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公園を走る少女



住宅街の中の家の塀と家の塀の間に細い通路があった。
通路の塀にいい影が出ていたのでカメラを持って近づくと、入口に公園の名前が書いてあった。
高い木の板で出来た塀に両側から囲まれた通路は、公園へ通じる道というより、秘密の要塞へ通じるの通路と言うほうがしっくりとくる。
細い通路を脱出すると、太陽に輝く緑の芝生が眩しいだだっ広い空間に出た。
午後3時過ぎなのにこの空間には物音がほとんどない。
どこまでも続く緑色の芝生の中に黄色いブランコが2つ、細く曲がりくねった灰色のコンクリートの小道と、その小道の脇に大きく距離をあけて置かれている3つの茶色いベンチ、そしてその空間を取り囲んでいる灰色の木の塀。
まるで小学校の低学年の生徒がクレヨンで描いた絵のように、どこか現実味に欠ける。
どうしてこんなに天気が良くて、こんなに広い空間に、人っ子ひとりいないのだろう、と思いながらその場に立ちすくんでいると、僕の右手の遠くの方から白い服をきた人が走ってくるのが見えた。
女性だ。さらに近づくと走っている人が15歳前後の少女で、たぶんなにかのトレーニングとして真剣に走っているのが分かった。
広い空間をフルに使って、つまり、公園を囲む高い木の塀に沿って必死に走っている。
正面を向いた僕の左手、少女と反対側の遠く離れた壁の方に赤いカーデガンを着た女性が立っているのが見えた。
遠くからでもハッキリと、その女性が走る少女の姿を目で追い続けているのがわかった。
少女が僕の近くを通り過ぎるとき、逆光の影の中を走る彼女に向かってシャッターを切った。
彼女の姿が見えなくなってもシャッターを切り続けた。
少女が走り去った光のなかに、何故か彼女の気や汗や息遣いの余韻がまだ残っているようだった。
走っていた少女が赤いカーデガンの女性のそばを横切った瞬間、彼女は走るのをやめた。
赤いカーデガンの女性は少女にウォーターボトルのようなものを手渡し、何やら真剣に少女に話しかけている。
曲げた両膝の上に手をおいた少女も下から真っ直ぐ見上げるように赤いカーデガンの女性の顔を見て、数秒ごとに頷く。
最後に大きく頷くと、少女はボトルをカーデガンの女性に返し、また勢い良く走りだした。
公園を出ようと思い、僕は曲がりくねったコンクリートの道を前に進んだ。
赤いカーデガンの女性にどんどん近づく。
赤いカーデガンの女性は少女の学校の先輩でも、母親でもないようだ。
たぶん80歳前後の老女だった。
少女の走る姿から決して目を離さず、孫を見つめるおばあちゃんの目ではなく、なにかプロフェッショナルを感じる視線で少女を追いかけ続けている。

ロンドンオリンピック、僕は結局、どんな競技もちらりと一瞬テレビで観る機会もないまま終わってしまった。
別に避けていたわけではなく、ただ単にチャンスがなかっただけなのだが、この走る少女と赤いカーデガンの老婆を見かけた後、オリンピックのアスリートたちの真剣な姿を見逃してしまったことを何故だかとても後悔した。












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by somashiona | 2012-08-14 19:17 | デジタル

スケートボーダー




公演でスケートボードをしていた少年たちは、若くて、健康的で、明るくて、エネルギーに満ち溢れていて、まるで子宮内で卵子に向かって突入する弱アルカリ性の精子くんたちのようだった。
















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by somashiona | 2012-08-13 19:36 | デジタル

黒猫のニュートラルな視線





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ある日のお昼時、冬の光が魅力的な影を創作しているところに出くわし、僕はレンズを向けた。
創作現場は他人様のお宅の玄関先。
最初は遠慮がちだったが、撮りはじめるとエンジンの回転数が知らず知らずのうちに上がる。
気がつくと、上半身をとんど柵から乗り出し、シャッターを切っていた。
ふと、誰かの視線を感じ、すぐにカメラを顔から離した。
後ろめたさがあるときのこういう行動は、忍者のように素早い。
斜め前の窓に黒猫が一匹。
たぶん、怪しげなアジア人の男の一挙一動をはじまりから観察していたのだろう。
僕が彼(彼女)の目を見返しても、ひるむことなく僕にじっと視線を注ぐ。
怒りや恐怖の視線を注がれると、こちらも仁王立ちになり、それを凌駕しようとするか、もしくは逆に大急ぎでその場を逃げ去るのだろう。
しかし、この黒猫のように怒りでも、非難でも、友好的でもない、クールでニュートラルな視線(犬には難しい技)を向けられると、こちらの方としては静かに、そして謙虚に反応するしかない。
「すみません、お邪魔しました」、と言って、僕はその場を立ち去る。
















