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不死身のポリスちゃん



レーシック手術をした人が術後必ずやること、それはサングラスを買うことじゃないだろうか。
メガネぽんち君たちの憧れは、レンズに度の入っていない普通のサングラスをかけること。
僕は調子にのって2本購入した。


オーストラリア人でメガネをかけている人は少ないが、サングラス人口は驚くほど高い。
ある日晴れた日のお昼ごろ、通りを歩いていて気がついた。
その通りを歩いていた20人ほど全員がサングラスをかけているのだ、僕と子供たちを除いて。
たぶん、特に珍しい光景ではないのだろうが、冷静に考えるとこれはなんだか凄い。
それで、僕は歩道に立ち止まり、走っている車のドライバーの何割くらいがサングラスをかけて運転しているのか数えてみた。
なんと、約8割がサングラスをかけているではないか!
日本のお昼過ぎ、ヒマがあったら同じことをやってみてほしい。
たぶん3割もサングラスをかけていないのでは。
長年メガネぽんち(この言葉、どこから出てきたのだろう?使っているのは僕だけ?)だった僕はサングラス歴があまり長くない。
度入りのサングラスは持っていたが、メガネをどこかにしまってからサングラスをかけるという作業は思った以上に面倒なものだ。
野外での長時間の撮影や、長時間のドライブ以外はサングラスをかけることがあまり無かった。
そんな訳で、サングラスの扱い方がまだ未熟なのか、しょっちゅう落としてしまう。
僕が気に入って使っているPOLICE(ポリス)とブランドのサングラス、もうすでに20回以上は落としているのだが、不思議と一度もレンズに傷をつけたことがない。
僕のポリスは不死身のポリス、とサングラスを落とすたびに、心のなかでポリスちゃんを誇らしく思った。
あ、ちなみになぜサングラスを落とすのかというと、写真を撮る時やお店の中に入るときサングラスを頭の上や帽子の上に乗せるのだが、その後、サングラスが頭の上にあることをすっかり忘れてしまい、帽子を脱いだ時や髪をかき上げた拍子に落としてしまうのだ。


今日のホバートはは恐ろしく強風だった。
それでも憎たらしいほど天気が良く、太陽がギラギラと空の上に輝いている。
薬屋さんを出たとたん、強風に煽られ、僕は1、2歩後ずさりした。
通りかかったおばさんが僕の後ろを指さして何かわめいている。
あんた、ギャーギャー、あっちよ、ギャーギャー、早く、早く、ギャーギャー。
何事かと思い後ろを振り向いてみると、黒く、小さな物体が歩道の上を右へ左へ向きを変えて移動している。
あっ、と思い、僕は自分の帽子の上に手を当ててみた。
ない、ない、ポリスちゃんがない、、、。
そして歩道の上をすでに6、7メートル移動した黒い物体が自分のサングラスだということに気づいた。
ポリスちゃん、今まで数々の災難をくぐり抜けてきた不死身のポリスちゃん、今回だって大丈夫に違いない、と思って路面から取り上げてみると、左右両方のレンズに傷が、、、しかも至るところに、、、ああ、不死身のポリスちゃんが、、、。
おばちゃんは僕のそばに寄ってきて、まったくなんていう風なのギャーギャー、私のうちのドアが風でねギャーギャー、タスマニアの春はいつだってこうなんだからギャーギャー。
おばちゃんの顔の1/3が黒く大きなサングラスで覆われていたので、僕のポリスちゃんの傷を残念に思ってくれているのか、それとも、たまたは話し相手が見つかり会話を楽しんでいるのか、真意の程は分からなかった。

まあ、とにかく、これからはもっと大切に使おう、ひみつのアッコちゃん、じゃなくて不死身のポリスちゃん。










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色付きのサングラスをかけなくても
フィルターを使わなくても
フォトショップ等のソフトウェアを使わなくても
街中がこんな色に染まってしまうホバートの夕暮れ時。

毎日じゃないけどね。




















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by somashiona | 2012-10-04 18:14 | デジタル

