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着ぐるみ福さん








妹とふみさんの結婚式で何よりインパクトが強かったのは兵庫県の鍼灸師、福さんの着ぐるみ姿。
妹のウェディングドレス姿はなんとなくおぼろげだが、福さんのクリスマスツリー姿は隅々まで脳裏に焼き付いている。










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徳島を発つ朝、結婚式に駆けつけてくれた旅人の一人である貝殻アートの小川くんが僕にプレゼントをくれた。
前日は飲み過ぎで一日中ダウンしていたらしく、少しげっそりとした顔に精一杯の微笑みを浮かべて僕を見つめてくれた。
手渡されたプレゼントは白いプラスティック製のシートで包まれていたが、中にはきっと貝殻があるのだろうと僕は予想した。










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タスマニアに到着し、カメラバックの中から小川くんのプレゼントを取り出した。
包みを開けて、僕は爆笑した。
福さんは貝殻に乗ってタスマニアまでやって来たのだ。
やるなぁ〜、小川くん!










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by somashiona | 2014-01-05 15:01 | 人・ストーリー

伝わらない人たち



日本の会社で仕事をさせてもらう時、サラリーマンと呼ばれる人たちの真面さと、力の抜き方の上手さに脱帽してしまう時がある。
社員が上司や社長を尊敬し、上司や社長も部下一人一人を真剣に思いやる。
この関係、ビジネスライクなオーストラリア人が見ると、信じがたいだろう。
だって、昔々、サラリーマンをやっていたはずの僕だって、今では信じがたく思えるのだから。
かなり遅い時間に仕事が終わり、その後、上司と部下たちは居酒屋に向かう。
タスマニアなら、子供はもちろん、ほとんどの大人もベッドに入る時間だ。
タスマニアでも職場の人間同士が仕事を終えたあと、パブなどに行き、一杯やることはごくごくたまにあるが、それはあくまでも職場の中で気の合う人同士がやることであって、パブの中で先程まで取り組んでいた仕事の話や、ましてはボスが部下にお説教をすることなどありえない。
日本では、昔も今も、やはり外で一杯やる時間が職場の円滑な人間関係を作る上で重要らしい。
職場では伝えきれない思いを、お酒の力も少し借りて、熱く語り合う。
上司が愛する部下たちに対して仕事や人生に対する熱い想いを伝えようと熱弁を振るうが、それがいまいち伝わっていない光景を時々目にし、その微笑ましい様子に僕はニヤリとするのである。













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注)これらの写真はあくまでもイメージであり、この二人が伝わらない人たちだという訳ではありません。たぶん。

























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今日はANZAC DAYで祝日です。トイレ掃除、お風呂の掃除、インドカレー作り。天気の悪い外には一歩も出ず、カメラにも触れず、これからのんびりと高倉健の映画でも見ようと思ってます。まったり。



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by somashiona | 2013-04-25 15:46 | 人・ストーリー

正しいことより、幸せなこと




今回、日本では様々な人に会い、様々なチャンスも頂いた。
でも、僕は結局、提供されたいかなるチャンスにも手を出さなかった。
選択を迫られるとき、心の中は常に二つのことがキーワードとなり葛藤した。
「正しいこと」と「幸せなこと」。


幸か不幸か、タスマニアに住んでいるといつくになっても純粋に夢を追える。
「もう歳だし」「いまさら遅いよ」「世間の目が」「そんな生活で恥ずかしい」といったことを人生の価値観の中に置く人が驚くほど少ないので、自分の意志さえ強ければ、成功するか否かは別として、やりたいことをやり続けられる。
もちろん、恋人ができて、結婚し、子供ができて、徐々に自由な時間が奪われ、車を買い、家を買い、いろんなコトに何かとお金がかかるようになり、やりたいことよりやらなくてはいけないことに追われ、一日の終わりにやりたいことに使うエネルギーなど何処にも残っていず、やがて、やりたいことがあったことなど忘れてしまうというパターンは、何処に住んでいてもよくある話だ。
僕は東京へ行くたびに、カルチャーショックを受ける。
自分が日本人で、しかも以前住んでいたにもかかわらず。
とにかく、あの人の多さに圧倒される。
あの信じられないほど大勢の人たち全員が食べ、飲み、眠り、トイレに行き、何かしらの仕事をし、お金を稼ぎ、お金を使い、それぞれの人に友人知人があり、全員が何かを考え、何かを愛し、何かを憎んでいる。
あの小さな街の中で、よくも見事に全てが機能しているものだ。
僕は東京を歩くたびに空を見上げ、びっしりと立ち並ぶ高いビルディングに感動し、電車の中で携帯電話をいじくりまわしている人を観察し、すれ違いざまにぶつかっていく人たちに出来る限り「ゴメンなさい」と言ってみる。
もちろん、誰も聞いてはいないが。
ここに来ると、どんなビジネスをはじめてもそれなりにやっていけるだろう、というかなりポジティブな気持ちと、自分の写真がこの人達に評価され、認められ、写真家として成功するなんて、無理に決まってるだろ、という戦わずして諦め、目立たず、気にされもしない平凡な人生を送りたい、というネガティブな気持ちの二つを同時に味わう。


