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タスマニアからメリー・クリスマス



今日はクリスマス・イヴ。
ほとんどの人たちはクリスマス・ホリデーの真っ最中。
日本の正月のように、ここオーストラリアでも今日、明日はどんちゃん騒ぎをするのではなく家族が集まり、クリスマス・ランチやディナーを共にしプレゼントを交換する。
僕のように計画性なく道楽にじゃんじゃんお金を使ってしまう男は、人々が幸せを噛みしめるときに、歯を食いしばって働かなくてはならない。
今年は友人たちからのクリスマス・パーティのお誘いも全て断った。
一に仕事、二に仕事。
せめて子供たちと何かしようと思い、彼らの予定を聞くと、「ダディ、クリスマスは稼ぎ時だから頑張って働いたほうがいいよ」と言われガァ〜んときた。
よし、わかった、ダディは働くぞ!


明日のクリスマスに子供たちと2時間くらい会う時間がとれた。
クリスマス・プレゼントを届けに行く。
キャンプなどで使うヘッドランプ、そして海で使うボディボードをソーマとシオナに一つずつ買った。
そしてさらに、シオナにGIANT(ジャイヤント)のマウンテンバイク(値段の高さにダディ、泣いてしまいました)。
ソーマには彼が前から欲しがっていた僕のEOS 30Dとシグマの17-70mm f2.8-4.5DC Macroをあげることにした。
親の僕が言うのもちょっと手前味噌だが、ソーマの描いた絵を見るたびに彼の構図力、見たものを切り取る力に驚く。
彼はたぶんナチュラルな構図のセンスがある。
それに加えて彼は数字に強い。
アンセル・アダムスをはじめ多くの写真家が言っているが、写真は数学的要素が強く、数字に強い人は写真が上手くなるのが早いらしいのだ。
彼に写真家になってほしいとは思わないが、写真がくれる素晴らしい体験をぜひ彼にも味わって欲しい。
ちなみに僕は世の中で数学が一番嫌いです。涙


EOS 30Dの話は前にしたが、このシグマのレンズも予想に反して随分使った。
このレンズ、奈良の硬派な写真家ナチュレアさんに勧められて購入した。
日本からこのレンズをタスマニアに運んでくれたのはシグマは絶対に使わない運び屋写真家のAさんだ。
キャノンの純正レンズに比べるとかなり安いこのレンズ、仕事ではなく、プライベートのスナップショットで使い倒そうとお気楽に考えて使い始めたのだが、そのサイズや描写力、f2.8が使え、おまけにマクロもいけるというマルチな才能に惚れてしまい、雑誌や新聞の仕事でもかなり使った。
弱点といえばオートフォーカスの遅さくらいだったが、ピントはマニュアルで使っていたのでさほど問題ではなかった。
ブログをやっているといろんな人から撮影のテクニックや機材についての質問のメールが来るが、「オススメのレンズは?」と聞かれると必ずこのレンズの名前をあげた。
僕の妹からはじまって、少なくても6人以上はこのレンズを購入した。
シグマさん、クリスマス・プレゼント、待ってます。


今日、仕事が終わった後、沢山の思い出といい写真を僕にくれたEOS 30Dにシグマをつけて夜のホバートの住宅街を車で流した。
家族が集うタスマニアのクリスマスの家々、その雰囲気を撮りたかったからだ。
ほんの一時間ほどだったが、30Dとシグマくんにいいお別れの挨拶ができた。
明日はソーマの手の中だ。
いいかソーマ、傑作を撮るんだぞ!

メリー・クリスマス!












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by somashiona | 2011-12-24 21:51 | デジタル

カラースコーパーが病を治してくれた




札幌へ帰ったとき、僕の大好きな人生の大先輩の女性からカメラのレンズを一本頂いた。
フォクトレンダーのカラースコーパー20mm F3.5。
小さな、小さなパンケーキレンズだ。
このレンズが前回話した僕の「写真撮りたくない病」を直してくれるきっかけとなった。

