<   2012年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

波打ち際で



仕事帰り、海岸がすぐ近くにあったので寄り道することにした。
海辺にある住宅街をほんの少しだけ写真に収めようと思っていたが、結局2時間もうろつきまわった。
この辺りに住む人達が夕食前後に行う散歩コースなのだろう、2時間前は犬の散歩をする夫婦や子供を連れたお父さん、お母さんがひっきりなしに行き交う海岸だったが、写真を撮り終えた僕が戻った頃はほとんど人気がなかった。
海岸で写真を撮らず周辺の住宅街を歩いたのは、この海岸にあまり惹かれなかったからだ。
X100の35mmレンズでは決め手に欠く海岸だった。


波打ち際に立って、静かに寄せては返すさざ波をぼんやり見つめた。
同じ動きを飽きることなく繰り返す波だが、じっと見つめていると、毎回その表情は違う。
今日は穏やかな日だが、暴風雨の時などはきっと、それなりの波が立つのだろう。
しかし、海面がどんな表情を見せようが、深い海の底はきっと冷たくひっそりと静かなのだ。
自分の人生を考えた。
大波、小波が打ち寄せる毎日に右往左往しているが、海底の僕自身にはたぶんあまり変化がない。
変化のない毎日はある意味安定しているということでもあるが、それに満足できないのならくすぶっている訳にはいかない。
感動や挑戦のない毎日は生きていながら死んでいるようなものだ。
いい加減、自分の海底に砂を巻き上げなくてはいけないな、と強く感じた。
目標を見つけ、挑戦して、築きあげて、自ら崩す、僕はこんなことばかり繰り返している。













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by somashiona | 2012-08-31 21:22 |

シオナは11歳



8月は誕生日ラッシュ。
僕の母親の誕生日が8日、そしてその翌日がシオナの誕生日。
こうたたみ込むように誕生日が続くと、誰かの大切な日をすぐに忘れてしまう僕でも、さずがに「うっかりしてました」ということもない。
さらに今年はその前後に友人の誕生日もあり、誕生日ラッシュの月だった。

誕生日で一番悩むのがプレゼント。
ソーマはいつでも夢中になっているものがあるので、プレゼント選びに困ったことがない。
問題はシオナだ。
「何が欲しい?」と聞いても帰ってくる答えは「なんでもいい」なのだ。
「なんでもいい」という答えの裏側にある気持ちは、たぶん「私を驚かせて欲しい」だと思うので、なおさらプレッシャーがかかる。
シオナにももちろん好きなことがある。
それは小さな頃から一貫して絵を描くことだ。
しかし、毎年毎年、画材関係をプレゼントとして選ぶことに何か罪悪感のようなものを感じる。
なんとなく彼女を喜ばすための努力をしていないような気がするからだ。

去年、彼女の10歳の誕生日は初めて彼女から具体的リクエストがあった。
「ダディ、誕生日にピアスが欲しい」
「え、だってピアスって耳に穴をあけるんでしょ?そんなことしていいの?マミーはいいって言ったの?」と僕は思いっきり引いてしまった。
こっちの子供たちは小さな頃からピアスをしている子が多い。
女の子だけなく、男の子もよくしている。
シオナの母親はピアスをすることに(耳に穴を開けることに)まったく反対しなかったらしい。
僕はとても複雑な心境だった。
娘の身体を傷つけるようなものを父親が買っていいのか?(なかり頭が硬いです)
もうピアスが欲しいと思う年頃になってしまったのか?(ボーイフレンドが欲しいと思いはじめるのか?)
考えてみると、47年間生きてきて、一度もピアスなるものを買ったことがない。
どんなものがいいのか、まったく見当もつかない。
ホバートにあるお店を12件ほど回った。
店員さんたちは11歳の女の子なら値段が安いファッションピアスをたくさん買ってあげたほうが喜ぶ、と口を揃えて言った。
でも僕はシオナが20歳になった時もまだ時々つけてくれるような(もちろんダディを思い出して)物が欲しいと言いはった。
それならゴールドですねぇ、と店員さんたちは言った。
イエローゴールドがいいですか?それともホワイトゴールド?
もちろん僕の頭のなかは「??????」で溢れていた。
ということで、10歳の誕生日は水槽に入った金魚とイエローゴールドとホワイトゴールドのピアス。












