<   2012年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

朝で決まる




夜遅くまで起きて、だらだらと寝坊してしまった日は最悪だ。
一日の始まりからすでに気だるさと、スッキリしない頭と、自己嫌悪に支配されている。
自分の状態を知るバロメーターは早起きできているかどうかでわかる。

例えば、注文したカメラが届く日の朝。
3日間のキャンプに出かける日の朝。
美女とデートの約束がある日の朝。
大きな仕事が入っている日の朝。

そんな朝は、目が覚めた瞬間からワクワクドキドキで頭が冴える。
窓から差し込む朝日も、ひんやりした空気も、淹れたてのコーヒーも全てが新鮮に感じる。
どうせ一度の人生を生きるなら、毎朝そんな気持ちで目覚めたい。
今日一日がどんな日なのか、すべての人にとって朝の時点ではわからない。
小さな事でもいいから、朝から「よっしゃ、今日も一日がんばるぞー!」という気持ちになれることを自分で仕掛けていきたい。
夜、早く寝て、朝、まだ空が暗いうちに起きて、一日をたっぷりと使いたい。













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by somashiona | 2012-10-08 17:58 | デジタル

ありがとう、ワルテル、そして、さようなら





自分の犬でもないのに、その名前は生涯、僕の心に刻まれると思う。
まるで名犬ラッシーのように。
馳さんのブログを見続けていたので、2008年にはじめてワルテルに会ったときは感動した。
ワルテルは話ができると思い込んでいたのだが、それは馳さんや家族の人だけで、僕は完全に無視され、写真も上手く撮らせてもらえなかった。
焦った僕はレンズを落としてしまい、真っ二つに割れたレンズを手に顔面蒼白になったっけ。
ところ構わず、どんな女性にもヘコヘコをしかける姿に、男として勇気づけられた。
本当に、本当に、多くの感動を与えてくれたハンサムくん。
ワルテル、今までありがとう。
そして、さようなら。













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by somashiona | 2012-10-08 14:45 | デジタル

レンズテストの行きつく先



富士フィルムのX100を使い出してからもう随分時が過ぎた。
機材が自分の身体の一部になるまで、思いのほか時間がかかる。
35mmレンズの距離感は、もうかなりしっくりきている。
今立っているところからファインダーを覗けば、どこまでがフレームに収まるか。
どの絞りを使えば、どれくらい背景がぼけるか。
この感覚はズームレンズばかり使っている限り、絶対に身につかない。(たぶん)
X100のjpegは高い評価を受けているが、僕はニコンであれ、キャノンであれ、富士であれ、メーカーが打ち出してくる色やトーンにどうしても馴染めない。
自分の写真がなんだか他人のものに思えてしまうから。
X100のRAWファイルは素晴らしいと思う。
RAWファイルであがってきたデータを見て、そのままjpegに変換することはよくある。
X100のRAWファイルはなんともいえぬ滑り感があるのだ。
肌や空気や土がしっとりと写真に再現される。
これはキャノンのデータからは出てこない類のものだ。
X100を仕事で使えないだろうか?と真面目に考え始めたが、いまひとつ踏み切れないのはフォーカス。
普通の人が普通に使うぶんには、仕事でも風景や物撮りなど動かないものを撮るにはまったく問題がないフォーカスのスピードと精度だ。
僕は人を撮る機会が圧倒的に多い。
ポートレイトでも動きのある写真が好きなので、ピントが合って写真が撮れているという実感を持てないまま撮影を進めるのはあまりにもリスクが大きすぎる。
プレイベートのスナップショットやストリートフォトでX100を使うときはカメラ側の距離を1.5メートルとか3メートルに固定して、目測で撮ることが圧倒的に多く、ほとんどの場合ピントは合う。
しかし、仕事では常に絶対が求められるので、たぶん大丈夫、ではすまない。



先週、ギャビーとフィルの息子ラウルの誕生会があった。
3歳の誕生日だ。
いつものようにX100を持ってギャビーの家を訪れた。
ラウルがケーキの上に立てられた3本のろうそくを吹き消すとき、僕はもちろんベストポジションにいたのだが、僕の袖を引っ張り話しかけてくる子どもに気を取られ、大切な瞬間が今始まろうとしていることに気がつかなかった。
慌ててシャッターを切った。
X100のオートフォーカスが迷っているのを感じるが、事はすでにはじまっている。
とにかくシャッターを切るしかない。
結果は散々、ピントの問題もあるが、シャッタースピードが遅すぎでブレブレのボケボケ、、、、。
言い訳するわけじゃないが(思いっきり言い訳です)、キャノンを持っていればそんなこと起こり得なかっただろう。
(どう考えても言い訳)

後日、ギャビーからメールが来た。

マナブ、ケーキを吹きけるシーン、撮ったでしょ。皆に送るお礼のポストカードで使いたいんだけど一番いいと思う一枚を送ってくれる?