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by somashiona | 2012-08-07 19:33 | デジタル

深夜、ホバートより


仕事を終えたのは夜の11時を回っていたが、車の中の僕の新しいオモチャが「撮って、撮って」と僕に誘いかけている。
いざ、真冬の街へ。
いざ、ひと気のない深夜のホバートへ。

家に帰るとやはり撮った絵を見てみたい。
あれこれやっているうちに朝の4時半。
楽しいことをやっているときは寝不足もなんのその。
ああ、病み上がりなのに、大人だったらぶり返さないようきちんと自己管理をしなきゃダメなのに、写真のワクワクには抗えない。
今回は全て手持ち撮影だったが、次は三脚を使ってじっくりとやってみよう。












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by somashiona | 2012-07-26 10:46 | デジタル

お気に入りの一枚#1



写真をやる中でどんな写真を目指すのか、その具体的目標を持つことは大切だと思う。
最初はお気に入りの写真家を見つけ、その作風に近づこうと努力するだろうが、最終的に向かうのはやはり自分が何を本当に欲しているかという一番分りやすそうで実は最も難しいターゲットだろう。
その目標を見つけるヒントはどこにあるのだろう?
寝ている間に写真の女神が枕元に現れ、額縁に入ったまだ見ぬ一枚を見せてくれるだろうか?
自分の目指す写真を見つけるヒントは、自分のとった写真の中にあると思う。
誰の写真だろうと、写真には撮影者がもともと持っている美の核心、嗜好、心の住処が宿っていると思う。
子供の頃、なぜだか分からないけれど好きな玩具、好きな場所、友達、好きな文房具があったはず。
僕は子供の頃、家の近所にあった孵化場(フカジョウ)で一人時間を過ごすのが好きだった。
そこはほとんど人が来ることなく、藤の蔦で出来たトンネル、無数の大きな樹、池、秘密の隠れ家になるようなロケーションで溢れている札幌の中の隠れたオアシスだった。
大切な友達と大きな樹の下にタイムカプセルを埋めたこともあるし、女の子からはじめて手編みのマフラーをプレゼントされたのもその孵化場だった。
なぜその場所が好きだったのか、子供だったから一度も考えたことはない。
磁石のように惹きつけられ、どうしょうもなく心やすらぐ場所なのだ。
2008年に札幌へ帰ったとき、同じやすらぎを求め何十年ぶりに孵化場を訪れたが、そこは跡形もなくなり、代わりに無愛想で大きなマンションが立っていた。
ああ、僕のタイムカプセル、、、。

極々たまに、自分の写真の中にあの孵化場で味わった感覚に近いものにめぐり逢う時がある。
それは撮るときに分かるし、撮ったものをあとで見るともっと明確にわかる。
ただ分からないのはその感覚の正体と、その感覚が湧き上がる理由だ。
もう子供ではないし、写真で何かを表現しようと思っている人間なのだから、その写真に自分の心が引き寄せられる理由を探らなくてはならない。
「なんとなく」では何時まで経っても同じものは撮れない。
僕にとって写真は楽しくもあるが、同時に苦行でもあるのはその何かを求めるからだ。

今日の一枚は僕のお気に入りだ。
曇り空のほとんど人のいないビーチ。
草むらの向こうで男の子が二人遊んでいるのを見たとき、孵化場の感覚が寒気を感じたときのように身体の中を走った。
全体の色、男の子のポジョションとグリーンの服、ボールの位置、前景の草の配分、空気感、求めるものがそこにあった。
シャッターを切った瞬間も手応えがあった。
こういう写真は人々から支持されるかどうかを考えてはいけない。
ウケる写真を100枚撮るより、自分の分身のような一枚を手に入れる喜びの方が遥かに大きい。
写真は道だ。












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家の中でアグブーツを履いて、タイツを履いて、ダウンジャケットを着て、ヒーターを26度にして、それでも手がかじかむ7月のタスマニア。皆様のポチッで温めて。



