タスマニアの驚く人

カメラを持って獲物を探し求めるときは、身体の中の、いつもは使わない機能が動き出す。



僕は寒がりの人間だが、撮影中に寒さを感じることはほとんどない。



僕は比較的温厚な性格だと思っているが、獲物を撮り逃すと腹が立ってしかたがない。



英語で話しをするときと日本語を使う時の自分の人格が少し違うように、カメラを持つと人格が少しだけ変わるようだ。



知らない人にレンズを向けることができるのも、カメラを手にしているからであって、カメラを持っていなければ、道を尋ねるのも躊躇する。



レンズを向けられた知らない人たちは、あたりまえだが、驚く。



だが時には、あまりの大きな驚き方に、撮っている僕の方が驚いてしまうことがある。








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娘のウェディングドレスに、暫し目を潤ませていた新婦の母。
ハンドバックからハンカチを取り出そうと娘から視線を外すと、彼女のすぐ横で僕のレンズが待ち構えていた。





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by somashiona | 2007-04-28 13:12

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