僕は顔から火が出るほど恥ずかしかった。
そしてギャビーにメールを返信した。

ギャビー、申し訳ないんだけど、あの瞬間、逃してしまったんだ。ピンぼけもいいところ。たぶんあの時、僕の頭の中もピンぼけだったんだと思う。あのね、あの時、僕の横にさ、Eos 5D mark3を買ったばかりのドクターがいたでしょ。彼もあのシーンは撮っていると思うんだ。彼に聞いてみるといいよ。

こんな屈辱、あるだろうか。
プロの自分がその一枚を逃し、アマチュアの人から写真を貰って欲しいと頼むこの恥ずかしさ。
この日、僕はキャノン Eos 5D mark3をやけくそになって注文してしまった。












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X100をはじめ、ミラーレスカメラは写真を愛するものにとっても、たまに写真を撮りたいと思う程度の人にとっても、本当によく出来た理想的なカメラだと思う。
ストリートフォトや被写体を安心させる写真にX100などの小型カメラはもってこいだろう。
でも、デジタル一眼レフカメラを手に写真を撮る時、正直、心から思うのは、なんだかんだ言って、確実に本気で撮るなら、やはりこれ、デジタル一眼レフカメラなのかなぁ、ということなのだ。
大きいし、重いし、目立つし、、、でも、とびきりの一枚を撮るのに、それが何だというのだ。
楽をして撮ろうなどという態度をとっている時点で、もうすでに名作のチャンスを逃しているということを知るべきなのだ。(名作など撮ったことはないが、、、)
デジタル一眼レフカメラは、本当によく出来たカメラなのだ。
限りなく実践的で、限りなく直感的だ。
フィルム時代から数えると、今度のEos 5D Mark3を含めて10台目のEosを持つことになる。
ニコンからキャノンに移行してから17年くらいたつ。
17年間、ほとんど毎日手にしているのだから、そりゃ、僕にとっては限りなく実践的で、限りなく直感的なはずだ。


X100を使いはじめてから単レンズが導いてくれる写真というものに、あらためて驚いた。
昔は単レンズばかり使っていたにも関わらず。
先週、SIGMAの50mm f1.4で室内のポートレイトを撮った。
3人の熟女を。
良いレンズなのだが、X100の滑りある描写に目が慣れてしまった今となっては、どんなにLightroomでいじくりまわしても、撮った写真がデジタル写真に見えてしまう。
そりゃ、どうかき回しても、デジタル写真なのだけど。
X100の描写はデジタルであることを忘れさせてくれるのだ。


久しぶりに、昔、昔の東京時代、使いに使ったキャノン50mm f1.4と85mm f1.8を再び手にとってみる気になり、レンズのテストをした。












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結果、英語で言うと「So,so,,,」(まあまあ、、、)な描写。
ピントがズレていないか、ズレているならどれくらいか、何度も確認する。
それぞれのF値でどんな描写をするのか、白を背景に偽色はどれくらい発生するのか、今のデジタルカメラの能力にどれくらいついてこれるのか、確認をする。












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レンズテストのつもりでキッチンに転がっていたものを撮っているうちに、段々と本気モードになり、最終的にはモノクロをイメージしながらシャッターを切り始める始末。
いったい、何をやっているのやら、、、。












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by somashiona | 2012-10-05 15:59 | デジタル

不死身のポリスちゃん



レーシック手術をした人が術後必ずやること、それはサングラスを買うことじゃないだろうか。
メガネぽんち君たちの憧れは、レンズに度の入っていない普通のサングラスをかけること。
僕は調子にのって2本購入した。