遠くへ行きたい




ものごとが落ち着くべき場所に落ち着き、慌ただしい毎日の強風がふと止み、まるで台風の目の中に立っているかのように心が穏やかになると、僕は無性にどこか遠くへ行きたくなる。
どこでもいい、ただ知らない街へ行きたい。
学生の頃なら、そんな発作に襲われると、躊躇なくオートバイのシートにダッフルバッグをくくりつけ、当てもなく走り続けた。
どういう訳か、たいてい出発は夜中で、交通量が少なく暗い国道を照らすヘッドライトの光を見つめながらひたすらスロットルを開けた。
聞こえるのは単気筒の乾いたエンジン音とヘルメットに当たっては砕け散り後方へと吹き飛ばされる風の音だけ。
何時間も走り続けると、やがて空がだんだんと青くなり、雲の隙間からピカァーと朝日がさすあの瞬間がたまらなく好きだった。




オートバイを持っていない今ならどんな方法で遠くへ行くだろう。
お手軽なのはもちろん車だが、これだとあまりにも日常を引きずる。
船や飛行機も利用したくない。
そんな大げさでなくていいのだ。
夜行列車かグレイハウンドのような長距離バスがいい。
暖かいウールのハーフコートとニット帽にキャンバス地で出来た小型のバックパック一つ肩にかけて、バスに乗り込むのだ。
やはり、出発は夜だろう。












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バスが動き出して一時間もしないうちに、周囲の乗客たちは座席から崩れ落ちそうな体勢で居眠りをはじめる。
たぶん僕は気持ちが高揚して眠りに落ちるどころか、本も読めず、iPhoneにヘッドフォンを差し込んで音楽を聞く気にもなれないはずだ。
外気と車内の温度差で曇った窓を手のひらで擦りながら、真っ暗な窓の外にじっと目を凝らし続けるだろう。
遠くに見えるほんの僅かな光の塊がいったいどんな街なのか想像し、人々が眠り静まりかえった小さな街をものの数分で通り過ぎてしまうと、また窓に顔を近づけて真っ暗な、何も見えない外の景色に目を凝らすのだ。
自分の吐く息で曇るガラス窓を手のひらで擦りながら。
朝の4時くらいまでそうしていると、たぶん頭も身体もどんよりと重くなってくるはずだ。
外の新鮮な冷たい空気に飢えるだろう。
窓の外に目を凝らすとまた小さな灯りの塊が遠い暗闇の中に浮かび上がって見える。
そこがどんな街であろうとその街でバスを降りよう、と小さな決意をする。
太ったバスの運転手が「本当にここでいいのか?」と怪訝そうな顔で尋ねるが、彼だって眠たい頭でそれ以上質問すべきことが浮かばず、すぐにハンドルに顔を戻し、プシューと音を立てドアを閉める。
どこかわからない小さな街の真っ暗なバス停に降り立った僕を冷たい空気と興奮が包みこむ。
朝の空気は予想以上に冷たい。
黙ってそこに立っていても仕方がない。
とにかく灯りのある方へと歩き出す。
こういう時、蛾と僕はベストフレンドだ。












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歩き出しているうちに空がだんだんと明るくなる。
どうやら今日は曇り空らしいと思いながら、オレンジ色の朝日に染まった雲の動きをじっと眺める。
木々の隙間から見える空がみるみるうちに明るくなる。












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気がつくと、街を見下ろす丘の上の広場に出る。
歩みを止め、パックパックからパーコレーターを取り出し、公園のベンチに座りテーブルの上で朝のコーヒーを作る。
ゆっくりと深呼吸しながら湯気の上がるマグカップを両手で包み込む。
この時点で僕の遠くへ行きたい発作は引き潮のように静かに沖へ向かって流れ、僕は満足感で満たされているだろう。












