういう関係なのか予想しなくてはいけない。
朝の小屋の中は薄暗く、フラッシュを使いたいところだが、彼らの注意を僕に向けたくない。
この日はできるだけフラッシュを使わずに、ISOを上げて静かに撮ることに決めた。
(遅刻した負い目がそうさせたのかもしれないが、、、)

彼らはプロフェッショナルな羊の毛刈りのチームであり、またファーマー(農夫)でもある。
羊の毛を刈るのが専門のシェアラー(Shearer)が二人。
刈った羊の毛であるフリースを折り畳むウール・ローラー(Wool Roller)が一人。
刈った羊の毛のランクを選別するウール・クラッサー(Wool Classer)(羊毛評価鑑定者)が一人。
そして、刈った毛を運んだり、床に落ちた羊毛を綺麗にしたり、その他もろもろこの小屋の中でのさまざまな作業をするシェッド・ハンド(Shed Hand)が二人だ。
このチームのリーダーはウール・クラッサーのデイビッド。
このチームはデイビッドが組織したチームで、農場主からの依頼でタスマニア中のファームをまわり、羊の毛を刈る。
例えば、ジュリアンの農場には4000頭の羊がいるが、これらを年3回に分けて毛刈りをするらしい。
一度の毛刈りは5日間から7日間かけ、ひとつのファームで仕事をする。
朝7時半にはじまり午前9時半に30分休憩、お昼の12時にランチタイムで1時間休憩、そして午後3時にアフタヌーンティーで30分休憩。このように4つのセッションに分けて彼らは働く。
これはデイビッドのチームに限らず、オーストラリア中どのプロフェッショナルなチームも同じだ。
なぜならそれがこの産業で決められたルールだからだ。
雇い主は彼らへの報酬もこの産業が決めた金額を支払はなくてはならない。
基本的に時給だ。








彼らの作業の流れを説明することにする。










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二人のシェアラーがそれぞれに羊の毛を刈る。










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シェッド・ハンドたちがその羊毛を運び、また細かい切れ端を床からかき集める。










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1頭分の羊からとれた羊毛であるフリースをウールテーブルという格子状の専用テーブルの上に一気に広げる。
これがなかなか職人芸で、真似しようとしてもこうはいかない。かなりのスキルが要る。
フリースをウールテーブルの上に乗せるときは、かならず白くきれいな面を下にする。
そうしないと次に乗せるフリースが汚れてしまう。
羊の毛はかなり油分でしっとりしていて、少し触っただけで手が油っぽくなる。
ウール・ローラーの女性はこれが手には最高のハンドクリームだと言っていた。










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1頭の羊から驚くほどのフリースがとれる。










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ゴッドハンドを持つウール・クラッサーのデイビッドの出番だ。
色や形状はもちろん、羊の毛一本が何ミクロンか指先の感覚だけで判断してランク分けし、それぞれのランクの袋に入れる。
これぞまさに職人芸、どうやって分かるの?と聞くと、それぞれミクロン別のサンプルセットみたいなものがあって、資格を取る前は四六時中それを触っていたそうだ。
ゴツゴツした手のなに、指先の感覚は半端じゃない。
「デイビッド、それって女性の体を触るときにも役立つの?」と聞くと「もちろんさ」といってウィンクした。










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ウール・ローラーと共に羊毛の汚れた部分や異物が絡まった部分を取り除き










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フリースを折りたたんでいく。










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折りたたんだフリースを専用のコンプレッサーの中に入れ










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約180kgになったらウール専用の白い袋に梱包する。










つづく(To be continued)

















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by somashiona | 2012-05-28 23:20 | デジタル

ヒツジザンマイ  神々しい羊たち



早朝のゴールデンな羊を写していてハッと我に帰った。
マズイっ、毛刈りのスタートに間に合わないではないか!
急いで車に戻り、対向車のまったくない朝の田舎道を走らす。