オーストラリア人でメガネをかけている人は少ないが、サングラス人口は驚くほど高い。
ある日晴れた日のお昼ごろ、通りを歩いていて気がついた。
その通りを歩いていた20人ほど全員がサングラスをかけているのだ、僕と子供たちを除いて。
たぶん、特に珍しい光景ではないのだろうが、冷静に考えるとこれはなんだか凄い。
それで、僕は歩道に立ち止まり、走っている車のドライバーの何割くらいがサングラスをかけて運転しているのか数えてみた。
なんと、約8割がサングラスをかけているではないか!
日本のお昼過ぎ、ヒマがあったら同じことをやってみてほしい。
たぶん3割もサングラスをかけていないのでは。
長年メガネぽんち(この言葉、どこから出てきたのだろう?使っているのは僕だけ?)だった僕はサングラス歴があまり長くない。
度入りのサングラスは持っていたが、メガネをどこかにしまってからサングラスをかけるという作業は思った以上に面倒なものだ。
野外での長時間の撮影や、長時間のドライブ以外はサングラスをかけることがあまり無かった。
そんな訳で、サングラスの扱い方がまだ未熟なのか、しょっちゅう落としてしまう。
僕が気に入って使っているPOLICE(ポリス)とブランドのサングラス、もうすでに20回以上は落としているのだが、不思議と一度もレンズに傷をつけたことがない。
僕のポリスは不死身のポリス、とサングラスを落とすたびに、心のなかでポリスちゃんを誇らしく思った。
あ、ちなみになぜサングラスを落とすのかというと、写真を撮る時やお店の中に入るときサングラスを頭の上や帽子の上に乗せるのだが、その後、サングラスが頭の上にあることをすっかり忘れてしまい、帽子を脱いだ時や髪をかき上げた拍子に落としてしまうのだ。


今日のホバートはは恐ろしく強風だった。
それでも憎たらしいほど天気が良く、太陽がギラギラと空の上に輝いている。
薬屋さんを出たとたん、強風に煽られ、僕は1、2歩後ずさりした。
通りかかったおばさんが僕の後ろを指さして何かわめいている。
あんた、ギャーギャー、あっちよ、ギャーギャー、早く、早く、ギャーギャー。
何事かと思い後ろを振り向いてみると、黒く、小さな物体が歩道の上を右へ左へ向きを変えて移動している。
あっ、と思い、僕は自分の帽子の上に手を当ててみた。
ない、ない、ポリスちゃんがない、、、。
そして歩道の上をすでに6、7メートル移動した黒い物体が自分のサングラスだということに気づいた。
ポリスちゃん、今まで数々の災難をくぐり抜けてきた不死身のポリスちゃん、今回だって大丈夫に違いない、と思って路面から取り上げてみると、左右両方のレンズに傷が、、、しかも至るところに、、、ああ、不死身のポリスちゃんが、、、。
おばちゃんは僕のそばに寄ってきて、まったくなんていう風なのギャーギャー、私のうちのドアが風でねギャーギャー、タスマニアの春はいつだってこうなんだからギャーギャー。
おばちゃんの顔の1/3が黒く大きなサングラスで覆われていたので、僕のポリスちゃんの傷を残念に思ってくれているのか、それとも、たまたは話し相手が見つかり会話を楽しんでいるのか、真意の程は分からなかった。

まあ、とにかく、これからはもっと大切に使おう、ひみつのアッコちゃん、じゃなくて不死身のポリスちゃん。










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色付きのサングラスをかけなくても
フィルターを使わなくても
フォトショップ等のソフトウェアを使わなくても
街中がこんな色に染まってしまうホバートの夕暮れ時。

毎日じゃないけどね。




















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by somashiona | 2012-10-04 18:14 | デジタル

写真とは摩訶不思議



夕暮れ時の海岸沿いに立ち、いつもとあまり変わらない海を眺める。
すると、右の方から若いカップルが、左からは熟年の二人が歩いてきた。
二組の男女の歩調はほぼ同じ。
まるでビーチの真ん中に流れこむ潮水の辺りに大きな鏡があって、その中に、男女の過去と未来が映りこんでいるようだった。
この二組の男女が交差したとき、彼らはお互いの存在など気がつかなかったかもしれない。
たまたまそこを通りかかった、何の接点もない他人同士。
そして、この二組の男女と何の接点もない東洋人の男がその様子を眺め、写真に収める。
2012年秋の週末、タスマニアのビーチ沿いを歩いたことなど、彼ら自身でさえ2、3週間もすれば忘れてしまうかもしれないが、その瞬間は彼らの意思とは関係なく、永遠に残され、ひょっとするとこの写真を見たまったく知らない誰かの心にも残るかもしれない。
写真とは摩訶不思議なものだ。












