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ホバート・コンデジスナップ




一所懸命ブログを更新していると、なんだか仕事をさぼっているような気分になるし、一所懸命仕事をしていてブログを更新できないと、毎日アクセスしてくれている人たちを裏切っているような気分になって罪悪感に苛まれながら日々を過ごすハメになる。

うぅ〜ん、ブログとの付き合いは難しい。
よし、写真だけアップしよう!とも思うのだが、今までさんざんブログで言いたいことを言ってきたので、写真だけだと臆病風を吹かせたように思われるかもしれない、と結局臆病風を吹かせてしまう。
いやいや、僕は何ていったってフォトグラファーなんだから、テキストなしでいいじゃない、ともう一度思い直すが、相原さんの楽しい文章を読んでしまうとその言い訳は通用しないことがよく分かる。
そんなに気に入っていない写真ならたくさんあるんだから、それでいっちゃおうか、、、と少し弱気になる時もあるが、ワルテル君のいきいきとした姿を見るとフォトグラファーじゃなくたってあんなに躍動感のある写真を撮っているんだからなんとかしなきゃ、と負けん気に火がつく。

ブログは楽し。
だけど、続けられなくなるとプレッシャーになる。
僕はプレッシャーに弱い。
涙。


でもって、そんな時はコンデジスナップ。
なぜって、、、その、、、まあ、特に深い意味はない、、、。
何となくそういう気分なのだ。



Fuji FinePix F11を手に入れた日に、ウキウキしながら撮った夏のホバート市街。
新しいカメラが手に入ると数日間は欲しいオモチャを手に入れた子供状態になる。
きっとこの子供状態が楽しくて何台もカメラを手に入れている財布に余裕のある人が、世の中にはたくさんいるのだと思う。
非情に危険なオモチャだ。
大人のオモチャ、と命名したいところだが、これも少し語弊がある。



このスナップショット、
被写体が女性ばかりなのは、僕が男だから。
空が青いのは、夏だから。
コントラストが高いのは、フォトショップだから。



基本的に僕のスナップショットは被写体にフォーカスを合わせたりせず、いつも被写界深度を使って距離を目測で計ってシャッターを切る。
(ワルテル君の写真の多くもそういうふうに撮られていると思うのだが、、、)
だから、このカメラのようにオートフォーカスしかなく、マニュアルの固定フォーカスが使えないと、自分の持っているスキルを思う存分発揮できない。

ツアーガイドの仕事をしていた時、日本でプロカメラマンだったと言う話しをするとお客さんは皆自分の持っているカメラを僕に押し付けて、「さすが、プロ」という写真を僕に撮ってもらおうとする。
もともと写真を撮るのが好きなので、僕も調子に乗って撮ってしまうのだが、僕が使っているキャノン以外のカメラ、特にコンデジだともうお手上げだ。
自分の知らないカメラでいい写真を撮るのはほとんど不可能に近い。
知らないカメラは僕の目になってくれない。
まるで度の合っていない眼鏡をかけてテニスでもしているような気分になる。
ラケットの真ん中でボールを捉えなれないばかりか、空振りすらしてしまう。
結局、プログラムオートを使って普通にシャッターを押すのだが、フォーカスロックの具合もよく分からず、ピンぼけ、露出オーバーの写真を撮って、恥ずかしい思いをするのが関の山だ。


どうしてこんな話しをしているのか、自分でもあまり分かっていないのだが、しばらくはこんな調子で僕のブログを続けよう。
タスマニアのこと、人の暮らしのこと、愛、挫折、貧乏、性、と伝えたいことはまだまだたくさんあるのだが、それをこのブログで表すには気合いと時間がもう少し必要だ。
なるべく長くこのブログを続けたいと思っている。
アップダウンもあると思うが、気長にお付き合いいただきたい。









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by somashiona | 2007-08-20 17:42 | デジタル

写真人生のはじまり



20代の頃、僕はいつも悩んでいた。
自分は何をすべきなのか?
何をするために生まれてきたのか?

誰もが通る道だ。

学生の頃、数えきれないほどのバイトをした。
これだと思う職は一つもなかった。

一人、オートバイで日本一周をした。
多くの人と出会い、多くの人生を見せてもらった。
でも、自分が何をすべきかは、まだ分からなかった。

そうこうしている間に、4年間の大学生活が終わりに近づき、まだハッキリと目標が定まらないまま、一社だけ就職活動をし、第一志望の会社にすんなり就職できた。

サラリーマン生活がはじまった。
仕事は面白く、やり甲斐もあったが、かたちに残らないサービスを提供し、他人のお金儲けのお手伝いと、自分の成績達成を気にする毎日に疑問は膨らむばかりだった。
この仕事をやるために生まれてきたのか?と自問すると、答えは100%「ノー」だ。

大学の教授が「物書きになれ」と僕に言ったのを思い出し、仕事が終わった後、夜中に小説もどきを書きはじめた。夜は気持ちが昂揚し、雄弁に愛や人生を語るのだが、朝、書いたものを冷静になって読むと毎回顔が赤くなった。
この道も僕には不可能だとあっさり悟った。

ある日、本屋でローバート・フランクの写真集『アメリカンズ』を偶然見た。
目からウロコが落ち、脳天には雷が落ちた。
その写真集の中には、僕がいつも感じているがどう表現していいか分からなかった生きることへの詩がぎっしりと詰まっていたのだ。
突然、僕の周りに何人もの天使がひらひらと舞い、雲の隙間から射し込んだ光りの中には天職を見つける女神が微笑みかけている。

これだ!
写真だ!
写真にはこういうことができるんだ!
写真なんてカメラさえあれば誰でも写せる!
写真家になろう!