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by somashiona | 2012-07-03 19:12

共依存



友人の論文を読ませてもらった。
英語だったらどうしよう、と思いながらファイルを開けたが、日本語だったので安心した。
亡くなった小説家のある作品についての論文で、そういうことにトンチンカンな僕が読んでも「ワ~ォ、流石!文学を勉強している人の文章は、難しい内容について論じても、読みやすくて面白い」という的はずれな感想を持った。
写真を見せたとき「うわぁ〜上手いですねぇ〜」と言われるのと一緒。
感想を述べるということは、そういことじゃないでしょ、と自分に突っ込みを入れたくなる。

この論文の中で「共依存」という言葉が出てきた。


共依存(きょういそん、きょういぞん)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存する、その人間関係に囚われている状態を指す。一般的に「共依存」と言うと、病的な人間関係などを指すことが多い。共依存者は自己愛・自尊心が低いため、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、共依存関係を形成し続けることが多いと言われる。ーーーーWikipediaより抜粋


いわゆるアルコール依存症の旦那さんが様々な問題を起こし、奥さんはその後始末に懸命で、旦那さんが自分で問題と向き合う前に奥さんがなんとかしてしまう。そのせいで奥さんの人生はボロボロなのだけど、旦那さんには自分が必要なのだと思い込み、絶対にこの人生のゴタゴタから離れない奥さんは、実はこの旦那さんに依存して生きている依存症で、これが典型的な共依存症だろう。

僕も過去に、誰かから深刻な悩みを打ち明けられ、なんとか助けてあげようと努力したあげく、共依存症なのだと気が付き、なんともできずに引き下がるという経験を何度かした。
引き下がらないと、自分まで共依存症の仲間入りしそうで、少し怖かった。
ああいった努力の後に残る気持ちは、はじめに虚しさ、そして沸々と怒りだ。
シンプルな例は旦那さんや恋人にボコボコに暴力をふるわれても決して別れようとしない女性だ。
彼女は必ずこう言う「でも、あの人、あとで泣いて謝るのよ、もう二度とこんな事しないって誓うの。そして、そんな時のあの人ったら、信じられないくらい優しいのよ」もしくはこうだ「だって、あの人には私が必要なの、あの人、私がいなければ生きて行けないのよ!」
僕はもう、こういう話に耐えられない。
暴力を振るう方にも、それでも付いて行く方にも。
両方の人間に、どうしようもない怒りを感じる。
暴力は人間の尊厳の否定だ。
自分が否定されているのに、どうしてそれがわからない!
気がつけば、僕に相談している人間を言葉でメッタ打ちにしてしまう。
ああ、僕はソーシャルワーカーやカウンセラーにはなれません。
そういった共依存症的な人間が主人公の小説も、僕はどうしても入っていけない。
そういう人間が世の中にはたくさんいて、色んな問題を抱え、だからこそ、物語にもなるのかもしれないが、基本的にそういう人の話に付き合いきれないのだ。
だってイライラするんだもの!

松たか子の映画「告白」を観た友人がこう言った。
「あの映画、子どもを失った女教師がその復讐をするのだけど、そもそも、あんな幼い子供を一人にして仕事をしていた彼女に事件が起きた責任があるでしょう。復讐する彼女の筋違いの行動にまったく共感できないの。だから、はじめからあの映画には入っていけなかったわ」
オーストラリアの子育て事情を経験している僕的にも、はやりあの映画、松たか子に非があると思うので、あのストーリーはきつい。
日本で子供たちが巻き込まれる犯罪を耳にするたび、保護者や地域の人たちに対する怒りを感じること度々だ。

自己愛、自尊心が高すぎるのも社会や人間関係の中で少し問題がありそうなものだが、海外でいろんな人種に揉まれて生きる人間は、平均より少し自己愛、自尊心が高くなければ生きてはいけない気がする。
共依存とは真逆のタイプでなければ、上手く生きていけない気がする。











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昨日Facebookで見つけ、しばらく笑いが止まらなかった写真。
撮影者、情報元は不明です。
それにしても、これぞ、写真の力!
一枚の写真がもの凄い量の出来事、関係、現在、過去、未来を物語っている。
たとえ「やらせ写真」だとしても、面白すぎて許せる。
このヒスパニック系のカップルも共依存症に違いない。(今日はこれにこだわってます)笑
いやぁ〜、それにしても、生まれた赤ちゃんを見たとき、奥さん驚いただろうなぁ、、、、旦那さん、怒っただろうなぁ、、、、。
