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by somashiona | 2012-10-03 23:14 |

遠くへ行きたい




ものごとが落ち着くべき場所に落ち着き、慌ただしい毎日の強風がふと止み、まるで台風の目の中に立っているかのように心が穏やかになると、僕は無性にどこか遠くへ行きたくなる。
どこでもいい、ただ知らない街へ行きたい。
学生の頃なら、そんな発作に襲われると、躊躇なくオートバイのシートにダッフルバッグをくくりつけ、当てもなく走り続けた。
どういう訳か、たいてい出発は夜中で、交通量が少なく暗い国道を照らすヘッドライトの光を見つめながらひたすらスロットルを開けた。
聞こえるのは単気筒の乾いたエンジン音とヘルメットに当たっては砕け散り後方へと吹き飛ばされる風の音だけ。
何時間も走り続けると、やがて空がだんだんと青くなり、雲の隙間からピカァーと朝日がさすあの瞬間がたまらなく好きだった。




オートバイを持っていない今ならどんな方法で遠くへ行くだろう。
お手軽なのはもちろん車だが、これだとあまりにも日常を引きずる。
船や飛行機も利用したくない。
そんな大げさでなくていいのだ。
夜行列車かグレイハウンドのような長距離バスがいい。
暖かいウールのハーフコートとニット帽にキャンバス地で出来た小型のバックパック一つ肩にかけて、バスに乗り込むのだ。
やはり、出発は夜だろう。












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バスが動き出して一時間もしないうちに、周囲の乗客たちは座席から崩れ落ちそうな体勢で居眠りをはじめる。
たぶん僕は気持ちが高揚して眠りに落ちるどころか、本も読めず、iPhoneにヘッドフォンを差し込んで音楽を聞く気にもなれないはずだ。
外気と車内の温度差で曇った窓を手のひらで擦りながら、真っ暗な窓の外にじっと目を凝らし続けるだろう。
遠くに見えるほんの僅かな光の塊がいったいどんな街なのか想像し、人々が眠り静まりかえった小さな街をものの数分で通り過ぎてしまうと、また窓に顔を近づけて真っ暗な、何も見えない外の景色に目を凝らすのだ。
自分の吐く息で曇るガラス窓を手のひらで擦りながら。
朝の4時くらいまでそうしていると、たぶん頭も身体もどんよりと重くなってくるはずだ。
外の新鮮な冷たい空気に飢えるだろう。
窓の外に目を凝らすとまた小さな灯りの塊が遠い暗闇の中に浮かび上がって見える。
そこがどんな街であろうとその街でバスを降りよう、と小さな決意をする。
太ったバスの運転手が「本当にここでいいのか?」と怪訝そうな顔で尋ねるが、彼だって眠たい頭でそれ以上質問すべきことが浮かばず、すぐにハンドルに顔を戻し、プシューと音を立てドアを閉める。
どこかわからない小さな街の真っ暗なバス停に降り立った僕を冷たい空気と興奮が包みこむ。
朝の空気は予想以上に冷たい。
黙ってそこに立っていても仕方がない。
とにかく灯りのある方へと歩き出す。
こういう時、蛾と僕はベストフレンドだ。












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歩き出しているうちに空がだんだんと明るくなる。
どうやら今日は曇り空らしいと思いながら、オレンジ色の朝日に染まった雲の動きをじっと眺める。
木々の隙間から見える空がみるみるうちに明るくなる。












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気がつくと、街を見下ろす丘の上の広場に出る。
歩みを止め、パックパックからパーコレーターを取り出し、公園のベンチに座りテーブルの上で朝のコーヒーを作る。
ゆっくりと深呼吸しながら湯気の上がるマグカップを両手で包み込む。
この時点で僕の遠くへ行きたい発作は引き潮のように静かに沖へ向かって流れ、僕は満足感で満たされているだろう。












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歩いてきた道をなんとか記憶をたどりながら戻り、1,2時間ほど前に降り立ったバス停で今度は来たときと逆方向へ向かうバスを待つ。
ほどなくやって来たバスに乗り込む。
これからどこか遠くへ行く人々で座席の8割は埋まっている。
座席のあちらこちらでキャーキャーと声を立てる子供たち。
iPhoneの上に人差し指を走らせ周囲や窓の外の景色などにはまったく興味を示さない若者。
ひそひそ話に花を咲かせるお母さんグループ。
休日に無理やり引っ張り出されたせいか、むっつりした顔で半分に折った朝刊に目を凝らしているお父さん。
長距離バスはまるで銀河鉄道の夜の世界を走る列車のように朝の重たい霧の中に向かって進む。
僕は自分の座席側にあるカーテンを閉め、バックパックを枕にして寝る体制を整える。