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今年11歳の誕生日、シオナに何が欲しいと聞くとまた「なんでもいい」だった。
「サプライズがあったほうが楽しいから」と困ったことを言ってくれる。
最近彼女はマンガチックな絵を描く事に夢中になっている。
誕生日の数日前、彼女の母親に用意しているプレゼントについて探りを入れると、漫画やアニメーション専用のかなり高価なペンのセットを買ったらしい。
「絵を描く以外に最近夢中なことは何?」とシオナに聞くと「ストーリーを書くこと」という答えが返ってきた。
絵を描く&ストーリーを書く、、、あっ、それって漫画だ!
以前シオナが僕に「ダディ、ワンピースっていうコミック読んだことある?」と聞いてきたことがあった。
「ないけど、どうして?」と聞くと、「日本で一番売れているコミックブックなんだって」と答えたことを思い出した。
オーストラリア最大の本のオンライン通販「Booktopia」を調べてみると、あった、あった英語版が!すぐに1〜3巻を注文。












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どうせなら、僕が子供の頃に好きだった漫画も読んで欲しい、と思ったときに真っ先に頭に浮かんだのは「ブラックジャック」。
でも、女の子に「ブラックジャック」かぁ、、、やっぱり「ベルサイユのばら」とか「キャンディ・キャンディ」とか「ガラスの仮面」とか「有閑倶楽部」とかのほうが、、、。
いや、やっぱり同じ感動をダディと共有してほしい!
ということで「ブラックジャック」1〜3巻。
あとは刺繍セット、Tシャツなど色々細かなものをつけて、無事11歳の誕生日のプレゼントを用意することが出来た。
あ、彼女が気に入ったかどうかは、わからない、、、。汗












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by somashiona | 2012-08-29 18:58 | ソーマとシオナ

タスマニアに春が来た?



朝起きると気持ちのいい日差しが窓から差し込んでいた。
ほのかにシンナーらしき臭がする。
リビングルームへ行き窓の外を見ると、向の家の壁をペンキ屋さんが塗っている最中だった。
青い空に青いオーストラリアの国旗がいつものように旗めく。
白い雲、白い壁、そして白いペンキ屋さんの作業着、なんだか嬉しくなる。
仕事までまだ時間がある。
よし、歩こう。


寒がりの僕が珍しく、ジャケット無しで歩いた。
空気を腹一杯に吸い込む。(腹式呼吸)
外に散らばる青、緑、黄色、赤、ピンク、それぞれの色たちが気持ちの良い光を受けて生命感に満ち溢れている。
ああ、やっとタスマニアにも春が来たかな。


翌日、寒さで目が覚めると、ホバートを見下ろす山、マウントウェリントンが真っ白な雪で覆われていた。
またタスマニアの気候に騙されてしまった。笑












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by somashiona | 2012-08-27 21:25 | デジタル

私はフォトグラファーよ



ビーチでの冒険の帰り道、スコットの次女マリは父親のデジタル一眼レフ(ニコン)を奪い、僕たちを撮りまくっていた。
よほど楽しかったのか、家に戻ってもその熱は収まらない。
マリがいないので庭を覗いてみると、しゃがみ込み、カメラを顔に当てたままピクリとも動かない。
庭の花にレンズを向けるのだが、どうしても納得がいく写真が撮れないらしい。
すぐに方向性を修正し、友達のミリィをモデルに写真を撮りはじめる。
「ミリィ、芝生に寝転んで!今度は飛び跳ねてみて!目をつぶって!あ、笑っちゃダメ、真面目な顔でじぃっと私を見つめて!あ、いいこと考えたあの樹に登ってみて!」
ミリィにレンズを向けるマリの指示があまりにもプロフェッショナルなポートレイトフォトグラファーで驚いてしまう。
子供は本能的に分かっている、ただ撮るだけじゃダメだということを。
人を撮るとき、自分が被写体に何かしら働きかけ、その時にスパークしたもの、被写体の外見上に起きた造形的変化や内面に起きた心の動き、そういう瞬間を捉えるのがポートレイトの楽しさだということを本能的に分かっているのだ。
あまりにも真剣に、楽しそうにシャッターを切り続けているので、僕もマリの横にお邪魔してモデルのミリィを撮らせてもらう。
うん、確かに良いモデルだ。
マリや僕がどんな感じを求めているのかすぐにキャッチし、その度ごとに仕草や表情を変えていく。
こればっかりは、男の子にはできない芸当だ。
女性を撮っているといつも感じることだが、子供の時の嘘泣きからはじまるのかどうか分からないが、女って、「演じる」ということを子供の頃から心得ている。
男は常に、まんまとこれにやられてしまう、、、。
マリもミリィも将来とっても綺麗な女性になるだろう。
純粋な青年たちをたくさん泣かして欲しいものだ。












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あとでスコットにマリが撮った写真を見せてもらったが、いい写真ばかりで本当に驚いた。
























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by somashiona | 2012-08-26 09:17 | デジタル