僕は仕事でキャノンのEos 7Dと40Dを使っている。
え、プロなのに?と言われそうだが、依頼があればこれでプロのスポーツ写真も撮る。
最新の機能を搭載したカメラをたくさんの写真ファンがいつも追いかけているが、この7Dや40Dの画素数やクオリティについて雑誌からも新聞からも、広告の媒体ですらクレームを言われたことはない。(本当は最新のカメラが欲しいのだけど、、、)
Eos10Dを使っていたとき、雑誌の表紙に使うので画素数の多いRAWデータが欲しいと一度だけ言われたことがあるが、(その時、世の中はすでに30Dだった)それでも結局はクオリティの問題もなく無事表紙を飾った。
仕事のときは必ずカメラを2台使う。
プライベートな写真を撮っているときにカメラが故障してしまっては本末転倒なので、普段は仕事では使っていないキャノンのEos 30Dを街や海や山に持っていく。
これだと雨降りの山も砂だらけのビーチも気兼ねがない。
そんな訳で、僕には3台のEosが必要ということになる。
画素数的には今世の中に出回っているコンパクトカメラのほうがEos30Dよりも遥かに上回っているのだが、それでもやはり一眼レフを持ち歩きたい。
いつも使っている機材が一番早く確実にイメージをものにできるし、普段のスナップショットが仕事のための練習にもなるからだ。
カメラが変われば気分だけでなく、被写体へのアプローチも自ずと変わり、自分の幅を拡げる可能性があることもよく分かっている。
もしEosでないカメラを普段のスナップショットで使うのであれば、Eosを上回るなにか特別な魅力があるカメラであって欲しい。
そうでなければ、違うカメラをわざわざ持ちたいとは思わない。
ニコンやペンタックスの一眼でプライベートのスナップを撮りたいとは思わない。
FujiのX100とかライカのM8であれば喜んで毎日持ち歩きそうだが。

さて、話を戻して、カラースコーパーがどうして「写真撮りたくない病」の治療に効果的だったのかといえば、それはこのレンズが完全マニュアルフォーカスの単レンズだからだと思っている。
ファインダーを覗いて、指でピントリングを回し、理想の構図になるよう体を動かして被写体と向きあう、この動作が僕に何かを取り戻させてくれたのだと思う。
僕はニコンのFM2というカメラで写真をはじめた。
完全マニュアルのカメラで、使っているレンズもすべて単レンズだった。
身体にはいつも2~3台のカメラと28mm,35mm,50mm,85mmのマニュアルのAiニッコール単レンズを身につけているのが標準装備。
今思えば28mm~85mmという画角が長い間僕の写真表現の世界で、結局は今もその感覚はあまり変わっていない。
Aiニッコールのピントリングのスムースな動きは写真を撮るという行為に安心感を与えてくれる。
プロになってスポーツの専門誌で写真を撮る時ですら、しばらくFM2にモータードライブを付けて頑張っていた。
Eos30Dにカラースコーパーを付けてファインダーを覗いていると、スナイパーの本能がめらめらと燃え始め、何か撮れそうな予感で満たされる。
実際は15mm-85mmのズームレンズのほうが遥かに何かが撮れるチャンスがありそうなものだが、あの「何かが撮れそうな気がする」という予感はなぜか少ない。
いろんな物事がオート化されるとその分、体の中の感性や本能がお休みし始めるのかもしれない。
そんなにマニュアルフォーカスの単レンズがいいのなら、いつもそれで写真を撮ればいい、と言いたいところだが、仕事でズームを使ってしまうのは絶対撮り逃しはできないという恐怖からなのか、、、。

Eos30Dにカラースコーパーを付けると、コンパクトカメラのようにとは言わないが、それでもかなりカメラが小さくなったように感じる。
最近、忙しくてプライベートな写真を撮りたくても撮れない状態が続いているので、この日はいつものウォーキングコースにカメラをぶら下げて出かけた。
もちろん30Dにカラースコーパーを付けて。
ノックロフティという場所が僕のお気に入りのウォーキングコース。
アップダウンが多く、景色にも変化があって気持ちがいい。
気合を入れて歩いても1時間はかかるし、いい汗をかくこともできる。
ウォーキングは僕的には散歩ではなくエクササイズなので、普段は滅多にカメラを持っていかないのだが、この日は写真が撮りたくてたまらない気分だったのだ。
普段は花の写真を撮らないのだが、この日はカラースコパーをくれたSさんを想って植物と向き合った。
彼女が撮る花の写真はいつだって優しさで溢れている。
僕には彼女のように撮れないが、気持ちだけはタップリと一枚一枚に詰め込んだ。
写真を撮りながらのウォーキングは1時間半ほどかかった。
草むらで立ち止まり構図を決めていると、ショートパンツをはいた僕の足の上をたくさんのアリが這い上がってきた。
この日のウォーキングの写真を時系列でたくさんアップするが、皆さんも一緒にタスマニアの夏を歩いた気分になってくれればと思う。