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by somashiona | 2012-03-15 17:14 | デジタル

気持ち悪い東洋人男性になってしまった件







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本日の一枚

タスマニア版メイドカフェでも誕生するのか?と思わせるマネキンが立っていた。
どうやらそこは貸衣装屋さんらしい。
何かに目を引きつけられるとカメラを構えてしまうのは、ほとんど習性だ。
しかし、カメラを構えた中年の東洋人男性が、フェンス越しにこれらのマネキンを真剣に撮っている姿、かなり怪しい人に見えるのではないか、と思ったときはすでに遅く、視線を感じて後ろを振り向くと、16歳くらいの女の子4人が僕を取り囲むように立っていた。
彼女たちは犯罪行為の現場を目撃してしまった人たちのような目で僕を見つめている。
腕を固く組んだ女の子がみんなの意見を代表して発言するかのように「ねえ、ミスター、どうしてこのマネキンを撮る必要があるの?」と僕に向かって言うと、他の娘たちがお互いの顔を見合わせてクスクスと笑い出す。
こういう時、大人はコソコソしてはいけない。こんな小娘たちの学校帰りのオモチャにされてはいけない。
ストリートスナップ論でもひとつぶちかまそうかと思ったが、僕は高い裏声で「あ、私ね、この衣装、とってもキュートだって思ったの。ちょっとスカートが短いけど、私に似合うと思うの。これを着てね、鏡に写る自分の姿を想像しただけで、私ぞくぞくしちゃうのよ。ガールズたちもそう思うでしょ、ね、ね?」とついついやってしまった。

グロース!(気持ち悪い〜)と言って、彼女たちは走り去った、冗談だよ、という間もなく。

ああ、ソーマの学校の生徒でありませんように!
実は動画を撮っていて、Youtubeに投稿するなんてこと、ありませんように!

























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by somashiona | 2012-03-13 21:17 | デジタル

納得いかない、、、



おそらく日本に住んでいれば、ほとんど何も感じないのだろうけど、海外に住んでいる僕にとって納得できないことがいつくかある。

ウェブサイトのYahoo Japan (ヤフー)ではよく「オススメの映像」とか「映像トピックス」なるものがある。
面白そうだと思ってクリックしてみるとGyaO!(ギャオ)というページにリンクし、「日本国外からは視聴できません。」と表示される。
納得がいかない、、、。

オーストラリアのSBSというテレビ局では毎日日本語のニュース(NHK)が放送されている。(僕はほとんど見ていないが)
しかし映像がサッカーの試合やゴルフなど大きな国際的スポーツイベントになると突然「放送権の都合により」みたいなクレジットが出てきて、肝心要のシーンが見られない。
納得がいかない、、、。

日本からDVDの映画やドキュメンタリーを仕入れ、観ようとすると再生できない。
DVDやゲームソフトにはリージョンコードなるものが埋めこまれているからだ。
日本のリージョンコードは「2」だ。
これは中東諸国、西ヨーロッパ、グリーンランド、南アフリカなどと同じで、それらの国では日本のDVDを問題なく観ることができる。
しかし、オーストラリアは「4」で南アメリカ、メキシコ、カリブ海諸国と同じ、アメリカ合衆国は「1」でカナダ、バミューダ諸島と同じ、というように、世の中、まったく思い通りにいかない。
リージョンフリーのDVDレコーダーというものがあったが、最近は各メーカーそういうものを作らない傾向にあると電気屋の店員さんが説明してくれた。
僕はしばらく前からテレビというものを持っていないので、DVDはMac(アップルのパソコン)で観る。
Macは5回まで違うリージョンコードのDVDを再生するが、5回目以降は最後に観たDVDのリージョンコードに固定されてしまう。
オーストラリアに住んでいるのでこの国のリージョンコードである「4」を95%以上の確率で使うにもかかわらず、5回目に観たDVDが日本のものだったばかりに「2」だけしか見れないパソコンになってしまうと、それはかなりやっかいな問題になる。
裏技は色々とあるそうだが、そういう仕組があることに、僕は納得がいかない。

