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女心とタスマニアの空



ああ、今日は温かくていい天気だなぁ、、、と思っていたら突然バケツをひっくり返したような雨が降り、その後あたり一面で爆竹が破裂するような音が鳴り響きはじめたので、驚いて窓の外を見てみた。
なんと真夏のクリスマスを迎えようとしているタスマニアの空から直径1円玉ほどある氷の塊が気でも狂ったかのように降り注いでいるではないか!
バリバリバリバリというあまりにも凄まじい音のせいで身体が完全に固まってしまい、その後、部屋の中を右往左往。
外を歩いている人は大丈夫だろうか?
家の前に停めてある僕の車は大丈夫だろうか?
窓ガラスは壊れないだろうか?
外に出て写真を撮ろうかと一瞬思ったが、それはマズイと、つまり怖気づいた。
後で聞いた話では友人のピーターはカメラを持って外に出たのだが、すぐに氷の塊が彼の額を直撃し、あまりの痛さにやはり家の中へと避難したらしい。





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一体、どうなってしまうんだろう、、、と思った10分後くらいに、空は清々しい青色になり、真っ白な雲がプカプカと浮かんでいるではないか。






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やれやれ、タスマニアの空と女心は変わりやすいんだから、、、と思っていたらまた数十分後にあたり一面がバリバリバリバリと音を立てはじめた。
マジかよ、、、と呆気にとられ、ただぼんやりと窓の外を眺めた。






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そんな一日の締めくくり、タスマニアの空はオレンジとブルーが交じり合った綺麗な色を見せて夜へと向かっていった。






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by somashiona | 2014-12-17 18:08 | デジタル

オーロラじゃなくて



タスマニアではオーロラがちょくちょく見える、、、らしい。
僕も一度だけ見たことがある。
タスマニアに住むアマチュアフォトグラファーたちの間でオーロラの撮影が人気なのは僕も知っている。
友人の一人も度々オーロラを撮影しFacebookに写真を更新している。
いつ、どこで、何時くらいにタスマニアでオーロラが出るのか逐一情報を更新しているウェブサイトがあって、オーロラ・ハンターたちはそれを毎日チェックし、胸をときめかせているらしい。
僕も時々オーロラ撮影に誘われるのだが、大体いつも夜遅くだし、寒いし、眠いし、というような理由でお断りしている。
先日、僕の家から窓の外を見ると、空の一部が薄っすらとカラフルに色づいているではないか。
あっ、オーロラだ!っと思って部屋の隅に置いてあったカメラで何枚か撮してみたが、そらはオーロラじゃなくて、雨の中に虹が反射しているだけだった。
やっぱり楽をしてはオーロラを撮れないようだ。








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日本でオーロラを見られるところはないのだろうか?北海道なんか、けっこう出てきそうな気がするのだけど、、、。



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by somashiona | 2014-12-06 20:06 | デジタル

ライカ100周年のCM




レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」、ムンクの「叫び」など全く絵画に精通していな僕でも知っているような絵は世界でもかなり有名なものなのだろう。
同じく写真史の中にも、写真にさほど興味がない人でも一度は必ず目にしているような有名な作品がある。
それらの写真は写真家の狙いを遥かに通り越し、その時代を象徴、反映する歴史的な写真だ。


先日、偶然にライカのCMをYouTubeで見て、僕は感心してしまった。
ライカが生まれてから今年で100周年になるらしく、僕が見たのは「Leica 100」というCMだった。
ライカは写真の歴史を変えたカメラだ。
それまで大判カメラを中心に写真は撮られ、圧倒的に大きいという物理的理由で撮影できる環境や被写体は圧倒的に広まった。
ライカが出来てからの100年の歴史的写真は殆どがライカで撮られた写真かもしれない。
「Leica 100」というCMではその歴史的写真が見事に演出され、動画の中で再現されている。
よくぞここまで本物の写真に似せて創りあげたものだ!
これらの写真は絵画で言えば「モナ・リザ」や「叫び」に匹敵するような超有名な写真ばかりだ。
あなたはどれくらいの写真を知っているだろうか?
写真を真剣にやっていて、この映像の中の写真を知らないという人には偉大な写真家たちが残してくれた優れた作品をじっくりと鑑賞し、写真とは何かを考えてみることをすすめる。




それにしても、今から100年後にライカが「Leica 200」というCMを作ったら、一体どんな写真たちが登場するのだろう?
まさかPhotoshopでいじり倒された写真群が連なるのでは、、、。
それはないとしても、そこに登場する写真たちの中でライカで撮られた作品は殆ど無いような気がする。