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by somashiona | 2011-12-21 20:05 | デジタル

夏、蝶を追いかけたくなるオトコたち



12月に入りだんだんと夏らしくなってきたタスマニア。

とはいえ、気温的には25度になったかと思えば翌日は9度というように、相変わらず気持ちの移り変わりが激しいわがままな女性のような天気だ。

タスマニアでは夏の訪れを、天候よりも女性のファッションで感じる。

スカートの丈が短くなり、素肌の肩が露出されると、「う〜ん、夏っていいなぁ」としみじみ思うのだ。

タスマニアにはビックリするほど綺麗な女性が多い。

そういう女性が薄着で通りを闊歩すると、周りにいる男性たちはまるでからくり人形にでもなったように、一斉に同じ方向へ首がよじれるのだ。




ポカポカ陽気の昼下がり、ボォ〜として歩いていると目の前に2匹の蝶(チョウ)が目の前を舞っていた。

気がつくと自分の行き先とは違う方向を歩いていた。

これはきっと、夏休みに虫取り網を持って蝶を追いかけた、あの少年の純粋な心をまだ持っているという証拠だろう。











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by somashiona | 2011-12-08 08:28 | デジタル

ブログ復活!



皆さん、お元気しょうか?
長い間「タスマニアで生きる人たち」を休んでしまいました。
体調不良と多忙のため、どうしてもブログを更新する気持ちになれなかったのです。
ご心配おかけしまして申し訳ありません。
体調不良も仕事の忙しさもピークは過ぎましたが、今までのような(皆が嫌がる)長いテキストのブログはもうしばらく無理だと思います。
長い休みの間、ブログの更新が僕のクリエイティブな精神を支える一つであるということがよく分かりました。
今、僕の中の創造意欲はオーストラリアの酷い干ばつでやられてしまった草木のように枯れつつありますが、決して元気が無いわけではないのです。
心はとても健康です。
今は多分、蓄える時のなのだと思います。
ブログ不在の間、家族や友人たちのことで信仰を持たない僕が思わず神様に毎日お祈りをしてしまう事態もいくつか発生してしまいました。
僕の神様へのお祈りは、最終的には死んだ父親へ向けてのお願いごとになってしまうのですが、神様も父もどうやらしっかりと僕の頼みごとを聞いてくれたようです。
ああ、よかった、よかった。












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タスマニアの街を歩いていると、かつては教会として使われていた建物が現在は普通の民家になっているのをよく見かける。
教会が看板をおろすと(これは正しい言い方か?)まず最初に屋根の上の十字架が外されるようだ。
ステンドグラスもやがては普通のガラスになり、建物から宗教的な徐々に匂いが消えていく。
しかし、そこで祈りを捧げた多くの人々の思いのようなものは床の板や天井の隙間に染み込んでいそうだ。
教会の名残を残す手入れされることを放棄されたような建物の前を通り過ぎた後、なんだかこの建物の存在感に後ろ髪を引かれるように振り向いた。
かつては赤い色だっただろうペンキの剥がれた屋根には電信柱の影がしっかりと十字架を刻んでいた。
この建物は十字架から逃れられない。
人間でも、ある世界に一度どっぷりと漬かってしまった人は、そこから足を洗っても刻み込まれたものがなかなか消えないものだ。














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by somashiona | 2011-12-01 20:28 | デジタル