「成功する」という言葉を計る分かりやすい方法はどれだけ稼いだか、という考え方がある。
東京に住んでいたとき、雑誌や広告の仕事で稼がせてもらったが、じゃ幸せだったか?と聞かれれば、答えはノーだ。
あのまま続けていたら、僕は自分の大切なものを捨てざるを得なかったと思う。
27歳から写真をはじめて、今までさんざん撮ってきた。
写真をはじめたときと同じくらい、いや、それにもまして写真を愛しているが、一方でどんなテーマ、被写体、アサイメントでも写真が撮れるのなら幸せだと、僕にはもう思えない。
僕は高級レストランで目の前に豪華な料理が並んでも、それを写真に撮りたいとは思わないし、カメラショーのコンパニオンたちを撮りたいとも思わない。
それを否定しているわけではなく、僕にはまったく感心がないからだ。
シャッターを押すという行為は僕にはとても神聖なもので、大袈裟に聞こえるかもしれないが、シャッターを押すたびに僕の魂は吸い上げられているのだ。
たぶん、元気で写真を撮り続けていられるのは、あと20年あるかないかだろう。
自分にとって価値のあるもの、意味のあるものをもっと真剣に追いかけないと、写真家として、何も撮れずに終わってしまう。


人から見れば明らかに手を出すべきチャンス、そうすることが「正しい」と思えることが、必ずしも自分の「幸福」に繋がるわけではない。
正しいけど、幸福ではない、と感じた自分の心、人にはそれを隠せても、自分だけは騙せない。
自分を騙した小さなウソの塵はやがて雪崩のように崩れ落ち、いざという時、騙し続けた自分の決断に自信が持てなくなる。
正しくなくてもいい、幸せになれることを選んでいこう。












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僕が滞在していた池袋にはあのサンシャインビルがそびえ立っている。
あのビルの59階で美味しい中華料理を食べた。
ガラス張りの店内からは迫力の夜景が見える。
いつも見上げているので、たまには見下ろすのもいいものだ。
僕の友人が個室をとってくれたので、気兼ねなく席を立って、思う存分写真が撮れた、と言いたいところだが、食べることと、話すことに夢中で、帰り際に少し撮っただけだった。
この東京の空の下に、数えきれないほどの恐ろしい才能が眠っていると思うと、身震いがする。












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写真家のマーク・セリガーが司会進行役をつとめる素晴らしい動画をYouTubeで見つけた。
僕の大大大好きなマリーエレンマークがゲストしてスーパーモデルのヘレナ・クリステンセンと一緒に出演している。
写真を知り抜いている人たちならではの、とても興味深い会話のオンパレード。
う〜ん、さすがだァ〜、とため息が出る。
久しぶりに彼女の写真を見たが、やはりいま見てもまったく色褪せず、素晴らしい写真のオンパレード(今日の流行りはオンパレード、何故なら明日オーストラリアはアンザックデイでアンザックパレードがあるから)。
カメラ機材はどんどん進化しているけど、こういう写真を見ると、写真を撮る者が何にもっと情熱や時間をかけるべきか、思い知らされる。
皆さんにも是非見て欲しい。


Helena Christensen & Portrait Photographer Mary Ellen Mark | Capture Ep



























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今日は短いテキストでいこうと思ったんです、本当に、、、。涙&汗



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by somashiona | 2013-04-24 15:56 | デジタル

再会


東京都世田谷区に住む友人夫婦と久しぶりに再会した。
ロサンジェルス時代、共に写真を学んだ友人だ。
最寄りの駅まで迎えに来てくれた友の車の中で、早速、昔話に花が咲いた。


「あ〜あ、Nちゃんは今頃なにしてるのかなぁ?まだ写真、やり続けているのかなぁ?」と僕がつぶやく。
Nちゃん(男)も同じく一緒に写真を学んでいた仲間で、とにかく、僕たちは四六時中写真を語り、様々なテストや撮影に明け暮れたいた。彼は僕より少し年下で、まるで弟のような存在だった。
「マナビン(僕のこと)、Nちゃんさ、ロスを引き上げて東京に帰ってきたっていうウワサだよ」と友人の妻。
「マナビんさ、Nちゃんの弟さんがこの辺でスペイン料理のレストランをやっているという話を聞いたことがあるんだけど、ちょうどお昼時だし、探してみようか?」と夫。
「そうだ、弟さんを見つけて、お兄さんは僕たちに多額の借金をしているから、居場所を教えてもらおうじゃないか、って脅してみよう」と僕。