アップダウンの多いこの道、徐々に下り坂に入っていくと、あたりの地形は盆地状になり寒い朝に発生する靄(もや)が立ち込める。
その朝靄(もや)にゴールデンな光が降り注いでいるではないか。
ああ、マズイっ、美しすぎる、、、。
いや、ダメだ、ここで立ち止まってはいけない。
今日のメインイベントはこれじゃないんだから。
あ、ああっ、電信柱が朝靄の中で美しく並んでいる、、、まるで撮って、撮ってと言ってるように、、、。
き、きぃ~っ、車を路肩に止める。
ゴメン、ちょっとだけ、ほんとにちょっと、、、。
自分に言い訳しながら1枚撮り、2枚撮り、構図はこれがいい、いや、これじゃ安定しない、これじゃ暗すぎか、いや、空がトビすぎてしまう、、、あっという間に時間は過ぎる、、、。
ハッと我に帰り、車に戻る。












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なんて馬鹿なんだ、、、もう絶対に間に合わない、、、。
少し車を走らすと、、、あ、ああぁ~、木々の間からゴールデンな光がこぼれ落ち、そこに神々しい羊たちの群れがいるではないか!












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なかなか目的地に辿りつけない、、、。
























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by somashiona | 2012-05-24 08:29 | デジタル

ヒツジザンマイ  はじまりの朝




ジュリアンとチャシーの仕事を終えた数週間後、再び友人のパーティで二人に再会した。
お互い少し話をしたあと、ジュリアンは僕にこう言った。

「そうだ、マナブ、シープ・シェアリング(羊の毛刈り)を見たくないかい?来週からうちの農場で約1週間、羊の毛刈りがあるんだよ」

「ジュリアン、実は僕、羊マニアなんだ。行くよ、行く、行く、絶対に!」と僕は興奮して答えた。

タスマニアを旅した人が、日本に帰って旅の思い出を回想すると、たぶん牧草地を歩く羊たちのイメージが浮かび上がってくるだろう。
タスマニアといえば、海、山、空、きれいな空気、そして羊だ。







僕はどういうわけか羊が好きだ。
学生時代、バイクで風を切って羊ケ丘通りを走り、大学に通っていたせいか、、、。
それとも、僕のこの意気地のない性格が羊的なのか、、、。

僕のブログでも羊の話はいままでに何度か登場している。

「タスマニアの羊を追いかけて」
「羊をめぐる冒険」
「群れない羊」
「羊たちの沈黙」
「羊が一匹、羊が二匹、、、」
 
うん、どれも思い入れタップリ。








羊の毛刈りはショウデイ(農牧業収穫祭)などのアトラクションでしか見たことがない。
あとは時々TVなどで放映されるイメージか絵画の中での羊の毛刈りがせいぜいだ。








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本物の農場で本物のシェアラー(羊の毛を刈ることを専門の仕事にしている人)の仕事を見れる日がとうとうやって来たのだ。

シェアラーたちは朝の7時半から仕事をはじめると聞き、その日、僕はまだ空が暗いうちから車を走らせ、ジュリアンの農場へと向かった。
彼らが仕事をはじめるところから、きちんと見てみたい。
しかし、車を走らせていると朝のゴールデンな光が見事に差し込んでくるではないか。
ああ、車を止めて写真を撮りたい、、、いや、マナブ、落ち着け、今日のメインイベントはこれじゃないだろう。今車を止めたらせっかくの羊の毛刈りのスタートに間に合わないだろう。しかし、光が綺麗過ぎる、、、ああっ、羊がこの光を受けて立っている、、、。
車を道の脇に止め、撮影が始まる。
シャッターを切り始めると、時間が経つのを忘れる、、、。

はじまりの朝、ゴールデンな羊がこれからはじまるヒツジザンマイ(羊三昧)な時間を予見しているかのようだった。












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by somashiona | 2012-05-23 08:50 | デジタル

ジュリアンのアシスト




ブロックリーエステイトの建物を撮るにあたって、ジュリアンとああでもない、こうでもないと言いながらポジションを探した結果、一本の大きな樹の、高い位置から撮るのが一番いいだろう、ということになった。長いハシゴと張り出た樹の枝を使って。
グラグラ揺れる長いはしごを下でジュリアンに押さえてもらい、数枚テストショットを撮ってみると、どうしても細い木の枝がフレームの邪魔をする。