こんな時だから、自分で考えてみよう




実は、2月末に腰を壊してしまい、それから3週間まったく働けなかった。
よし、いい機会だ、本をたっぷり読もう、と思っていたが一度切れた緊張の糸はゆらゆらと風に揺れるばかりで、どうしても何かしようという気になれず、ほとんどの時間を蝉の幼虫の抜け殻のようにベッドやソファでじっとしてすごした。
そして、あの地震。
あの地震が起きてから2日間はテレビにかじりつき、その後はネットで原発による危険性が本当はどれくらいのものなのかという情報をとり憑かれたように追いかけ続けた。
きっとたくさんの人たちが同じようなことをしていたのではないだろうか。
自分も含め、多くの人たちは少しメディアやネットからの情報と距離をおくべきなのではという気がする。
オーストラリアに住んでいてさえ、毎日これだけたくさんの地震や原発関係の情報に触れるのだから、日本に住んでいる人たちが目や耳にする情報の数はハンパじゃないだろう。
くだらない、と言いながらもテレビのスイッチをオンにしていれば、それはテレビ局に貢献することになるしおまけに電気の無駄使いだ。
インターネットで情報や映像を追いかけるのを1週間やめれば、それは節電として本当の意味で被災地に貢献できるだろう。
いったん全ての情報から離れ、自分の中で整理する時間が必要なのでは?
正直言って、何をしていても、考えは知らず知らずのうちに地震や原発に向かって進む。
ブログにしてもそうだ。
今の日本の状況に関連しない話などしてはいけないような気持ちになってしまう。
ハッピーな話、楽しい話などしたら苦しんでいる人たちに背を向けているような気持ちになってしまう。
そう思うべきではないと分かってはいるのだけど。
僕は今、タスマニアに住み普通の暮らしをしている。
取材の依頼で現地に入る予定もなく、放射能に関する多くの意見を聞いたところで、僕は専門家じゃないのでどの意見を信じていいのかわからない。
タスマニアの友人たちは「どうして危険が迫っているのに人々は逃げないんだ。東電や政府の話を信じた挙句にあんな目にあっているのに、まさか、まだ彼らのいうことを信じているんじゃないだろうね」と素朴な疑問を僕に投げかける。
僕の前の妻と電話で話しているとき彼女はこう言った「私が子供たちとまだ東京に住んでいたら、迷うことなく遠くに逃げるか、国内から出る」と。
きちんとした情報を把握していないからそんなことを言うんだ、みんながそうしたら日本はパニックになってしまうだろう、というと「あなたは自分の子供達が危険にさらされているのに、本当か嘘か分からない情報や日本のみんながどうするかを気にするのか?」と詰め寄られる。
日本に10年以上住んでいた彼女ですら、日本政府からの情報は信じられないらしい。
同じことがオーストラリアで起こったなら、政府が何を言おうと多くの人たちは自分の判断で逃げてしまう気がする。
国の方針や世の中の意見に従順に従う日本人の国民性は素晴らしくもあり、大きな危険性も孕んでいる。
でも、もし僕が東京や福島の周辺に住んでいたなら、逃げずに国の指示に従うかもしれない。
子供たちにも「いいかい、僕たちは皆同じ船に乗っているんだ。みんなで一緒にこの危機を乗り切ろう」と言い出しかねない気がする。
インテリジェンスな判断より、最終的には自分の持つ血の判断に気持ちが偏りそうになるなんて、まさしく世界大戦に突入していく頃の日本人のメンタリティと同じじゃないか。
でも、冷たい床の上で震える夜を過している人がまだまだたくさんいるのに、その人たちを置いて自分だけ逃げ出す気持ちになれるだろうか?
誰かが残って戦わなくてはならないとき、その誰かは僕ではないんだ、と自分や子供たちに言えるだろうか?
人はそういう状況に追い込まれたとき、自分を犠牲にしてでも誰かの為に何かをしようという強い気持ちが沸き起こるものだと思う。
僕はキレイごとを言っているのだろうか?

子供を巻き込んでまで、最終的には危険な判断をしてしまいそうな自分が少し怖くなる。

こういうことが起こった時こそ、決して人ごとではなく、自分ならどうするかをしっかりと考えてみたい。










今日の写真は昨夜ホバートの街を歩きながら撮ったスナップ。
毎日が節電状態のホバート、街の中心部にもかかわらず、夜の街には人がいず、ただただ暗い。
カメラを持って行っても使わないだろう、と思いきや、意外にも、のめり込んでシャッターを切った。
夜の街はどういうわけか、昼間には見せない人格のようなものを少しだけ見せてくれている気がした。
ひっそりとした通りには、哀愁すら感じる。
残念ながらこの日はEos 30Dと手ぶれ補正のないシグマのズームレンズでの手持ち撮影だったので、出来ることに限りがあった。
今度は7Dと手ブレ補正レンズで臨みたい。
というか、三脚を使ってバシッとキメるべきかも。