5分もしないうちに、レストランは見つかった、というか、あのごみごみした住宅街の中で、引き寄せられるように車はレストランの前にたどり着いた。
中に入って、がっしりとした木材の広いテーブルに僕たちはつく。
まるで大きなお屋敷民家を改造したようなレストランだが、店内は静かで、広々とし、上品な空気で満ちていた。
メニューを見るよりも、Nちゃんの弟さんらしき人を見つけることに必死な僕たちは、首を普段よりも5センチ位高く伸ばし、店内をキョロキョロ見回していたのだけど、お水を持ってきたウェイトレスさんがあまりにも美人だったので、僕と友人(夫)の眼は自然と彼女に釘付けになった。
すると友人の幼い息子が「ねえ、ねえ、あのお姉ちゃんキレイだね」といい、僕たちは我に返ると、「何しに来たんだか、、、」と友人(妻)に僕たち二人は睨みつけられた。
「ねえ、カウンターにいるあの男性、きっとNちゃんの弟さんだよ、なんとなく面影が似てるもん」
と、素早く話を本題に戻す友人(夫)。
ウィトレスさんをもう一度テーブルに呼んで(にひひ)(何度でも口実をつけて呼びたかった)カウンターの男性と話がしたいと僕たちはお願いした。
テーブルに来た男性に僕たちがロサンジェルスでお兄さんにとてもお世話になった(借金の取立ての話はやめておいた。いや、借金など、実際に無いし)という話をすると、彼はとても驚いて僕たちにこう言った。
「いやぁ、数年前に兄はたしかに東京へ戻りました。それ以来、このお店に来ることなど殆ど無いのですが、実は今日、写真教室の生徒さんを連れてお店に来ることになっているんですよ」
「え〜〜〜っ、マジで〜〜〜、会いたい、会いたい〜〜〜!」と大騒ぎする僕たちに他のお客さんの視線が集まる。
友人夫婦の息子さんの太鼓のレッスンがこの後あるのだが、それはもうキャンセルして、このお店でNちゃんを待つことにした。
まだかなり時間があったので、子供は一度、外の公園に連れていき、時間を潰した。


数時間後、Nちゃんが写真教室の生徒さんを連れてやって来た。
15年前とまったく変わらないそのままのNちゃんだ。
僕の顔を見ると彼は眼を皿のようにして、「マナブさ〜ん(彼は年下で僕と同じ誕生日)、マジですかー!!!なんでここにいるのー!」と叫び、まるで奇跡的に再会を果たした恋人同士のように固くハグしたまま、離れなかった。
「すごいなぁ〜、Nちゃん、写真を教える大先生なの?」と僕が言うと、「何言ってるんですかぁ〜、マナブさんは僕にスピードライトのバウンス撮影を教えてくれた師匠じゃないですかぁ〜!」という彼。
恥ずかしいから、そんなレベルの低い話を生徒さんたちの前でしないでください、、、。


実はこの時間、新小岩にいるもう一人のロサンジェルス時代の友人夫婦と会うことになっていたが、彼に電話を入れ、遅れるけど、サプライズがあるから待ってて欲しいと伝えた。
世田谷区の夫婦、僕、Nちゃん、そして新小岩の夫婦はロスで本当に仲が良かった。
僕たちを結び付けていたのは写真というより「夢」だった。
皆どうしょうもなく貧乏で、安いチャイニーズフードやメキシカンフードを分けあい、年がら年中ショートパンツを穴の開いたTシャツで夢を語っていた。
新小岩の居酒屋で待っていた友人夫婦が僕たちを見て、眼をトムとジェリーが驚いたときのように前に飛び出させたのは言うまでもない。
だって、15年ぶりだもの。
長かった時間は一瞬で解凍し、あの時と同じテンションで僕たちは語り合った。



ちなみに、Nちゃんの弟さんが経営するお店の料理はモロッコ風スペイン料理だった。
モロッコ風スパニッシュといえば、僕の友人チャシーの料理だ。
いろんなお店でモロッコ風スペイン料理なるものを食べたが、どれもチャシーのあの美味しさとは程遠かった。
でも、弟さんのお店の料理は、まさにカナリヤ半島出身のチャシーが作る本格的モロッコ風スペイン料理の味だった。
Nちゃんを待っている間、暇つぶしにお店の中の写真を撮っていると厨房からシェフが出てきたので、本当に美味しかった、と僕はお礼を言う。
その時の彼の笑顔がたまらなく良かったので、写真を撮らせてもらう。
「たまに雑誌の取材なんかでも写真を撮られるでしょう、私、苦手なんですよ」と笑う彼の笑顔には本物の職人が持つオーラがにじみ出ていた。