音楽から遠ざかっていた僕が、再び音楽を聞くようになったキッカケはApple(アップル)がだしたiTunes(アイチューンズ)というメディアプレーヤーのおかげだ。
CDなんてしばらく買っていなかったのに、iTunesだと簡単に聞きたい音楽を探せ、家に居ながら昔懐かしのアルバムをダウンロードしたり、聞きたい曲を一曲だけ購入したりと、音楽が突然身近になった。
海外生活で一番飢えるのは日本食と日本の書籍だ。
電子書籍の話が具体的になってきた当時、ああ、これでやっと好きな日本の本が好きなだけ読める、と胸をときめかせていた。
本は紙がいい、と思っているが、デジタルだろうがなんだろうが、読めないよりは読めるほうがいいのだ。
今、オーストラリアでは話題の書籍はもちろん、以前出版されたものも含め、あらゆるジャンルの本をアップルストア、キンドル、アマゾンドットコム、グーグルeブックストアなどからダウンロードできる。
例えば、村上春樹さんの本はたくさん英語に翻訳され、こちらでもかなりの人気だが、「1Q84」などは紙の書籍では、まるで電話帳のように巨大で、通勤途中で読みたければバックパックが必要なのでは、と思うくらいの厚さだ。
これがキンドルやiPhone、iPadだとかなり小さく収まるだけでなく、その日の新聞、お気に入りの雑誌までなんでも収まってしまう。
しかし、日本はどうだ?
どうして電子書籍がまともに出てこないのだ?
世界中に日本の本を日本語で読みたい人間が山ほど居るのに、どうして出てこない?
これはいったいどういう事なのだ?
今この時代の流れ、世界の人たちのコンテンツの楽しみ方についての認識をどれだけしっかりしているのか?
映画もしかり。
海外で日本映画を英語のサブタイトルで観たい人は山ほどいる。
百歩譲って、サブタイトルがなくてもいい、日本語だけでもいいから見たい。
オーストラリアのアップルストアを覗けば、音楽と同じように映画もよりどりみどり。
僕はもうビデオショップなるものにはほとんど行かず、見たい映画はMacにダウンロードする。
アップルストアの日本のサイトに行くと映画の種類の少なさに驚く。
とくに、邦画が少なすぎる。
音楽のように、日本の本、映画、NHKのドキュメンタリー番組やドラマも簡単に購入して、ダウンロードできる日はいったいいつ来るのだろうか?
世界に目を向ければ、マーケットは突然大きくなるだろうに。
だれか僕の納得いかないこの気持を解消してください。










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本日の写真
テキストとまったく関係の無い写真。
ストリートスナップの登場人物も勝手に写され、納得いかない人たちかも、、、。





















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ランキングポイントが下がるいっぽうで、納得いかない僕、、、涙。



あなたが言ってることはすべて我がままというもの、そんな話を聞かされるなんて、納得いかない、と思った人も、ポチッとよろしく!









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by somashiona | 2012-02-28 19:45 | 未分類

ノースホバートの夜







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夜の街を少し一人で歩きたかった。
せっかくなのでカメラに最近の僕のお気に入りキャノン35mmf2.0を付けてノースホバートをスナップしながら歩くことにした。
夜の街の写真は難しいと思う。
人の眼はすぐに明るいものや強い色に引きつけられるからだ。
太陽がメインライトの日中と違って、夜には様々な光源がある。
タングステンのオレンジ、水銀灯のグリーン、バーやパブの真っ赤なネオンライトなど、お好みの光源を使ってパレットの絵の具をキャンバスに塗るように、自由自在に色を楽しめる。
しかし、ヘタをすると光を発している光源そのものを写真に収め、満足しかねない。
イルミネーションの写真などは綺麗な光で彩られ、一見写真映えする感じがするが、そこには撮影者の感情や街に漂う気配などストーリーを感じさせるものはあまりない。
夜を夜らしく撮るにはアンダー気味でとればいいのかというと、一概にそうでもない。
そもそも、夜の写真の適正露出など、撮っている本人ですらわからない。
今、自分の目にはこう見えているが、これが写真になると壁にあの色が反射して、路面はこんな色になって、あそこはたぶん真っ黒に潰れ、空はまだ若干青が出るはず、などと想像を巡らせながらシャッターを切るのだ。
カメラのモニターで絵をいちいち確認するなど、野暮なことをやってはつまらない。
集中すべきはリズム、そしてその場の空気と自分の気持ちをシンクロさせること。
キャノン35mmf2.0は手ぶれ補正も付いていず、しかもかなり昔のレンズなので、スローシャッターに弱い僕が手持ちで撮るとシャープネスに欠け、おまけに光の乱反射やレンズの滲みで高い完成度からは程遠い写真になるのだが、そんなことは気にすべきではない。
街灯が少なく暗いホバートの平凡な夜に、小さなドラマを見つけることが出来れば、それでいい。




