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by somashiona | 2011-03-29 19:22 | デジタル

11月16日のお散歩マス・スナ




僕の仕事や作風とはまったく結びつかないかもしれないが、プロになる前、スタジオでの物撮りをメインに仕事をするベテランカメラマンのアシスタントをしたことがある。
スタジオカメラマンになりたかったわけではないが、スタジオのテクニックは知っておくべきだと思ったからだ。
スタジオのアシスタントは殴られ、蹴られの世界だと覚悟をしてドアを開けたのだが、ジャズと読書をこよなく愛するこのカメラマンはとても優しく僕に色々なことを教えてくれた。
彼に教わったことで、今でも鮮明に覚えていることは僕がライティングに関しての質問をしたときのことだ。
「ライティングをおぼえるのに一番良い練習方法はなんですか?」と僕が質問すると彼は間髪入れずに「風景写真を撮ることだ」と答えた。
一日中、暗いスタジオにこもりきりで、ワインのボトルや、お中元のボンレスハム詰め合わせなどを撮っている彼にはあまりにも似合わない言葉だったので、僕はとても驚いた記憶がある。
スタジオで何灯ものストロボを使いこなすには、自然の中で太陽がどれだけ様々な光を創りだすのかじっくりと観察し、研究するべきだと彼は言った。
同じ午後の陽光でも春の光、夏の光、秋の光、冬の光、これらはすべて微妙に違う。
光の強さや柔らかさだけでなく、色温度も大いに関係する。
スタジオで求められる光はいつだって外に出ればあるのだ。

僕にこのスタジオカメラマンを紹介してくれたギャラリーのオーナーさんが写真家の故前田真三さんをインタビューしたときのお話も僕の頭の中にある写真教科書にしっかりとメモってある。
前田真三さんはかつて日本の風景写真を一世風靡した富良野の写真で有名な写真家だ。
彼は気が向かなくても、少しくらい体調が悪くても、必ず毎日カメラを持って写真を撮りに行くそうだ。
良い光がなくても、天気が悪くても、外に出て写真を撮るということを自分に課しているという。
なぜなら、写真を撮るのが彼の仕事だからだ。
サラリーマンが今日は気が向かないから会社に行かない、と言わないように、写真を撮るのが仕事だから毎日写真を撮るそうだ。たとえその日の写真がお金を生まなくても。
そして、家から一歩外に出たら、必ず被写体を見つけ出し、シャッターをきるという行為を毎日繰り返すそうだ。
100メートル歩く間に何も見つけられないなどということがあってはならないらしい。
プロだから、仕事だから、必ず100メートルの間に何かを見つけるという。
バリバリの商社マンを退職して写真家として出発した彼の態度ははじめからプロフェッショナルだったのだ。
スポーツ選手だって試合でないときは筋トレなどのトレーニングに励む。
フォトグラファーだって仕事で撮影をするときに100%を出し切るためには普段のトレーニングが大切なのだ。
僕は毎日寝る前に床の上から重たいレンガを持ち上げて、息を止めて、手ぶれせずに静止するという動作を約50回繰り返す。
これは結構汗をかく。
(あ、冗談ですよ、冗談!)

何度もこのブログで書いているが、僕の写真を支えているのはスナップショットだと思っている。
以前は人物中心のスナップショットを多くとっていたが、最近はあまりやらなくなった。
今やっているのは歩きながら何が自分の心に反応するのか、それを確かめるためのスナップショットだ。(自分探しスナップショット?)
それが絵になるか、ならないか、それはそんなに重要じゃない。
何気ない日常の風景の中から、自分のこころと重なりあうものを見つけるのだ。
自分にとっての美や意味を探すのだ。
そう、マスターベーション・スナップショット(マス・スナ)。
誰だって写真をある程度やっていれば技術的なことなどほとんど問題なくクリアできる。
テクノロジーの発達にともなってどんどんカメラや画像処理ソフトが進化し、技術的な壁をクリアするのは本当に楽になった。
では、どうすれば今より上の写真を撮れるようになるのか?
月並みだが、感性と思想、そして人生経験に厚みを増していくしかないと思う。
物事に対する自分のものさし、自分の原体験から湧き上がる美学、繊細な観察力、感じるココロ、こういったものはテクノロジーがいくら発達しても届かない部分だ。
本気写真を撮る上で自分のテーマを持っていることはとても大切だ。
でも、素振り、ランニング、筋トレなどに当てはまるスナップショットで体力を付けておかないと、本気写真の現場で大切なモノが見つけられず、固まってしまい、力のない自分にがっくりと肩を落とすハメになる。
お兄さん、お姉さん、素振りが大切なんです。