今日の僕の写真は霧が立ち込める早朝に朝焼けが差し込み、そこに出来た虹を撮った写真。
虹の背後にあるのはホバートのアイコン、マウント・ウェリントンだ。













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by somashiona | 2014-11-11 16:49 | デジタル

気になるフォトグラファー Evgenia Arbugaeva




前回のブログで書いたオスカー・バルナック・アワード受賞者たちの作品を見ていて、特に印象的だったのは2013年度の最優秀を受賞したEvgenia Arbugaeva(読み方が分からないのだが、たぶんイブジェニアさんというのだろう)の写真だった。
北シベリアの北極海岸にある小さな町をドキュメントしたポートフォリオだ。
かつて軍隊と科学基地として重要だったその小さな町はソビエト連邦の崩壊とともに廃れた。
しかしそこで今なお暮らす人たちは高い失業率、低生活水準、寒さ、剥奪、そして孤独と日々戦っている。
そんな町や人々の姿を追うイブジェニアの眼差しは常に温かく、彼女が撮る写真たちはまるで夢の中に出てくるおとぎ話のようだ。
こんな写真を見事に撮り、若干28歳でオスカー・バルナック・アワードの最優秀賞をとったのだから、今後彼女は世界でも指折りのフォトグラファーになるに違いない。
シベリア生まれのイブジェニアは現在フリーのフォトグラファーとしてロシアとニューヨークを中心に活動しているらしい。





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All photos by Evgenia Arbugaeva





イブジェニアさんのウェブサイトは「ここで」











Leica Oskar Barnack Award 2013 - Finalists' Portfolios


















今回の僕の写真はシベリアほど寒くはないが、それでもかなり冷え込むタスマニアの朝の風景だ。
プロジェクトの撮影地に向かう車の中から撮った写真たち。
本来なら車から降りてしっかりと撮るべきなのだが、目的地に向かう移動中の朝には、残念ながらそんな余裕はないのだ。










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写真を愛するものは他の写真家が撮った素晴らしい写真にジェラシーを感じながらも、その写真家の仕事をもっと多くの人に見てもらいたいと、必死に宣伝をしてしまう不思議な人種なのだ。



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by somashiona | 2014-11-01 20:28 | 写真家

月への階段 VS 太陽への階段




タスマニア東海岸のビシェノーへ宿泊した時、誰もいない砂浜で燃えるような夕日を見た。
日が落ちてからもぼんやりと海を見続ける。
すると今度は深い青の夜空にポッカリと丸い月が浮かんだ。
水面には月への階段がゆらゆらと揺らめく。
心のきれいな人だけが登っていけそうな階段だ。


翌朝、まだ暗いうちに砂浜に出かけた。
やはりそこは誰も居ない砂浜だった。
空が深いブルーから紫色になり、あっという間にオレンジ色になったかと思うと、太陽がゆっくりと水平線に顔を出した。
そこには勇気のある人だけが歩けそうな太陽への階段ができていた。


あなたならどちらの階段を歩いていけそうですか?













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エキサイトブログにはレポートという機能がある。久しぶりにそこを見てみると、ブログの更新をしていない間もものすごくたくさんの人たちがこのブログを覗いてくれていたのだと知った。感謝感激です。



そんな階段を登れると豪語する人がいたら私の前に出てきなさい、と思った人はポチッとよろしく!









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by somashiona | 2014-10-16 14:52 | デジタル

虹が綺麗だった一日



プロジェクトの撮影を行なうため、タスマニアのいたるところへ車を走らせた。
できるだけ宿泊を避けるため(お金がかかるので)朝はまだ暗いうちに家を出て、夜遅く、ヘトヘトになって帰ってくる毎日だった。

移動の途中、とてもきれいな光景を目にしたのだが、如何せん、行きは常に時間に追われ、帰りは疲労困憊で、それらの美しい光景を切り取るために車を止めカメラを構えることはなかった。
殆どの場合、車の中からのちょい撮りだ。
写真と真剣に向き合っている人たちが、そんな僕の姿を見たら「なんて根性なしなんだ!」と怒り出しそうだが(相原さん、怒らないでねー♡)ここがやはり、風景写真家向きではないところなのだろう。

今回は虹が綺麗だった一日の写真を見てもらおう。












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おっ、昨日に引き続きブログ更新。明日も更新なるか?笑



こういう被写体は三脚立ててしっかりと撮ってください、と思った人はポチッとよろしく!