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黒澤明監督は「おい、あの山どかせ」と助監督に平然と言ったそうだが、僕がジュリアンにそんな事を言おうものなら2度と仕事は回ってこない。
そこで、丁重にこう訊ねてみる、「ねえジュリアン、カメラのモニターを見て。ね、この枝が邪魔でしょ?これ、ちょっとだけ、切ってもいいかな?」と。
ジュリアンは驚いた顔をして「なんてことを言うんだ、マナブ。写真一枚のために僕たちの大切な樹の枝を切り落とすって言うのか?」といって僕を萎縮させたあと、「冗談だよ、全然平気さ、でも、どうやって切るかなぁ、、、ノコギリと長い棒を持ってくるからちょっと待ってくれ」と納屋に向かって走っていった。










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簡単にいくと僕たち二人は思っていたが、枝を切り落とすのは思いのほか難航した。
40~50分ほどかかってやっと切り落としたときには、もう辺りは暗くなり始めている。
三脚はめいいっぱい伸ばしても全然高さが足りない。
不安定なハシゴの一番上で、樹の枝にとまるフクロウをイメージしながら息を止め、手持ちでシャッターを切る。
(ホォ〜、ホォ〜)(フクロウの鳴き声)
ブレる僕のカメラと揺れるハシゴとの共演。










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ISO800、F5.6 、1/13秒










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ISO800、F4.5 、1/10秒  少し屋根の上をトリミングし、絵を整理してみる。










一見、どうということのない一枚だが、それなりに苦労している、ということを言ってみたかっただけだ。笑
でも、この一枚のためにジュリアンもかなり努力をした。
これは僕たちの共作ということで、ジュリアンにとっても思い入れのある一枚になったことだろう。














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by somashiona | 2012-05-22 10:29 | 仕事

ウィドウ・メーカー







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ホテルの全景を写すためにジュリアンと一緒にロケハンをした。
裏庭から奥に向かって徐々に登りの斜面になる林の中を歩いた。
斜面の上からホテルを見下ろす絵が欲しかったのだが、どのポイントも木々が邪魔になってダメだ。
ヤギやワラビー、ポッサムやウォンバットくらいしか通らない林の中には、大きなユーカリの木が番人面で立っている。
もしこれらの木が人間だとしたら、切り落とされたTシャツの袖口から出た太い腕を組み、強面でよそ者を睨みつけるタイプのお兄さんといった感じ。
大きく、腕を広げ、しかも半ば立ち枯れたユーカリの老木を前にすると、畏敬の念を抱かずにはいられない。
これもまた、もし人間だったら、酸いも甘いも噛み分けたその顔に深く年輪を刻む、人生のラストステージに立つ老人といったところだろう。
そういった老木のまわりには長い年月をかけて朽ちていった枝や葉が円を描くように落ちている。
いや、枝などという生やさしいものではなく、まさに腕や足を切り落とされたような大きな木の塊がどっさりと落ちているのだ。
老木の周りにできたその円は、まるで彼の一生を映し出す走馬灯のようだ。


「マナブ、知ってるか、こういう木のことをウィドウ・メーカーって言うんだ」怖いものでも見るように老木をじっと眺める僕に気が付き、ジュリアンが言った。
ウィドウ・メーカー?最初に僕の頭に浮かんだのはポップコーン・メーカーだったが、ウィドウは未亡人という意味だから、「ウィドウ・メーカー」は「未亡人製造機」のような意味になる。
「男達がこんな樹の下を歩いていると、突然頭上に太い枝が落ちてきて、妻たちは未亡人になるんだ。だから、ウィドウ・メーカーさ」と言ってジュリアンはニヤリと笑う。
実際に昔はそういうふうに命を落とした男達がたくさんいたのだろう。
にもかかわらず、ウィドウ・メーカーという言葉を聞いて、最初にポップコーン・メーカーを連想してしまった僕には、鬱陶しい夫を失ったあと、その後の人生を夫の残した財産や保険金で陽気に暮らす逞しいオーストラリアの女たちの姿しか思い描けない。
いや、けっしてそれが一般的なオーストラリア女性のイメージというわけではないのだが、、、。












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by somashiona | 2012-05-21 17:03 | デジタル

戦うニワトリ編




朝の到来を誰より早く告げてくれるニワトリたちは、おいしい卵と大好物のザンギ(北海道版鶏の唐揚げ)を運んでくれる平和な生き物だとばかり思っていたが、彼らと長い時間を共に過ごし、それが大きな誤りだと分かった。
彼ら、とにかく暇さえあればケンカしている。
ちょっとした小競り合いなどではなく、一対一の真剣勝負。