この日から人生が変わった。

仕事をしている時いつも目に入っていたカメラ屋さんに直行し、そこのオヤジさんにカメラを買いたい、と言った。
どんなカメラが欲しいと言われたってカメラの知識ゼロ。
「あんた、凝り性かい?」オヤジさんは僕に聞いた。
「たぶんそうだと思う」
「じゃあこれで決まりだ。ちょうど良いコンディションのがある」
ニコンFM2だった。
フィルムの入れ方を教えてもらって、オヤジさんの言う通りにポジフィルムを3本買い、外に飛び出した。
生まれて初めての自分のカメラ。
カメラにフィルムを入れるのもはじめて。
調子に乗って3本一気に撮りきってしまった。
しかし、現像所から受け取ったポジを見てショックを受ける。
全てのコマが真っ黒。
ワンカットも写っていない。
すぐにカメラ屋に行って、オヤジに文句を言った。
「オヤジさん、このカメラ壊れてるよ!見てこれ!何にも写ってないよ!」
オヤジはポジを見て、そしてゆっくりと老眼鏡を目の下にずらしてから僕にいった。
「露出はどう合わせた?」
僕は眉間に皺を寄せていった。
「露出って、何のこと?」
「何のことって、あんた、シャッタースピードと絞りの話しだよ」
「シャッター、、、シボリ?おしぼり?、、、、????」
僕は本当に何も知らなかった。
ピントさえ合わせれば、写真は写ると思っていた。

これが僕の写真人生のはじまり。
27歳の冬だった。







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Hobart, Tasmania

長い間フォルダに入れっぱなしで忘れていた写真を見つけアップしました。
写真を見ながら何の話しを書こうかなぁ、と考えているうちなぜかはじめてカメラを買ったときの話しを思い出しました。
テキストと写真は無関係です。
悪しからず。








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by somashiona | 2007-06-21 22:20 | デジタル

ホバート・スナップショット Vol.1

写真、と一口に言ってもそこには色々な分野がある。
僕がLAで写真を学んでいた時に撮っていたのは日本人観光客の写真。
東京ではいわゆるスポーツ写真。
そして今は新聞・雑誌等の報道系とポートレイトが多い。
どれも面白いし、どれも難しい。

でも、僕が一番情熱を燃やしている分野の写真は、スナップショット、だと思う。

カメラを持って街にくり出す。
街といっても人口約19万人のホバート。
日本と比べると、あまり人が歩いていないし、カメラを持って目を光らせていると、目立ちすぎる。
光が悪い、周りに車が多すぎる、背景がごちゃごちゃし過ぎ、などなど思い通りにスナップショットが撮れない言い訳は山ほどある。
でも、自分にいつも言い聞かせていることは、きちんとアンテナを立て、人々の姿やそれを取り巻く状況、光や影を観察し、そして何よりも自分の心が何に反応するのか、に対して敏感に、そして素直でいればいいスナップショットが撮れるはずだ、ということ。
更に付け加えるなら、写真撮影の技術。
これが向上すればするほど狙った獲物を捕らえる確率が上がる。
僕は自分の写真に行詰りを感じたり、写真ならではの行為に飢えると、スナップを撮りに街へくり出す。
街は写真の道場だ。

毎日見ているこの小さなホバートの街も自分のスナップショットを通してみると、新しい発見がある。
いつも観光案内や雑誌、パンフレットでみる街の写真というのは、笑顔溢れる人々が買い物袋を一杯にして毎日がクリスマス状態のオーラを放っているタイプの物だ。
それが悪いわけではないけれど、それは街の本当の姿からはかけ離れていると思う。
街は浮気をしている夫やムカつく上司を思い、もしくは銀行の残高や出すぎたお腹を考え、顔を歪めている人たちで溢れている。
そしてその顔がその時代を反映する顔だ。
写真の大切な使命の一つは、記録、であるはずだ。
もし、今僕たちが住む街の素顔を誰も記録しなかったとしたら、50年後、100年後、人々はかつての街の空気をどう知り得るのだろうか?
観光案内やお役所に委託された写真家がモデルさんを使って撮った写真を信じろというのだろうか?

どこの街でもその街の活気を醸し出すのは若い女性たちの笑顔やおしゃべり、そしてファッションだったりするが、ここホバートの街のムードを造り上げているのは、お年を召した人々ではないか、とうい気がしてならない。
決して否定的な意味で言っているのではなく、彼らの存在がこの街をしっとりと、重みのある落ち着いた印象にしている、ということだ。
僕はお年を召した人々が幸せそうに見える街は、いい街であるに違いない、といつも直感的に思ってしまう。
ここホバートはまさにそういった意味で、いい街だ。

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by somashiona | 2007-03-19 14:57

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