本日は11月16日のお散歩マス・スナを見てちょうだい。
つまんないからやめろ、とか言わないでね。チュ!










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コメントのお返事、少々お待ちを!
















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by somashiona | 2010-11-23 21:30 | デジタル

ストリートスナップショットはやめられない!



忙しく、自分の写真をしばらく撮っていないときは、打ち合わせなどで街に出かけたときの数十分を使いストリートスナップショットに没頭することによって欲求不満のささやかな解消を図る。
ストリートスナップショットといえば、街の中をあてもなく歩き、次々と視界に飛び込む自分のアンテナに触れる被写体をカメラで素早く切り取りながらまた移動を続ける、というようなイメージを僕は持つ。
まさに武器を手に獲物を追い求めながら移動する狩人だ。
ずいぶん昔に僕が心から憧れるマグナムのフォトグラファー、デイヴィッド・アラン・ハーヴィーのインタヴュー記事に出てきた一文を読んで目から鱗が落ちたことがある。

「絵になる背景を見つけたら、あとはそこに自分が欲しいと思う被写体が現れるのを待つだけ」

ストリートスナップショットこそが唯一正しい写真表現だと信じ込んでいたその時代、今思えば当たり前のやり方だが、罠を仕掛けて待つ方法を知らなかった僕には実に驚きのハンティング手法だった。

たしかに、背景や光はいいのにそこにパンチのある被写体がないという理由だけでその場を離れることがよくある。
人は何かを求めて常にアクションを起こし続けていないと気がすまない動物なのかもしれない。
でも、いいロケーションで気長に待ち続けると思ったよりも高い確率でそこに現れてほしい被写体が登場する。
嘘だと思うのなら、ぜひやってみてほしい。
あなたの普段の行いさえよければ、写真の女神は贈り物をくれるはず。

このやり方はスナップなのに写真の完成度も比較的高い。
なんといったって露出、ピントや構図もすべてじっくりと時間をかけ決められ、あとは来るべき獲物を待つだけなのだから。
自分の立っている位置と使っているレンズ、絞りの関係でどの範囲まで獲物にピントが合うのか考えておく。
待っている間、太陽に雲がかかったらどれだけシャッタスピードを落とせばいいのか、もしくは絞りを開ける方を選ぶのか決めておく。
たったそれだけだ。








この日、僕が立っていたのは以前既に何枚かお気に入りの写真が撮れたフォトジェニックな場所。

そこに壁の色とマッチした男性が通り過ぎ一枚撮る。








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この男性の服装やオーラは決して僕の欲しいものではないが、この一枚で何か撮れる予感と写欲が湧き、ここに少し留まることにする。
「予感」これは写真を撮るうえでとても重要だと思う。
この「予感」を感じたら、それに従うべきだ。
「予感」は写真の女神の囁きなのだから。








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次々とファインダーの中に被写体が飛び込むが、欲しいものとはすべてが違う。




今日は駄目かなぁ、と思いはじめた頃








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やって来ました、ドロシー・ザ・ダイナソー君。
服の色と壁の黄色、君のその表情、その立ち方、ハグしたいくらい。

だからストリートスナップショットはやめられない!

