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歩いてきた道をなんとか記憶をたどりながら戻り、1,2時間ほど前に降り立ったバス停で今度は来たときと逆方向へ向かうバスを待つ。
ほどなくやって来たバスに乗り込む。
これからどこか遠くへ行く人々で座席の8割は埋まっている。
座席のあちらこちらでキャーキャーと声を立てる子供たち。
iPhoneの上に人差し指を走らせ周囲や窓の外の景色などにはまったく興味を示さない若者。
ひそひそ話に花を咲かせるお母さんグループ。
休日に無理やり引っ張り出されたせいか、むっつりした顔で半分に折った朝刊に目を凝らしているお父さん。
長距離バスはまるで銀河鉄道の夜の世界を走る列車のように朝の重たい霧の中に向かって進む。
僕は自分の座席側にあるカーテンを閉め、バックパックを枕にして寝る体制を整える。












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写真とテキストは無関係です


















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by somashiona | 2012-10-02 16:44 | デジタル

ヒストリック・サイト


オーストラリアで一番最初に出来た街はシドニーでホバートはその次に作られた古い街だ。
ご存知のとおり、英国に収まりきらなくなった囚人たちの流刑の地として、また牧羊業やゴールドラッシュなど未知の大陸での成功を求めてやって来た入植者たちによって作られた街だ。
ホバートを離れ、タスマニアの島の中をドライブしていると小さな町や国道をそれて脇道に入った意外な場所で入植当時(1800年代)に入植者たちが生活をしていた名残に触れることがある。
森を切り開き、砂岩を削って家を立て、まさにゼロから生きるための道筋をつけていったのだ。
少数の開拓者たちと大勢の囚人や刑期を終えた囚人たち。
パンやミルクを盗んだだけでこんな地の果てまで送られてしまった囚人たちの故郷や家族を思う気持ちはどれほど強かっただろう。
また不平不満、怒り、絶望、悲しみ、憎しみを抱えた囚人たちにタスクを与え、厳しい規律のものに生活を共にする開拓者たちの肉体的、精神的緊張も大きかったと思う。
いつ反乱を起こされ、寝首を掻かれるのか分からないのだから。


道路脇の小さなヒストリック・サイト(Histric Site)の案内標識を見つた。
案内にしたがって森の中をしばし歩くと、突然視界が開け、昼間の明るい太陽にさらされた人ひとりいない空間にまるでローマの遺跡のような、朽ち果てた建物たちの残骸が出現する。
ヒストリック・サイト、こういう場所が放つ雰囲気に僕はいつも馴染めない。
そこに一歩足を踏み入れると、どんなに極彩色な風景が目の前に広がっていても、感覚はモノクロ化していく。
まるで誰もいない真昼のお墓のような、人が寄りつかないテーマパークの残骸のような、神聖さと風化、あるいは遺棄。
すべての命に終わりがあり、カタチあるものは必ず壊れていくことを思い知らされるだけでなく、そこには何か内省以上のもの、懺悔すら求められる気がするのだ。
何も知らない子供たちの純粋さだけが受け入れられ、多くの罪を犯してしまった大人たちの魂はかたくなに拒否されている気がするのは僕の思い過ごしだろうか?
子供たちにしてみると格好の探検の場であり、大人たちにとっては普段開かない心や思考の扉を開け、少しだけその中を探検すべき場であるように思える。













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by somashiona | 2012-09-22 10:41 | デジタル

お湯の蛇口と水の蛇口



バスルームの洗面台の前でふと考える、熱いお湯が出る蛇口をひねるか、それとも冷たい水が出る蛇口を先にひねるべきか?
普段はそんなことを考えず、無意識に行う行為なのだが、この日はそこで数秒止まってしまった。
通勤で普段は使わないバスにその日たまたま乗り、そのバスがテロリストの仕掛けた爆弾で爆発し両足を失った。
大晦日のパーティに参加し、カウントダウンの時にたまたま隣にいた男性とハグし、その後人生をともに歩むことになった。
そんな類の話をよく聞く。
本人が無意識に行なった選択がその後の人生を変えるのだ。
宿命は生まれた時から決められたもので自分では変えられないが、運命は自分の力で運ぶことができる、君は宿命と運命のどちらを信じる、と若い時に誰かに言われた。
僕は迷わず「運命」だと答えた。
でも、この年になると宿命というのも確かにあるのではないかと思う時がある。
そして、そう感じるたびに、「いかん、それを信じちゃダメだ。自分で何とかするんだ!」と自分を叱る。