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by somashiona | 2013-04-23 18:27 | 人・ストーリー

笑顔は最良の薬



今回、5ヶ月間もの長期にわたり日本に滞在したのには、いくつか理由があったのだが、その最も大きな理由の一つは僕の健康状態だった。
この2年間、僕は原因不明の痛みに苦しめられ続けた。
体中が痛むのだ。
肩、腰、膝を中心に手や足の指にいたるまで、もうそれぞれが言いようもないほど常にジンジンと痛み、夜は何度も目を覚まし、日常の些細な動作の一つ一つに唸り声をあげ、最終的には自分で靴紐を結べないほど悪化した。
タスマニアの医者に何度も会い、様々な検査を受け、様々な鎮痛剤を飲み続けた。
様々な検査で可能性を探るのだが、明確な原因は分からない。
症状がリウマチと近いので、その線で治療をすすめるも、症状はまったく改善されない。
薬はどんどんと強いものになっていき、仕事をしていないときや、子供たちと会わない週末は、とにかくソファに横たわりじっとしているという日々が永く続いていた。
もちろん、そんな状態では人に会うのも億劫になる。
身体がやられる前に心がだめになると思った。
以前もブログで書いたことがあるが、僕の父親は原因不明の肩の痛みが発症してから2年間、夜もまともに寝れない日々が続き、最終的には自分で命を絶つところまで追い込まれてしまった。
父の経験をポジティブに自分に活かさないといけない。
父だって、たぶん最後まで自分の心を痛みに乗っ取られてしまうとは思わなかっただろう。
でも、酔った人が「酔ってなんかいねーよ!」というように、心は知らぬ間に侵されるのだ。
オーストラリアは専門医に診てもらうまで、非常に時間がかかる。
日本なら大きな病院へ行けば、骨から内臓から脳みそから、全て総合的に診てもらえる。
もう、日本へ行くしかないと思った。


日本へ帰り、すぐに国民健康保険の手続きをし、毎日のように病院へ通った。
ゼロから検査をし直し、原因を探った。
身体の問題は筋肉や関節の痛みだけでなく、高血圧、頻繁に起こる頭痛、鼻炎、心臓の痛み、挙げればキリがないほどある。
検査を繰り返し、あらゆる種類の薬を飲み、それが効くかどうかを試し、そのどれもが的を外した。
結果はオーストラリアのそれとまったく同じく、不明で終わった。
今度こそは、と何度も期待して、痛い思いもして、お金も時間もたっぷりかけて、体の痛みがなくなることを夢見て、いや、治らなくてもいい、せめて原因が何かを知りたいという思いで臨んだが、本当に全てが空振りだった。
いろんなものを捨てて日本に来たのに、、、。


良いお医者さんもいたが、イライラさせられること、仕事の姿勢を疑いなくなることが実に多かった。
僕は自分の身体のことなので、あらゆる可能性をネットや本で調べまくって先生に会いに行く。
僕が何かを質問したり、可能性を訊ねると、先生は僕の目の前でパソコンでそのことを調べ、本を開いたりしたあと、「じゃあ、試してみますか」というふうに診察が進む。
もちろん僕の意見や考えが素人で、先生は勉強もし、多くの実例を診てきた専門家だということは知っている。
でも、お医者さんに会うたび僕の頭には疑念が浮かび、胸には怒りがこみ上げ、深く失望するということを毎日のように経験した。
「大丈夫です、治りますよ」「頑張って一緒に直しましょう」「辛いでしょう、わかりますよ」という、先生の個人的な思いが患者である僕に伝わる言葉を投げかけるお医者さんは誰一人いなかった。
全ての先生からお手上げだと言われ、通院を打ち切りにした。
それが、10月から2月までの結果だった。