現代の天才ライカ使い、デイヴィッド・アラン・ハーヴィーの動画を見て勉強するべし。


























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by somashiona | 2010-01-26 10:22 | デジタル

ホバート・コンデジスナップ




一所懸命ブログを更新していると、なんだか仕事をさぼっているような気分になるし、一所懸命仕事をしていてブログを更新できないと、毎日アクセスしてくれている人たちを裏切っているような気分になって罪悪感に苛まれながら日々を過ごすハメになる。

うぅ〜ん、ブログとの付き合いは難しい。
よし、写真だけアップしよう!とも思うのだが、今までさんざんブログで言いたいことを言ってきたので、写真だけだと臆病風を吹かせたように思われるかもしれない、と結局臆病風を吹かせてしまう。
いやいや、僕は何ていったってフォトグラファーなんだから、テキストなしでいいじゃない、ともう一度思い直すが、相原さんの楽しい文章を読んでしまうとその言い訳は通用しないことがよく分かる。
そんなに気に入っていない写真ならたくさんあるんだから、それでいっちゃおうか、、、と少し弱気になる時もあるが、ワルテル君のいきいきとした姿を見るとフォトグラファーじゃなくたってあんなに躍動感のある写真を撮っているんだからなんとかしなきゃ、と負けん気に火がつく。

ブログは楽し。
だけど、続けられなくなるとプレッシャーになる。
僕はプレッシャーに弱い。
涙。


でもって、そんな時はコンデジスナップ。
なぜって、、、その、、、まあ、特に深い意味はない、、、。
何となくそういう気分なのだ。



Fuji FinePix F11を手に入れた日に、ウキウキしながら撮った夏のホバート市街。
新しいカメラが手に入ると数日間は欲しいオモチャを手に入れた子供状態になる。
きっとこの子供状態が楽しくて何台もカメラを手に入れている財布に余裕のある人が、世の中にはたくさんいるのだと思う。
非情に危険なオモチャだ。
大人のオモチャ、と命名したいところだが、これも少し語弊がある。



このスナップショット、
被写体が女性ばかりなのは、僕が男だから。
空が青いのは、夏だから。
コントラストが高いのは、フォトショップだから。



基本的に僕のスナップショットは被写体にフォーカスを合わせたりせず、いつも被写界深度を使って距離を目測で計ってシャッターを切る。
(ワルテル君の写真の多くもそういうふうに撮られていると思うのだが、、、)
だから、このカメラのようにオートフォーカスしかなく、マニュアルの固定フォーカスが使えないと、自分の持っているスキルを思う存分発揮できない。

ツアーガイドの仕事をしていた時、日本でプロカメラマンだったと言う話しをするとお客さんは皆自分の持っているカメラを僕に押し付けて、「さすが、プロ」という写真を僕に撮ってもらおうとする。
もともと写真を撮るのが好きなので、僕も調子に乗って撮ってしまうのだが、僕が使っているキャノン以外のカメラ、特にコンデジだともうお手上げだ。
自分の知らないカメラでいい写真を撮るのはほとんど不可能に近い。
知らないカメラは僕の目になってくれない。
まるで度の合っていない眼鏡をかけてテニスでもしているような気分になる。
ラケットの真ん中でボールを捉えなれないばかりか、空振りすらしてしまう。
結局、プログラムオートを使って普通にシャッターを押すのだが、フォーカスロックの具合もよく分からず、ピンぼけ、露出オーバーの写真を撮って、恥ずかしい思いをするのが関の山だ。


どうしてこんな話しをしているのか、自分でもあまり分かっていないのだが、しばらくはこんな調子で僕のブログを続けよう。
タスマニアのこと、人の暮らしのこと、愛、挫折、貧乏、性、と伝えたいことはまだまだたくさんあるのだが、それをこのブログで表すには気合いと時間がもう少し必要だ。
なるべく長くこのブログを続けたいと思っている。
アップダウンもあると思うが、気長にお付き合いいただきたい。









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by somashiona | 2007-08-20 17:42 | デジタル

写真人生のはじまり



20代の頃、僕はいつも悩んでいた。
自分は何をすべきなのか?
何をするために生まれてきたのか?