人生、選ばなくてはいけないことがあまりにも多すぎる気がするが、実際日々の小さな選択はどっちに転んでもさほどその後の生き方に影響を及ぼさないだろう。
でも、ここ一番、この選択によってその後の人生が大きく変わるという場面に遭遇することがある。
理想は、これから心を決めようと思っている選択がそういう類の大切な決断なのだと分かることだ。

人生を共にするのだと心に決めていた恋人と別れたこと。
サラリーマンをやめたこと。
写真をはじめたこと。
オーストラリアの女性と結婚したこと。
海外で生きるようになったこと。

すべて、どれが欠けても今のこの僕の状況はないのだが、それを決めたとき、そんな事になるとはこれっぽっちも思っていなかった。
僕にとってはどれもお湯を出すのか、水を出すのかくらいの選択だった。
たぶん、先見の明がないのだろう。

僕たちは(というか僕は)偉大な人物の話を自分の都合のいいように解釈しがちだ。
僕をいつも勇気づけつのはスティーブ・ジョブズが2005年にアメリカのスタンフォード大学の卒業式で行ったあの有名なスピーチだ。
特に、そのなかで彼が話した「点と点をつなげること」がお気に入り。
彼はこう言う。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。


僕の人生は蛇行運転。
石橋を叩くように着実に人生を歩み、人としても、社会的にも、経済的にも立派な人間に成長し続ける友人たちに会うたび、自分の歩いてきた道が正しかったのかと、突然言いようない不安にかられる。
そんな時、僕の点と点がつながる日を思い描く。
どの点も必死に取り組んできたし、そこから学ぶことはたくさんあった。

さあ、今日もお湯の蛇口をひねるか、水のほうなのか、小さな選択が待っている。
まあ、やけどをしても、冷たさで手がかじかんでも、生きている限りいずれは元に戻るのだから自分の心と感に忠実に従おう。












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by somashiona | 2012-09-18 11:09 | デジタル

速報! TBSテレビ「爆報!THEフライデー」




TBSテレビ「爆報!THEフライデー」という番組で、僕が以前撮影したパーマカルチャーの祖、ビル・モリソン氏の写真が数点紹介される予定です。

パーマカルチャーを実践されている林マヤさんという元モデルさんの特集の中でビル・モリソン氏の話に触れるのだと思います。
(単に推測)
自家農園野菜つくり、エコ、ロハスなどに興味のある方は是非番組をご覧になってください。
放送は今月、8月17日(金)の19時から、とのことです。
タスマニア在住の僕はもちろん観ることが出来ないので、誰か録画して僕に送ってください。笑

ちょっと大袈裟なタイトルですが、「速報」でした。













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以前書いた記事「パーマカルチャーを作った男 ビル・モリソン」はここで!










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by somashiona | 2012-08-12 10:24 | 仕事

縄跳びをする姉妹




強い日差しの下で写真を撮っていると、それが生命感あふれた被写体であっても、どこか白昼夢を見ているような現実味を伴わない感覚に陥る時がある。
色濃くコンクリートに映しだされた女の子の影をじっと見つめていると、女の子とは微妙に、注意深く、気付かれないように、別の動きをしてしているのではないかと思う時がある。
そういう精神状態でシャッターを切った写真には、やはりどことなく不思議な雰囲気が漂っている気がするのだが、たぶん、そんな気がするのは撮ったときの状態を知っている本人だけかもしれない。
撮っているときはどんなにトランスでもエモーショナルな状態でも構わないと思うが、撮った写真を選択するときは、「思い入れと客観視」という正反対な状態の狭間で上手くバランスをとらなくてはいけない。












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縄跳びをする姉妹

















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by somashiona | 2012-08-08 21:29 | デジタル