日曜日はビーチで冒険




日曜日、スコットたちと行ったビーチはブラックマンズベイ。
僕は知らなかったのだけど、ここにはブロウホール(海岸の岩の割れ目などから潮が吹き上げる場所)があって、海岸沿いをつたってブローホールまでたどり着く、というのが今回のミッションだ。
ちなみに、昔は勢い良く潮を吹き上げたこのブロウホールも今では滅多に吹き上げることがなくなったらしい。
最初は順調に岩を伝いながら子供たちとワイワイ歩いていたが、次第に足場が悪くなり子供たちの口数も少なくなる。
スコットが連れて行きたかったルートは彼が手をふっている岩壁の下に飛び降りなくてはならないのだが、着地点は大波が押し寄せている。
この波が一瞬引いたときに飛び降りるのだが、岩の上はかなり滑る。
さらに、着地してからすぐに波が届かない場所まで動かないと波にさらわれる。
「ちょっと子供たちには無理かなぁ、、、?」とスコット。
「スコット、子供たちじゃなくて、僕が無理」と言って笑い、僕たちは安全なルートに引き返す。
彼はブラックマンズベイで少年時代を過ごしたので、このあたりでどんなスリルのある遊びができるのかよく心得ているが、現代っ子とその喜びを分かち合うのはちょっと難しいのかもしれない。












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楽しい散歩の最中、僕はポートレイトを撮ったり、風景を撮ったり、子供そっちのけ。
35mmや50mmの単焦点レンズは画角に縛られるどころか、逆にカメラの取り回しや被写体に集中する自由度が増し、安心してシャッターを切れる。
海岸沿いはびっしりと黄色い花で埋まっていた。
こういう被写体をどう撮っていいのか僕には分からないのだけど、日曜日の午後は難しいことなど考えず、とにかく軽快にシャッターを切ったいい。












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by somashiona | 2012-08-25 11:48 | ソーマとシオナ

日曜の午後一時




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日曜日、子どもたちと一緒に友人宅を訪れた。
母親の血をひいたのか時間に厳しい子供たちはもたもたする僕を朝から急かし続ける。
約束通り午後1時ピッタリに友人宅に到着すると、パジャマ姿で窓拭きをする友人の次女とその友達の姿が目に飛び込んできた。
う〜ん、朝から感心な子供たちだ、、、え、朝じゃない? なんでまだパジャマ?
1時に皆でビーチへと出発する予定なのだが、、、嫌な予感、、、。
家にお邪魔したが友人はいない。
「ダディは何処にいるの?」と同じくパジャマ姿で冷蔵庫の中を覗いていた長女ちゃんに聞くと「今スーパーに買い物に行っているよ」と明るく答える。
「あれ、でも1時に出発の予定だったよね?」と僕が言うと「マナブは遅れるからまだ買い物にいく時間があるんだよ、って言ってさっきダディは家を出ていったよ」と娘さん。
僕の子供たちは何か言いたげな表情で僕の顔を見つめてから、兄妹揃ってこれみよがしに深い溜息をつく。
普段の行いが悪いと人から信用されなくなる、という貴重なレッスンを子供たちに教えることが出来て、本当に良い日曜の午後だった、、、涙。






















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by somashiona | 2012-08-22 22:10 | デジタル

ピンぼけでも許せちゃう




ストリートフォトにピントや構図、または露出の厳密さを求めない。
それらがあまり決まりすぎると、かえって興冷めした写真に思えるときすらある。
少しはっきりしないイメージ、被写体がどういう状況なのか分かりかねる瞬間、ラジオ局にチューニングをあわせるあの雑音の中に、思考や想像が入り込む隙間があるような気がする。
とくに、モノクロのストリートフォトにその傾向は強い。
しかし、そこを強調しすぎると稚拙な写真になってしまうので、さじ加減が大切だ。












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by somashiona | 2012-08-18 13:46 | デジタル・モノクロ