誰もが通る道だ。

学生の頃、数えきれないほどのバイトをした。
これだと思う職は一つもなかった。

一人、オートバイで日本一周をした。
多くの人と出会い、多くの人生を見せてもらった。
でも、自分が何をすべきかは、まだ分からなかった。

そうこうしている間に、4年間の大学生活が終わりに近づき、まだハッキリと目標が定まらないまま、一社だけ就職活動をし、第一志望の会社にすんなり就職できた。

サラリーマン生活がはじまった。
仕事は面白く、やり甲斐もあったが、かたちに残らないサービスを提供し、他人のお金儲けのお手伝いと、自分の成績達成を気にする毎日に疑問は膨らむばかりだった。
この仕事をやるために生まれてきたのか?と自問すると、答えは100%「ノー」だ。

大学の教授が「物書きになれ」と僕に言ったのを思い出し、仕事が終わった後、夜中に小説もどきを書きはじめた。夜は気持ちが昂揚し、雄弁に愛や人生を語るのだが、朝、書いたものを冷静になって読むと毎回顔が赤くなった。
この道も僕には不可能だとあっさり悟った。

ある日、本屋でローバート・フランクの写真集『アメリカンズ』を偶然見た。
目からウロコが落ち、脳天には雷が落ちた。
その写真集の中には、僕がいつも感じているがどう表現していいか分からなかった生きることへの詩がぎっしりと詰まっていたのだ。
突然、僕の周りに何人もの天使がひらひらと舞い、雲の隙間から射し込んだ光りの中には天職を見つける女神が微笑みかけている。

これだ!
写真だ!
写真にはこういうことができるんだ!
写真なんてカメラさえあれば誰でも写せる!
写真家になろう!

この日から人生が変わった。

仕事をしている時いつも目に入っていたカメラ屋さんに直行し、そこのオヤジさんにカメラを買いたい、と言った。
どんなカメラが欲しいと言われたってカメラの知識ゼロ。
「あんた、凝り性かい?」オヤジさんは僕に聞いた。
「たぶんそうだと思う」
「じゃあこれで決まりだ。ちょうど良いコンディションのがある」
ニコンFM2だった。
フィルムの入れ方を教えてもらって、オヤジさんの言う通りにポジフィルムを3本買い、外に飛び出した。
生まれて初めての自分のカメラ。
カメラにフィルムを入れるのもはじめて。
調子に乗って3本一気に撮りきってしまった。
しかし、現像所から受け取ったポジを見てショックを受ける。
全てのコマが真っ黒。
ワンカットも写っていない。
すぐにカメラ屋に行って、オヤジに文句を言った。
「オヤジさん、このカメラ壊れてるよ!見てこれ!何にも写ってないよ!」
オヤジはポジを見て、そしてゆっくりと老眼鏡を目の下にずらしてから僕にいった。
「露出はどう合わせた?」
僕は眉間に皺を寄せていった。
「露出って、何のこと?」
「何のことって、あんた、シャッタースピードと絞りの話しだよ」
「シャッター、、、シボリ?おしぼり?、、、、????」
僕は本当に何も知らなかった。
ピントさえ合わせれば、写真は写ると思っていた。

これが僕の写真人生のはじまり。
27歳の冬だった。







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Hobart, Tasmania

長い間フォルダに入れっぱなしで忘れていた写真を見つけアップしました。
写真を見ながら何の話しを書こうかなぁ、と考えているうちなぜかはじめてカメラを買ったときの話しを思い出しました。
テキストと写真は無関係です。
悪しからず。








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by somashiona | 2007-06-21 22:20 | デジタル

ダイヤモンドは永遠の輝き



クリスマスが近づくホバート。
街はそわそわと落ち着かない。
すれ違う人たちの顔には笑みがこぼれ、両手には買い物袋がぶら下がる。
ふだんはスナップショットを撮るのが難しい静かな街なのだが、こういう時期は比較的撮り易い。
みな恋人のこと、家族のことで頭がいっぱい。
他人のことなど気にしていられない。
ましてはカメラを持って獲物を求めている男のことなど。

ジュエリーショップのショウウィンドウに一人の女性が張り付いていた。
近づいてみると、顔は真剣そのもの。
彼女、完全に自分の世界に入っていた。
趣味に没頭する時の男性の顔と、買い物に没頭する時の女性のそれはとても似たのもがある。
両者とも年齢を超えて、少年、少女の面影がそこにある。
そして、その瞬間、僕には彼らが美しく、愛おしくさえ思える。

セール期間中の張り紙に囲まれた彼女。
この買い物は、ふだん贅沢を許さない自分への贈り物だと、僕は確信した。





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Hobart, Tasmania




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by somashiona | 2007-05-18 09:52 | B&W Print

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