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ニワちゃんA 「ヘイ、ユー、なにガンつけてんだよ」と息まく。






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ニワちゃんB 「なんだぁ、こらっ。ガンつけてんのはテメエの方だろ。このヘナチョコ野郎、やるってーのか?」

ニワちゃんのガールフレンド 「ねぇ、あんたぁ、やめてよぉ〜。お願い、怪我するからよしてよぉ、、、」






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ニワちゃんB  「ほらっ、言ってるだろ、怪我するって。まあ、もう誰も俺を止められないけどな」
ニワちゃんA 「この老いぼれ野郎、ほざいてろ。あとで泣いて許しを乞うのはテメエの方なんだよ」






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「あちゃーーーー!」バサバサー。






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「おりゃーーー!」ドス、ドス。






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「動きがおせーんだよ、老いぼれがー」
「おっっと、間合いが悪すぎるぜ、ガキがー」






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「あちゃーーー!」
「おりゃーーー!」






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「ぬぉ〜〜〜〜、おげっ〜〜〜!」






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「ぐはぁ〜〜〜〜、いてぇ〜〜〜〜!」






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「隙ありー!」






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「必殺、飛び蹴りーーー!」






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「中段、二段蹴りーーー!」






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ネコ 「やれやれ、あの人たち、いつもこうなんだから。エネルギーの浪費よ。バカみたい、、、」


















一対一の勝負といえば、ブルース・リーとチャック・ノリスのローマ、コロッセオでの名場面。
戦いにネコはつきものなのです。

「ドラゴンへの道」
























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by somashiona | 2012-05-20 15:24 | デジタル

鳥たちがいる秋の色 #2





四季の中で一番好きなのは、間違いなく秋。
子供の頃からそれは変わらない。

春は空想にふけりすぎる。
夏は何をするにも背伸びをし過ぎ。
冬はいつまでも家に閉じこもっていたい。
秋だけが等身大の自分でいられる。

オレンジや茶色が好きなのも、きっとそれらの色に秋のイメージを感じるからなのかもしれない。
もし一日を四季のように捉えるとしたら、朝は春、昼は夏、そして夕方から夜にかけてが秋で、夜遅くから寝るまでが冬、、、いやこれには少し無理がある。

一日の中では朝、しかも4時とか、5時、少なくても6時前までの早朝が一番好きな時間。
この時間にきちんと起きられれば、朝から自分を褒めてあげられるし、頭は冴えていて、身体にもまだエネルギーがたっぷりあるので、何をやるにしてもとても効率がいい。

秋の朝早い時間、自分だけの為に静かに使う。
僕には至福のときだ。
もしブロックリーエステイトに住んでいたら、その至福の時間にはニワトリたちの鳴き声が必ず聞こえていることだろう。














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by somashiona | 2012-05-18 15:26 | 仕事

鳥たちがいる秋の色 #1


日本なら、鈴虫の声が聞こえたり、空を舞うトンボを見ると、「ああ、もう秋だなぁ」としんみり思うが、ここタスマニアに住んでいると虫の声で季節を感じる日本人の繊細な感覚など忘れてしまう。
サマータイムが終わり、朝晩にヒーターのスイッチをオンにする頃になると、「くそっ、もう秋だ」と思う。
満喫しきれなかった夏に、未練タラタラだ。


ブロックリーエステイトでの撮影はニワトリやターキーたちの気配を常に視線の端や背後に感じながら行った。
おかげで、僕にとっての今年の秋のイメージは、少なくてもヒーターのスイッチなどではなく、ニワトリやターキーと共にある。


「ブロックリーエステイトの秋の色を撮ってほしい」という依頼だったが、指定された日程は秋の色を写し込むには少し遅すぎた。
3日間続いた暴風雨が秋の色をすっかり消し去ってしまったらしい。
どうしたものか、、、と最初はストーリーをはじめる手がかりが掴めず、三脚を肩に担いで黙々と歩いていたが、それでも、絨毯のように地面に広がる落ち葉や枯れた小枝を踏みしめるときの乾いた音が、僕の想像をゆっくりと膨らます手伝いをしてくれた。


秋というのは、静かに待ってさえいれば、必ず向かうから何かがやって来る季節だ。
















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つづく (To be continued)


























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by somashiona | 2012-05-17 17:27 | 仕事

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