自分のことは自分でやる




家を新築した僕の友人たちにはすべて共通点がある。
それは彼らは皆、建築現場に足しげく通い、大工さんたちと一緒に汗を流して新しい家を完成させたことだ。
ちょうど2年前、僕の親友のピーターも家を新築し、約一年間かけて完成させた。
大工さんのような仕事が出来る男だとはこれっぽっちも思っていなかったので、最初は驚いたが、毎日現場に通い、どんどん仕事を覚えていく自分自身に、ピーター本人が驚いていた。
毎日肉体労働をすることによって、ピーターの身体は見る見るうちにシェイプアップされ、顔つきもなんだか日に日に男らしくなっていった。
設計の段階からかなり深くピーターは関わっていたのだが、実際に現場で働いているともっといいアイディアが浮かび、その度に大工さんと話し合い、臨機応変に変更を加えた。
大工さんが必要な材料もピーターが自分で買いに行く。
ピーターが家の建築に加わることで、どれくらいの費用を節約できたのか彼に聞いてみると、日本円で1,500,000円位だという答えが返ってきた。
家つくりに精を出した一年間の年収は少し減ってしまったが、節約したお金を考えると、決してそれは無駄な努力ではない。



オーストラリアに住んでいていつも強く感じることは、自分でできることはできるだけ自分でやろうとする精神がこの地に根強く残っていることだ。
受身ではなく自発的、静観・傍観ではなく参加、若い女性が車のボンネットを開け、オイルで肌を汚しながらも必死に修理しようとする姿や家の中の掃除や皿洗いを率先して手伝おうとする夫の姿、ツアーなどに参加する日本のお客さんはお金を出しているのだからサービスされて当たり前という態度の人が多いが、オージーたちは自分たちがお客さんでも常にガイドさんなどに手を貸そうとする。
そういう事を言っている僕自身も、車のオイルを自分で換えようとせず、家づくりに一年間参加するくらいならその分のお金を払った方がマシだと考えてしまうタイプだ。


あ、そういえば今年も確定申告の時期がやってきた。
多くの人たちは出来るだけ自分で証憑書類の整理や帳簿付けをし、還付金を少しでも多くもらおうと努力するが、僕は会計士に全て丸投げすることしか頭にない。
自分のことは自分でやるという精神が根本的に欠如している人間だ。













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そういえば、子供の頃、父親が僕に「自分のことはジブライト」とよく言っていた。あれはいったいどういう意味だったのだろう、、、。



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by somashiona | 2012-08-01 21:27 | 人・ストーリー

夏の記憶はモノクロームで




今年のタスマニアの冬は例年に比べ暖かい気がする。
早朝に車を覆った霜や氷をプラスティックのVISAカードなどで削ぎ落とす回数が、今年は妙に少ない気がするのだ。
夏の写真が見たいなと思い、2010年のフォルダを開いてみた。
子供たちとキャンプをした時の写真。
夏の強い光を受けた海を子供たちは走りまわる。
記憶に残るのはきらめく水面と飛び散る水しぶき、そして子供たちの笑い声、叫び声。
人を撮るとき、多くの情報が含まれる表情を中心に狙いがちだが、かえってそれがその時感じた一番コアとなる思いを掻き消してしまう時がある。
躍動する子供たちのシルエットと光り輝く水面、それだけで十分な時もある。
モノクロなら、このほうが僕の記憶に近い。












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これを書いている最中ドアをノックする音。ポストマンが箱を抱え立っている。やったー!日本から小包が届いたー!新しいカメラの到着!このウキウキ感、いくつになってもたまりません。



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by somashiona | 2012-07-25 10:43 | ソーマとシオナ