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by somashiona | 2014-10-14 12:44 | デジタル

『ライフ・オブ・パイ』を観た



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映画『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』を観た。
なぜこの映画なのかというと、シオナが僕に勧めてくれたからだ。
最近観た映画の中では一番良かったと、車の助手席でシオナが教えてくれた。
その話の翌日、ネットを見ていて一つのニュースが目に入った。

台湾にオーバーステイしていたチェコ国籍の男が2日、最南端のビーチリゾート、墾丁から手製のいかだで日本を目指し“出航”したがすぐに流され、行政院海岸巡防署に保護された。男は強制送還される見通し。
昨年11月に観光で来台したというマーティンさん(39)は、3カ月の滞在期限はとうに過ぎてしまったが所持金を全て使い切り帰国のチケットが買えず、台湾各地を放浪していた。
そんな時にふと思い出したのが、台湾で観たアン・リー監督の最新映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」。少年とトラがボートで漂流するストーリーにヒントを得て、自分でいかだを作り日本に行こうと思い立った。(屏東 3日 中央社)







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39歳の男が真似したくなるようなストーリーなのか?
これはやっぱり、観るべきだ。
この映画のレイティングはG指定で、どんな小さな子供でも観ていい映画だ。
僕はこの映画をトラと少年の美しい友情物語&アドベンチャーくらいにしか思っていなかった。
とにかく、次回シオナと会った時、この映画の話題で花が咲けばいい、その程度の期待値だった。
しかし、実際に観てみると、、、あれ、面白い、、、。
特にシネマトグラフィの美しさ、CGのレベルの高さに驚愕。
そして、ラストシーンで、「なるほど、そういうことだったのか!」とさらに驚愕。
多くの伏線、メタファー、そして素晴らしい役者たち、とても上出来の映画だ。
この映画を見終わって、すぐに
ティム・バートン監督『Big Fish』(ビック・フィッシュ)を思い出した。






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この映画、僕のお気に入りだ。
共通点はなんだろう?
それはたぶん、僕たちは生きるために「おとぎ話」が必要だということだろうか?
僕たちが体験する辛い経験、ぱっとしない毎日、受け入れたくない事実、果たせなかった夢、それはどこにでもありがちなストーリーかもしれない。
でも、それを「おとぎ話」にできるかどうかは自分次第。
「つまらないか、楽しいか」なら、楽しい方がいい。
映画でも本でも絵でも写真でも、良い芸術、良い作品は最終的に生きる力となるものだと思う。
どんなに辛く悲惨な出来事を描いても、エンディングは「よし、明日も頑張ろっと」と思えるものでなければ作る意味が無いのではとすら思う。
ストーリーの内容が非現実的なものでも構わない。
その中から真実を見いだせる作品が好きだ。
大切なのは、受け入れることなんじゃないだろうか。

『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』はアン・リーという台湾出身の監督だ。
竹林の中を飛びながら戦う映画(悪い説明)『グリーン・デスティニー』や切なく美しいゲイの映画(これも悪い説明)『ブロークバック・マウンテン』を作った人だ。






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そういえば『ブロークバック・マウンテン』もたまらなく綺麗なシネマトグラフィだった。
次は彼の映画『ラスト、コーション』が観たいなぁ。
あ、そういえば『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』では僕の友達、ミーアキャットもたくさん出てきます。
まだ観ていない方、オススメです!














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East Coast, near Bicheno Tasmania


















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ヨットで単独世界一周とかする人、本当に凄いよなぁ。憧れます。



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by somashiona | 2013-06-11 19:59

浮きっぷりのいい雲



ロンリープラネット「Best in Travel 2013」誌の訪れるべき世界の都市ベスト7位にタスマニアのホバートがランクインされているらしい。
たぶん大富豪デイビッド・ウォルシュが私財を投じて作ったMONA美術館が大きく貢献しているのだろう。
ちなみに、ロンリープラネットのタスマニア最新版のほとんどを我が友ギャビーが書いている。


