娘は可愛い




最近、子供たちと会う機会がどんどん減ってきた。
彼らが学校の課題、交友関係、そして趣味などで忙しく、ダディの家まで行って、泊まって帰る時間を作るのが難しいというのだ。
何て言う話だ。寂しすぎるじゃないか。
4週間前はソーマだけが泊まりに来た。
写真やデジタルビデオの話題で盛り上がった。
今週はシオナだけが来ることになった。
やったー、シオナとふたりきりでデートだ!
自分の子どもなのに、シオナに会う前からかなりウキウキ状態。

この日は改装したタスマニアン・ミュージアム&アート・ギャラリーに行く予定だったが、途中、最近新しく出来たダーウィントリバー沿いのカラフルな桟橋をちょっと歩いてみようということになり、結局その日はそのあたりをかなり長い時間散歩している間に日が暮れてしまった。






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前に会ったとき、シオナは手を繋ぐのを嫌がったから、今回はダディも紳士的態度で臨む。
彼女をレディとして丁重に接するのだ。
シオナの頭の中を占めるのは、やはり今もアートのこと。
学校対抗の陸上競技の選手にまた選ばれたという。

カラフルな桟橋を二人で歩きながら、「でもさ、シオナ、走るのって苦しいでしょ。走っていて楽しいの?」と僕。
「最初はちょっと苦しいけど、走っていると絵を描いている時みたいに知らないうちに自分の世界に入ってしまうの」と足元を見つめながら答えるシオナ。
「じゃあさ、ネットボールやクリケットみたいな団体競技と走ったり、泳いだりするような個人競技のどっちが好き?」と僕。
桟橋の色鮮やかな柵に手を触れながら「絶対個人競技。皆は団体競技の方が楽しいって言うけど、私は好きじゃないの」
おおっ、僕や彼女の母親の遺伝子を完全に受け継いでいる。
ソーマはスポーツそのものがあまり好きじゃないようだけど、泳ぐことはかなり気に入っているらしい。
「私ね、ハイスクールに通うようになったら陸上のクラブにも入るかもしれない。アートのクラブはもちろんだけど」とシオナ。
「うん、それはいい考えだね。若い時に走ってできた筋肉は、年寄りになっても落ちないらしいよ。走るのが何よりも好きなギャビーから聞いた話だけどね」と言いながら桟橋の終わりにたどり着くと、新しく出来た無料バーベキューの設備の近くに、オレンジ色のパネルが輝いているのが見えた。
特撮の背景のようだと二人で騒ぎながらお互いに写真を撮り合う。












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「ねえ、シオナ、かけっこしたらどっちが速いかな?」と不意に思ったことを口に出してみる。
「ダディ、やろう、やろう、絶対私のほうが早いと思う。あそこに見える大きな木のところまで、いいでしょ?」突然目をキラキラさせ、やる気満々なシオナ。
「シオナ、あの木のところまでは100メートルはあるよ。そんな距離、まともに走ったら、ダディは倒れちょうよ。あの橋のふもとまででいいでしょ?」といいながら25メートルくらいの短距離なら、絶対負けるわけがないと高をくくる僕。
「いいわよダディ、用意はいい?」
「じゃ、シオナが合図して」
「レディ、ゴー!!!」

気持ちは前に行くのだが、足がもつれそうになる。
心臓が口から飛び出そうになり、マズイと思っていると、シオナが僕を抜き去っていった。
久しぶりに本気で走った。
止まってからも息が上がってまったく話ができない。

「ほらね、ダディ。私、早いでしょ」と満面の笑み。
「ねえ、ダディ。ダディが私と同じ年の時、何が一番好きだったの?」
まだ息が苦しくて答えられない。
喘息持ちの僕が少し息をひぃ~ひぃ~、させながら、「ちょうどシオナと同じくらいの時、大好きな女の子がいて、その子に夢中だった。たぶん、生まれて初めて本当の恋をした時だと思う。シオナにも経験ある?」ググっとシオナの核心に迫ろうとするダディ。
「えぇ~っ、そんなのまだ無いに決まってる。友達だって、誰も好きな人なんかいないよ」と恥ずかしそうなシオナ。
「そっかなぁ、そういう気持ちが芽生えてもいい年頃だとおもうけどねぇ。ソーマには誰か好きな人いるの?」この機会に探りを入れるダディ。
「絶対いないと思うし、いたとしてもソーマはそういうことを誰にも人には話さないタイプだと思う」とシオナ。
「それって、シャイなタイプってこと?」と僕。
「ソーマはシャイじゃないけど、そういう話題は苦手なの」とシオナも何故か居心地が悪そう。
「そっかぁ、ダディはそういう話が大好きなんだけどなぁ~、子供の頃からね。で、シオナもシャイなタイプなの?」と僕。
「私は割とシャイなタイプだと思う」と言ってから、クスっとシオナは笑った。

ああ、娘って、本当に可愛い。(親ばかです)












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by somashiona | 2013-06-03 19:35 | ソーマとシオナ

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