10月から2月の間、自分の抱える痛みの原因が何か、どう向き合えばいいのかをかなり真剣に考えた。
さっぽろ100人ポートレイトで出会った人たちや友人たちの紹介、そして自分のリサーチによってそれはとてもポジティブな方向へ進んでいった。
まるで病院の成果と反比例するように。
病院以外で僕が学んだことは、自分の思考パターンや毎日の生活パターン、食生活、態度、立ち方や呼吸の仕方などに眼を向けることであり、結果的にそれはこれから自分はどう生きていけば幸せでいられるのか、ということを問うことに繋がった。
元脳神経外科のカウンセラー、心理学の先生、禅寺のお坊さん、何百億ものお金を稼いだ企業家、カンフーの先生、書道の先生、そして尊敬する人生の先輩達から頂いた様々な言葉はすべて同じベクトルを向いていた。
去年から真面目に取り組んでいる瞑想の精神、将来を考えず、過去を振り返らず、一切の見返りを期待せず、今この一瞬に集中する、という方向へ全てのベクトルは向いていた。
痛みは脳が感じる。
身体の何処かに問題があっても、脳がそれを凌駕すれば、痛みに囚われず生きて行けるはず。
そして、なにより、明るく、楽しく、前向きに毎日を送ること。
常にポジティブな考えで頭を満たすこと。
好きなことをやること。
そんなふうに毎日を過ごそうと本気で決めた。
ある意味、「これが原因ですね」と病院の先生に言われ、それを抑えるといわれる薬を飲み続けながら生きるよりも、今までと同じ生活習慣、態度、思考パターン、食生活を繰り返すよりも、よほどラッキーな結果になったという思いでオーストラリアに戻ることが出来た。


東京で過ごしているとき、僕の師匠が、彼が通う名古屋の針・マッサージの先生の治療院へ連れていってくれた。
横浜に住む彼が、どうして毎月新幹線でわざわざ名古屋の治療院まで通うのだろうか、と僕は疑問を感じていたが、師匠は「行けば分かる」と笑う。
先生に会った瞬間、パッと目の前が明るくなるようだった。
総合病院で会った先生たちの中であんなに明るくて前向きなオーラを出している人は誰一人いなかった。
治療をしている間、笑い声が絶えず、先生の口からは「大丈夫、治るから」という言葉が何度も出てくる。
体中の痛みと戦う間、僕は人間が持っている不思議なエネルギーのようなものを以前より強く信じるようになった。
理屈より、感覚を信じようとするようになった。
僕は以前から深く考える人間ほど尊いと信じていたが、最近そう思わなくなった。
考えているうちは本物じゃない気がしてきたのだ。
それはほとんど今までの自分を否定するようなことでもあるのだけど。
でも、実際、いい写真が撮れる瞬間は絶対に絞りやシャッタースピード、構図など考えていない。
自分がその瞬間の一部になっていて、そんなテクニカルな考えは浮かばない。
いい写真が撮れる瞬間は感覚に頼り、感覚に身をゆだねる。
笑っているときにネガティブなことを考えるのは難しい。
笑っているときに憎んだり、怒ったりするのも難しい。
腹を抱えて笑っているとき、足のすねを思い切りぶつけてもさほど気にならない。
もし、毎日今の2倍笑ったら、体の痛みを感じる時間も減っているだろうと、容易に想像できる。
そうだ、治療院の先生のようにガハハと声を出して笑おう、と本気で思った。
師匠はたぶんそれを僕に教えたかったのだ。
「大丈夫、大丈夫」と言いながら、ぶちぶちと思考せず、いつも笑顔で過ごしたいと思う。
笑顔は最良の薬だ。








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日本へ行く前と帰ったあとでは、膝の痛みはかなり改善され、頭痛も今までより少なくなってます。甲田式健康法(毎日18時間断食)をはじめてから血圧も薬抜きでも大丈夫になり、体重は札幌にいた時より8kg減。根性です。笑



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by somashiona | 2013-04-20 22:03 | 人・ストーリー

こんな顔の人、いるよね







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僕の妹は朝起きて来るとすぐに床の上に転がり、かなり長い時間をかけてストレッチングをする。
この儀式抜きに、彼女は朝食を食べたり、どこかへ出かける事はない。
最近は買ったばかりのiPod nanoのヘッドフォンを耳に付けながらストレッチをするので、彼女はまわりいる僕や母の会話には一切関わらず、朝の彼女はかなり家族と孤立することになる。
僕や母はもちろんそれが気に入らない。なぜか気に障るのだ。
話は変わるが、彼女のおでこは並外れて広い。
朝の清々しい光が床に寝転がり唸り声をたてる彼女のおでこに美しく反射する。
この反射はなぜかいつも神々しい。なぜかこれが気に障る。
彼女の眉毛の上にもう一つ顔が入ってもおかしくないよね、と僕と母は盛り上がるが、音楽を聴きながらストレッチングに集中する妹の耳にはこの楽しい会話が届かない。
やはり、気に障る。
母が筆ペンを手に彼女に近寄る。
妹の眉毛の上に出来上がったもう一つの顔を見て、僕と母は涙を流しながら朝から笑った。
撮った写真を見た本人も、涙を流しながら笑っていた。
とても気持ちのいい朝だった。