MONAから外へ出ると目の前に大きな雲がぽっかりと浮かんでいた。
日本からタスマニアへ来た人は皆、ここの空に浮かぶ雲の大きさについて口にする。
タスマニアの青い空にはいつだって大きな雲がプカプカと気持ち良さそうに浮いている。
「どうしてタスマニアは雲が大きいの?」今まで何十回聞かれただろう?
いつもこう答えることにしている「それは高い建物がないからですよ」実際高い建物がないので、この答えを聞いた人は「ふ~ん、なるほどねぇ」とすんなりと納得する。
でも、本当はどうしてなのかよく知らない。
雲は空中に浮いた小さな水や氷の粒が集まってできている。
高い温度で出来た空気の中の水蒸気が冷やされることによって、水や氷などの雲の成分になるらしいが、タスマニアは一年中温度差が激しいので雲が出来やすいのだろうか?
誰か知っている人がいたら、教えてください。











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いつか気象の勉強をじっくりとしてみたいなぁ。色々知ると、きっと写真も変わるんだろうなぁ。



8月の四国の雲も大きいぞ、と思った人はポチッとよろしく!









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by somashiona | 2013-06-09 14:33 | デジタル

リッチモンドで墓地観光




ホバートから車で約30分ほど走ったところにあるリッチモンドという小さな街にはオーストラリアに現存する最古の刑務所、橋、そしてカソリック教会がある。
ここを観光で訪れるオーストラリア人の気分は日本人の僕たちが京都や奈良を訪れるときの感覚に似ているのかもしれない。
とにかく、オーストラリア人の郷愁を誘うリッチモンドという場所は、タスマニア観光する際には外せない街だ。
しかし、ここを訪れると僕は、見るべき観光スポットをよそに、オーストラリアに現存する最古のカソリック教会であるセント・ジョーンズの墓地で毎度のことながらほとんどの時間を過ごしてしまう。


この日、墓地の中に入ると新しく土が盛られたお墓が目に飛び込んだ。
まだ墓石もたてられていない。
たぶん、数日前までは生きていた人が今この瞬間、自分の足元で眠っているのだ。
不思議じゃないか。


墓地を訪れると、必ず墓石に彫られている文字を追いかける。

ああ、この人は僕と同じ年に生まれた人じゃないか。
この兄弟は二人同時に亡くなったんだ。何があったんだろう。事故だろうか。
「私たちの大好きなママ、いつまでも愛している」
ボロボロになったぬいぐるみが置かれている墓石に刻まれた子は4歳の時に亡くなったんだ。両親はさぞかし辛かっただろう。
この墓石はとても古いものなのにどうしてこんなに手入れが行き届いているのだろう。ああ、なるほど1800年代にタスマニアの開拓に貢献した人なんだ。


墓地をめぐるのが好きだというと、気持ち悪いとか、暗いと言われることがあるが、死について考える時ほど生を強く感じる瞬間はない。
生きていることを実感できるのは、とてもポジティブな態度だと思う。
普段は息をしていることを忘れているように、生きていることをあたり前のことと思っているから。
死を意識すると、生きていることがありがたく、そしてそれにはなにか大切な意味があるような気持ちになる。
いずれ、僕の葬式に友人や子供たちが参列する時がかならず来るのだ。
しっかりと生きなくてはならない。


墓地の写真をモノクロで表現するのは安直かもしれないけど、やはり気持ちはどっぷりとモノクロだった。














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日本の墓石にも故人に関する想いや情報がもっと語られているといいのに、と思う僕は不謹慎でしょうか?



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by somashiona | 2013-06-01 09:09 | デジタル

泣きすぎ


日本で高倉健の「幸せの黄色いハンカチ」をたまたまテレビで観たとき、「ああ、日本映画って、いいなぁ~」と思った。
僕も妹もかなりの映画好き(僕はもう過去形かも)だが、彼女は日本の映画は詰めが甘いのであまり観たくないという。
僕も昔はそう思っていたが、海外で長く暮らすと、やはり日本映画に飢える。
詰が甘くても、日本の俳優さんが日本語で話し、日本の風景が何気なく流れるだけで、かなり満足してしまう。
高倉健の映画を観たあと、いつも思う、「これからは僕も少し無口でいこう」と。
そして、1時間もしないうちにその誓いは簡単に破られる。
先週、高倉健の「あなたへ」という映画をiTunesでレンタルした。
僕はいつものように泣かせる場面でしっかりと涙したが、男の中の男健さんは、奥さんからの最後の手紙を受け取っても涙しない。
「ボーイズ・ネバー・クライ。オーストラリア男児たるもの、人前で涙を見せるべからず」とここで男の子たちは教えられ、大人になる。
男は男らしくなければ。健さんのように。
でも、ここオーストラリアではその男らしい態度が多くの男たちを重いうつ病に追い込み、自殺という結果に繋がってしまっているという事実も深刻だ。
特に田舎で酪農業などを営む男性たちがこの問題を抱えることが多いらしい。
カウボーイが自分の抱える心の問題を人に打ち明けるシーンは、彼らの生き方に反するのだろう。

