苔の森、キングビリー・トラック




クレイドルマウンテン行き男三人組の旅。
今回の最大の目的はもちろん相原さんの写真展のオープニングパーティに出席することだ。


しかし僕ら三人は大の写真好き。


しかも、写真展が開催される場所がタスマニアの顔、世界遺産の地、クレイドルマウンテンだ。

ガソリン代を節約するため、小さめの車に三人同乗したが、車の中は三人分の三脚とカメラ機材がぎっしりと搭載されていた。
フォーマルなパーティなのできちんとした洋服と靴を用意していたが、ブッシュウォーキングの為の重装備も忘れていない。
ラフな服装でクレイドルマウンテンまでドライブし、その日宿泊するキャビンに到着したとたんフォーマルな服装に着替えオープニングに出席した。
オープニングが終わってディナーパーティがはじまるまでの2、3時間、今度はブッシュウォーキングの服装に着替え、雨降りの中ビショビショになって撮影をし、再びフォーマルな服装に着替えディナーパーティに出席する。
ディナーパーティが終わり、キャビンにたどり着いたのは午前零時。
楽しいパーティだったのでアルコールがまったくダメな僕以外の二人はへべれけに酔っぱらっていたが、それでも翌朝は6時には僕たちはコーヒーを飲みながらカメラのレンズを拭いていた。

翌朝も雨だった。
この時期のクレイドルは晴れているほうが珍しい。
この日、僕たちはクレイドルマウンテンロッジの敷地内にあるキングビリー・トラックへ行った。
クレイドルマウンテン近辺にはたくさんの魅力的なトラックがあるが、僕はこの約2キロ、40分で廻りきれるこのキングビリー・トラックが大好きだ。
この夏でもひんやりと冷たいレインフォレストに一歩足を踏み入れたとたん肺に吸い込む空気の質がまったく違うことに気がつく。
マイナスイオンのてんこもりだ。(ナチュレアさんのフレーズ、使わせてもらいました)
辺り一面、苔むしたこの森全体が人格を持った生き物だということを、肺に空気を吸い込むたび、柔らかな苔の表面に指を這わせるたび、そして枝から落ちた水滴が頬に当たるたびに実感する。

数カット撮るたびにレンズを拭き、カメラも身体もびしょびしょだったが、気分は爽快だった。

3人ともお互い一言も口をきかず、それぞれの世界に没頭していた。

残念ながらこの日はここで過ごせる時間が1時間半ほどしかなかったので、このトラックの1/10ほどしか中に入らなかったが、ぜひ次回は時間をかけてここを撮りたい。

キングビリーの魅力の1/250ほどしか表現できていないが、ぜひご覧頂きたい。






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by somashiona | 2007-09-03 17:44 | デジタル

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