「さっぽろ100人ポートレイト」写真展&スライドトークショー、とても楽しい時間になりました。
ピアノとパーカッションのパフォーマンスもあり、大いに盛り上がりました。
来てくれた方々、応援してくれた方々、被写体になってくれた方々、本当にありがとう。
そして、ピンチョスのミッチさん、タックさん、ありがとう!
このプロジェクトをやって本当に良かったし、これからもっとこういう活動をしなければ、と強く感じました。
写真は2月18日までピンチョスで展示しています。
もしよかったら、立ち寄ってみてください。

場所:ごはんとカフェのお店 ピンチョス
住所:〒062-0921 札幌市豊平区中の島1条7丁目6ー10
電話番号:011‐820‐5227

























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今度はどんなプロジェクトをやろうか?楽しい事、もっとたくさんやりないなぁ。



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by somashiona | 2013-02-12 00:39 | 人・ストーリー

哀愁の旭川、撮れなかった美瑛 (写真展のお知らせ)





今回の北海道滞在中、たった一度だけ1泊だけの一人旅をした。
北海道へ来たときは、滞在中あちらこちらに出向いて雪景色を撮ろうと思っていたが、100人ポートレイトが始まったとたん、そんなことはすっかり忘れてしまった。
一人旅の行き先は北海道のほぼ中央に位置し、札幌につづき2番目に大きな街、旭川市。
目的は100人ポートレイトの依頼者に会い、写真を撮るため、会いたい写真家と話をするため、そして友人に会い語り合うため。
旭川は作家の三浦綾子が生きた街で、最近では旭川動物園が大人気とのこと。(最近じゃないか)
車に乗ってのんびりと旭川へ行くという手もあったが(途中、好きな場所で写真が撮れる)、やはり旅気分を高めるため汽車(電車)で行くことにした。
カメラバックに入れた本は、やはり三浦綾子の「氷点」だ。
車窓を流れる雪景色、じぃ〜んと心に入って来る。
旭川駅で依頼者と落ち合い、4人のポートレイトを撮った。
旭川在住の写真家と話をし、夜に友人と居酒屋で語る。
ちょうど新しいカメラが欲しいと思っていたらしく、翌日一緒に電気屋に行き、結局ソニーのRX100を彼は購入した。
もっと安いカメラを買うつもりだったらしいが、僕とカメラを買いに行って、安いカメラで済む訳がない。(申し訳ない)
そのまま二人で美瑛町まで行き、写真を撮りに行こうということになった。
アップルコンピュータのウォールペーバーに採用された「青い池」を見たかったのだ。
美瑛に入ると、喫茶店で友人にRX100の使い方を説明することになった。
といっても、写真のことなど全く分からない彼、絞りとシャッタースピードの関係から話が始まったので、結局そのお店には3時間以上居座り、そこにいたお客さんとお店のマスターのポートレイトも撮らせてもらった。
お店を出た後、美瑛の美しい風景を求め、車を走らせたが、僕的には満足のいく写真は全く撮れず、おまけに、雪の中をひぃ〜ひぃ〜言いながら歩いた末、やっとたどり着いた「青い池」は一面雪に覆われ、雪から飛び出た立ち枯れの木々しか見ることが出来なかった。
この日、何枚も写真を撮ったが、一番良かった写真は喫茶店で撮ったお客さんとお店のマスターのポートレイトだった。
これは、風景写真の才能ゼロということなのだろうか?






突然ですが「さっぽろ100人ポートレイト」のミニ写真展を行います。
このプロジェクトに多大な協力をしてくれたカフェレストランのオーナー、ミッチさんとタックさんのご厚意で急遽決まりました。

2月9日(土曜日)の17:00から写真の展示を開始。
19:00から「さっぽろ100人ポートレイト」達成打ち上げパーティをやります。
会費は一人¥1,000-で食べ物はありますが、ドリンクは別です。
「さっぽろ100人ポートレイト」の裏話やポートレイト、写真について語ろうと思っています。
お時間のある方(と言っても札幌近郊の方になるとおもいますが)、是非立ち寄ってみてください。
僕と一緒に写真の話をしましょう。
写真の展示は2週間、その後、プリントはモデルさんたちの元へ行きます。
大切にしてくれると嬉しいです。

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「さっぽろ100人ポートレイト展」
2月9日(土)
5時オープン

さっぽろ100人ポートレイト 達成打ち上げパーティ
7時~10時
お一人様 1000円ドリンクは別

場所:ごはんとカフェのお店 ピンチョス
住所:〒062-0921 札幌市豊平区中の島1条7丁目6ー10
電話番号:011‐820‐5227
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by somashiona | 2013-02-08 01:19 | 写真展