注)コメントを残してくれた方々、返信はもう少しお待ちを。最近、余裕のない毎日なのです。汗














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ポチ、ポチ、ポチ、犬の名前じゃありません。



ああそうだ、一人暮らしの時、夜になると洗濯物持ってコインランドリーに行ったっけ、その帰りに彼女と待ち合わせてマクドナルドの安いコーヒーでねばったっけ、、、と思った人はポチッとよろしく!









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by somashiona | 2012-02-23 21:05 | デジタル

今年、心に重く響いた出来事



今年、僕の心に重く響いた出来事はやはりあの震災と原発事故なのだが、アップルのスティーヴ・ジョブズの死も僕にはかなりショックだった。
思えばもうかなり長くMacを使っている。
その割には不具合が起きるたび、知り合いに電話しまくるようなコンピュータ音痴なのだが、それでもMac以外のパソコンは考えられない。
以前、Macはかなり高価なコンピュータで、同じ値段ならウィンドウズの方が余程性能の良い物が手に入ったのだが、Mac持つあの創造意欲をかきたてるキャラクターに抗うことは出来なかった。
Macはもはやモノではなく、恋人のような存在、人にどう思われようがそれは常に「僕の可愛いMacちゃん」であり、新しいものが出ると食費を削ってでもなんとか手に入れようとする麻薬のような危険な道具なのだ。
そんなMacを創り上げたジョブズは神様であり、僕は結局Mac教の信者だ。
彼のあの痩せ方を見ていて心の準備は出来ていたつもりだが、それでも彼がこの世にもういないという喪失感は、予想以上に大きかった。
彼の死の発表があった翌日、僕はMacBook Airを買った。
それが彼に対しての「今まで色々とありがとう」という気持ちだったから。
ああ、まんまとAppleにのせられて、と言われても構わない、だって信者だもの。

もう一つ、頭から離れないのはリビアのカダフィ大佐が革命軍に拘束された時の凄惨なリンチ、拷問の映像と、殺害後にカダフィ大佐の死体の髪の毛をつかみ上げ、喜び興奮し、ピースサインを出しながら写真を撮る革命軍の兵士たちの様子だ。
(たぶん日本では見ることが出来ない映像ではないか)
今も世界中の多くの国で戦争やジェノサイド、拷問が日々行われている。
カダフィ大佐も信じがたい残忍行為を指示した人間の一人であり、彼を心から憎む人たちは大勢いた。
「そういう事は昔から世界中で普通に行われてきたことだよ」と簡単に言ってのける人が時々いる。
自分や自分の身内、子供たちが同じ目にあってもそういう人たちは同じことを言うのだろうか?
東北の震災で大勢の人たちが尊い命を失った。
胸が張り裂ける思いだ。
しかし、世界中では人々が故意に人々の力によって、しかも無慈悲で残忍な方法でもっと多くの尊い命が奪われている。
世界中のドキュメンタリーフォトグラファー、ジャーナリスト、またはアムネスティのような団体が命がけで一人でも多くの命を救おうと努力している。
リビアの革命軍の兵士たちはより良い社会を目指して戦ったのかもしれないが、結局は彼らの行動もカダフィの行動も変わらない。
人間の持つおぞましさのようなものを携帯電話の動画機能で撮影されたと思われる生々しい映像で見てしまい、頭の中から掻き消すことが出来ない。
人間はどうしてあんなにも愚かなのだろう?
原発の問題はどうか?
僕たちはこれから日本で、地球で生きていく新しい命に対して、後ろめたさを感じることなく、本当に正しい選択の結果を残そうとしているのだろうか?

2012年は人間がもっと他者に対して、未来に対して思いやりを持てる年になってほしい。
地球という小さな球体の中で僕たちは色々なものを分けあって生きているということを忘れない年であって欲しい。



あれ、こんな話になるはずじゃなかったんだけど、、、。











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む、むっ、只今6位

ここからがイバラの道
ゴルゴダの丘への道を進むように、苦しみながら昇っていこう



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by somashiona | 2011-12-28 20:16 | デジタル

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