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写真とテキストは無関係です


















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by somashiona | 2012-10-02 16:44 | デジタル

シオナと遊ぼ



ソーマがハイスクールに通うようになってから、子供達と過ごす週末の内容が少々変わってきた。
毎日、宿題一つでないソーマやシオナの学校の教育方針に呆れるよりも、不安が募っていた僕だが、ソーマが私立のハイスクールに通うようになって、状況は一変した。
宿題、課題の雨あられ、特に週末はタップリと。
僕としては週末が唯一の子供たちとの時間なので、皆で一緒に思いっきり楽しいことをしたいのだが、ソーマは僕の家に入るとすぐにノートブックの電源を入れ、ホームワークをはじめてしまう。
土曜日ですべて終わるときもあれば、日曜までまたぐ時もある。
「ソーマ、学校の宿題なんてさ、人生の中ではほんの些細なコトなんだから、たまにやらなくたってたいした問題じゃないよ。ねっ、コンピュータの電源を切って、ダディと遊びに行こ」と僕が言うと、「ダディ、こういう些細なコトの積み重ねが大切なんだよ」とソーマが答える。
親子関係逆転の瞬間、、、。
僕がソーマの年齢の時は宿題をこなすことより、やらなかった言い訳を考えることに、より労力を使っていたものだが、、、。
しかし、僕たちとの時間を作るために、日曜の朝5時頃一人で起きて、まだカーテンを閉めきった部屋で一人黙々と宿題をやる彼を見ると、これ以上悪の道へ引きずり込んではいけないと思い直すダディであった。












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そんな訳で、最近の週末はまだまったく宿題のないシオナと過ごす時間が多くなる。
ソーマが一人で集中できるよう、僕たち二人はよく散歩に出かける。












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僕がスナップショットを撮るのを後ろで見ていて「ダディ、今日は影を撮っているんだね」と指摘するシオナ。
はい、大正解!
「じゃダディ、今日は私たちの影を撮ろうよ!」と地面に長く伸びた僕たち二人の黒い影を指さすシオナ。
うん、いい考えだ。
そうやって、僕たちは影を観察しながらクリエイティブな散歩をする。












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家の中でもソーマが宿題をやっているとき、僕とシオナは料理やクッキー、ケーキ作りを一緒にし、そしてシオナの得意分野である絵を描くことに時間を費やす。
この日(昨日)は雑誌の中の一枚の写真をどちらが忠実に素描(デッサン)できるか選手権を二人で開催した。
短い時間で鉛筆だけを使ってコピー用紙の上に雑誌の写真を書き写すのだ。
結果を見て僕は認めざるを得なかった、シオナのほうが遥かに正確な絵だ(右がシオナ、左が僕)。












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子どもが二人いると、最初の子供のほうが一緒の時間を多く過ごしがちになると思う。
最初の子どもの写真はたくさんあるけど、二人目の子の写真は少ない、というお父さん、お母さん、きっとたくさんいるだろう。
もちろん二人とも比べようがないほど等しく愛しているが、どちらかと言えば、ソーマに対する方がシオナに対してよりも僕は厳しい態度をとることが多いようだ。
僕と同性の男同士だからということもあるが、最初の子供だから期待値もきっと大きいのだろう。
ソーマが忙しくなった今、シオナとより強い絆を作るチャンスだ。
いつかシオナにボーイフレンドが出来て、ダディLoveじゃなくなる前に、たくさん彼女といい思い出をつくろう。





ソーマの写真以外はX100




あ、そうそう、前回シオナがはじめて作ったYouTubeのビデオ、沢山の方々が観てくれて、彼女、凄く喜んでいました。
みなさん、ありがとう!

今日もシオナが作ったミニミニアニメーションを。
パソコンの前になにかもじもじやっていると思ったら、こういうものをあっさりと作ってしまう今の子供たち。
この子たちが大人になったとき、僕たちが目にするもの、体験することは、きっと凄いことになっていると思う。


























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by somashiona | 2012-10-01 16:12 | ソーマとシオナ

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