さっぽろ100人ポートレイト最終回 No.105 - 109







ついに終わりの日がやってきました。
さっぽろ100人ポートレイト、最終回。
結局108人までいきました。
僕のレンズの前に立ってもいい、写真に撮られてみよう、と思ってくれた109人の人たちは、やはり人生においてもポジティブな人たちばかりでした。
ポジティブな人たちと時間を過ごすと、さすがに根暗な僕もなにか前向きな気分になってきます。
当たり前のことだけど、やっぱり人生は一度しかなくて、どう生きるかは全て自分次第なのだということに気付かされます。
まだとても若い人たちの才能とエネルギー、素直に凄いなと感じました。
こういう人たちがこれからの日本を作っていくなら、この国の将来もまんざら暗くないと思えました。
年を重ねても衰えを知らないご年配の人たちのパワーと知恵。
彼らの言葉には経験してからこそ出て来る本からでは学ばない重みがあり、どの人も楽しむことについて達人でした。
そう、結局、楽しまなくて何が人生なのか、そんなことを教わりました。
僕が彼らの年齢になった時、果たしてあんなに素敵に人生を語れるのだろうか、ちょっと疑問です。
僕と同年代の人たちからは良いお手本をたくさん見せてもらいました。
家族、会社、子供たちへの責任と経済的なプレッシャーの中にあっても自分や自分の夢を見失わず、それを追いかけ続ける人たち。
僕たちの年齢になると認めざるを得ない身体の変化(こんな言葉を使いたくないけれど、それは老いだとおもう)がどんどんと出て来る。
頭の中はともかく、身体はもう若くないのだと認めざるを得ないときがたくさんある。
今ある自分を認め、今出来ることを淡々とやる、それでいいんだということをたくさんの人たちが教えてもらいました。

今回、短い期間で友達と呼びたい人たちがたくさんできました。
僕は人付き合いが苦手な方なので、これはかなり大きな収穫です。
写真の技術的なことや表現力ということに関しては、かなり反省すべき点がありましたが(そこを突っ込みたい人はかなりいることでしょう)、それでも、ポートレイトがますます好きになってしまいました。
そして、写真がなし得ることの可能性みたいなものを、あらためて実感しました。
被写体になってくれた人たちも、いろんな人を紹介してくれた人も、この、さっぽろ100人ポートレイトを応援してくれた人たちも、みんなありがとう!
















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No.105












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No.106












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No.108












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No.109
























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本当は108人で終わらせて、「108人の煩悩」という感じで終わらせたかったのだけど、、、。まあ、難しく考えるのはやめましょう。



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by somashiona | 2013-02-02 13:49 | 人・ストーリー

さっぽろ100人ポートレイト No. 97 - 104


さあ、さっぽろ100人ポートレイト、ついに達成だ!
多くの協力と応援、どうもありがとう。
いやぁ〜、思っていたより大変だった。笑
でもこの達成感と満足感、なんて気持ちがいいんだろう。

今回は撮影させてもらった人々を片っ端からブログにアップした。
100点満点だと思った写真も、もうちょっとなんとか出来なかっただろうかと自分を責めた写真も全てブログで使わせてもらった。
これが今の僕の実力なのだから、仕方ない。
ポートレイトはある意味、撮影している側の今の自分を写し出す。
ほとんどの写真をキャノンEos 5D Mark3にツァイス・プラナー50mmF1.4を付けて撮影した。
自然光や室内にある蛍光灯やタングステンライト、キャノンのスピードライト2灯を状況により使い分けた。
今までなら撮れなかった暗い状況でも、Eos 5D Mark3の高感度だからこそ撮れた写真も多い。
このカメラ、この高感度だけでも購入する価値がある。
実はあと5人分の写真がある。
次回の更新がさっぽろ100人ポートレイトの最終回だ。
なんだか終わってしまうのが寂しい気もする。













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No.97












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No.103












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No.104
























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北海道の雪景色をたくさん撮るつもりだったが、100人ポートレイトがはじまったとたん、すっかり忘れてしまった、、、。ああ、雪の写真、、、。



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by somashiona | 2013-02-01 00:02 | 人・ストーリー

