さよならロースベリー、また会う日まで。



まさかローズベリーでこんなジェットコースターのような時間を過ごすとは、思ってもいなかった。






次々と閉じていく店とこの町で唯一客が絶えないボトルショップ(酒屋)。




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朽ちていく家の前で犬のように飼われている牛。




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地底から這い上がって来る男たちをじっと待つビリアード台。




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毎日トップハットをかぶり生活しているダンおじいちゃん。
「どうして?」と聞くと「、、、、、、、、。」
ああダメだ、ストーンオーバーな僕の頭でこれ以上質問が浮かばない、、、。
「いいんだダン、気にしないで。」
「、、、、、、。」




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オーストラリアに残る古い船の記録収集家のジョン。
「おいっ、お前が日本人の写真家だな。ちょっと俺の話を聞いてくれ。船っていうのはな++***@@@@&&&&」30分経過。
「だから俺が特に感心のあるのは****####$$$$」1時間経過。
「ねえ、ジョン、僕さ、そろそろ撮影にいきたいんだけど、、、」
「おお、そうか、わかった、わかった。それで先週やっとワシが得た情報によると%%%@@@####」
わかってない。




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シドニーからこの町に越してきてまだ3ヶ月のアイリーン。
長く連れ添った旦那と離婚し、この町で新たな人生をはじめる。
この町に来た理由はやはり、家が一番安く手に入るからだ。
家を買ったはいいが、それは以前ブッチャー(肉屋)のテナント付きだった。
別にお店など欲しくなかったが付いてきてしまったので、何かはじめようかと彼女は考えた。
商売の経験などまったくない。
とりあえず洋服や小物を扱うお店を開くことに決めた。
僕が彼女とあったときはその準備で忙しくしていたが、彼女の目は輝いていた。
2週間後に開店予定だ。
お店の名前は『My Favourite Things』(お気に入りの物たち)。
彼女の肩の上で相棒の鳥が盛んに「I love you, I love you」と励ます。




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あの混沌としたサリーナの家。
年間1ヶ月そこそこしかまともに太陽を拝めない空。
鬱病に悩む人たちと気の荒い男たちが酒を飲む町。
この町で、どうやって3、4日という時間を過ごそうか、本気で心配していた僕だったが、、、。
どんな小さな町にも、撮るべきドラマはそこにはあるのだ。
多くを望まず、ただ生きるだけなのに、それでも人が生きていくということは、やはり簡単ではないようだ。




「GIVE WAY」(道を譲る、譲歩する、折れる、退く、取って代わられる)
この町で僕は、会う人会う人に道を譲るよう心がけた。
出しゃばらず、彼らが受け入れてくれるのを待った。
そして彼らは、彼らの人生を語ってくれた。




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さよならロースベリー、また会う日まで。








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by somashiona | 2007-06-06 00:07 | 人・ストーリー

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