僕はすぐ泣く。
本当に情けないほど、みっともないくらいすぐに泣く。
たぶん、徳光さんよりも泣くと思う。
仕事中も感動すると涙でファインダーがくもるし、バスの中の嘔吐の連鎖のように、周りの誰か泣くと、僕もすぐに目頭が熱くなる。
泣かせる映画は十中八九泣くし、普通の娯楽映画でも、例えばジャッキー・チェンが出ていた「ベスト・キッド」で少年がデトロイトから北京に移り住むときの描写でさえ、僕はなぜか肩を震わせて泣いてしまった。映画館の中で。
以前から涙もろかったが、父親が亡くなったあと、完全に涙腺の蛇口が壊れてしまったようだ。
父の葬式から1,2年は信号待ちの車の中、カフェでコーヒーを飲んでいるとき、浜辺で海を見つめているとき、気がついたら泣いていたということが度々あった。(これは2年くらいで自然と治まった。悲しみは時がすこしずつやわらげてくれる)
テレビのCMを観ても泣くし、空港で母と別れる時も47歳のおっちゃんが号泣し、妹やフミさんを困らせた。
自分でもなんとかならないのか、と思うのだが、コントロール不能だ。

日本からオーストラリアへ帰る飛行機の中、とてもいい映画を2本観た。
1本目は「Argo」(アルゴ)。
1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材とした作品で、内容はなんとなく知っていて、まったく期待しないで観たのだが、息をつく暇もないほどの緊張が続く、上出来の映画だった。
2本目は「The Sessions」(ザ セッションズ)。
子供時代にポリオを患った主人公は全身麻痺になってしまい、息をするのも人工呼吸器が必要なほど。
それでも大学を卒業し、ジャーナリスト、詩人として生計を立てている。
彼の童貞を捨てたいという思いは日々強まり、信心深い彼は神父さんに相談し、セックス(代行)セラピストの助けを借りて夢を叶えようとするが、セッションを重ねるたびにセラピストへの気持ちが恋に変わっていく、といった感じのストーリー。
主人公を演じるのはジョン・ホークスで、少し前に観た「ウィンターボーンズ」というかなり重い映画に出ていたのだが、「ザ セッションズ」での彼がまったく別人で驚いた。
「ザ セッションズ」の主人公がジョン・ホークスだと気づくまで、本当に小児麻痺の人が主役を演じていたと思っていたほどの名演技だった。
神父役のウィリアム・H・メイシーがまたとてもいい味を出している。
この俳優、僕はコーエン兄弟の映画「ファーゴ」でとても好きになった。
この人が登場する作品には当たりが多い。
そして、主人公が恋に落ちるセックスセラピスト役はヘレン・ハントが演じている。
実を言うと、僕は彼女が大好きだ。
「ツイスター」「恋愛小説家」「ペイ・フォワード」「キャストアウェイ」「ハート・オブ・ウーマン」「ソウル・サーファー」、、、。
スクリーンでの彼女はいつだって強さと弱さの両方をストレートに僕たちに見せ、女性らしいが決して男性には媚びず、常に強い意志を持って行動するタイプの女性を演じる。
彼女、今年で50歳だと思うが、「ザ セッションズ」で見せたフルヌードは驚くほど綺麗だった。
(だからいい映画だった言いたいのではない)
この映画でも、満席の飛行機の中で、僕はぼろ泣きしてしまった。
フライトアテンダントがビーフがいいか魚がいいかと聞いてきても、答える余裕がなかった。
あ、もしかしたら、この映画、日本では公開されていないかもしれない。
そうだとしたら、とても残念だ。

最近のタスマニア、天候が安定せず、しょっちゅう大泣きしている。
突然の大雨で動きがとれなくなり、建物の屋根の下やバス停の待合所などでうらめし顔で空を見上げ、雨脚が弱まるのを待つことが多々ある。
まあ、僕も空も、泣きたいときは好きなだけ泣けばいいのだろう。
雨の後は虹が出るかもしれないし。













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「ザ セッションズ」














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今日、また1歳自分は老いてしまったと考えるか、また1歳人として成長することが出来たと考えるかは自分次第。とにかく、病気がちの僕がこうして今ここに存在しているという奇跡をかみしめよう。



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by somashiona | 2013-04-30 21:00 | デジタル

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