モノクロームな気持ち




写真をはじめた当初、僕にとって写真とは、モノクロフィルムを使って撮られた被写体が印画紙の上で再現さたものの事を指していた。
カラーフィルムをカメラに入れて撮るときは、「仕事だから仕方ない」と自分に言い聞かせるほど、モノクロにこだわっていた。
デジタルになって暗室を失い、写真をプリントしなくなると同時に、僕にとっての写真はカラーに変わりつつあった。
データの上ではカラーで出来上がっているものをモノクロに変換するのは、フェアじゃない、ズルしている、本物じゃない、という罪悪感がつきまとう。
最近、友人とライカのモノクロ専用機(デジタル)について話し合い、盛り上がった。
友人は「どうしてそんなモノが必要なんだ?」というが、僕にはなんとなくわかる気がする。
モノクロフィルムをカメラに入れたとたん、頭の中や被写体を見る眼はモノクロになる。
僕がデジタルで撮るとき、モノクロを撮る気分になれないのは、実際にとっている絵がカラーだという気持ちが拭えないからであって、それゆえ、物を見る眼や頭の中もモノクロになりきれない。
ライカのモノクロ専用機を使うとき、頭の中も、自分の目も、モノクロになるであろうことは容易に想像できる。(かといって、簡単に買えるカメラではない)
そう、モノクロフィルムをカメラに入れる感覚に限り無く近い気がするのだ。


カラーで撮影するときは、当たり前だが色の効果を考える。
被写体のフォルムがよくても、そこで起こっている出来事が面白くても、何かを想像力を後押しするような魅力が漂っていても、色がバラバラだと絵として成立しない。
せっかく合格ラインのすぐそこまで来ている被写体なのに、色が悪いという理由でボツになることが多々あるのだ。
カラーは常に現実的でなければ最後までたどり着けない。
しかし、モノクロはそうではない。
そもそも被写体がモノクロで表現される時点で、そこからは現実的要素が欠落する。
一度、頭の中が現実から離れると、あとは楽だ。
自分の夢の世界をただ漂えばいい。
空と地面の露出の違い、極端なコントラスト、潰れてしまったアンダーなエリア、故意に付け加えた粗い粒子、それが自分の夢の世界に近ければ、なんでもあり。
ハイライトからシャドーまでのトーンがしっかり出ているとかなんとか、そんな教科書的な考え方をモノクロの表現に当てはめてはいけない。
モノクロは限りなくマスターベーションで、エゴイスティックで、説明を排除しているほうが魅力的だ。
最近、写真に対する気持ちがモノクロームに向かっている。
理屈じゃなくて、感じる写真が欲しくてたまらない。
心に触れない写真など、いくら撮っても意味が無い。 












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by somashiona | 2012-07-24 12:19 | デジタル

赤いダットサン




子供の頃の思い込みや癖のようなものは、大人になってもあとを引く。


「サン」で終わる名前や言葉は僕にとって「佐藤さん」や「田中さん」の「さん」と同じイメージで結びつき、「さん」が付いているというだけの理由でその名前や言語がとても身近なものに感じられた。
その代表はダットサン。
僕にとってかつての日産自動車の「ダットサン」は「ダットさん」であり、名前に「さん」が付いている車なのでカローラやシビックとは比べものにならないほど人間的な存在だった。
ジョナサンは僕にとってあくまでもジョナさん。ジョナサンさんと呼ぶなどもってのほか。
あの有名な富士山ですら、かなり高学年になるまで富士さんだった。
もちろん、山だから「さん」なのだということは頭では分かっているのだが、人格を持った山としての「富士さん」の方が僕には何故かピッタリきた。
パンの中でクロワッサンが特別なものに思えたのは、やはりクロワッさんと友達のように何度もその名前を呼び続けたからだろう。
落下傘ですら、決して他人ごとではなかった。
学生の頃、テストの答えに「デオキシリボ核酸」と書かなくてはならない場面に遭遇したことがあるが、僕の頭の中で一度イメージしてしまった「デオキシリボ・角さん」という海外で生まれ育った角さんのイメージが離れず、どうしても「核酸」という漢字が浮かばなかった。


友人から受け取った絵葉書に感動したことがある。
フランスの古典主義絵画の代表者ニコラ・プッサンの絵葉書だった。
その絵葉書がキッカケでプッサンの絵に興味を持ち、色々と調べてみて、さらに彼の絵画について関心が高まったが、心のなかで彼の名を呼ぶとき、「プッさん」と呼んでしまう自分を意識しないわけにはいかなかった。
40歳後半になっても、子供の頃の癖が抜けずにいるのだ。
まったく、恐ろしい。











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by somashiona | 2012-07-23 16:44 | デジタル

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