Melton Mowbray Rodeo - 男たち -2 Jackeroo

Jackeroo(ジャッカルー)という言葉をご存知だろうか?

いわゆるオージーイングリッシュ(オーストラリア英語)なのだが、カウボーイたちのことをオーストラリアではジャッカルーと呼ぶ。
言葉をいうのは不思議なもので、その土地で、そこに住む人たちが使う言葉は、それが辞書に載っている意味とは少し違ったとしても、しっくりと納得できる響きがある。
昨日、今日と写真でお見せしている人たちがジャッカルーという言葉を使うとき、その響きがまさに彼らの風貌にピッタリなのが面白い。
昨日ブログで紹介した少年が、僕の口から出たカウボーイという言葉を聞いたとき、一瞬にして僕がよそ者だと悟っただろう。
ちなみに、ジーンズのブランドWrangler(ラングラー)はJackerooのアメリカ版らしいが、僕がアメリカにいたとき、彼らの口からその言葉を聞いた事がないので、アメリカン・カウボーイのことをラングラーと呼んでいいのかどうか、僕には分からない。

言葉と言えば、オーストラリアに住むとまずは「グッダイ、マイト」(Good day, Mate)の洗礼を受ける。これはまさに彼らを表す言葉だ。
僕はここにもう5年住んでいるが、自分の口からこのフレーズを口にする事はあまりない。
それを口にするほど、まだオーストラリアの社会に入り込んでいない気がするからだ。「Finding Nemo」(ファインディング ニモ)という僕のお気に入りのディスニー映画で、ニモがシドニーにたどり着いた時、カモメの集団に追いかけられる。
あのカモメたち、実はマイト、マイト(Mate,Mate)と鳴いているのだけど、日本語訳ではどうなっているのだろうか?
あのカモメが「マイト」と鳴きはじめた時、映画館の中は大爆笑だった。

オージーイングリッシュについて、もう少しだけ語りたい。
オーストラリアに住み、英語にも少し慣れ、ここに住みはじめてまだ間もない、日本の学校英語を話している日本人に、その語学力の差を見せつけたければ、名詞のあとに「ie」をつけるといい。
Australian → Aussie(オージー)、Tasmanian → Tassie(タジー)、Barbecue/BBQ(バーベキュー) → Barbie(バービー)、Football → Footie/Footy(フーティー)、 Sick → Sickie(シッキー)(明らかに仮病だろう、と思わせる病欠)、、、挙げるときりがない。
夏の平日のビーチで浜辺に寝転がる人たちに「今日は仕事休み?」と聞くと、「I took a sickie today」と言ってウィンクするだろう。

このロデオ大会の会場で1万回ほど耳にしたのは、親や観客が参加者にかけるねぎらいの言葉「Good on yer!」(グッド オン ニャ!)(Good on you!),「でかしたぞ、よくやった!」というような意味の言葉だ。
訛の強いこのオージーイングリッシュがあちこちで聞こえる。

自分の父親や兄を見つめる少年たちの眼差しが印象的だった。
彼らの憧れのヒーローは映画スターや有名サッカー選手ではなく、いつもそばにいる人たちだ。
それは、目の前で華麗に馬を乗りこなし、暴れ狂う牛にロープをかける父や兄なのだ。

晴れの舞台で、思うように馬を操れず、涙をこらえる息子の肩に手をかけ「グッド オン ニャ」と声をかける父。
それ以上の優し言葉があるだろうか?



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by somashiona | 2007-03-27 09:07

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