さっぽろ100人ポートレイト No. 89 -96




妹の新しいカメラが昨日家に届いた。
知っている人もいるだろうが一応説明しておくと、彼女はパートナーのフミさんと歩いて日本中を旅する歩き人だ。
彼らは旅先で旅についての講演会やスライドショーを学校や企業、またはキャンプ場や民家で行う。
その時、旅の記録としての写真は欠かせない。
彼女は約5年前にこの旅をはじめたが、旅に出かける前、写真の重要性を僕からこんこんと説明され、渋々キャノンのEos Kiss Xというデジタル一眼レフのカメラを買った。
レンズは、これも僕の強いすすめでシグマのDC17-70mm f2.8-4.5というズームレンズを同時に購入した。
衣食住、全てを持ち歩く彼らにとってカメラは小型であればあるほど良い。
それでも僕はコンパクトデジタルカメラを持つことは薦めなかった。
コンパクトカメラはチャンスには恵まれるが、写真を撮る姿勢が絵に反映するので、絵に魂が入らない。(僕の持論です)
まったくカメラの使い方を知らない彼女に絞りとシャッタースピード、そしてISOについて簡単に説明し、カメラの設定はM(マニュアル)意外使わないように、とアドバイスした。
僕の話を鵜呑みにした彼女はAV(絞り優先)やP(プログラム)という便利な設定の存在に気づかぬまま5年間旅を続け、なかなか良い写真をたくさん残した。
今回、僕の100人ポートレイトの40%近い撮影に彼女は同行し、ノーギャラのアシスタントをつとめた。
そこで彼女も僕と一緒に様々な人たちと出会い、ポートレイトが持つ魔法に触れた。
僕は札幌にいる間に出会った人たちを撮ったが、もし僕が彼女のように日本全国を歩くのなら、間違いなく「日本全国1万人ポートレイト」みないなことをやるだろう。
これは考えただけでワクワクするプロジェクトだ。
この数ヶ月だけでもポートレイトを通じてこれほど魅力的な人たちに出会えたのだから、日本中でこれをやればどれほど素晴らしい体験ができることだろう。
彼女の中でも、たぶんそんな考えが浮かんだかもしれない。
今回、僕は彼女に新しいカメラを買うことを強くすすめた。
最初、彼女は今のカメラがまだ問題なく使えるから必要ないと言った。(一緒に旅を続け、暑さ、寒さに耐えてきただけに愛着もあるし)
彼女のカメラはISO1600くらいが限界、いや、たぶん実際に使えるのはISO800というところだろう。
彼女はすべてJPEGのラージで撮り、撮って出し(画像の加工は一切しない)だ。
残念ながら、フィルム時代と違い、カメラとパソコンは新しいものに限る。
新しければ新しいほど可能性とチャンスが広がる。
自分もきちんとしたポートレイトを撮れるようになりたいと考え始めた妹は、ついに新しいカメラを買う決心をした。
今は5年前と全く違い、旅に持つにふさわしいカメラの選択も実に増えている。
コンパクトで本格的な写真が撮れるカメラはミラーレスがたぶんおススメだろう。
各社から魅力的で実力のあるミラーレスカメラが今は揃っている。
色々考えたが、結局選んだカメラは同じデジタル一眼レフのキャノンEOS Kiss X6iだった。
2台あるならミラーレスもありだろう。でも、1台だけで、絶対にチャンスを逃しなくないのなら、やはり一眼レフに軍配は上がると思う。
慣れのせいもあるかもしれないが、僕の大好きな富士フィルムのX100で今回のようなポートレイトたちを撮れたのかどうかと聞かれれば、たぶんかなりチャンスを逃しただろう、と答えるかもしれない。(あのカメラを愛してはいるのだけど)
今回、妹はレンズも一本新たに購入した。
ポートレイト用のレンズとしてキャノンEF50mmF1.4を選んだ。
これはフルサイズ(フィルム換算)で80mmといったところで、まさにポートレイトに最適な長さだろう。
今回のさっぽろ100人ポートレイトは、たぶん70〜80%以上の写真をプラナー50mm f1.4で撮ったが、長い間、僕のお気に入りのポートレイトレンズは85mmだった。
なので、この長さがどれほどポートレイトを撮る際に力を発揮するのか身にしみて分かっている。
何も知らない彼女は今回も僕に言われた通り、誰かのポートレイトを撮るたび「すいません、これからポートレイトを撮るのですが、ちょと待っててください」と頭を下げ、荷物の中から50mmレンズをごそごそと取り出し(普段はシグマの17-70mmを付けている)、カメラのボディにレンズを装着してから、「準備ができたのでお願いします。まずその椅子に腰をかけて頂けますか?顔はそちらの方を向いて、、、」などとやるのであろう。
一本のレンズだけで出会った人たちのポートレイトを撮るのは一見面白みに欠けるように思えるが、この方法を本当に貫けば、これから5年間の間に撮りためるポートレイトたちは背骨がしっかりとあり、安定した良い作品になるはずだし、何より、彼女のポートレイトのスキルは驚くほど向上するだろう。

僕と過ごす残り数日間、彼女には「ポートレイトの虎の穴」大特訓が待ち受けている。













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No.89












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No.90












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No.91












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No.92












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No.93












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No.94












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No.95












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No.96
























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日本全国1万人ポートレイト、やってみたい、本当に、、、、。暇人なのに、まったくブログを更新しない妹にお叱りのコメント、よろしくお願いします!



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by somashiona | 2013-01-31 00:14 | 人・ストーリー

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