どうして花が撮れないの?



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West Hobart, Tasmania








多くの人たちが花の写真を撮る。






これ、僕がもっとも苦手な被写体だ。
どうしてなのか分からない。

花を見てその美しさに感動することは、もちろんよくある。
そして、そのときカメラを持っていたのなら、その美しい花にレンズを向ける。
ファインダーの中で花を上に持ってきたり、下に下げたり、寄ってみたり、引いてみたりするのだが、ついさっき心に沸き上がった感動をどうしても捉えることができない。
人を撮るときはファインダーを覗くまでもなく、ほとんどの場合は何が欲しいのかを明確に認識してシャッターを切るが、花を前にするとそのフィーリングが舞い降りてこないのだ。
なぜだろう?


普通なら、欲しいものが手に入ったという確信を得るまで、しつこくシャッターを切るが、花を前にするとそれすらできない。
3〜4枚撮るとイマジネーションが尽きてしまう。
どう撮っても「だからなんなの?」という絵しかとれない。
どこかで見たことがあるような絵で、そこには自分らしさがまったく無い。
もう写真とは長い付き合いなので、構図が良かろうが、露出がバッチリだろうが、浅い被写界深度の中できわどいフォーカスが決まっていようが、そこに自分らしさを発見できなければ、「それで、どうしたの?」と自問して自爆してしまう。

は、花なんて、、、年寄りが撮ればいいんだ!
日本写真界の巨匠、秋山 庄太郎さんだって45歳くらいから花を撮りはじめたっていうし、、、。
(年齢的にはそう遠い将来のはなしではない、、、汗)
いや、でも、、、ちょっと待った、、、ロバート・メープルソープは若くして花写真の頂点「フラワーズ」を撮ったじゃないか!


僕の場合、被写体を見て何かしらの物語が浮かべば、それに付随してイメージも浮かぶ。
人を撮る場合はそういうイメージが瞬間的に浮かぶ。
風景の場合は、時々浮かぶ。
花になると、もう降参だ。


そんな僕でも、場違いな場所に健気に咲いている花や、どこにでもある雑草などには、なぜか少しだけ心惹かれる。

タスマニアの普通の人たちを見つめる視線で、身の回りに花はないかと探してみると、コンクリート裂け目から
「あんたもこうやって生きてみな!」と僕にガンをつけている小さな花たちを見つけた。








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by somashiona | 2007-07-26 18:01 | デジタル

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