歩きまわると、いいことがある



最近、仕事の帰りなど何かの用事で外にいるとき、1時間でも時間があったら普段行ったことのない通りや住宅街に車を止めて写真を撮るようにしている。
もちろんX100を持って。
何の変哲もない住宅街の通りなどは、多くの人が歩く街の中とは違って写真になりにくいといえばなりにくいのだが、そこがまた楽しい。
どこにでもある風景の中からどれだけ自分の美意識や感性にふれるものを見つけられるか、そういう宝探しのような撮影散歩はいい写真の訓練にもなる。
何の変哲もないものの中でも、特に僕は普通の人々が住む民家にたまらなく惹かれる。
あ、その話はいずれまた。
この日は2時間ほど歩きまわってからいい加減帰ろうかと思ったとき、自分がどこに、どちらの方向に、どれくらい遠くに車を止めたのか、まったく分からないことに気づいた。
たっぷり疲れていたので、無駄に歩きたくはなかった。
見印となる建物を一つだけ覚えていたので、たまたま通りかかったフットボールのボールを持って歩いていた青年に道を尋ねてみた。
青年はその建物のことを知っていて、自分もちょうどそちらの方向に行くので付いてくればいい、と僕に提案してくれた。
細身の彼だが地元のフットボールチームに所属していて、昨日優勢に進めていた試合を終了直前に逆転で負け、悔しくてたまらないのだと僕に言った。
これから近くのグランドで自主トレーニングをするらしい。
僕は2時間たっぷりと、くねくねたくさんの角を曲がって彼と出会ったところまで歩いたが、彼はこの当たりを熟知しているらしく、誰かの家の私有地や塀の間に出来た大きな穴、または柵を乗り越え、ほんの30分ほどで僕が車を止めた当たりまでたどり着いた。
彼にお礼を言って数歩歩き出したとき、ふと思い返し、振り返って彼に写真を撮ってもいいかと聞いてみた。
思ったとおり、いいポートレイトが撮れた。












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by somashiona | 2012-08-16 13:17 | デジタル

公園を走る少女



住宅街の中の家の塀と家の塀の間に細い通路があった。
通路の塀にいい影が出ていたのでカメラを持って近づくと、入口に公園の名前が書いてあった。
高い木の板で出来た塀に両側から囲まれた通路は、公園へ通じる道というより、秘密の要塞へ通じるの通路と言うほうがしっくりとくる。
細い通路を脱出すると、太陽に輝く緑の芝生が眩しいだだっ広い空間に出た。
午後3時過ぎなのにこの空間には物音がほとんどない。
どこまでも続く緑色の芝生の中に黄色いブランコが2つ、細く曲がりくねった灰色のコンクリートの小道と、その小道の脇に大きく距離をあけて置かれている3つの茶色いベンチ、そしてその空間を取り囲んでいる灰色の木の塀。
まるで小学校の低学年の生徒がクレヨンで描いた絵のように、どこか現実味に欠ける。
どうしてこんなに天気が良くて、こんなに広い空間に、人っ子ひとりいないのだろう、と思いながらその場に立ちすくんでいると、僕の右手の遠くの方から白い服をきた人が走ってくるのが見えた。
女性だ。さらに近づくと走っている人が15歳前後の少女で、たぶんなにかのトレーニングとして真剣に走っているのが分かった。
広い空間をフルに使って、つまり、公園を囲む高い木の塀に沿って必死に走っている。
正面を向いた僕の左手、少女と反対側の遠く離れた壁の方に赤いカーデガンを着た女性が立っているのが見えた。
遠くからでもハッキリと、その女性が走る少女の姿を目で追い続けているのがわかった。
少女が僕の近くを通り過ぎるとき、逆光の影の中を走る彼女に向かってシャッターを切った。
彼女の姿が見えなくなってもシャッターを切り続けた。
少女が走り去った光のなかに、何故か彼女の気や汗や息遣いの余韻がまだ残っているようだった。
走っていた少女が赤いカーデガンの女性のそばを横切った瞬間、彼女は走るのをやめた。
赤いカーデガンの女性は少女にウォーターボトルのようなものを手渡し、何やら真剣に少女に話しかけている。
曲げた両膝の上に手をおいた少女も下から真っ直ぐ見上げるように赤いカーデガンの女性の顔を見て、数秒ごとに頷く。
最後に大きく頷くと、少女はボトルをカーデガンの女性に返し、また勢い良く走りだした。
公園を出ようと思い、僕は曲がりくねったコンクリートの道を前に進んだ。
赤いカーデガンの女性にどんどん近づく。
赤いカーデガンの女性は少女の学校の先輩でも、母親でもないようだ。
たぶん80歳前後の老女だった。
少女の走る姿から決して目を離さず、孫を見つめるおばあちゃんの目ではなく、なにかプロフェッショナルを感じる視線で少女を追いかけ続けている。

ロンドンオリンピック、僕は結局、どんな競技もちらりと一瞬テレビで観る機会もないまま終わってしまった。
別に避けていたわけではなく、ただ単にチャンスがなかっただけなのだが、この走る少女と赤いカーデガンの老婆を見かけた後、オリンピックのアスリートたちの真剣な姿を見逃してしまったことを何故だかとても後悔した。












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by somashiona | 2012-08-14 19:17 | デジタル

スケートボーダー




公演でスケートボードをしていた少年たちは、若くて、健康的で、明るくて、エネルギーに満ち溢れていて、まるで子宮内で卵子に向かって突入する弱アルカリ性の精子くんたちのようだった。
















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by somashiona | 2012-08-13 19:36 | デジタル

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